記事タイトル:トラスロッドの調整位置 


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お名前 Name: sug   
ロッドの調整部分がヘッド側から、ネックブロックに移されたのは、
元々厚みの無いヘッドに調整用の掘り込みを入れることで、ヘッドの剛性が
下からだと、昔に聞いたような気がします。
記憶違いならすみません。
[2006/06/23 09:27:47]

お名前 Name: ビンゴ   
 わ〜ッ!よしだ様、皆様!
 オオボケをかましてしまっていました!?わたし?(恥っ)
 ホームページ、探して見てみました。すばらし情報の量と質。
ヤマキは謎が多いメーカーですから、全国のヤマキファンには
朗報ですね〜!勉強にもなり、ノスタルジーにも浸ってしまえます。
教えてくださり、ありがとうございました。よしだ様。
[2006/06/22 21:16:25]

お名前 Name: よしだ   
ビンゴさん
「YAMAKI解体新書」はHP名です。^^;
説明が足りませんでしたね。m(__)m
[2006/06/22 19:11:41]

お名前 Name: ビンゴ   
 こんばんは、よしだ様!
 そうですか!ヤマキ解体新書なる書籍があるとは…!知りませんでした。
日本のギター研究熱はとどまることを知りませんね〜!今度探してみます。
 ヤマキは私が先に述べたシリーズは中級品から高級品(3〜12万円ぐら
いの価格帯です)がイシバシ楽器の地下1階売り場でズラリと並んでいた物
です。それ以前はヤマキ・カスタムやデカール横ロゴのもので、カバー付き
でしたね!東海楽器のサウンドホール側調整のは、キャッツアイの前身のハ
ミングバードブランドからのように思います。
 ああ、あのころに戻って確かめたいことばかりです!
[2006/06/22 00:52:16]

お名前 Name: よしだ   
>ひょっとするとヤマキは特許申請をしていないのかもしれませんね。(そうだったら、エライ!)
YAMAKI解体新書によると、パテント申請は一切されていないようですね。
ヤマキのフォークギターについては、73年の最初のカタログにはトラスロッドカバーがヘッドに見えます。次のバージョンから無くなっているようですね。
東海楽器がマーチン社と技術提携した72年以降キャッツアイが誕生する直前の74年には、既にトラスロッドカバーが無いモデルが存在していました。
マーチン社がトラスロッドを採用したのはギブソンのパテントが切れた直後と思っていましたが・・・。
[2006/06/22 00:03:24]

お名前 Name: ビンゴ   
 こんにちは、皆様!
 スカーフジョイント(ネックとヘッドの継ぎ方)についての
お話、とても興味深く読みました。ヘッドとネックをワンピースで
作るか、継いで作るかは、それぞれ一長一短あると思っていましたが、
なるほど、比較的安いモデルに多い継ぎ方はスカーフジョイントですね。
ネック材の選別とシーズニングによっても、トラブルの出方が
違ってくるかと思いますが、どうせ継ぐなら、手間と技術が必要な
ジョイントがいいですね〜!クラシックならハウザー式とか、
テイラーのフィンガージョイントとか…。大昔のマーチンの
ヘッドも、継ぎ手加工されていましたし…。
 さて、ヘッド側かブロック側かについての考察で、考えたことを
加えたいと思います。まず、アジャスタブルロッドはギブソンあたり
が元祖ではないかと思っています。(この辺、ヨーロッパの古楽器や
アメリカンギターのマーチン・ギブソン以前に詳しい方が補足して頂けると
嬉しいのですが…)。
仮にギブソンが元祖だとして話を進めます。
ギブソンはヘッド式でした。これなら、fホールのアーチトップでもOK
ですしね。ヘッドと逆側からナットを回すようにしたのは、フェンダー
のストらとキャスターの一部のモデルからではなかったでしょうか?
(この辺はエレキの研究家の方にぜひ補足して頂きたく思います。)
 では鉄弦フラットトップで、ブロック側で調整できるロッドの仕込み方を
したのは誰なのか?……ですよね。それは、私のつたないギターウォッチング
の記憶をひもとくと、ヤマキだったように思います。Sヤイリはローフレットの
指番の下に調整ナットを隠していました。(これがこのギターの永久保証の
秘密だったのです)他のブランドはあの変形3角のロッドカバーがありました。
ヤマキとSヤイリだけがマーチンみたいにつるんとしたヘッド表面で、
私は単純にカッコイイ〜と憧れました。
 さて、ヤマキは日本のブランドですね。つまり、ブロック側からの調整
ができる仕込み方は、日本人の発明ではないかと考え、内心、誇らしく
思っているのです。だって、何十年かあとに、日本ギターの目標だった
マーチンが、その方式で仕込んでいるのですもの!
 ヤマキ以来、日本のメーカーの多くがこの方式を採用。各社独自の
工夫を加えながら、今日に至っているわけです。ひょっとするとヤマキは
特許申請をしていないのかもしれませんね。(そうだったら、エライ!)
[2006/06/21 22:31:42]

お名前 Name: プロM   
ハカランダ大好きはん、ビンゴはん、まいど〜!
わてはネック側調整支持派ですわ。やはりジョイント部への加圧の変化は
極力避けたいおま。効き方は双方ほとんど変り無いです。所詮ロットの効く
範囲は限られてますからね

(註)スカーフジョイント方式でネックを接着してあるギターは特に
   2〜3Fからヘの字に曲がる傾向(木取りの問題)がありますや
   さかい、ロットでは反り調整が出来まへんで〜。意味の分からん
   方に説明すると、ネックの木目にロットは平行にセットされている。
   故に、ロットは効く。がスカーフジョイントみたいに2〜3Fの
   下でつないであるネックは木目がネックに平行に走っていない為
   ロット効かない、反りのトラブルが発生しま〜す。最近の安物
   アコギにも結構みられます。この最悪ジョイントを世間にひろめた
   人物はグロバージャクソン氏ですわ。クラシックの世界では絶対に
   タブーだったやり方をひろめたんだから・・・アメリカ人恐るべし!
   ・・・・・またスレはずしをやってもうた! すんまへん!
[2006/06/21 19:12:01]

お名前 Name: ハカランダ大好き   
ビンゴ様。

>調整口の位置という「部分」だけに無理矢理絞って
>一概にどちらが優れているなどという乱暴な論議は避けたいものですネ。

おっしゃるとおりです。
私の依頼した製作家は、トラスロッドをネックブロック(サウンドホール側)に通してしまうと
ロッドを調整したときのゆがみがブロックに影響する可能性を指摘しています。

一方、ロッドがネックブロックを通さないでネックの部分で完結するギブソン方式の
ヘッド側の調整口であれば、ロッドの変化がネックブロックに影響しないといっているのです。
言われて見ると、なるほどと納得してしまうのですが、
調整口をブロック側に変えたヤマハや
もともとブロック側のマーチンはどのような工夫をしているのか知りたくなりますね。
[2006/06/21 00:00:45]

お名前 Name: ビンゴ   
 こんにちは、ハカランダ大好き様。
製作家にオーダーなさるとは、すばらしいことではありませんか!
良いギターに仕上がると良いですね。
 さて、ご質問のロッド調整をどちらでするのかという件ですが、
私の考えを述べさせていただきます。まず、ハカランダ大好き様
もおっしゃっているように、ネック側とサウンドホール側とのど
ちらも一流のメーカーが採用していますね。この事実をどう受け
止めるか、ということから述べます。
 それぞれのロッドの仕込み方そのものは各メーカー(製作家も
含む)の「生命線」とも言える部分です。それぞれが経験的な裏
付けを持ち、よかれと思って工夫しているところです。そこには
製作上の「思想」が息づいています。マーチンにはマーチンの、
ギブソンにはギブソンの思想があるわけですね。一概に優劣はつ
けられません。いい仕事がしてあれば、どちらも納得できるもの
になることでしょう。
 では、ハカランダ大好き様がオーダーなさった製作家の方のお
話について、あなた様も問いかけていらっしゃるように、こちら
がどう考えるかということに突き当たりますね。これについての
考えも述べます。
 まず、私であれば、製作家自身の考え方を尊重します。ユーザ
ーとしては外観の好みや使い勝手を考えますが、製作家は数年後
のネックコンディションに対する配慮を根拠にしていますね。つ
まりその制作者なりの考え方(単なる好みではなく)が打ち出さ
れているわけです。
 そのギターはその制作者の考えによって作り上げられます。で
すから、この場合、その制作者にとってベストなのが「ヘッド側」
なのでしょう。中にはどちらもOKという制作者もいることでし
ょうし、技術的な未熟さから片方しかできないという場合もある
かもしれません。
 今回の製作家の説明の根拠は理解できますし、ヘッド側の方が
いいと判断できる設計・工作の思想でつくられるギターなんだな
と、素直に思ってしまいました。
 とにかく、調整口の位置という「部分」だけに無理矢理絞って
一概にどちらが優れているなどという乱暴な論議は避けたいもの
ですネ。
[2006/06/20 18:01:30]

お名前 Name: ハカランダ大好き   
先日ある製作家にギターの製作を依頼しました。
その際、トラスロッドの調整をネックブロック側にしてほしいと依頼したら、
ヘッド側で調整するようにした方が安全と言われました。

要するに、ネックブロック側から、調整すると、長い目で見て
ネックとボディのコネクション部分に悪影響を与える可能性があると言うのです。
つまり、順反り側に調整するとネック起きに繋がり、
逆の場合は、ボディが落ち込む可能性があると言うのです。

ご存知のように現在、ギブソンはヘッド側、
マーチンはネックブロックを通したボディ側ですが、
みなさんは、この意見をどう思われますか?
[2006/06/20 07:16:46]

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