記事タイトル:トップをノックしながらスキャロップ加工をするマーチン?! 


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お名前 Name: None   
トップをノックしながらスキャロップ調整を行なおうと思ったら、ノック音を耳を澄ませて
聴けるように木工機械が置いてあるのとは別の建物で(or音響的に遮断された部屋で)調整作業を
行い必要がありますよね。このことから考えても、大量生産、生産効率の向上を目標に掲げている
メーカー(=大部分のメーカー)には困難なことでしょう。
NHKのK-YAIRIの番組でも、持ち込まれたギターに職人さんがスキャロップしていたのは製造ラインとは
別の部屋だったみたいですし。(でもアレはやっぱ、事前に仕組まれたヤラセに近いものを
感じますが。)
[2004/04/14 03:52:20]

お名前 Name: MAX   
http://www.cc.kurume-nct.ac.jp/ON/knct-news/news01-05/news01-05-3.html
[2004/04/05 23:01:13]

お名前 Name: gaku   
音は工程全てが絡んで作り上げられますのでブレーシングだけではないと思います。
もしマーチンが総力を結集してギブソンをコピーしたとしても
マーチン風ギブソンになるまずです(笑)

少し削っては音を確かめまた削る製作法は実質的に一品生産言い換えると
見た目は同じでも全てに微調整(材の選別、板厚、ブレーシングの配置etc)を加えて
細かく見るなら一台一台別設計とも言えるレベルの楽器の製作法です。
(別設計だから当然正確な基準などなく完成度を上げるためにはそうせざるおえない(笑))

設計が固定されたスタンダードモデルの場合で
実際にブレーシングの微調整を行っているあるメーカーの製法では
1.まずその「同じロット」の「ボディー材」の性質を確かめる。
(標準に比べて音が硬い柔らかい低域が出る高域が出るetc・・
もっとも1ロットで大量に製造するメーカーの場合は意味が有りませんが・・)
2.削りを入れる前にその「表板固有」の性質を確認する。
(叩いて音を聞く 撓らして腰を確認する etc・・)
3.事前に確認した表板やボディー材の性質を考慮しながら一気に削りを入れる。
(最高級機の場合はロットでは無くその表板とペアになる「固有」のボディー材に合わせる)
一気に削りを入れる事が出来るのは熟練した職人だけです。
4.最終段階で確認し微調整して完成

スキャロップ ノンスキャロップともにブレーシングの両端の削ぎ落としは極めて重要で
此方の方に神経がより注がれるくらい気を使っています。
ですからノンスキャロップが簡単という訳では有りません(笑)
余談ですが
どんな製作者やメーカーでも完成後にスキャロップを入れるような大幅に手を入れる事はしません。
[2004/03/22 12:11:44]

お名前 Name: くりりん   
20年も経験を積まなければ仕事ができない人は
おそらく、とっくの昔に首になっているでしょう。
職人と熟練職人と芸術家を混同しているようですね。

00028-ECの中をのぞいてみましたが、
微調整をした形跡は見受けられませんでした。
ごくごく単純に削っています。
流れ作業と言われても素直に納得できます。
だからといって、音が悪いとも思えません。
「スキャロップ」に対して過剰な期待を持ちすぎているのでは?
「ノンスキャロップ」でも、いい音がするものもありますし。
[2004/03/21 22:30:34]

お名前 Name: DUCKBILL   
厨房で何度も塩加減をみている料理人がいたら・・・それでも、味がよければ良いでしょう。
材料が均質じゃなくて、いちいち確認しなけりゃいけないのであれば、別ですが。

若い娘さんは電車の携帯メールを打ち込むスピードを見るまでもなく、おじさんが及びもつか
ないくらい器用だったりします。
なにかのテレビで、肉屋さんだったかなぁ・・寸分違わぬ重さでコロッケのタネをまとめられ
る方もいらっしゃるように、人間の感覚の個体差は計り知れません。
せっかくの「見学」の機会、今度行かれる方がいらっしゃるようでしたら、そこいら辺も詳細
に取材していただけると、とっても参考になると思います。
[2004/03/21 22:05:45]

お名前 Name: ナザレス見学者   
先ほど間違ってエンターキーを押してしまいました。
2重投稿をおわびします。

>熟練職人の長年の感に基づく微妙な
>削り具合の完成度は凄いのです
そうお思いの方も多いかと思いますが、私が見たブレイシングを削って
いた職人さんは5人中2人が25歳前後の女性でした。女性蔑視では
ありません、年齢です。タッピングもせず目で見ただけでブレイスの
加減を判断し、しかもそれを10分以内で、他から見るとザーっとしか
削っていないような微調整無しで削れる人がいるのか?
いたとしても20年以上は経験をつまないとむりなのでは?
ということはあの職人さんは5歳から職人なのか?
他の3人も歳はいっているが同様にザーっとしか削っていないし・・・・

残念ですがこれが事実です。
私は見なけりゃよかったと真剣に後悔しています。
[2004/03/21 10:32:03]

お名前 Name: ナザレス見学者   
>マーティン社の熟練職人の長年の感に基づく
>微妙な削り具合の完成度は凄いのです。
[2004/03/21 10:21:24]

お名前 Name: pickin’   
あまり簡単に『職人』という言葉を使って欲しくないですね。マーティンの工場を見たことは
ないですが、いろんな媒体で見受けられる状況では『職人』と呼べる人たちはその人でしか
できないパートに、それ以外の工程は『工員』がやっているように感じます(推測です)。
特にスタンダードモデルについてはそれが顕著で、カスタム物は多くの工程で『職人』が
行っているのではないでしょうか。ギターをバラしてみればわかるかもしれないですが、まあ
無理ですね。とても怖くてできないでしょう。
でも、ここで何度となく論議されている「今のD−28は鳴らない」ということにはいつも
考え込んでしまいます。そんなに良くないですか?悪くはないと思うのですが。
[2004/03/21 09:55:15]

お名前 Name: ちょっと一言   
職人の仕事を舐めてはいけません。彼らの多くは昔からその地に住み着き
長年に渡ってその作業をし続けてきているのです。
熟練を重ねた職人はおおよその結果を把握して作業し満足な結果を出すことが可能です。
世の中にマーティンのコピーは数あれど形を真似てもマーティンの音には成りません。
量産の数が増えたとはいえ低価格帯のギターまでマーティンの音が貫かれているのは
長年のノウハウや職人の熟練度がなせる技です。
個人製作家が一つの作品に時間を掛けて満足のいくギターを仕上げるのとは別次元で
大量のギターを仕上げてきたマーティン社の熟練職人の
長年の感に基づく微妙な削り具合の完成度は凄いのです。
[2004/03/21 08:59:46]

お名前 Name: ナザレス見学者   
>現在のマーチンはオートメーション生産の部位が多いのですが
>スキャロップ加工は職人の耳で聞き分けながらスキャロップの
>削り具合を微妙に手削りにて変化させていると思いますか?
確かに手では削っていましたが、叩いては削り…などはしていません。
数人の職人がそれらしい形になるようにすべて同じに削っていました。
低価格モデル、高価格モデル関係無しで、一人が1台のブレイシング削り
を終えるのは10分以内でした。

>それとも例えばPCなど使って波形を検知し自動的に機械がスキャ
>ロップ加工しているのでしょうか。
そんな機械はまだどこにもないでしょうし、だれも作らないでしょう。

>それともノックなしでのスキャロップに削ったブレースを単に
>トップに貼り付けていくなどはしてないですよね。
あらかた削られたブレースを先に貼り付けます。
それをノックなしで削るのです。

あなたが望まれている削り方は、大量販メーカーに要求するのは
酷だと思います。叩きながら少しずつ削り1台分仕上げるのに何時間も
(あるいは何十時間も)かかりますので、完全手工個人製作家でないと無
理です、もちろん値段は高くなります。
戦前のマーチンのように年間数百本(月に数十本)の製作量
ならそれもできますが、(だからプリウォーの音は素晴らしいのです)
今のマーチンは年間6万本以上のギターを製作します。
いちいち叩いては削りの微調整をするのは無理です。
しかも叩いただけでどこをどれくらい削ると音が改善
されるかが分かる職人なんて世界に何人いるか・・・
そういう人は大量販メーカーの工場などには勤めず、
あるいは辞めて個人製作家になるか、もっと規模の
小さい製作本数を絞っていいギターを作ろうとしている
メーカーに行きます。
[2004/03/21 04:07:46]

お名前 Name: 匿名希望   
マーチンの工場での作業写真です。

http://www.geocities.co.jp/MusicHall-Horn/5236/nazareth/ftour/ftourg.jpg

この時点でのタッピングをしながらの作業かどうかはわかりませんが
少なくとも手作業の様ですね。

完成後でも最終的な作り込みのスキャロップ加工は可能なのでは ないでしょうか....
[2004/03/21 01:41:35]

お名前 Name: 平田   
よく写真などで表板をコツコツと指で叩きながらスキャロップに手削りをしている
写真を見かけます。
現在のマーチンはオートメーション生産の部位が多いのですがスキャロップ加工は
職人の耳で聞き分けながらスキャロップの削り具合を微妙に手削りにて変化させて
いると思いますか?
それとも例えばPCなど使って波形を検知し自動的に機械がスキャロップ加工している
のでしょうか。
それともノックなしでのスキャロップに削ったブレースを単にトップに貼り付けて
いくなどはしてないですよね。
000−28ECなどは比較的低価格のスキャロップなのでどのようなスキャロップ加工
がなされているか非常に興味があります。
[2004/03/21 00:25:11]

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