記事タイトル:スキャロップ期のD-28とD-18の違い 


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お名前 Name: 山下    URL
もう、皆さんがご覧になっていることも無いかもしれませんが、目次を探ってみる方もいる
でしょうから、今ごろですが、書かせていただきます。

ドールデンエラ期(1940年)のD-18をついに手に入れました。といっても、ずっと探していた
訳でなくギター屋さんで偶然出会い、出会ったとたんに「一目惚れ」という状態で購入してし
まいました。ネック折れの修理もしており、傷もすごく、完全にプレイヤーズレベルなのです
が、音はまさしくゴールデンエラでした。おかげで、D-18GE(2000年)を弾かなくなって
しまい、今では友人に貸して弾いてもらっています。

しかし、本当にギターは出会いですね…。いい出会いがあったときに、買える状態にあったか
どうか…。そのタイミング次第なのかも知れません。ちなみに、もしも出会ったのが今日だと
すれば、買う事はできなかったと思います。

なお、そのD-18の画像は私のHPのトップ画面の下のほうに出ています。
サウンドホールあたりをクリックすると、すごい状態の傷もよくわかるようにしています。
よろしければご覧下さい。
[2003/04/25 15:50:36]

お名前: D-28命   
アコギオヤジさんの言われるとうりオリジナルD-45は既にコレクターの人達の手に渡っていて
ビンテージ市場には殆ど出てくる事はありませんし、稀にあったとしても1000万円から2000万円
の価格がついていて、とてもおいそれと買える代物ではなくなっちゃいましたネー。
ヘリングボーンのD-28もだんだん高くなってきていますし、スキャロップ期(オリジナルと呼んでもいいかな?)
のD-18もそうなりつつあります。だって新品はまたつくれるけどビンテージものは減る事はあっても
増えることは無いですもんネー。やっぱりタバコも酒もパチンコもやめてヘリングボーンD-28
買っちゃおうかなぁー。

お名前: アコギオヤジ   
ご無沙汰してます。                 
http://www.elderly.com/
このお店の売りに出てるD-45(1942)は、160,000ドルです。
1ドル100円で1、600万円。
D-18で、100万円位かな?
僕にはとても買えません。

お名前: ゴールデンエラ期に興味津々   
D-28命さん、キノピオさん、ホンジャラスくんさん有難うございます。
皆さんの親切なアドバイスとても参考になります。
音楽好きの人に悪いひとはいないといいますが、本当に親切な人が多いなと思います。
戦前=スキャロップ期のマーチンに是非巡り会いたいと思います。そして、もし弾けたら
ひょっとすると人生観が変わったりして...。まったく別のメーカーと言われる位凄かった
から、あえて今ゴールデンエラ期として出しているのですねきっと。
ちょうど、カメラメーカーのニコンが2000年限定復刻モデルとしてS3を出して爆発的な
注文が殺到していたのを思いだします。ホンジャラスくんさんの言われるような修理調整してある
ゴールデンエラ期のマーチン(マーティン?)に巡り会いたい、D-28命さんの言われる今のうちに
欲しい、なんとかしたい手に入れたい。
コレクターレベルがいいのは判るけど、それは値段がぐんと高くなるし、手にいれてももったいなくて
あまり弾けそうもないから、やはりちゃんと修理調整されたプレイヤーズレベルのものが欲しいですね。
それこそ「これ一本でいい」というギターに巡り会いたいですね。
キノピオさん有難うございました、私も更に詳しい情報を知りたいですので引き続き情報をお待ち
しております。

お名前: ホンジュラスくん   
お久に書き込みます。
私は以前に書き込みましたが、デビッドグリアーが大好きなこともあり、
マホガニーのギターが特に好きなのですが、
戦前のマーティンは、仕様、材等がいろいろと違うけれど「百聞は一見に如かず」
で弾いてみることですね。
まったく別のメーカーですわ。
戦前を弾いてしまうと、(18.28.45に限らず)あとは好みになりますね。
私は38年の000-18を所有していますが、はっきり言って78年のD-28より音はでかいし、
スケールの長さがどうのこうのなんてもう関係なくなります。
いろいろもっていますが、「これ1本でいいや」てな気持ちになります。
ただ、60数年前の代物ですから、修理調整していないギターは要注意ですね。
特にフルオリで安いものは、修理調整代が入ってないから安いのであって、購入時は
アフターがそれなりにできるショップがいいでしょうね。ねんせこの年代で、修理していない
ものなんて(コレクターアイテムは別にして)ないですよ。特に18系は。また、18は好きな人しか
買わないですからねー。なんかチープなイメージができてますから。(マーティンフリークには)
ホンジュラスマホガニーを仕様しているんですけどね。Gibsonでいうと、59年製のLPに相当するのでは?バックは
ホンジュラスマホガニーを仕様していて、すごく高価になっていますけど・・・・なんか複雑ですね。
でも、今のD-18GE2000(1934)はいいですよ!あれはいい。修理しきった戦前か、今のGEの18ですかねー私は!!

お名前: キノピオ   
ぼくもD-18についてはあまり詳しくないんですが、知ってる範囲で書いておきます。
D-18とD-28は1931年にプロトタイプとして作られたD-1、D-2から製品化されたものですから、
材質の違い以外は双生児のようなものです。
ですからブレイシングやロッド、ブリッジ・プレート、それからペグなどもD-28と同じ変遷をたどっていると思います。
外見についていうと、D-18はそのシンプルな美しさが身上なのでD-28ほどのマイナーチェンジはないと思います。
当初ブラックだったバインディングが、ピックガードと同じベッコウタイプになったことと、
指盤のドット・インレイがはじめは5、7、9フレットとなるにつれて小さくなっていたのが、
7フレと9フレが同じ大きさになった、というところでしょうか。
ぼくももっと詳しいことを知りたいので、どなたかいらっしゃたらお願いします。

お名前: D-28命   
スキャロップ期というのを勝手に1944年迄と解釈して書き込みます。
当初の目的はやはりボディー材の違いによる機種別けだったのではないでしょうか、そりゃD-28
にはヘリングボーン・ジグザグバックストライプ・ステロッドダイヤモンドなどD-18にはないもの
が使われていましたが、ギターの構造(スキャロップトブレイシング・ブリッジプレートなど)は
当時の良いとおもわれた方法を機種別にわざわざ違う仕様にするというのは考え難いからです。
本当はマホガニーのギターがローズウッドより安いから劣っているなんて事はない筈で、単に材料の
入手の経路や価格の違いだけだと思います。
よく使い込まれたスキャロップ期のD-18はD-28よりも素晴らしい音がするといっている人も
いるようですが、あながちそれも材の違いによる音色の個性をその人がどう感じるかだと思います。
ゴールデンエラ期のギターは今後アコースティックギターがこの世にある限り益々価値が上がって
いくものと思われますので、手に入れたいのであれば早いうちがいいでしょう。
私は今一生懸命なんとかならないか検討中ですし...。
何か私の考えが間違っていたら指摘ください。

お名前: ゴールデンエラ期に興味津々   
初めて書きコします。
マーチン社はこのところスキャロップトブレーシングの頃のモデルを次々と発表していますが。
ノンスキャロップのレギュラーモデル以上に材質にも拘り、力をいれているようです。
当初のD-28とD-18の違いはボディの材質がローズウッド(ハカランダ)と、マホガニーである
事以外ほぼ同じ(指板&ブリッジもエボニーで同じ)ということですが、染村さんのD-28の本を
見ると同じ様にみえるゴールデンエラ期の28でも、仕様が幾度か変えられていて、D-18も
ボディ材以外は同じ様になっているのか気になります。
誰か詳しい事を教えて下さい。
ゴールデンエラ期のD-28やD-18は物凄い音がすると聞いています、僕もお金が許せばどちらか
を手に入れたい(アメリカビンテージ市場では手に入りにくくなってきているそうですし)です。

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