記事タイトル:板厚測定おもしろいです 


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お名前: 染村 哲也   
IURさん、D-28命さん、TANNさん、家城さん、TAKEさん、こんにちは。

板厚測定にはTANNさんのご指摘通り、Hacklinger製のThickness Gaugeとい
う測定器を使っています。磁石を使って測定するもので、ノギスが使えな
い側板・裏板も測定することができます。ノギスと誤差を見てみたので
すが、0.1mm以内だと思います。

結果の評価につきましては、様々な見方ができると思います。
とりあえずもう少し色々な年代のデータを集めてみようと思います。
[2002/03/17 19:20:13]

お名前: TAKE   
関係ないのですが、28コピーの春日はトップ厚が2.5ミリあるかないかくらいなので
しょせんコピーは鳴りを良くするために薄いのかなあなどと思っていたのですが
そういう解釈もあるんですね。もしかしら良質な材で薄いのかもしれない..!(笑)
色々考えるだけでも楽しいですね。
あの測定表、最初は古い順にだんだん木が縮んで薄くなってるのかと思いました。
[2002/03/16 14:58:45]

お名前: 家城   
こんにちは。

僕も板厚のデータには興味深く見ていましたが、TANNさんと同じ印象を受けました。
トップ&バックの厚さについては、最近では長期間シーズニングが出来ないでしょうから
ちょっと前のスレッドでもあった人工シーズニングによって、いわば無理やり
乾燥させているので、セルロースの結合などもままならず細胞自体が破壊されてしまい、
板自体の弱さが浮き彫りになっているような気がします。

サイド材については、昔は職人がアイロンで丁寧に曲げていた為、
ある程度の厚さがないと割れたりしたのでしょうね。
オールドギターなどはその作業の証として、ウエスト部分が曲げ工程で
ちょっと焼けたような跡がついています。
現在では1アクションで曲げられるプレスアイロンを使うことで
均一な力配分により均一な曲線で曲げることが出来るのでしょうし、
その場合、ある程度薄いほうがやりやすいのでしょう。
まぁ、音に対して影響度の低い(影響がないわけではないが)サイド材ですから、
ここでのコンマ数ミリというのは、あんまり重要なことではないように思います。

そういうことから、現在プリウォーの復刻モデルがいくつか出されてますけど
ある意味で、まったく違うギターだということが肯けるように思います。
まぁ、ホントのところは木の厚さだけでなく、あらゆる面で、
同じD−28といっても、まったく違ったギターなんでしょうけどね。

ただひとつ、測定方法には僕も興味があります。
トップ材などは、経年によって多少痩せる度合いもあるでしょうから。
[2002/03/13 18:58:02]

お名前: TANN   
この結果を見ていると、材の質がどんどん悪くなっていっているような
印象を受けますね。
TOPは厚みを増さないと強度不足になってくるのでしょうね。
反対に、曲げの技術が向上し、重い材しか使えないような状況になって
来ているということではないでしょうかね。
Pre-WARが評価されてきているという状況がよくわかりますね。
この測定には、例の”パッチン”を使っているのでしょうか?
あれの測定誤差(器差)はどれくらいあるのでしょうか?
非常に原始的な測定用具なので気になるところです。
誰かご存じではないでしょうか?
[2002/03/13 11:35:18]

お名前: D-28命   
板厚測定凄いですねーパート2
どうして薄くなったり厚くなったりしたのか、その理由を考えだすと夜も寝られないくらい
です。ヾ(^^;)ツンツン
微妙な板厚と、ブレイシングの兼ね合いからなるマーチンの音の違い、きっと私達が想像する
よりもはるかにおおくの実験を繰り返し、そして出た答えにしたがって得られた答えなのでしょうねヾ(^^;)ツンツン
だって、想像するだけでのこぎり(私のイメージがあっているのかどうかはわかりませんが・・・)の
刃の厚みより、残す板厚のほうが薄いのですよ・・・ヾ(^^;)ツンツン
その板厚よりも厚い材料を切る作業段階で捨ててるって事なんですものササッ (((((; ・・)
変なことかいてすいませんでしたm(__)m
[2002/03/13 08:00:17]

お名前: IUR   
板厚測定コーナー昨日更新されましたが、興味深いです。
top、backは厚くなり、sideは薄くなっている。
工作機械の精度はどうだったのだろうか、設備更新や工場新設は
どうなっているのだろうか、とかいろいろ興味は尽きないです。
ますます充実を楽しみにしています。
[2002/03/12 13:21:29]

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