穴埋めはきっちりとやらないと帰って見栄えが悪くなりますよ!私の場合のやり方ですが
ストラップピンを抜いたあとの穴を、一旦綺麗にするためにドリルで一旦穴を開け直します。
そのあとパテではなく、マホガニーの角材から木目に合わせた「だぼ」を切り出します。
丸棒などでもいいのですが木目に対し木の導管が直角になってしまい、着色する際に色が
濃くなりがちになるので木の導管と直角になるように「だぼ」を作ります。
そしてタイトボンドをタップリと塗り穴に軽くハンマーでたたき込み埋め込んだら、1ミリ
くらいを残して切り取ります。はみ出したタイトボンドは予めぬれタオルなどで拭き取って
おきます。完全に乾いたら、のみを使い表面を成形します。そのあとペーパーで周辺まで
塗装を剥がすようにならし、着色をします。通常はステインなどを使って着色しますが
ハッキリと色が変わってしまうので、私の場合、ウッドシーラーかラッカーに直接色あわせ
をしたステインを混ぜ「エアブラシ」でタッチアップしていきます。なぜエアブラシを使う
かというと狭い範囲に確実に塗料が吹けるのと、着色した度合いを見て境目をぼかしながら
目立たなくすることが比較的容易です。色が合ったところで周辺の塗装肌に合わせて、クリア
ラッカーとフラット(つや消し)塗料を混合してさらにエアブラシでぼかしながら塗装します。
ここまでやればかなり目立たない状態まで修復可能です。
始めはギターではなく木片で練習してからやった方がよいですね。あとスプレー缶ではハッキリ
言って無理ですので使わないようにしましょう。エアブラシは模型用で構わないのでちゃんとやるなら
買った方がよいです。安いものだと1〜2万円でエアブラシとコンプレッサーのセットが変えます。
あとアクリル絵の具は色の変色が早いのでステインを使用しましょう。また一発では色は合いませんので
いくつかの種類の顔料を混ぜて別の木片に着色して色合いを合わせます。濃さはエアブラシで吹く量で決
まりますから濃さは気にしません。注意点は元々の塗装の肌次第ですが、つや消しの場合あとからペーパーや
コンパウンドで処理できませんから、最後のクリアの前にペーパーで下地を整えてください。
まあ穴が埋まればよいと言うことであればここまで拘る必要がありませんが、結構穴は気になるものなので
他の方が仰るようにピンを抜かずにそのままというのが一番良いように思います。
[2006/01/23 11:36:33]