記事タイトル:ハカランダの原材料費はいくらですか。
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お名前 Name: たかぎ
う〜ん、深いですねぇ〜、ハカランダ!
私の場合、ただ単純にブラジル政府が輸出規制をした、だから経済原理で値があがる・・
という、ただそれだけです・・・(すいません、単純すぎて・・)
ちょっと視点を変えてみまするに、うちにはLL−55Dってのがありますが(エッヘン
・・ 汗)
木目がやっぱり「おお〜ブラジリアン!この木目見てるだけで何か、いやされるぅー」
ってとこがあります。
「音で選べ!」なんてお叱りの言葉があるかもしれません。
だけど、私も含めて、日本人って「木にこだわる」ってとこが諸外国に比べて多いのかなぁ
なんて思ったりもするんです。
神社とかお寺とか座敷とか障子戸とか柱一本まで!それに、
私が最近よく感じるのはサザエさんやちびまるこちゃんのアニメを見てて、木で囲まれた
テレビが登場しますが、いつもなつかしく見てます。
昔のカラーテレビ、ステレオ・・すんげー家具調でしたよねー
特にキドカラーのスピーカー部の花柄調の木工はすごかった!(日立のまわし者では
ありません 笑)
すいません、脱線してきたようです。
私の言いたい事は情報にあまり左右されずに自分自身の感覚を大切に!
って事なのかな?(そういう私は左右されてます 爆 及び反省)
[2003/10/14 22:04:58]
お名前 Name: SIRIUS
皆様へ
長々と書いたのに、改行ミスがあったことをお詫びします。
[2003/10/14 08:49:10]
お名前 Name: SIRIUS
>平田達彦様
追加です。
正規ルートというのは、ワシントン前の伐採という意味ではないです。ふだん、取引
している業者(木材問屋)のことです。シトカとか現在のマホガニーであれば、業者を見
つけるのは簡単なことですが、(もしも)本物のハカランダであるならば、そこらの業者
では供給できません。現在ものがないわけですから。
私が聞いた噂ではヨーロッパの家具屋が古いストックを持っていると聞いたことがあ
ります。「本物」を仕入れている人達なら、そういうところから手をつくして手に入れ
ているわけです。
現在の木材問屋でハカランダと呼ばれているものはほとんど本物ではありません。大
抵がホンデュラス・ローズウッドだったりします。中には、違う材なのに、似ているか
らということでハカランダとして売っている業者もいます。材料詐称は別に日本人だけ
がやっている問題ではありません。ジャーマンスプルースにもこうした問題はありま
す。
また、百歩譲って、木材問屋の扱っているその木材が本物のハカランダだとしても、現在のハカランダは十分な時間をかけて育てていないはずです。板材としてとれそうに
なったらすぐに伐採してしまいます。伐採が早すぎるので、形質の個体差が激しいので
す。これはホンデュラスマホガニーと同じことです。
シーズニングに関しては、これは元々最初にもっていたところ(例として、先ほどにも
書いた家具問屋をあげておきますが)で最初のシーズニングが行われているはずです。なぜなら、今まで保管されていたわけですから。何をつくっている生産業者でも同じことです。
ですが、それもマーチン工場から遠く離れたところが多いはずです。だから、手に入
れても自分のところでシーズニングの再調整しているはずです。生産ペースと生産数の
バランスを考えた時、それが平田さんのお考えになっているような「十分な」シーズニ
ングであるかは、私にもわかりません。私にも基準はありますが、その条件を満たして
いるかどうかもわかりません。
しかし、本物のハカランダだったら、それ相応の年月がたっているはずです。木材を
使ってものをつくる生産業者がそれを雨ざらしにしているなんてことはないでしょう。
(ここまでは本物のハカランダだとしたら、の仮定で書きました。)
平田さんのおっしゃる通りに、マーチンはハカランダに執着をみせているわけではな
いです。
なぜなら、マーチンは「ハカランダ」だけがいい音だとは思っていないからです。
私自身、他の木材もいい音がすると思うし、「マホガニーこそがマーチンだ」という
人の気持ちも少なからずわかります。
ハカランダ人気がこんなに熱いのは、実は日本くらいです。マーチンに限らず、ハカ
ランダ使用のモデルは、かなりの割合で日本に流れてきているのをご存知でしょうか?
私も、ギターの個人製作家とメールのやりとりをしていますが、彼らと話すと、「君は
日本人?日本人って、ハカランダ好きだよねー、なんで、あんなに好きなの?」と最初の
頃には逆に尋ねられたものです。
平田さんは「限りある自然資源を大切にしてもらいたい」と書いておられますが、実
はハカランダを大量消費させているのは、日本人の方なんです。
しかも、ハカランダにこだわっている人で本当にハカランダの魅力を理解している人
が何割いるのか疑問です。
有名人が使っているから、高級だから、数が少ないから、友達に自慢できるら・・・
それらの音に関係ない理由で、ハカランダにこだわっている人も多いのは事実でしょ
う。
気をつけなければならないのは、日本人の方かもしれません。
値段のことを言うのはもうやめにしましょうよ。何を言ったって、何を書いたって、人気商品、高級品の値段を決めるのは「売り手」であって、「買い手」ではありませ
ん。
(あの値段にしたって、頻繁に買わせないようにするためのものかもしれないんだ
し・・・)
美女を熱心に口説いたところで、ベッドまでついてきてくれるかどうかを決めるの
は、こちらではなく、美女の方なんですから。美女がついてきてくれなかったからっ
て、文句を言うのは野暮ってもんです。
(また、この例えかよと思われるでしょうが。)
[2003/10/14 08:46:43]
お名前 Name: 福岡 平田達彦
URL
みなさん為になるご意見ありがとうございます。
DOO0さんの意見、よく理解できます。
>>結局、「ハカランダ」と「マーチン」が合体した瞬間に、一つの神話が
生まれるのではないでしょうか?〜神話に大騒ぎするファンが
形成した価格に、大騒ぎしない人達が不審感を持つというのもまた当然
かと思います。
みなさんのご意見やHPの紹介により、ギターの原材料費を調べましたが
ハカランダであれ、インディアンであれ、その価格差はギターの価格に
ほとんど反映されないほど、人件費のしめる割合が大きいという事が分
かりました。
でも大量生産を前提にするマーチンと少量のハカランダの調達で生産する
個人ビルダーの価格差も理解できます。貴重素材の大量仕入れにはそれな
りのまとまった材を所有する有力業者との契約も必要ですし、仮に少量保有
する業者との取引になれば、大企業のマーチンでは手間暇も莫大でしょう。
SIRIUSさんの言う
>>それが本物であるのなら、どこか別のところから調達してきたということにな
るわけです。当然、正規の資材調達ルートではありません。残りの限られた材をもつ、
そのルート(ヨーロッパの家具メーカーだったりします)には、他のメーカーや製作家も
調達するためにコンタクトをとっています。
正規ルート(ワシントン前の伐採)ならなにも問題がないのですが、密輸の可能性も否定
できない現状です。大量に消費するなら供給が安定した非合法の手段も考えられらると思
います。マーチンを否定するのではないのですが1970年あたりから指板、ブリッジ等
一部にだけに使用して、材の確保が困難になったという理由で極端にハカランダの使用は
激減しています。当時のマーチン社の価格付けや、アナウンスなどみても特にハカランダ
にそれほど執着しているような会社の姿勢は感じられません。
しかし、今だにハカランダのもでるは生産されているのも事実です。当時のハカランダの
ストックではないのならシーズニングの問題も必然的にでるでしよう。
最近のモデルをみると板目がほとんどで当時のデッドストックかと思うのですが、それも
信憑性に欠けます。
マーチンのようなエコロジックなメーカーだからこそ、限りある自然資源を大切にして
もらいたいと考えています。
事実、ポールサイモンはマーチンの限定モデルにあえてハカランダの使用を控えてくれ
とリクエストしています。
ハカランダ使用のモデルの価格を不当に引き上げることにより、よくない神話、迷信を
つくり不当行為を助長するよのないようしていただきたいものです。やはりマーチン社
は良きオピニオンリーダーであって欲しいのです。
[2003/10/14 05:37:18]
お名前 Name: ローランド
追加のコメントです。
↓↓↓ のサイト http://www.colonialtonewoods.com/は、
トップページでした、こから、左上のほうの
「WOODS」をクリックすると
Braziriann rosewood が出てきます。
[2003/10/14 01:56:10]
お名前 Name: ローランド
アメリカでは、一般人のギター製作なども、かなり盛んのようです。
ギター製作教室や学校とか、図書館などにも、いろいろギター製作の
本があったりでギター製作関連の書籍もとても多いようです。
ですから、ギター用の木材を売るサイトもかなりあります。
(やはりギター先進国ですネ)
、、、、で、ハカランダ(Braziriann rosewood)を扱っている
ショップのサイトがありました ↓
http://www.colonialtonewoods.com/
他の材と比較すると、多少コストがわかるとは??? 思いますが、、、、
[2003/10/14 01:47:46]
お名前 Name: SIRIUS
追加で書き込みます。
>D000様
『神話に大騒ぎするファンが形成した価格に、大騒ぎしない人達が不信感をもつとい
うのもまた自然かと思われます。』
書いておられること、もちろんわかります。特に、最近のマーチンに批判的にならざ
るを得ない方や、アタリのマーチンを知らずにその言葉を先に固定概念として受け入れ
てしまった人なら、なおさら不信感を感じるのでしょう。
ですが、マーチンの音はマーチンにしか出ません。良い部分も、また悪い部分があっ
たとしても、マーチンはマーチンです。
もちろん、個人製作家の方で、黄金期のマーチンのレプリカを目指している人たちも
います。ジム・メリル、ジュリアス・ボージャス、ショーンバーグといった人達です。
ですが、彼らがいくら頑張っても、イコール・マーチンにはならないのです。実際、
私も弾いたことがありますが、似ていても、やはりどこか違うのです。
ちょうど、マックスやエリオットのつくったレプリカ・レスポールが、長年レスポー
ルを弾いてきた人間に、
「すごくよくできているけれど、なんか・・・微妙に違うよね」と言わせるのに似ています。(それでもいいギターだとは思います。)
そして、個人製作家の人達もそれを承知しているのです。
さらに、個人製作家は自分たちがマーチンよりマイナーな存在であることも、もちろ
ん理解しています。セットアップから細かいリペアやオーダー時の調整まで個々に細か
いケアをしているのにも関わらず、自分がマーチンより有名になることもないことをわ
かっています。彼らが経済的にやりくりしていくのは簡単ではありません。
だからこそ、少しでも普及させようと、マーチンより価格を安くしているものが多いのです。(この点では製作家によって、また事情は異なるでしょうが。)
もちろん、おっしゃるように、所詮は名前代だという気持ちもわかります。でも、過
去のあの功績、あの音を考えてこそ、その名前代すらも許せる人達がいるわけです。
マーチンの音はマーチンにしか出せません。そして、そこにハカランダの組み合わせ
があって、あのような結果になります。
不信感を持った人も、その現実を学ぶしかありません。
嫌だと思ったら、買わなければいいだけのことです。ですが、それでも買い逃したも
のは、ずっと頭に残り続けます。そういうものです。この点に関しては諦めるしかない
のだと思います。
>たかぎさん
褒めてくださって、ありがとうございます。ちょっと気恥ずかしい思いです。
[2003/10/13 23:20:30]
お名前 Name: D000
ハカランダそのものでどれくらい値段があがるかは手工ギターのオプション
価格をみれば分かりやすいと思います。
Greven guitar[http://www.grevenguitars.com/options.htm]では、
500ドル(約5万5千円)、マスターグレードの最高級のものでも
2000ドル(約22万円)追加でハカランダです。
Kunkel Guitar[http://kunkelguitars.com/pricing.htm]では
800ドル(約8万8千円) 以上の追加でハカランダです。
サンドギター[http://sandguitars.com/model02.htm]は、
1000 ドル(約11万程度) 追加すればハカランダです。
ギター一本買える値段ではありますが、私達がハカランダマーチンから
連想するよりもずっと安価だと思います。
結局、「ハカランダ」と「マーチン」が合体した瞬間に、一つの神話が
生まれるのではないでしょうか?もちろん需要があれば供給があるのが
当然ですから何もおかしくはないのですが、神話に大騒ぎするファンが
形成した価格に、大騒ぎしない人達が不審感を持つというのもまた当然
かと思います。
[2003/10/13 10:44:31]
お名前 Name: たかぎ
SIRIUSUさん、まったく同感です。
すんばらしい表現でたまげました!パチパチパチ!!!
[2003/10/13 09:20:21]
お名前 Name: SIRIUS
以前にも、ここで値段についてのスレッドがたち、かなり紛糾したので、私自身も、
あまり値段のことは書きたくないのですが、実情をご存知ないようですので、書きま
す。
まず、マーチンのストック分のハカランダは、それが本物のハカランダであるなら、
本来、とうの昔になくなっているはずです。それにも関わらず、現行モデルにあるとい
うのは、それが本物であるのなら、どこか別のところから調達してきたということにな
るわけです。当然、正規の資材調達ルートではありません。残りの限られた材をもつ、
そのルート(ヨーロッパの家具メーカーだったりします)には、他のメーカーや製作家も
調達するためにコンタクトをとっています。
希少なものであるうえに、ライバルと競争しながら、正規のルートではないところか
ら仕入れるのであれば、その木材が中間マージンや競り合いコストを含むのですから、
激高の値段になるのはあたりまえのことです。
それでも欲しいという人がいるのです。その材の出す音にすっかり惚れ込んでいる人
たちです。そうなると、値段なんて関係ないのです。
要は、その材の価値をみとめ、その値段を払ってでも欲しい、とにかく欲しい、自分
の音楽には必要なんだ!と考える人たちが買うのです。
これはギターに限ったことではありません。いいもので数の少ないものになら、すべ
てあてはまる状況です。
スーパーモデルのような女性(まるで物扱いで申し訳ないですが)からフェラーリま
で、みんな同じです。
いいもので、数の少ないものを手に入れるためには、競争しなくてはなりません。そ
して、それに見合ったコストを支払った人たちだけが手に入れられるのです。
そのコスト分を払えない人にとっては悔しいことでしょうが、これが世の中の有様で
す。
第一、美人のオネエちゃんに、「僕の年収は300万ちょっとだが、君にはそれが妥当
だ。だから、ついてきてくれ」と言って、ついてきてくれると思いますか?
平手打ちをくわずに済んだらめっけものでしょう。
だから、値段のことなんて言っても仕方ないんです。
欲しければ、頑張って、貯金するしかありません。あるいはローン・レンジャーになって働きまくるか・・・。
平田さんが、ハカランダのモデルが欲しいなら、とにかくお金を調達して買うしかな
いと思います。健闘を祈ります。
[2003/10/13 07:35:40]
お名前 Name: 匿名希望
平田さん 初めまして
現在、公表されているところでは ハカランダはメーカーストック分しかないと思います。
日本でも米国でも一般のギター材を扱っているところではハカランダの扱いはありません。
http://homepage2.nifty.com/aimoku/
http://www.lmii.com/CartTwo/Secondproducthead.asp?CategoryName=Backs+and+Sides
私はギターの原価はほとんど人件費だけだと考えております。
じゃギターの市販価格はと 問われれば需要と供給の関係だと認識しております。
ハカランダのギターを望む人が誰もいなければ 無理をしてまで使う理由はないと思い
ますし ビンテージ物のあの様な価格もつかないはずです。ですから購入する人がいる
限り たとえ3倍の価格でも成立しているのだと理解しております。
[2003/10/13 03:41:27]
お名前 Name: 福岡 平田達彦
URL
例えば同じ様なスペックのマーチンでも、インディアンローズとハカランダではギターの値段
が2〜3倍も格差があります。
同じ面積のインディアンとハカランダの素材の価格差はどのくらい違うのでしょうか。
ギターの定価は流通、人件費、材料費など単純に考えても、ギターを作る手間が同じなら、
よほどハカランダの原材料費が高くなければ2〜3倍の価格差はでないようなきがします。
同じ様な行程で作るギターに素材が変わるだけで、ここまでの価格差がでのはどうも納得
できません。(ギターの原材料費は数十分の一、ハカランダの加工に手間がかかるとは
思えません。=人件費、工作過程はほぼ同じ。)
不当に高いように思います。みなさんはどう考えますか。
[2003/10/13 02:59:11]
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