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お名前 Name: YMO
初めて書き込みします。○○楽器販売のフルアコギター(ES−175ナチュラルにソックリ)ではトップ材に【ハードロックメイプル+フィリピンマホガニー(単にラワン材です)+ハードロックメイプル】サンドイッチ構造の合板を使用しているそうですが。中間層のフィリピンマホガニー(ラワン)というのは、ちと×だと思うのですが。実際どうなんでしょうか?鳴り、音質関しましては?エイジングを考慮に入れても、将来も余り期待はできないんでしょうか?ちなみに、バック・サイドもハードロックメイプルです。指板は今ハヤリのニューハカランダ(ホンジュラスローズウッド)、ネックはホンジュラスマホガニーです。どなたか参考意見を頂ければ幸いです。
[2004/01/29 09:56:49]
お名前: ポリエステル100%
こんなにたくさんのカキコみなさんありがとうございます。
かなり勉強になりました。
ソリッドギターからアーチトップ、フラットトップの世界に来たのですが、
非常に奥が深いですね。まだまだ分からないことだらけです。
あとギターって家具と共通の材を使っていることは初めて知りました。
家の柱とか思わず見入ってしまう今日この頃です。
[2002/03/06 00:06:08]
お名前: Tsuge
URL
ラビオさん、おはようございます。Tsugeです。
D-28の話題からどんどん離れていって申し訳ありません。
> ところで、ダキストさんお亡くなりになったんですか・・・。
> ジム・ホールが使っていたバイオリンフィニッシュの逸品に憧れてました。
残念なことですが95年か96年にお亡くなりになりました。
僕もモノの本でしか詠んだ事がありませんが、彼のアイディアやデザインセンスの
大ファンでした。もう少し長く製作活動を続けて欲しかったものです。
亡くなったのは師匠ジョン・ディアンジェリ コと同じ59歳だったそうです。
> ところで、TSUGEさんは新木場にいらしたことがあるそうですが
> ひょっとして江東区の住人ですか?
千葉県市川市です。
木工に凝っておりまして、「もくもく」他に良く行きます。
現在はフライフィッシング用の網を作っているのですが、
手を使ってみるといろいろな事がわかって楽しいですね。
ローズウッドって堅いけど、意外に素直で扱いやすいとか、
メイプルは堅くて削るのも大変とか、マホの柔らかさとか。
製作記がアップしてあるURLを入れておきましたので、よろしければどうぞ。
楽器になったものをあれこれ論評するのも楽しいですが、
実際にその材と関わってみる事で、さらに一歩突っ込んだ話ができるように思えます。
[2002/03/04 11:25:33]
お名前: rabio
Tsugeさん、皆様、おはようございます。ラビオです。
ごめんなさい。前回の書き込みをあとで読み返してみて。ちょっと、言葉が足りなかっ
たかなー。と、思ってました。tsugeさんのおっしゃる通りです。
合板トップは、単板のものに比べてアタックがおさえられるので、たしかにアンプを通
した音はメロウになります。
但し、条件がありまして、トップの表面積が同じものどうしでくらべたばあいだと思い
ます。
ES-175とL-5ですと、アンプからでた音はES-175のほうがはるかにアタック感が強くでます。逆にES-350はL-5とくらべてアタックが押さえられている印象があります。癖のない
スムーズな使いやすい音といいますか・・・。ES-5は弾いたことがないのでパス。
ところで、ダキストさんお亡くなりになったんですか・・・。
ジム・ホールが使っていたバイオリンフィニッシュの逸品に憧れてました。
話かわって、ヨーロッパやアメリカでは、内装材や家具をつぶして楽器を作るという話
を聞いた事があります。クイーンのブライアン・メイのエレキは暖炉に使っていたマホ
ガニーで作ったとかオービル・ギブソンの初期のものは家具から材料をとったとか・。
シーズニングは出来てますもんね。
ところで、TSUGEさんは新木場にいらしたことがあるそうですがひょっとして江東区の
住人ですか?(近所だったらバンドにいれて町会のクリスマス会のステージに立たせよ
うかとたくらむ、悪のラビオ)
[2002/03/03 11:13:10]
お名前: Tsuge
ポリエステル100%さま、ラビオさま、こんにちわ。
アーチの話題に誘われ、ついつい出てきました。
つい先日まで、ウチには借り物のスーパー400
(ノンピックアップ/カッタウェイ/ブロンド/70年代モノ)がありました。
で、僕のメインギターはマーチンのアーチトップC-1(1941)です。
前者はサイドバックはメイプルでア−チバック、後者はマホガニーでフラットバック。
共通項はトップ単板削り出しのスプルースというだけで、
比較するのも乱暴な話ですが、でもおそろしく違う音がします。
それはアーチトップというジャンルで括れず、別な楽器といってもいいくらいです。
同じスプルーストップのアーチトップであっても物凄く違うのだから、
音は構造や作り方でどうにでも変わるものなんでしょうね。
>rabio さま
故ダキストの弁によると
「アンプにつないで、ウィームでメロウなジャズサウンドを出すのであれば、
合板で作ったギターがベスト」だそうです。
PUを載せるのであれば、生音はさして重要視されない訳だから、
見栄え以外にも意味があるのかも知れませんね。
聞いたところによると、合板はハウリングや強度の点で
単板より優れているそうです。
小生最近、ジャズに入門しましたが、JazzMenへの道は
天竺より遠く思えます。トホホホホホホホ。
>カズホさま、家城さま
小生、新木場でハカランダの床柱を見た事があります。
また、ある楽器業界の方のご自宅は、壁にハカランダを使っているそうです。
そいつで楽器を作っていなければ、まだシーズニングの最中でしょう(笑&マジ)
[2002/03/03 00:13:04]
お名前: 家城
カズホさん、こんにちは。
木材の流通について以前のスレッドでも話題になったのですが、
西洋では、ハカランダやマホガニーなどは高級家具や建材として
流通していたようです。
これは推測(勝手な思い込み?)ですが、バイオリンやチェロなどの弦楽器は、
上級階層の人たちのもので、一般の人たちには無縁の時代、家具用材などを
利用して、庶民用のギターというものが出来てきたのではないでしょうか?
このあたりについては、ちょっと調べてみたいルーツでもありますね。
床柱に使っているのかどうかはわかりませんが、もしかしたらヨーロッパの
アンティーク家具なんかがある家では、総ハカランダモノもあるかも知れないですね。
古い家具から、ギターを作られた人もいるそうです。
[2002/03/02 23:31:22]
お名前: カズホ
家城さん貴重なホームページ情報ありがとうございます。
う〜ん、木って奥が深いというかなんというか・・・
ハカランダが床柱に使われることがあると記載してある部分がありましたが日本の床柱
でしょうか?(外国に床柱ってありましたっけ??)
だとしたら古い家の床柱をさがすと出てくるかも?
でも出てきたらどうしたらよいのでしょう・・・
[2002/03/02 22:58:22]
お名前: 家城
ポリエステル100%さん、こんにちは。
スプルースは、えぞまつさんがおっしゃるとおりトウヒ系、
つまりマツ科の木です。
ご参考までに、下記HPをご覧下さい。
<木材図鑑>
http://www.fuchu.or.jp/~kagu/mokuzai/yunyu.htm
<木の情報発信基地>
http://www.wood.co.jp/wood/index2.htm
あと、佐々木バイオリン工房の記事ですが
音響板について、非常に興味深い資料があります。
バイオリンも一種のアーチトップですから、
通じるものがあると思います。
http://www.din.or.jp/~sasakivn/report/holzchemi.htm
でわでわ。
[2002/03/02 12:02:20]
お名前: えぞまつ
松です。
[2002/03/02 03:41:12]
お名前: rabio
ポリエステル100%さんこんにちわ。ラビオです。
スレッドを読んで、一瞬「俺、昨日こんなスレッド立ち上げたっけ?」と思ったくらい
私と似た方なのでびっくりしました。私もジャズ屋です。(プロじゃないですよ)
まず、ES-175ですが、あれは微妙なギターで厳密にいうとスプルース・トップです。
このギターのトップはスプルースをメイプルの薄いつき板でサンドイッチしてプレスで
アーチをつけたものです。これ以外のES-5 ES-350 セミアコ等もこのやり方で作ってま
す。なぜこんなことをするかというと、単に見栄えです。おそらく音的な意味はたいし
て無いと思います。
ギブソンは削りだしでメイプルのアーチ板を作る技術も材料ももってますが、それをや
らないのはおそらく音がダメだからだと思います。
で、トップを合板プレスにしたものの特長は
1.生音が小さい。
2.長年の使用でトップ落ちがする。
といったところでしょうか。
2に関しては落ちない個体は少ないとおもいます。とくに175は・・。
わたしの175は73年製ですがもののみごとに落ちてます。
ワンポイント講座
フラットトップのギターは長年の使用でトップが浮き上がってきますが、フルアコのよ
うなバイオリン構造のものは逆にトップが弦の力で沈んでいきます。
1.に関しては合板うんぬんよりもトップの表面積にかかわると私は思ってます。とくに
アンプを通した場合それが顕著なようです。たとえばES-350はやはりL−5にちかい音
がでます。
では、単板削りだしの場合はどうかというと、私の63年のL−7を例にとるとやはり
トップ落ちはしません。それとよりアタックの強い音がします。
音にかんしては構造がバイオリン属に近いため、バイオリンの弦を指ではじいた音に近
い特性があります。それに表面積でサスティーンをおぎなうという感じですかね?
私の場合L−7にはマイク用の穴をあけてませんし(ディアルモンド1100番外付)
アコギのなりになってますが、最近のギブソンのようにかたっぱしハンバッカーを2発
くっつけたら、はたして単板のアコースティックとしての価値はあるのか?と疑問です
もしも、単にエレキとしての価値なら合板プレスのフルアコでもいいんじゃないか?
とおもいますけど・・・。
弦楽器の表面板(振動板)に使われる材で代表的なものとしてはスプルースと杉があります。ただ薄くしたときの強度や耐久性からスプルースが好まれるようです。
この掲示板の主旨からはずれる書き込みをしてしまって申し訳ございません。
[2002/03/01 10:31:17]
お名前: ポリエステル100%
どうもD-28SQの件と三弦の件でお世話になった者です。
また最近疑問が出てきたので皆さんにお伺いしたいのですが・・・。
まずトップに使われるスプロ―ス、これは何の木なんでしょうか?
アコギにはかなり使われているものだと思いますがアコースティック
には欠かせないものなのでしょうか?
ちょっと話がそれるのですが、私本業はジャズやってましてフルアコ、
つまりアーチトップを普段使っているのですが、(マーティンも勿論使ってます。)
ギブソンのES-175なのですが、トップがメイプルなのです。これはピックアップ
との相性を考えた結果と言うのですが、やはりアコースティックさは若干失われる
ようです。というわけでジャズギターの真骨頂はやはりトップにスプロ―スの削り出し
単板を用いたLシリーズ(L-5,L-4とか)だそうです。
やはりアコースティックさでは劣るのかと気になってしまうのです。
スプロ―スの特性とは何でしょうか?お願いします。
[2002/03/01 00:16:40]
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