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お名前 Name: 高校生
すいませーーーん☆★
倍音って何で聞こえるんですか??
[2005/02/08 10:06:38]
お名前: S&G
hideboo さん
昨日、ナイロン弦に関する無知を恥じ入りましたが、改めて考えたら、ナイロン弦も
4弦から6弦の3本は、ナイロン単体ではなく巻いてありましたね。hidebooさんの
御説明も、この4弦から6弦のものに関しての解説ということでよろしいのですよね。
ところで、またまた質問で誠に恐縮ですが、hidebooさんの御説明によりますと、ラ
イトゲージもコンパウンドも巻き弦の一番外側は「真鍮」が巻いてあるとのことです
が、コンパウンドの巻き弦の色は、ライトゲージなどとは違い、白(or銀色)っぽい
ですよね。同じ真鍮でも、微妙に使われる材質が違うのですかね。
また、ナイロン弦の巻き弦の色は、コンパウンドの巻き弦の色と似ているような気も
しますが、こちらはスチールが巻いてあるわけですね。
無知の上塗り(?)で恐縮ですが、お時間がございましたら小生の質問におつきあい
頂ければ幸いです。
[2001/10/18 10:40:31]
お名前: S&G
hideboo さん
小生の質問に再びお答え頂きましてありがとうございました。
それにしても改めてhidebooさんの博識に感心致しました。
ところで、小生が「ナイロン弦」と言ったのは、クラシックギターに張る弦をイメージして
言ったものですが、hidebooさんが解説されたような「ナイロン弦」が有るのですね。
無知で恥ずかしい限りです。
恥の上塗りついでの確認になってしまって誠に申し訳ないのですが、クラシックギターでも
“倍音”は鳴るわけですよね。
どうも根本理解ができていないのと誤解をしてしまっていると思うのですが、どうしても
“倍音”というのは、スチール弦を張るフォークギター(古い言い方です恐縮ですが)に
特有に鳴る音のように思ってしまい、ナイロン弦(小生の思っている)を張るクラシック
ギターでは鳴らないような気がしていたものですから。
こんな無知な者におつきあい頂き恐縮です。
[2001/10/17 19:19:03]
お名前: hideboo
すいません、久々にみたらお答えが帰ってきたんですね。
>“倍音”は、特にスチール弦特有のものというわけでもないのですね。
>でも、ナイロン弦の“倍音”はどんな感じなんでしょうかね?
>スチール弦の“倍音”とナイロン弦の“倍音”の響き・感じは違うのでしょうかね?
違います!
芯線の違いによって音は変わってきます。
例えば通常のライトゲージとコンパウンドを例にとって説明してみましょう。
ライトゲージの巻き弦はスチール単線(ステンの場合も有りますが)に真鍮が巻いてあります。
でコンパウンドは?と言うとスチール線の廻りに絹糸を巻きその上から真鍮が巻いて有ります。
何故そんなことをするのかというと芯線の廻りに絹糸を巻くことにより芯線を細く出来ます。
ってことは、テンションが弱くなるって事なんです。
ナイロン弦は?というと芯線がナイロンで、その廻りに絹糸を巻き(実はコンパウンドは芯線
に対し直線上に配置されるのに対し、ナイロン弦は芯線を巻いて居るようです)
その廻りにスチール(鉄って言ってしまうのも実は少々乱暴なのですが)が巻いてあります。
で当然芯線の材質が違うわけですから、ギターの音の要素の内”張り”が変わってきます。
張りが変わると当然倍音の出方も変わってきます。
極端な話をしますと”ぎた○れ”にハカランダサイド・バック、スプルース単板トップ
にし、レギュラーチューニングした物と通常の50000程度のクラシックギターに
普通の弦を張り、どっちがいい音がするか?という話になっちゃうと思うんですが
理論的には(常識的には)50000の方が使える音が出るはずです。
(それなりに”ぎた○れ”が健闘したりして・・・)
極端な話になってきてしまいましたが、”張り”が違えば当然倍音の出方も変わって来ます。
これは芯線の太さ・材質によって変わってきます。
もうチョット補足しますと、(あくまで仮定の話です。)
1.高校生になったのでギターを買った。
2.最初の数ヶ月はいじくったんだけども"F"が引けずに挫折した。
3.その後3年程放っておいた
4.大学に入り、学園祭でフォークデュオをやることになった
5.何年かぶりにギターを取り出し弦を換えてみた
6.きがついたらとんでもなくネックが反っていた
7.まあイイやとそのまま音を出してみた。
8.”あれーこんな音しかしなかったっけ?”とおもった。
9.とりあえずバイト代が入ったので新しいギターを買い、高校の時に買ったギターは
後輩にあげちゃった。
なんて経験が有りませんか?^^;
じつはこれはネックが反ったせいで、テンションが弱くなり、倍音が減ったという
(それだけでは無いかも知れませんが)可能性があります。
相当脇道にそれた様ですがお答えになったでしょうか?
[2001/10/16 22:08:15]
お名前: S&G
hidebooさん
この“倍音”に関する質問を初めにさせて頂いたものです。
9月7日付けの書き込みありがとうございました。とても参考になりました。
“倍音”は、特にスチール弦特有のものというわけでもないのですね。
でも、ナイロン弦の“倍音”はどんな感じなんでしょうかね?
スチール弦の“倍音”とナイロン弦の“倍音”の響き・感じは違うのでしょうかね?
御礼のつもりが、またまた質問になってしまいました。もしこの書き込みをまた御覧
になられたら、その辺についても解説頂ければ幸いなのですが...
[2001/09/17 18:44:43]
お名前: hideboo
うーん、深いネタですね。
倍音というのは単純に言うと5弦解放(440Hz)を弾いたとします。
で弦をはじいたところで440Hzだけの音が楽器から出ている訳ではなく
110/220/880Hzの音も一緒に出てきていると言うことなんです。
”周波数特性的に”なんて言うと難しいですが、例えば胴の薄い物
(例:ギルドのソングバード等)は案外”びーん”って感じで低音域がやや弱い
様な気がします。もっと言えばマーチンで言う"O"シリーズと”D”を比べると
”D”の方が低音が出るような気がしますよね。
これは胴で鳴っている低い域の倍音成分が”もたもた”して出るか”とっと”と出るかの
違いなんです。
基本的に弦と弦長が一緒ならば弦自体のエネルギーって言うのは変わらない筈です。
もう少し踏み込みますと弦をはじいてから音が消えるまでの間に
アタック(弦をはじいた瞬間)->サスティン(音がのびている間)->ディケイ(減衰)
と言う運動(?)をします。
でこのアタックの時にまとめてエネルギーが出てしまう音域と、サスティンの間に
溜まったエネルギーをじょじょに吐き出す音域と不要な振動でエネルギーをすいとられて
しまう音域が有ります。
で、一般的に”倍音”と呼ばれるおとはサスティンの間に立ち上がって来る物を指します。
(というより指すようです。)
又、ボディの振動により強調される音域と削られてしまう音域が有ります。
これは正相の振動と逆相の振動によって強調されたり(正相)削られたり(逆相)
します。わかりやすく言えばトランポリンの上で飛び上がろうとする場合膝を
曲げずに踏み込めば飛び上がるし、膝で振動を吸収してしまえばトランポリン
自体の振動は弱まっていくと言えば分かるでしょうか?
> 『D-45に代表されるような倍音を多く含むギター...』
経験則から言うと45より28の方が倍音成分が多い様な気がします。
ブレイシングの違い、指板材の違いも有るんでしょうが・・・
6弦解放は45が”ごーん”っていうのに対し、28は”どーん”
という音の感じになっている気がしています。
ですから音の分離は45の方が良いと思いますが、28の方が音は太い
と思っています。
(こんな事ばっかり書いてるとそのうち嫌われるかな?)
参考になれば幸いです。
[2001/09/07 22:20:50]
お名前: 山口
学術的なことはよく分からないのですが、要するに
「倍音を多く含む音」というのは、俗に言う「シャリーン」
とか「キラキラした音」の同義語として使われているのでは
ないかと思います。
実際にギターの音を聞いて、「お、1弦は倍音が3つ、
2弦は5つ、3弦は9つも!これは倍音の多いギターだ。」
なんて分かるわけないですもんね。
店じまいでしたね、おやすみなさい。
[2001/09/01 00:03:39]
お名前: しけにろ
私が来店する8分前に店じまいしていたのね。(^^ゞ
完全8度、完全8分の法則。
[2001/08/31 20:06:57]
お名前: しけにろ
ノコ ノコ ノコ…
オッー、議論しとるゾー。(・o・)
しかも難しそうな話題だ…
では、サイナラ!(>_<)ポカッ!一言ぐらい発言してけ〜!
火中の栗を拾うの…いや〜!
た、たとえば”ド”の音が基本で(どの音?(>_<)ポカッ!)
次に高音域のオクターブで完全8度の”ド”の音を第2倍音、
さらに高音域の完全8度が第3倍音、
この先の高音域に近似的な音(周波数)の広がりが発生します。
でぃす いず あ 倍音…
例えばCコードを弾いた時にも、最初の”ド”から完全8度の
第2倍音間の協和性、和音構成、音階、音程に係わる事
も倍音の特性だと思います。
ウーン、この倍音を聴くなら解り易いですが、
文字にして表現するのは難しい…ドロンパ!
[2001/08/31 19:56:44]
お名前: S&G
皆さん、早速に本件に関しまして色々なお答えを頂きまして、誠にありがとうございました。
[2001/08/31 19:48:53]
お名前: お猿
自分で言っていて、ちょっと違う気がした。。。
トップ材の振動数と関係しているのかも。。
[2001/08/31 18:37:53]
お名前: お猿
すみません。
倍音構成ってなんですか?
すごく興味が有ります。
共振は、固有振動数と同じになって、
初めて起こりうるものなので、
仮に6弦と3弦が共振しているとしたら、
6弦と3弦が同じ音を出している。とか
6弦と3弦が倍音の関係にある。
って事のはずじゃぁ?
恐らくですが、
6弦を弾いた時、6弦は、ギターが出す音と
共振していると思っているのですが。。。
・・・自分の思っている事をぶつけているだけで、
悪意等は有りません。。。
[2001/08/31 18:31:31]
お名前: へいちゃん
全ての音の波形はどんなに複雑な波形であろうとその波形の一定区間を切り取ればSin波の加算で
表すことができることが数学的に証明されているそうです。
倍音とは、その数式にでてくる基音(厳密に言うと少し意味は違うかもしれませんが人間の耳で
音程と感じる音と思っていただいてよいかと思います。)の2の乗数倍(2倍、4倍、8倍、16倍・・・)
広義的には整数倍全部の周波数のことと認識しています。
当然、倍音が少ないほど波形はSin波に近づくので音は丸くなります。
倍音の少ない音をまるい音と表現するのはシンセ的な表現なのでギターに100%そのまま
当てはまるかどうかは少し疑問の残るところですが・・・
ちなみにシンセではフィルタを開いて倍音を多くした音を明るい音と表現するようです。
(まるいの反対が明るいって、ちょっと変?)
[2001/08/31 18:07:26]
お名前: 山下
URL
皆さんこんにちは。山下です。
なかなか学術的な話題が展開されてますね。
倍音の理論は結構わかりにくいのですが、モンゴルのホーミーについての文章で、
比較的わかり易く書かれていたものがありましたので、参考になる(?)かも知れません。
http://members.aol.com/khoomii/kh_src/khm_10.htm
倍音がよく出る要素というのは、ブレイシングの形や位置、ギターの材質など共鳴に
関する部分が影響するのでしょうか?
失礼いたしました。
[2001/08/31 17:38:56]
お名前: 山口
倍音と共振音とは別物ですよ。
倍音が多いというのは、共振によって音の数が増えることを
言っているのではなくて、基音に加えて2倍音、3倍音、
4倍音... と多くの倍音が聞こえることを言ってます。
倍音構成はギターによって異なっていて、それが音の違い
となって現れてくるようです。
ご参考までに、D-28 の倍音構成を測定した資料が
Acoustic Guitar magazine 2000 autumn issue 6号
(リットーミュージックムック)の 52 ページに載っています。
L-00, 000-28, J-45, SJ-200, 0-10 なども測定してあります。
何か反論ばかりして申し訳ありませんが、本名で投稿して
いることに免じてお許しください。
[2001/08/31 16:20:21]
お名前: お猿
『D-45に代表されるような倍音を多く含むギター...』という表現には、
共振音も含まれているのではないでしょうか?
弦を鳴らした時、以下のような振動が起きます。
(仮に、開放弦を鳴らした時)
1.両端を軸として、
()
といった弦の振動。(演奏者が意図した音)
2.両端と真中を軸とした
()
()
といった弦の振動。
(弦長は、1.と同じ)
3.両端と3等分した箇所を軸とした
()
()
()
といった弦の振動。
(弦長は、1.と同じ)
・
・
・
このような複数の振動が起き、一度に複数の音が出ます。
この音を倍音と呼びます。
これは、良いギター悪いギターに係わらず、
生の弦楽器、管楽器であれば、全て同様に倍音が出ます。
・・・故に、小さい頃から管弦楽器にたしなむと、
自然と音感が良くなる。と言われています。
良く鳴るギターでは、大きな音が出力されるので、
この倍音が、自身の弦、他の弦と共振を起こし、
更に、数多くの倍音が発生する。
故に、
『D-45に代表されるような倍音を多く含むギター』
というのは、
『一つの振動による一つの音のみを出力するエレクトーン』
の反対に当たる表現
だと思います。
[2001/08/31 13:31:35]
お名前: 山口
☆野さんの説明は、共振音についてのものではないでしょうか?
倍音は、静かな場所で開放弦を弾いて耳を澄ませると聞こえてきます。
例えば、2弦の開放弦を弾くと基音のシの音がしますが、実際には
オクターブ上のシ(2倍音)や#ファ(3倍音)などの音が同時に
鳴っています。
よく分からない場合は、2弦の12フレットに左手の指を軽く触れて
弾いてみると2倍音だけを聞くことができます。7フレットなら
3倍音が聞けます。(いわゆるハーモニックスです)
一つの倍音だけを聞いた後で、再び開放弦を弾いてみると、
開放弦の音に加えて、先程聞いた2倍音、3倍音が小さな音で鳴って
いることに気づくはずです。
何だか小人がギターの中にいて、人間が弦を弾くのに合わせて和音を
弾いているような不思議な感じです。
[2001/08/29 23:19:31]
お名前: ☆野
まず、5弦以外のすべての弦をミュートして5弦12フレットでハーモニックスを鳴らす
次、5弦12フレットのみをさわり、他の弦は触れることなく(フリーにして)
同じく5弦12フレットハーモニックスを弾く・・・
同じ12フレットハーモニックスなのに、音が違って聞こえませんか?
音が豊かに聞こえませんか?
そしてその場合の最高音は、1弦のEなのにそれより高い音が聞こえませんか?
弾かない弦をミュートするとなんて味気ない音に・・
そうです!倍音が鳴っているのです
えらく簡単に説明してしまいましたが・・・次の方どうぞ
[2001/08/29 21:49:04]
お名前: でじゃ丸
基本の周波数の(弾いた音の)2倍3倍の音が鳴ってるってあまり良い説明じゃないですね(~_~;)
[2001/08/29 19:08:01]
お名前: S&G
いつも貴重な情報をありがとうございます。
既に出た話題かもしれませんが、その場合は御容赦下さい。
皆さんのやり取りやギターの本などに、“倍音”という表現が出てきますが、
これはどういうような「音」?「状態」?「もの」?でしょうか。
『D-45に代表されるような倍音を多く含むギター...』云々、とういうよう
な表現から、何となくわかるような気はするのですが、はたしてそれが正しい
理解なのかどうか自信もなく、一度恥をしのんで聞かせて頂こうと思い、書き
込みさせて頂きました。教えて頂ければ幸いです。
[2001/08/29 18:33:44]
このテーマについての発言をどうぞ。
※半角カナは使用しないようにしてください。文字化けします。
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