記事タイトル:HD-28'76年にハカランダはある? 


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お名前 Name: うひうひ   
ハカランダ うひょひょ
[2005/02/10 13:58:19]

お名前 Name: tomy   
heeあの並木はかずらの一種なんだ! 私の孫ぐらいの時期にはギターになるのかと
思った。白というか薄い紫花なんですね並木のほうは。
やっぱり断片的な情報を集めるしか素材やブレーシングの変化に関するデータは
なさそうですね。
[2005/02/09 21:56:29]

お名前 Name: 匿名希望   
ラストシリアルナンバーのデーターはこの様なものしか見あたりません。

72740 (late 1939) Change in nut width on 14-fret models from 1 3/4" to 1 11/16". 17 Series 14-fret models may have changed earlier.
83107 Last "prewar" style 45
89926 (late 1944) Last scalloped braced guitar made (late 1944). 
98223 (early 1947) Last style 28 guitar made with Herringbone trim 
99992 (mid 1947) Last style 28 guitar made with a "zipper back" center seam 
254497 (in late 1969) Last style 28 guitar made with Brazilian rosewood 
235586 ( 1968 ) Rosewood bridgeplates on all guitars
242454 ( 1969 ) Larger rosewood bridgeplates on all guitars
254498 ( 1969 ) East Indian rosewood introduced
447004 ( 1984 ) Self-adhesive pickguard trial
447501 ( 1984 ) Last glued-down pickguard in regular production
453181 ( 1985 ) Adjustable truss rods gradually implemented
478093 ( 1988 ) Maple bridgeplates on all guitars

尚、木材業界でいうハカランダ(ジャカランダ)マメ科と 園芸業界でいうジャカランダとは
全くの別種ですのでお間違えないように。園芸店で購入出来ます。また南米等で街路樹
に植えられているのもこちらだと思います。

ジャカランダ
学名	Jacaranda mimosifolia(J.ovalfolia)
和名
英名 
科名	ノウゼンカズラ科
属名	ジャカランダ属
性状	常緑高木
用途	中〜大鉢
庭園(沖縄など)原産地	アルゼンチン、ボリビア
特徴 熱帯、亜熱帯各地で街路樹として広く利用されている高さ15mにもなる高木で
すが、幼樹を鉢物として観賞します。葉は2回羽状複葉で、小葉は小さく、明緑色で葉
質は柔らかいので、若木のうちは繊細な感じの植物に見えます。藤紫色の花が美しいの
ですが、鉢植えでの開花はかなり困難です。
管理 生長は早い。耐寒性は比較的強いのですが、冬は室内。日当たりと排水の良い環境を好む。繁殖は種まきまたは挿し木。
[2005/02/09 12:39:30]

お名前 Name: tomy   
ところで、シリアルと製作年のデータは良く見かけるのですが、たとえば1969年の49本のD41のうち31がハカランダで残りがインディアン。。。みたいな断片的情報はあるのですが、これらを整理して公開されている情報ってないのでしょうか??
[2005/02/09 12:03:23]

お名前 Name: tomy   
匿名様

いろいろありがとうございます。

唐木の類はほとんどがマメ科で、実際には産地で名称が違うのだが、同じ樹種も
ある。と聞いたことがあります。複雑ですね。
アマゾンローズは、近年になって開発されたアマゾン中流部の樹種で、比重が1.0を
越えて水に浮かず、油が多い。色は赤黒から茶色まであるようです。
今まで知られていなかったのは、人が入らなかった地域のものだから。ハカランダに
音響特性はとても似ていると言われております。が、ハカランダの金茶色反射は無く、
ややもっさりして見えます。結構大木が今でも供給できるので、これから楽器でも
多くなりそうですね。
そうそう、リオの高級住宅街で、ハカランダの並木(もちろん楽器に使えるほど太く
は無い)に白い花が咲いているのを見たことがあります。苗木も売っている。
地域の木として植樹を進めているようですね。
[2005/02/09 11:55:35]

お名前 Name: 匿名希望   
tomy様
ジャワ産のローズウッド、確認しました。
植林された物とは別で、極まれに発見されるようですね。
性質はインド産と同質でソノケリンとは違うようです。


もう一つ

>木目が粗いと言うのはどうでしょう? アマゾン河口部のジャングルで採れる
>ブラジリアンより奥地の多雨高地で取れるアマゾンロースのほうが比重が重く、
>木目も密度高いのはご存知ですよね?

ハカランダは生育している地域が全く違い、アマゾン河口部のものは別種というか
アマゾンローズではないですか?
http://prowd.mboso.ne.jp/1300-480jakaranda.htm

それと家具関係では一緒の扱いですが、インドローズと紫檀とは生産地は一部重なりま
すが、性質が異なり別種です。
http://prowd.mboso.ne.jp/1300-478indianrose.htm
http://prowd.mboso.ne.jp/1300-479redsandal.htm
[2005/02/09 03:45:26]

お名前 Name: tomy   
匿名さん

>ジャワ=インドネシア産のローズウッドは別名ソノケリンといってインド産のローズウ
>ドの種を移植したものです。気候の違いで生育が早く木目も粗いです。

産業化されているものは移植されたのかもしれませんが、ジャワ産のローズは江戸時代
前から日本では家具に使用されているのでは?ジャワ交易品のひとつですよね。それも
移植?
木目が粗いと言うのはどうでしょう? アマゾン河口部のジャングルで採れる
ブラジリアンより奥地の多雨高地で取れるアマゾンロースのほうが比重が重く、
木目も密度高いのはご存知ですよね?多雨高地のほうが生育は早いにもかかわらずです。重すぎることと油の多さがアマゾンローズを楽器で使う難しさだと聞いたことがあります。
マーチンもアマゾンローズのリミテッドエディションを出していますが、徹底的に
比重の軽いものを選んで使っています。
ソノリケンと言う呼び名は初めてですが、ラミレスで評価が高いのは、紫檀のもとの
意味となった「紫」の発色のもので、数が少なく、美的だからで、本来の音の評価は
ブラジリアンです。この紫は本当に紫。東インドのものより紫の度合いがきついようです。
[2005/02/09 02:05:15]

お名前 Name: 匿名希望   
>ジャワ産は発色が実際に紫色っぽくて、これを使った
>年代物のラミレスはハカランダと同じぐらいの価格評価です。

ジャワ=インドネシア産のローズウッドは別名ソノケリンといってインド産のローズウ
ドの種を移植したものです。気候の違いで生育が早く木目も粗いです。
一応東インド産の代用品として使われていて材料の価格も半額ですが、それを使った
(年代物?)ラミレスは評価が高いのですか?
http://www.wood.jp/ogo/jushu/sonokerin.htm
[2005/02/08 23:54:43]

お名前 Name: tomy   
いやんさま。
早速マーチン社に問い合わせてみましょう。
書物でその辺の使用について集約したものはあるのでしょうか?

 pickinさま。
そうなんですよ。金茶色の表面光沢は東インド産やジャワ産では普通出ないので
不思議です。多くのギター製作家が見分けの基準にしている比重、反射、削った
時の芳香でインデアンよりハカランダに近いとしか言いようが無いのです。音も
ラウンド輪郭が明瞭でインディアンのやややさしい音ではないのです。

Hemmさま
インディアンやブラジリアン、ココボロなどは属よりはるかに近くて科を共有する
豆類の木ですね。通常紫檀と呼ばれるのはジャワや東インドのローズ。これらは
歴史的に木細工や化粧板に東洋では使われ紫檀ですが、ブラジリアンが東洋で紹介
されたのは新しく、木目が揃わないので紫檀(檀は積み重なった目から呼ぶそう
です)と呼ばないのでは?ジャワ産は発色が実際に紫色っぽくて、これを使った
年代物のラミレスはハカランダと同じぐらいの価格評価です。
インディアンとブラジリアンの削り粉末の匂いですが、よく製作家の工房に出入り
して試させていただいている限り、同じ芳香ではなく、どちらもバラに似ているが
ブラジリアンの方がやや刺激があるようです。ココボロはとても刺激が強くて良い
匂いと判断できない感じ。とても強いアレルゲンだそうで皆さんマスクをして作業
していらっしゃいます。削り粉が無ければ関係ないようですが。古い木は、内部を
少しスクレーバーで削って製作家は試すようです。材質によって、油の出方に差が
あってセラック塗装では下地処理を変える必要があるからだそうです。アコギでは
塗膜の耐久性の点でラッカーでしょうから、あまり関係ないかもしれませんが。。。
60年代に限らずどちらもローズウッドと表現されますが、生み出す音質と価格(
西洋ではルネッサンス期にブラジリアンは最初砕いて染色剤採取、そして芳香製油、
公共建物の大型建具、最後にギター族などに使われるようになります。狂いがあるの
でインディアンの様には無垢家具には使われる例は少なかったのですが、価格が高い
せいもあってラミネートの処理をしたロココの家具などはあります)希少性に差は
あったので、1900年はじめごろからクラシックギターではグレード違いの感覚は
あったようです。ああ、マーチンの話でしたね。脱線。
76年の初期HD28にストックのハカランダが使われるなんて、当時の事情からすれば、
ありえないはずなんだけど。。。不思議。
Hemmさまが示唆されるように、初期テストだし抜群のインディアンとあまり特性は
変わらないしストックを出しちゃえなんて製作現場判断があったらうれしいなあ。
[2005/02/08 22:00:04]

お名前 Name: Hemm   
マーチン社がどうであったかは存じ上げませんが、
1960年代には、ブラジリアンローズウッドは、単に「ローズウッド」と記載されることがありました。
当時は特別貴重なものではなく、ごく普通に使用される木材だったので。
また、仕上げを終えた製品の木材の色目や木目で、材の産地までは普通わかりません。
マホガニーでさえ、材の採り方によってはローズウッド風に仕上げることが可能ですし、
ましてや植物分類上は同じ属であるローズウッドですから。
家具屋さんの世界では、特に区別せず「紫檀」として扱われています。
匂いについては、ブラジリアンに独特のものがあったとは記憶していません。
精油のローズウッドは伝統的にブラジリアンですが、これは産業上の歴史の問題です。
[2005/02/08 20:14:44]

お名前 Name: pickin’   
実は、私の持っているHD−28(1976年後期)もインディアンローズとは思えない
木目をしています。『まさかねえ』と思っていましたが、違うのかな?

1977年製のものも見ましたが、インディアンのそれでした。
[2005/02/08 18:06:45]

お名前 Name: いやん   
マーチンホームページのカスタマーサービスに問い合わせれば、返信してくれます。
モデル名とシリアルナンバーを送れば、教えてくれます。
[2005/02/08 17:54:14]

お名前 Name: tomy   
HD-28の製作初年度1976年にハカランダ使用のものがあった可能性はあるでしょうか。
あるHD-28が色、縞目、金茶色の反射、スクレーバーで削った時の匂い、
どれをとってもハカランダとしか思えないものが使われています。
日常的にハカランダやその亜種を使用している、あるクラシックギターの製作家に
見せた時にも、これはハカランダだとしか言いようが無い、と言われました。
HD-28の製作開始時はインディアンローズだったはずとは思っているのですが、
素材を判定するマーチン側の資料は残っているのでしょうか?
あればご紹介ください。
[2005/02/08 15:12:47]

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