記事タイトル:000とナット幅 


書き込み欄へ  ヘルプ
お名前 Name: 骨折   
ご意見賜りましてありがとうございます。

私も、アコギ=マーチンの青春時代を送った一人ですから、マーチンブランドに対する
思い入れも非常に強いんです。
他方、今小さな会社を経営いたしておりまして、経営者としての判断にも凄く納得して
しまいます。

例えば、アコキング。さんの「いくらコストがかかっても、往年のスペックでカスタム
オーダーを」の話しについて・・

あれだけのシグネチャーモデルを製作しているのですから、物理的には可能なはずで
す。本国のヘビーユーザーの依頼は受けてるかもしれません。

しかし、年間7万を流す製造ラインで、個別にパーツから作成しようとすると、コストは
大幅アップになります。
平均単価5万円程度のアコギをつくっているヤマハのカスタムモデルが、100万円を軽く
超えることを考えると、価格は桁はずれになります。
ソフトウェアや商標権など無形資産の価値を重視するアメリカで、トップブランドのフ
ラッグシップモデルであれば、むしろ桁外れな価格でないとユーザーの支持を得られま
せん。
ましてや、アメリカは熟練職人の人件費は大幅に割高なのです。

日本はご存知の通り平均所得は高いのですが、アメリカに比して大金持ちが少ない国で
すから、超高額商品のマーケットとしては特に魅力的ではないはずです。(トヨタもレ
クサスチャンネルはアメリカから始めました。)
加えて、大手楽器店経由の商流で、大幅な中間マージンが発生します。
言語の違いから細かいスペックの調整が難しい上に、気候の違いから不具合へのアフターサービスも神経を使う必要があります。

上記の理由から、私がCEOであれば、日本でのカスタムはネガティブです。
代わりに、黒澤楽器経由で一般的日本人のために複数のJPCTを準備しましたといっ
た感じでしょう。

以上、企業の寿命は40年といった言葉がありますが、1980年ごろを境に、マーチン社は間違いなく一度生まれ変わっています。
KIYAMA様のおっしゃる「品質は生産台数に優先する」は生きていると思います。
ただし、その品質の基準が各グレードごとに異なるわけで、DMとGEを同じ精度で作ったのでは、企業としては存続できない事に気が付いたのです。

またまた、世知がない意見で申しわけありません。
聡明な皆さんはすぐにご理解いただけると思います。

最近心配なのは、近年もののマーチンにネガティブな書き込みが多いように感じていま
す。風評というものは怖いものです。
若い方にはなかなか理解できないのかも知れませんが、30年前給与の2ヶ月分でも買え
なかったD-28が枯れているのですから、1ヶ月分の給与で買える現在のD-28よりよく鳴
るのは当然であり、この2台を単純に比較してマーチンの質が落ちたと、安易に判断して欲しくないのです。

オールドマーチンファンの単純で純粋な意見でした。

追記 この長たらしいレスをお読みいただいた方全員に、心から感謝いたします。
[2005/05/29 15:32:52]

お名前 Name: KIYAMA   
骨折様
 
おっしゃる通りだと思います。

昔ながらのマーチンを望む一方、VシリーズやGEはたまた
アルミトップまで開発する姿勢は企業として頭が下がる気もします。
他社のコピー品でしか手に入れられなかったものを
本家で造ってくれるようになったわけですから。

今のオーナーの経営方針によるところが大きいようですが
個人的には、ギター製作=職人気質であって
房メーカーではありませんが「品質は生産台数に優先する」
と言った、方向であってほしかったです。
この値段だからこの品質でいいだろうでは
「あぁ?マーチン?ピンキリだね!」となってしまい
個人的に 悲しいのです。
[2005/05/28 22:22:56]

お名前 Name: アコキング。   
骨折様

いやいや貴重なご意見です。

モノ作りは何でもそうですが、熟練職人による手作業の工程が多ければ多いほどコスト
はかかりますが作りは丁寧になります。企業の経営者としては合理化できる部分は合理
化してコストダウンを図るのは当然でしょうね。30年前に定価80万程度だったD−
45が、現在でも105万である事を考えればかなりコストダウンがされていると思い
ます。

しかし一方で「いくらコストが掛かっても良いから往年のスペックでカスタムオーダー
したい」という人もいます。たとえば70年のD−45を復刻したいと思うユーザーが
いても、ジャーマンスプルースは選べない/アバロンはラミネートのみ/グローバーは
往年のものとは規格が違う/ブルーケースは選べない、では再現できません。

折角カスタムオーダーシステムがあるのですから、これらをすべて調達可能なかわりに
200万かかりますがどうしますか、というオーダーも受けて欲しいと思うのです。G
E期だけでなく過去の全てのスペックを再現可能にしてもらえないものですかね。

たった一人の注文のために(そのかわりコスト無制限)での注文は受けられないのでし
ょうか。ルシアーじゃないからムリかな。
[2005/05/28 18:19:23]

お名前 Name: 骨折   
KIYAMA様、アコキング。様

知識豊富な両名様に素人考えで申しわけありませんが、私の意見を書き込んでみます。

一般的によく83年ごろまでのマーチンは出来がよいと聞きます。
私のHD-28は81年ですが、確かに近年ものとは別格の鳴りだと思っています。
その理由は、良質の材が少なくなったからというものです。

しかし、80年ごろから急激に販売台数を落としはじめるマーチン社には、むしろ良質な材があまり始めるのが普通だと思います。
日本のKヤイリやアストリアスには、現状の生産台数ならば、軽く10年分の材のストックがあるそうです。
つまり、マーチン社のギターの平均点が下がった(某楽器店の店員さんはこの様な表現をされておりました)理由は材ではないと思います。

私以前は、某大手外資系の会社に勤めていたのですが、80年ごろといえば米国経済が危殆に瀕していた時代だと思います。
UAWなどの労働者団体がストを繰り返し、経営者は米国企業の体質改善に日本企業を見習いましょうなんて言っていた時代ですよ。
日本企業は真に絶頂期で、QCだカンバン方式だと、各メーカーでは効率化だとか作業の標準化などが金科玉条のごとく唱えられていました。

私は、この時期にマーケットが大幅に冷え込んだマーチン社は、きわめて一般的な対応策を講じたと理解しています。
もっとも、ギター製造業は人件費率が極めて高く、改革の断行なしには存続も危うい状態だったのかもしれません。
一般的な対応とは、
々盂杤蠧声圓寮依(リストラ)
∈邏塙程の見直しによる生産効率の向上
8楜劼離法璽困帽腓錣擦疹ι奮発による付加価値アップ
などで、日本の企業に勤めるかたなら皆さん当たり前の内容です。
もしかすると、マーチン社はジェナンドーの生産などを通じて、直接日本企業から学んんでいたのかもしれません。

私のHD-28のヘリンボーンは、ショルダーの辺りで目が詰まって、カッコ悪いんです。
古いHDは、もともとまっすぐな材料を、トップの形に押し込むので、どこかで目が詰まるそうです。
最近のものは、もともとDタイプ用に成型された材料なので、目の詰まりはありません。
近年のマーチン社は、こうした改善を大量に実施して、生産性を向上させています。
もっとも、この辺りは、皆さんの方がお詳しいとおもいます。

ところが私が凄いと実感しているのは、の部分です。
合板のギターを開発し裾野の大幅拡大を実現したり、カスタムモデル導入や、00042ECB販売など、見事に購買者の意欲を刺激してくれます。
また、上級モデルにはそれなりの熟練の職人も配備されているようです。

ところが、私たちの世代(多分私はアコキング。さんより少しだけ若いと思います)には、根強いマーチンコンプレックスがあります。
また、ギターなどの楽器という商品には過剰に感情移入を起こしやすいという傾向があります。
したがって、私もマーチン大好きで、なぜか弾いていると心安らぎます。
しかし、マーチン社という企業は普通に営利目的で商品を製造しているだけなのです。
この点を正しく理解しておかないと、このレスをみた方の中には、「最近のマーチンは手抜きしている」と誤った解釈をされかねないと思います。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
たまたま暇だったので、長くなってしまいました。
いつも思うのですが、私のHDが当時定価40万円で約20%オフとしても、32万位の筈です。
当時の大卒初任給逆算で、今の46万円位です。
今、HD-28はネットで23万円で購入可能です。
お金をものさしとして、企業の営利活動を理解してあげる事が原則であり、
なぜかマーチン社に申し訳ないような気がしてしまいます。

尊敬する皆さんに反論するようでゴメンナサイ!
[2005/05/28 15:45:47]

お名前 Name: アコキング。   
KIYAMA様

同感です。83年(150周年)を境にマーチン社は明らかに変貌しています。直後に
大リストラを行ってから、仕様変更が頻繁になりました。ですからコストパフォーマン
スに優れているのは、グローバー終了後から83年までのものだと思います。以前にも
触れましたが、ジャスト83年製のものにはアタリが多いという印象があります。
[2005/05/28 02:06:48]

お名前 Name: KIYAMA   
本当は音に関するネックシェイブもロッドの種類
指板の種類、ペグの種類でも音に影響すると思います。
本来は時代によって緩やかに変更改善されたストーリー
があるようですが、昨今のモデルの氾濫は選ぶ側からすれば
迷ってしまうのもうなづけます。


非難を浴びると思いつつちょっと書かせてください。
同じスタンダードD-28も'83位迄のもの(スクウェアー標準)と後の
アジャスタブル採用後のスクウェアー使用のD-28では
明らかに後のシェイブが太いです。
マーチン社がアジャスタブルロッドを採用した経緯は
ギブソン社のパテントが切れたからと言う説が多いようですが
国産でもギルド社もずっとアジャスタブルロッドでしたし
単によく乾燥された良材が減少してきた為の対策だと思います。
私はコアなビンテージファンではありませんが個人的に
Vシリーズ等はスクウェアにして欲しいものです。
片手落ちのように感じます。
マーチン社の質と精度を実感できる部分だと思います。
私が、これがマーチンだと思えるのはやはり'83迄です。
もちろん、昨今の名機も多く有りますがどこかで躊躇してしまいます。
[2005/05/28 01:39:04]

お名前 Name: 生の意見   
>>KIYAMA様

そうでした。47.6の間違いでした。こりゃどうも。
そうすると今まで「雰囲気を出すためだけに太い」と思っていたネックも
実は鳴りに大いに関係があると言うことですかね?

自分は太いネック苦手なんですが、そう考えると好きになりそうです(笑

ちなみにクラギのネックはMartinで一番太いネックよりも
さらにまた太くないですか?握って驚きました。
[2005/05/24 06:18:31]

お名前 Name: 骨折   
なるほど!
手持ちのHDー28で試したところ、KIYAMAさんのおっしゃるとおり、確かに音が変りました。
間違いなく、ネックは音質に影響しているんですね。

思い出しましたが、以前友人のクラギ(トーレスタイプ?とかいうやつです)を弾いてみた時、
小さなボディーのわりには、単音弾きにも関わらず大きな音に驚いたことがあります。
クラギのように太いネックでは、影響も大きいはずです。
また、HDのようにスキャロップでトップの振動が大きい固体は、影響が大きいのかもしれません。

考えてみれば、クラギの50ミリを超えるネックを女性が演奏しているわけですから、
あとは1ミリのネック幅差に対する慣れの問題で、マーチン社もこうした根拠から
指弾き中心モデルのネック幅を判断していると考えるべきでしょう。

結局問題は、私のように古い人間は、初めてギターを手にしてから30年も経っているわけで、
頭と指が硬くなっているという事かもしれませんね・・(笑)

皆さん、ありがとうございました。
[2005/05/23 09:38:13]

お名前 Name: KIYAMA   
追伸
ペグの交換なんて大げさなもので無くって ぜひ実験ください。

1)ヘッドにタオルをターバン状に巻いてヘッドの振動を殺してみる。
2)何でも良いのですが ヘッドにビビらないように、重りをつけてみる
(金属製のカポなんかもいいかも)

どうですか?
[2005/05/22 12:17:23]

お名前 Name: KIYAMA   
生の意見 様
>Martinで一番広いナット幅の46.7mm
47.6ではないでしょうか?

私見ですが、ネックが音影響するのはかなり重要な気がします。
単純に考えてブリッジに伝わる振動と押えたフレット(ネック)に伝わる振動は
同じだからです。
ゆえにネックシェイブはおろか、ヘッド形状、ペグの質量は音に影響すると考えます。
もしネックの振動のフィードバックが無ければ
ペグを交換しただけであれだけ音が変わるとは 思いませんので。
[2005/05/22 12:11:18]

お名前 Name: 生の意見   
>骨折様

>000タイプ=指弾き中心=ナット44.1ミリ中心
>Dタイプ=ストロークも必要=42.9ミリ中心

僕の場合は最低限OMのナット幅がないと指でもフラットピックでも納得いきません。
しかし最近はOMでも狭いと感じ、さらにその上の46mm(例えば000−28VSや
000−45JR)でも狭いと感じ始め、Martinで一番広いナット幅の46.7mm
じゃないとピック弾きも指弾きも満足いかなくなってしまいました。

やはり自分で弾いてみて一番しっくりと来るのがスタンダ−ドではないでしょうか。
後、やはりたか様のおっしゃる通り慣れのの占める要素も大きいと思います。
[2005/05/22 02:41:08]

お名前 Name: たか   
僕は2月にOOO-42を購入しました。骨折さんと
同じ考えを持っていたのですが楽器店で見つけ
てしまった時、試奏し弾くのは大変だ、と感じ
ながらも購入してしまいました。以前から縁が
あれば欲しいと思っていたところにレギュラー
モデルとなって登場したので・・・。
それまでは現行のD-28,そして’64のギブソン
J-45を主に弾いていました。
去年くらいまでJ-45が一番弾きやすかったのです
が、今年に入るころからD-28に変わっていました。
最近ではOOO-42にもずいぶん慣れました。
ようは慣れが大切ではないかと。でもD-28を手に
するとやっぱり弾きやすいですけどねぇ。(笑)
慣れるのは大変だと思いますけど、ちゃんとした
ものに出会えればいいギターだと思いますよ。
[2005/05/21 16:25:15]

お名前 Name: 骨折   
貴重なご意見ありがとうございました。
いよいよ悩んでまいりました。

結局マーチンの場合、
000タイプ=指弾き中心=ナット44.1ミリ中心
Dタイプ=ストロークも必要=42.9ミリ中心
ということなのでしょうね。

00042がレギュラーモデルになったと聞いて大喜びしたのですが、日本仕様だけでも
ナット幅42.9ミリを残して欲しかったと感じているのは私だけでしょうか・・?

そういえばアコキング。さんが以前このレスに書かれておられましたね。
でも・・・やはり・・・00045は・・・遠い・・・(笑)
[2005/05/21 09:36:04]

お名前 Name: 匿名   
ストラトでネック交換を試したことありますが
素人判断でも材質はともかく太さで音質は劇的に変わります。
ソリッドエレキでもそうですからアコギではなおさらではないでしょうか。
D-18・28GEの鳴り方もネックサイズの影響がかなりあるように思えます。
[2005/05/19 17:29:13]

お名前 Name: 生の意見   
チラシの裏ですが書き込みさせていただきます。

物理的な事はよく分かりませんが、個人的には「さほど変らない」と思ってます。
当方ナット幅47.6mmの00−21の年代の近いものを二つ持っており、
片方はMartinで言うところのFull-Thicknessという一番太いSQネックで
もう一本はそれと比べると細めの蒲鉾型ですが、正直どっちもよく鳴っていて
ネックが太い方が鳴る、とは感じません。

物知的に考えればネックが太いということは何らかの形で音に関係してくるのでしょうが正直、よほど耳の良いアフリカ人か、もしくは機械でしか測定出来ないレベル
の範囲だと思います。

ちなみに手は大きい方だと思いますが極太ネックで1弦セ−ハのB♭を抑えようとすると
細いネックのギタ−と比べてかなり力が必要でキツイです。

鳴る&鳴らない という観点で考えますとネックが太くても鳴らないものは鳴らないし
細くても鳴るものは鳴る と・・・

 
[2005/05/19 00:13:44]

お名前 Name: Turky   
こんばんは
ネックの太さと音質(バランス)との関係は、全く解りません。
同じ胴体でネックだけ換えて比べると、違いが解るのかもしれません。
従って、ルシアーの方のご意見がもっとも正しいのだとおもいます。

わたくしも手が小さい(いっぱいに広げて20cm程度)のですが、
見栄を張ってD−28SQを買いました。
ナット幅は44mmですし、ネックもずんぐり太いです。
決して握りにくいとは思いませんが、
親指で6弦F#を押さえる場合、かなりきついです。
他所有ギターで、2本のDタイプは、共にナット43mmで
ネックはうすく、細いです。
どのギターも、ネックに振動を感じますし、音量もさほど変わらない
ように思います。気持ちD−28SQが図太い音かなぁ?とは思う程度です。
先月試奏させてもらった、D−42Vも、意外にずんぐり感があるネックでした。

ネックの太さやナット幅は、演奏性と演奏スタイルへの影響は大きい
と思いますが、音質や音量への影響は「??」です。
[2005/05/18 18:56:17]

お名前 Name: 骨折   
こんにちわ。久しぶりの書き込みです。
今、000サイズを一本欲しくて、あちこち探しているのですが、疑問に感じている事があります。

私手が小さくて、ナット幅は43ミリ希望なのですが、00028ECも最近の00042も44.1ミリですよね。
したがって、マーチンでは00028の上は00045となってしまいます。価格が3倍です!(汗)

そこで、国内の有名工房でカスタムの見積もりを取ってみたところ、ルシアーの話として、
いろいろ試した結果、000ボディーには太めネックのほうがバランスがよいとの意見だそうです。
どうやら、小ぶりなボディーに太めネックが最近の流行のようですね。

そこで皆さんに聞いてみたいのですが、
ネックの太さは、それほど音に影響するものなのでしょうか?
あるとしたら、どの様に異なるのでしょうか?
そういえば、OMも最近は人気が高いそうですね。
異なるネック幅のギターを弾いた事のある方の意見を聞かせてください。
[2005/05/18 18:09:57]

このテーマについての発言をどうぞ。Write about this theme.
氏名:Name
E-mail(入力必須) URL


半角カナは使用しないようにしてください。文字化けします。
改行は自動では行われません。適当な位置で改行をお願いします。
書き込みボタンは1回だけクリックしてください。2回クリックすると2重投稿になります。
記事一覧に戻る