記事タイトル:ギターの手入れにビーズワックスは? 


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お名前 Name: いつまでも初心者   
経験者さん、レスありがとうございます。
この次のスレでもこの話題が出ていたのですね。そちらも読んでみました。

やはり、マーチン、特に年代の立っているものは、乾拭きが基本と考えた方が
良さそうですね。
「弾いたら柔らかい布できれいにナデナデ」を習慣として、末永く可愛がって
あげたいと思います。
[2005/06/25 19:15:25]

お名前 Name: 経験者   
みなさん こんにちは

いつまでも初心者さん、車とギターは・・違いますね。
車もホントは、”たまに”ではなく、しょっちゅうワックスかけた方が
良いでしょうね。
車は雨ざらし、直射日光をそのまま受ける頻度が多いですね。
ギターは、基本的には上記のような環境にされされ続ける事はないですね。

人それぞれ様々だと思いますが、マーチンの純正ポリッシュで
ボディは十分だと、自分は思っています。
弾いた後の指板は空拭きします。弦交換の時にワックスを塗ることもありますが
たまにしか塗りません。

68年のD-18ですか・・・
いいですね〜。この前67年のD-18を試奏しましたが・・・
近年物のD-18とは全然違いました。
大切になさってください。
[2005/06/24 11:59:28]

お名前 Name: いつまでも初心者   
わたしもちょうどお手入れで悩んでおりまして、便乗質問させてください。

ボディにレモンオイル、オレンジオイル等の使用を検討しておりましたが、このスレ、
また過去スレを見ましても、あまり肯定的なご意見がないように見受けられました。
「基本的に弾いたら乾拭きでOK」というご意見が多いようですが、クルマみたいに
「たまにはワックスがけ」というような必要性は無いものでしょうか?
例えば、マーチン社純正のポリッシュも楽器店には置いてありますが(1本1200円くらいの
ものです)、あれもあえて使う必要が無ければ使わない方がいいといった感じのもので
しょうか?
指板についても、皆さん、乾拭き基本の方がやはり多いのでしょうか?
いろいろお聞きしてしまってスイマセン。
ちなみに所有機は、68年のD−18です。
[2005/06/24 00:36:54]

お名前 Name: Anonym   
そのH社の荏油を使った製品はお勧めしません。家具屋さんが仰るように、荏油は乾性油の
一種で、酸化して固まります。ラッカー塗装に対しては余分な皮膜を被せることになります。
指板に対しては、やはり余分な重合体を染み込ませることになります。乾燥するまでの間は
潤いが与えられますが、乾燥に恒常的に潤いをもたらすことはありません。

荏油とは:
荏胡麻(シソ科シソ属の一年草)の実を絞った油で、αリノレン酸を多く含み、ヨウ素価
200前後と乾性油の中でも最も高い値をつ。αリノレン酸は二重結合を三つ持つ多価不飽和
脂肪酸である。この二重結合部が、酸素を介した橋架けによって結び付き、高分子の重合体
(ポリマー)に変化して固まる。これが乾性油の乾燥メカニズムである。

オレンジ・オイルも、Pomさんが仰るように、主体は天然の有機溶剤:リモネンです。オイ
ルという名前に引きづられて油の一種と思うのは誤解です。また、楽器店で売られている
オレンジ・オイルやレモン・オイルには、表示成分の一つにミネラル・スピリッツと書いて
あります。これは文字どおり鉱物油起源の有機溶剤です。溶剤である以上揮発します。
指板に潤いを与える、という謳い文句は納得できないものです。ドライクリーニングと
同じように、汚れを溶かし出して指板を綺麗にするものと解釈すべきでしょう。
[2005/06/22 12:42:14]

お名前 Name: ハッチ   
「蜜ロウと荏油のワックス」の件、情報ありがとうございます。
これなら安心して使えそうですね。
教えていただいたURLの店は、割と近くなので一度覗いてみます。
[2005/06/20 11:47:47]

お名前 Name: tenten   
同じものが、ハンズとかに行くと、もっと大瓶で1000円以下で売ってた気がします。
[2005/06/19 21:53:07]

お名前 Name: 家具屋   
Sleepy様

教えて下さってありがとうございます。
65gというと50cc弱ぐらいでしょうね。\2,500、、、かなりお高いですねぇ。
自分で作ってみようかしら。。。
[2005/06/19 15:26:10]

お名前 Name: Sleepy    URL
「蜜ロウと荏油のワックス」はコレですね。
画像 → http://www2.gol.com/users/yagi/pict/parts/mit_l.jpg
蘊蓄 → http://www2.gol.com/users/yagi/html/parts/mitsurou.html
僕も愛用しています。
65gで2500円です。
この1缶で約60本以上に使用出来ると書かれています。
僕も1缶だけ買って数年経ちますが、まだ使い終わりません。
あと確かに時間は掛かりますが苦にはならないですね。
面倒なら塗らなきゃいいだけの話なので。

因みにフィンガーボードには「エノ油で作った指板オイル」を使用しています。
画像 → http://www2.gol.com/users/yagi/pict/parts/enoyu_s.jpg
蘊蓄 → http://www2.gol.com/users/yagi/html/parts/enoyu.html
[2005/06/18 21:12:19]

お名前 Name: 家具屋   
ワックス=蝋ですから、蜜蝋、カルナバロウ(蝋)、どちらもワックスです。
蝋燭の蝋のように常温では固形ですが、ホホバ油のように液状のものもあります。
ワックスを塗るというのは、要は蝋を擦り付けて蝋の薄い膜を表面に作ることです。
使われる蝋の種類によって、艶が出たり、水を弾いたり、膜の強さも変わります。

蜜蝋は軟らかく融点は60度ぐらい、艶はとても控え目で水に弱く染みになります。
カルナバは硬く融点は90度ぐらい、よく「大理石のような」と言われる艶で撥水性があります。

家具ではオイルやニス仕上げの後の艶や手触り等の最終的な質感を調整するのに使います。
固形のまま直接擦り込んで磨き上げたり、テレピン油等の溶剤で希釈しペースト状にして
塗り易くしたり、小物なんかでは溶かした蝋にドブ漬けしたり、やり方は色々です。

お話しのワックスがペースト状か液状なら必ず溶剤を使っています。
乾燥を速めたり、密着性や強度を高める為に樹脂や乾燥剤が含まれているかもしれません。
アンティーク家具用とのことですが、アンティーク家具は通常ニス仕上げですから、
アルコール系の溶剤(エーテル等)は使っていないと思います。

「24時間待って拭く」というのは荏油(えあぶら)を使っているからでしょうね。
荏油はオイル仕上げでもよく使う乾性油で、空気に触れると酸化固化します。
高価とのことですが、蜜蝋は天然蝋の中では安価なほうで、荏油は高価ですが、
それでも椿油なんかに比べるとかなり安く、どちらも1kg、1ℓ、\4,000ぐらいですが、
お幾らぐらいするのでしょう?

ところで、お年寄りが家具や建具の手入れされる時、綿布に炒った米糠を包んだもので
拭き込んでから乾拭きされておられるのを見たことありませんか?
米糠には油と蝋が含まれていますから、熱して溶け出させ木に擦り込むんですね。
オカラなんかでもよくやります。月日が経つと油が酸化変色してあの見事な”黒光り”が。(笑)
[2005/06/18 19:32:18]

お名前 Name: ハッチ   
私のワックスには「成分:蜜蝋、カルナバワックス(シリコンを含みません)」と
書いてありますが、それが成分のすべてなのか、なんとも判断できません。
Pomさんがおっしゃる通り、希釈剤が含まれている可能性は考えられますね。

とくに匿名希望さんの「24時間待って拭く」のと違い
「5分待って拭く」と書いてありますので、かなり怪しいです。
「有害化学物質を含んでいません」とは書かれていますが・・・。
ちなみに液体や固形ではなく、ねっとりしたクリーム状です。

一応、用途に楽器も含まれていますが、う〜ん今回は
ちょっと自重しようと思います。
いろいろとご意見ありがとうございました。
[2005/06/18 13:29:10]

お名前 Name: tenten   
蜜蝋と荏の油のワックスは私も試しましたが、作られたもので無い、本物の光沢を
求めるには、なかなか良い物です。手間はかかります。

ただ、値段がとんでもなく高すぎます。少量だし、ああでないと商売にならんのでしょうが、楽器以外のルートで同じワックスのもっと沢山入った缶が安く売られています。
[2005/06/18 11:46:39]

お名前 Name: 匿名希望   
私は、ヴィンテージギターには楽器用に作ったという蜜ロウワックス(市販製品)を使って
いますが、成分を見てみますと、「天然無漂白蜜ロウ、国産純正一番絞り荏ゴマ油」となって
います。また、「出来る限り薄く伸ばして、乾くまで24時間程度待ってから化学薬品を使用して
いないクロスで軽く磨いてください」と書かれています。

蜜ロウを塗ると、自然な光沢が出ますのでヴィンテージギターには良いのですが、
時間がかかって面倒ですし、乾くまで独特の臭い(悪臭ではないのですが)がしますので、
まだ塗装がしっかりしてクラックも少ない新しいギターには、使っていません。

ギターにとって、蜜ロウはクラックから湿気が入って木材が変形するのを防ぐもののようです
ので、私は、新しいギターに使っても意味が無いように思っています。
家具の場合は、防腐目的が大きいのでしょうか?
[2005/06/18 09:09:09]

お名前 Name: Pom   
一旦起きてカキコしていたら寝れなくなってしまったのでまたまた失礼します。

さて、本題のカルナバ蝋と蜜蝋のワックスですが、それ自体は問題ないだろうと
思います。 両者とも天然由来で非常に安定した油脂です。また古来から艶出し
には良く使われます。

ただ、これらの油脂自体は非常に粘度の高い「ネチネチ」した物質なので、通常
作業性をよくする為に基剤で希釈されることが多いのが現状です。(車用ワックス
もしかり) したがって基材や溶剤の種類やそのほかの添加剤によっては楽器に
悪影響を与える可能性もありますので注意が必要です。
通常、これらを配合したワックスなどはカルナバ蝋数%から数十%程度で後は殆どが
希釈剤です。

ハッチさんが入手されたものが100%品であれば安心ですが、良く調べてからお使い
になるのがよいかと思います。

これらの油脂は非常に丁寧に拭きあげる事で何にも勝る光沢を与えます。家具や車な
ど見栄えが重要な要素である製品には適しています。しかし、音を出す楽器は家具と
は違う機能を要求されるので、家具用のワックスが楽器にも使えるかどうかは慎重に
判断された方がよいかと思います。 楽器はそれ自体、光沢を得て見栄えがよくなれ
ばよいというインテリアとしての要素よりも音に影響を与えないことが重要だと考え
ます。蝋そのものはよいのでしょうが、ほかの成分が心配ですね。

楽器用のポリッシュには良く書かれていますが、もしお使いになるのなら、目立たな
いところでテストしてから使われることもを勧めします。
(音への影響はこれでは分からないですが。。)
[2005/06/18 06:21:08]

お名前 Name: HF   
GEさま
「オレンジオイルが木に直接しみこむのはよくないのでクラックが入った
り木部に達したキズのあるトップやバックには使用しないほうがいい」のであれば
塗装されていない指板やブリッジに使用するのはもってのほかなのでは
ないですか?
[2005/06/18 05:16:58]

お名前 Name: Pom   
以前も書きましたが、オレンジオイルやレモンオイルの主成分は天然由来なら
リモネンです。 リモネンは非常に強い柑橘臭の高級アルコールエステルです。
したがってオイルではありません。香料などに使われるエステル溶剤の一種です。

高級アルコール系のエステルは酸化が早いですから、あまり木部に使用するのは
好ましくないと想像されます。 マーチン社が指摘するように、酸が含まれる訳
ではありませんが、エステルが酸化されカルボニルになると酸性になりますから
結果として金属部の錆びを促進し、木の肌荒れを起こす原因となります。

しかし、市販されている「***オイル」がオイル(油脂)と混合されたり、他の
溶剤と混ぜてあるものならば以上の限りではありませんが、いずれにしろあまり良い
影響が出るとは考えにくいと思います。

実際の100%のリモネンの主な用途は溶剤です。また、水性と油性の両方の特性を
持ちますから石鹸やシャンプーに添加されることもあります。価格は卸価格で1L
数百円程度ですので溶剤としては高価な溶剤です。

使った場合はできるだけ木部や塗装に残らないようにしたほうが良いと思います。
[2005/06/18 03:47:37]

お名前 Name: GE   
そのとおり。
直接、オレンジオイルを染み込ませるのは、フィンガーボード、ブリッジのみですね。
あとの、ラッカー部分は、汚れを取るため仕方なく使う感じですね。
間違っても、木部に達したキズには、染み込まないようにね。
[2005/06/17 20:29:08]

お名前 Name: C氏   
以前にも書きましたが、レモンオイルについてMartinのHPに書かれている記事です。

Can I use lemon oil on my fingerboard?

We do not recommend using lemon oil on our fingerboards. The acids in lemon oil break down the finish of our guitars. It may also aid the corrosion of the 
frets and lessen the life of the strings.

オレンジオイルについては特に記載されていません。

よく楽器店で販売されている
http://www.zenbu-jp.com/howard/lineup/feed_n_wax.html
も、元々家具用のワックスです。成分もビーズワックスとカルナバロウに
オレンジオイルを加えたものです。
使用するかどうかは自己責任で行って下さい。
いずれにせよ劣化した塗装面は何もつけない方が無難です。
[2005/06/17 19:18:07]

お名前 Name: ハッチ   
私の場合、レモンオイルをつけすぎて滑りを悪くしてしまったかもしれませんね。
皆さんの意見を参考に、これからはちょっと控えめにします。

ただボディの方は、夏場になると右の腕が当たる部分に汗がついて、
すぐに拭き取っても表面が曇ってしまうんです。
ラッカーが劣化してるからかもしれません。
それ以来、汗ばむ時期は肘の部分に常にハンドタオルを挟んで練習する状態。
これも何だか面倒なので、ワックスをこまめにかけることで、
うまくカバーできればと思っている次第です。
[2005/06/17 18:41:52]

お名前 Name: さまどん   
失礼いたします

オレンジオイルやレモンオイルは、酸が含まれているので、
ラッカーには向かない、と聞いたことがあります(ここの過去ログかな?)
私はラッカー部分には一切使っていません

また指盤やブリッジにでも、これらのオイル使いすぎたため、
ボディーにまで滲みこんだ写真を見たことかあります
使うとしても年に1〜2度程度で十分という認識を持っていますが、いかがでしょうか
[2005/06/17 13:07:00]

お名前 Name: ぽんた   
私は、自動車用のカルナバロウ主成分のコンパウンド無しを
使っています。ラッカーでもウレタンでも使ってます。
能書きによると「天然カルナバロウ使用」との事。
一千万円位の自動車に塗っても良いのなら、20万円チョットの
私のギターでもええやん!ってことで愛用しています。
ちなみに、ヘルメット艶出しにも使ってます。しかし
車にはもったいなくて使えません。(極貧)
指板は、友達のオレンジOILチョットもらって(ウエスにほんの1滴)←(ケチ
お掃除。でもほとんど「カラブキ」です。ときどき「はぁ〜ってしてからね。」
[2005/06/17 12:32:55]

お名前 Name: ハッチ   
そうですか。私のギターはウェザーチェックがたっぷりあるので、
オレンジオイルだと染み込んでいきはしないかとちょっと心配で、
使うのを躊躇しています。
そう言えば先日、指板にレモンオイルを使ったんですが、
滑りが悪くなってチョーキングの際に気になるようになってしまいました。
磨き方が足りないのかな。
[2005/06/17 11:41:21]

お名前 Name: GE   
ギターの手入れは、オレンジオイルでいいですね。
フィンガーボード、ブリッジは、直接どうぞ。
ラッカーは、塗りこみ後、きれいに拭き取ってね。
汚れがひどくなければ、空ぶきで十分。
梅雨は、湿度が異常に高いから、そっちを気をつけてね。
70%超えてくると危険ね。
[2005/06/17 00:16:59]

お名前 Name: ハッチ   
先日、家具用にビーズワックス(蜜蝋)というのを買ってきたのですが、
これギターにもちょうどいいんじゃないかと思いました。
そのワックスの説明書きによると「ビーズワックスは湿気を完全に遮断し、
木質の膨張や収縮によるひび割れ、塗装面の変質や剥離を防ぎます」とのこと。
アンティーク家具用ですので、ラッカー塗装にも大丈夫。
とは言いつつも、多少の不安もあります。
ちなみにそのワックスの成分は、蜜蝋とカルナバロウ。
シリコンは含んでいません。
皆さんのご意見を伺えれば幸いです。
[2005/06/17 00:09:56]

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