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お名前 Name: CHY森
随分昔のレスですが、しのやんさんの質問に対して無回答のままじゃありませんか!
結論から:汗による表面のくもりをご自分で取るのは無理です。ラッカー仕上げの証拠
ですね。研磨剤入りのワックスで磨けば幾分透明感は出ますが、クロスの
毛足跡が表面に残ります。バフマシンによる研磨が出来ない限り元通りの 艶は戻りません。リペアに出しても、また熱演すれば同じ事の繰り返しです
から、熱演前に微量のワックスで表面に被膜を作ってあげれば、再発は
若干防げるはずです。そして熱演後は都度乾拭きするしかないですね。
サンドペーパーを使って表面のくもりを削り取ろう、なんて考えは
絶対やめて下さい。塗装の厚みに段差が出来て後悔しますよ。
塗装は、なんと言ってもギター系はニトロセルロースラッカーが最高でしょう。
経時変化によるしっとりとした味わいはなんとも言えません。ご自分で塗装に
トライしたい方は超速乾アクリルラッカーがお奨め。セルロース系はダレます
のであまりお奨めしません。
塗装の良し悪しで商品価値が決まると言っても過言じゃないでしょう。ちなみに
サンバースト塗装を綺麗に吹ける人が塗装のプロ、これは業界の定説。
ラッカー仕上げ=ラッカーフィニッシュですが、オールラッカー仕上げとは
意味合いが全然違います。ご自分のギターはラッカー仕上げだと喜んでいる方、
下地はラッカーではありませんから。下地の目止めからラッカーを吹いて仕上げる
と大変な時間と労力が必要です。当然価格にも大きく反映されます。
表面がテカテカ仕上げのラッカーフィニッシュギターの表示があれば、下地はポリや
ウレタンでガチガチに固められた上にサッとラッカーが吹いてあると思って下さい。
だからラッカーフィニッシュとポリ、ウレタンフィニッシュのギターには音の差は
ほとんど無いというのが私の意見です。
[2006/02/19 02:03:33]
お名前 Name: しのやん
熱演で汗をかきました。かいた汗がD28(1964年もの)に落ちて塗装面が白く濁りました。乾いた布で拭きましたが元には戻りません。
あきらめるしかないでしょうか。何かお知恵があればお教え下さい。
[2005/07/25 15:52:28]
お名前 Name: 人事部
ラッキー○井 様
>ラッカーに一番最適なクリーニング方法
1980年D−28の新品を購入した際に付属していた取説(Martin社)を
読んだところ、汚れや古いWAXを取り除くには堅く絞った柔らかい布で
塗装面を磨くことに勝る方法は無いと書いてありました。
[2005/06/19 00:16:25]
お名前 Name: Sleepy
書き忘れました。
当然ですが、全て自己責任ってヤツで。
[2005/06/18 21:42:44]
お名前 Name: Sleepy
URL
40年代のM社O-18とG社LG-2には"Turtle Wax"を使用していました。
http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/00e07480.9253801c/?url=http%3a%2f%2fwww.rakuten.co.jp%2fon-you%2f600330%2f637264%2f466616%2f%23407286
車のボディー磨き出しのワックスとしても知名度が高いワックスですが、楽器に使用しても素晴らしい効果が
得られると云う事で広まったワックスです。
最近は大手の楽器店でも在庫している店もあります。
コレを少量クロスにつけて腕がパンパンになるまで磨きます。
ピッカピカになりますよ。
その後はStewart-MacDonaldで購入したPreservation Polishを使用しました。
http://www.stewmac.com/shop/Accessories/Cleaners,_polishes,_lubricants/Preservation_Polish.html
現在はBrand Newのギターしか所有していないので、ほとんど使用していません。
[2005/06/18 21:24:36]
お名前 Name: ラッキー○井
皆さん返答ありがとうございました。
ラッカーには何も付けないほうが良いって事ですね!
自分はオレンジオイルを塗ってしまった 汗
特に変化はありませんでしたが。
[2005/06/18 20:50:20]
お名前 Name: エイボーン
こんにちは。
私はオークションで買ったキョン(鹿です)の革を使ってます。
結構いい感じですよ。
ただ、ひどい汚れを取るクリーナ液もあればと思うのですが・・・なかなか良いものが見つかりません。
[2005/06/18 20:05:10]
お名前 Name: Pom
C氏さま
げっ! うちの合弁先でした。。 笑
社内ルートで調べてみます。
[2005/06/18 05:38:18]
お名前 Name: Pom
KIYAMAさん
シュラックでしたか。。名前が出てこなかったもので。。
現在でも使われているのですね。しりませんでした。
基材を保護して光沢を与え付加価値を高める塗装というものは
やはり調べてみると長い歴史があっておもしろいですね。
自論の理屈を長々と書いてしまい恐縮ですが、理屈が分かれば
対応が可能です。分からなければ対応を考えることもできません。
メガネふきがいいですか。。私もつかっていますが、ミクロクロスは
滑らないんですよね。普段は拭きつらいのでよっぽど汚れたときに使います。
昔ながらのネル布や良く使い込んで柔らかくなったタオルが滑りも良く拭きや
すいのですが、ライブの後に思わず額の汗も拭いてしまい、結局汗をぬぐ
いつけているだけのような気もします。。 たまには楽器クロスも洗わない
とダメですね。。
また、あまりこまめに拭くとただでさえ薄い塗装がはげるのではと思い、ボディ
をまじめに掃除することは稀です。笑 (数ヶ月〜1年に1回程度ですかねー)
その気になったときに。。単に億劫なだけだったりしますが。。
指板やネックの滑りや汚れはやはり気になりますが、ボディは汚れていてもあまり
気になりません。笑
[2005/06/18 05:26:55]
お名前 Name: C氏
Martinではこちらの製品が使用されている様です。
http://www.lion.co.jp/laco/j/com/sectop/an_index.htm
[2005/06/18 05:07:18]
お名前 Name: Pom
気になったので寝起きついでに調べてみました。
下に書いたラッカーはやはり歴史的な意味でのラッカーで天然ラッカーにカテゴラ
イズされるものだそうです。 で、現在は合成ラッカー、つまりニトロセルロース
系やアクリル系がメインのようです。
そこで、ストラトのリイシューに使われているラッカーをスペックで調べたら、
ニトロとありましたので、おそらくマーチンも同じセルロース系のラッカーだと
思われます。(いわゆるニトセルというやつですね。セルロイドの親戚です。
非常に発火性が強く危険なものです。爆薬の原料にもなります。)
名前のとおり硝酸とセルロースを反応さて作ります。可塑性には乏しく薄い塗装
は割れやすい性質ですがクリアで光沢があります。アセトンやケトン溶剤に可溶
ですから薄めた溶液を使えば極めて薄い塗装面が得られます。
ウレタン塗装に比べ、耐久性、耐水性、強度に劣り、光沢も劣り、薄い塗装には
むいています。はっきり言えば、塗装剤としての性能はウレタンの方が勝ります。
セルロースは多孔質ですからやはり溶剤系のものは避けた方がよいと思われます。
カルナバや蜜蝋などの粘調性の高い油脂ならばよいでしょうが、通常これらの油脂
は溶剤や基剤で希釈されますから、油脂以外の物質の影響は予想できません。
やっぱりからぶきが一番なんでしょうね。
私はシリコーンオイルを含まないメガネ拭きやネルの柔らかい布などでふくだけに
しています。 ラッカーがセルロース系ならば湿度を通しますから、「はー」と息
を吹きかけるのも躊躇われますね。
尤も、通気性のあるセルロース系ラッカーを使うことで、木材の呼吸を妨げず、経年
変化による水分の蒸発(乾燥)や木部の樹脂の構造変化を助けているとすれば、ビン
テージギターにセルロースラッカーが多く使われてきた事が理解できます。
セルロースラッカーは塗装剤としてアドバンテージはないが、特別な設備も必要とせ
ず、こと楽器の薄膜塗装には向いているということでしょうか。小規模な生産に使わ
れる理由も理解できます。
どうも、楽器を保護するための塗装ではなく、適当な光沢を与え、楽器の振動や木材
の通気性を妨げないために使われるのだと思います。 アクリルのUV塗装も極薄に
すれば同様な効果があるでしょうし、この方が仕上がりも耐久性も上です。ただ設備
が必要です。
一度、何のラッカーを使っているのかマーチンに尋ねたいと思います。
[2005/06/18 04:46:13]
お名前 Name: KIYAMA
>ラッカーに一番最適なクリーニング方法
基本的には水は良くないです、眼鏡ふきなんかのミクロクロスが一番ベターだと思いますが・・・。
マーチンの純正ポリッシュもできれば使わない方がいいですよ。
昆虫の分泌物はシェラックですね、高級ガットなんかに使われています
漆は業務上付き合いがありますが、湿度、温度管理が非常にシビアです(塗装時)
塗装の種類にはいろいろあり、
「シェラック」「オイルフィニッシュ」「ニトロセルロースラッカー」
「アクリルラッカー」「ポリウレタン」などがあります。
ネット検索でそれぞれ調べられなすよ。
[2005/06/18 04:01:59]
お名前 Name: Pom
私も以前から気になっていました。 一体ラッカーって何でしょうね。
非常に広義な名称だと思います。
マーチンやギターに使われるラッカーの種類が何だか分からなければ保管や
手入れの方法も分かりません。
そもそもラッカーは自然由来の物質で、確かラックという昆虫の分泌物だった
と思います。でもこれは大昔の頃の話で、現在でもこのような物質が使われて
いるとは思えません。
英語でラッカーは漆のこと指すことが多いですし、この場合は植物由来の天然レジン
ですね。耐久性もあり、温度湿度にも強く柔軟で独特の光沢があります。ギターに使
われるラッカーが漆ならば手入れ方法は確立されています。が、ギターが漆で塗装さ
れているという話も聞いたことがありません。
ラッカーとは一体何? 塗料屋さんの方、あるいはマーチン社に尋ねた方はみえま
せんか?
[2005/06/18 03:27:04]
お名前 Name: ラッキー○井
下のスレを見て気になったんですが、ラッカーに一番最適なクリーニング方法は何でしょうか?
温度に弱いと聞いたんですが、保存方法は?
[2005/06/18 00:39:40]
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