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お名前 Name: 猫
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皆様はじめまして。猫と申します。
かくいう僕も、ケースでの保管に疑問を持っています。
確たる、それが正しいという証拠のようなものはありませんが、
ギターというものは常に一定の環境で弾けるものではなく、
目まぐるしく変わる環境に慣らしておいた方がいいと思うからです。
まず湿度や温度の変化によるウェザーチェックや塗装浮きが問題になると思いますが、
これは発生しない方がおかしい現象であり、
目を瞑らなければ高いギターは所有できないと思います。
余談ですが、
ウェザーチェックや塗装浮きはケースから取り出した瞬間に発生するという事象もあるようです。
環境の変化によるブレーシングなどあらゆる接着の剥がれも問題になるでしょう。
しかし環境というのは、ケースに入れていても変わります。
湿度は除湿剤で保てるかもしれませんが、温度はどうしようもありません。
急激な変化がいけないのだとする意見もありますが、
ケースに入れておけば緩やかな変化なのかという疑問が拭えません。
気密は保てるかもしれません、が、そんなに保温出来るでしょうか。
また、そんなに保温出来るケースの中は夏場どうなるでしょうか。
真空断熱ではないですからあまり期待は出来ない気がしてなりません。
○○○○億円するバイオリンでは、移動やホールの環境への慣らしには、
ケースに入れてそれぞれの場所で数日慣らすとか異常なほど気を使うと聞きますが・・・。
一般的に、環境が変わる場所の場合ケースに入れて30分〜1時間慣らした方が・・、などと聞きますが、
大自然の中で育った木がその短時間で慣れるのかも疑問です。
また、これは僕がオークションで落札したウレタン塗装のギターの話ですが、
ずっとケースに入れて保管されていたようで、
裏板の塗装にケースの起毛の跡がびっしりと付いていました。
音に満足したのでクレームにはしませんでしたが。
また、上記のオークションで落札したギターは、
部屋に出しっ放しでほぼ10年付き合いましたが、異常も見せず鳴りを増しています。
それから、気軽に手に取り、すぐに弾ける状態にしておくことも重要かと思います。
ケースに入れておくことで、
取り出すのが面倒だから今日はいいやと思ってしまうのは僕だけだとしても、
出し入れする1分が重要だと僕は考えます。
その1分でも多く弾いた方が成長すると思うのです。
たかが1分と思われるかもしれませんが、
60日続けたら、出す動作と入れる動作で2時間分を損します。
完全に独断と偏見ですし、
真似をされた方のギターに不具合が出ても何も補償は出来ませんが。
[2008/01/24 03:53:50]
お名前 Name: NANU
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私も健太さんと同じジレンマを抱えこのページに行き着きました。
マーチンというテーマからは少しずれるかもしれませんが、
最近実際に私が体験した事をどなたかの参考になれば、と思いつらつらと書いてみます。
タカミネ・ナイロン・エレアコ(ラッカー塗装物)
付属のケースが微妙にあっていなかったようで、ケースの深さがボディーの厚みより深くケースに本体を納めるとネックに順反りに負荷がかかっている状態で、買った時から気になっていましたが、自室で入れっぱなしで保管してたところ3年目に見事に順反りしました。またかなりケース内が多湿だったらしくペグの歯車にサビが、またトラスロッドも錆びて回しにくい状態になりました。
友人のギブソンL-5は都内から沖縄に移住後沖縄ではケースを開けず、一年後に都内に戻りケースを開けたところ、金属部分は全て青?緑?の錆び?に覆われて演奏不能の重傷になっていました。
テラダ製モーリス (ヤフオク購入)
こちらも前オーナーは弦を張りっぱなしでネックに負荷のかかる上記タカミネのようなケースで長い間保管されていたようでネックのボディーとのジョイント部からネックが若干起きてしまっていました。こうなるともうトラスロッドでの修正が不可能ですよね。(泣)
エピフォンのフルアコ (新品購入)
こちらのケースもやはり本体厚みの高さとネックを置く場所の高さがちがいましたが、新品だししばらくは大丈夫か・・と思っていたところ買って半年で順反りしました。
逆にオベーションのケースはボディの形状に程良くピッタリのものでレギュラーチューニングのままケースに入れっぱなしでもう10年近くになりますが、綺麗にネックは真っ直ぐを保っています。余談ですが92年に買ったフェンダーのストラトも同じように程良く寸法のあっているケースで無事故のまま今でも元気に音をだしています。
また今から25年前に購入したconnというメーカーのアコギは我が家で長い間弦をはりっぱなしの出しっぱなしで放置されていましたが先日クリーニングしたところ見事にネックは真っ直ぐをキープし、しかも記憶の3倍ちかく激鳴りになっていました。
先日友人のギブソンハミングバードをケースから取り出す機会があったのですが、本体とケースが密着しすぎていて取り出すのに苦労しましたが、topsさんの書き込みにあるようにこれは逆にどうなんだろう?と頭をかしげました。
上記の事から私はケースと程良く合っていないギターは全てケースに入れずに人の過ごす部屋で壁にハンガーかけて保管しています。ケースは出かける時のみと割り切るようにしました。しばらく使う予定のないものは弦もブランブランにしています。
ただこれは大きな地震などがあると悲惨ですしホコリの問題もどうしてもついてまわりますが今のところこの方法に落ちついています。
健太さんが書き込んでいらしたケースと本体の関係性はギターをベストな状態に保つという意味で思った以上に奥深いものだと私も思います。特にアコギはデリケートなモノが多く未だにベストな保管方法を見いだせないでいます。
皆さんは如何ですか?
[2004/02/28 18:25:52]
お名前 Name: 健太
奥様とケンカが始まりそうな時は,すぐにギターをケースに入れる事を
強くお勧めいたします。できればカールトンの頑丈なケースがいいですよ!
[2002/10/30 05:41:09]
お名前 Name: 山下
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健太さん、topsさんこんにちは。
健太さんのご意見には、私も同感です。できるだけ、ギターはケースから外に出して、状態を
把握しているほうが良いと思います。特に内張りと塗装の問題は神経質と思われるくらいに
気をつけたいですね。
ただ、小さなお子さんがいて、ギターをお子さんの手に届くところに置いておくしかない場合
は、絶対にケースに入れていたほうが賢明ですね。それと、奥さんとケンカした後なんかは、
ケースが必需品だと思います(笑)。
[2002/10/28 14:26:17]
お名前 Name: tops
75年製のD−28です。
ギブソンのリイッシューJ−45のケースに、しばらく入れておいたら、
ネックの裏の塗装が溶けて、内張りにべっとり。びっくりしました。
こんな事ってあるんですね。
[2002/10/28 11:29:51]
お名前 Name: 健太
常時ケースにギターを入れて保存する方法ですが、はたしてどういうメリット、ディメリット
があるのか考えるときがあります。
私は移動する以外、楽器を常にギターハンガーにつるしています。その理由として、ギター
ケース内で楽器に無理な負荷がかかっている気がするのです。とくに感じるのはネックに対し
てと、ブリッジを中心にした表板です。
ネックに対してですが、ボディー部分とネックの部分が反り対して負荷ゼロであれば問題ない
のですが、ケース内のギターは、いわゆる準反り方向か、または逆反り方向に負荷がかかって
いるのではと思うのです。
ブリッジ中心の負荷についてですが、あくまで使用するケースによりますが、例えば私のブル
ーケースの場合、ギターが比較的大きい振動にも絶えられるようにしっかり固定されています
その証拠にブリッジ部分の形がしっかりとケース内部に付いています。またネック固定部分に
ついても同様です。
ある程度の負荷によりギターがケース内に固定されているのは確認できますが、これが長期
にわたると、なんらかの楽器に対して悪影響があるのではと思うのです。
ケース内の温度、湿度の問題もあると思います。あるメーカーなど、水に浮くという事を歌い
文句にケースを作っています。つまり多くのしっかり作られたケースは気密性が高いという事
です。我々が普段感じる外気温、湿度とは同じだとは言えないのです。極端な例えをするなら
ば、普段に駐車している車に乗り込むときを考えます。ムッとくるようなあの体感温度、湿度
いやな感じを受けます。また、その逆もあります。どうも私には人間が快適に過ごせる空間が
楽器にとっても良い環境のような気がします。つまりケース内の状態は把握しずらいと言う事
です。
ケース内張りに密着する塗装への影響の無視できません。楽器が新しいうちは言いのですが、
経年変化を起こしたオールドなど塗装へのトラブルがないとは言いきれないと思うのです。
もちろんメーカーサイドも対策はしていると思うのですが。トラブルの話は聞きます。
これらはあくまで、私の主観に基つく意見です。
[2002/10/27 22:49:19]
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