記事タイトル:マーチンのクラシックギターについて 


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お名前 Name: 心音   
私…友達とバンドをくむことになったのですが…私がやる楽器が…ギターなんです!!
でも、ギターは…弾いたことがないに等しいのです。助けてください!!
[2008/05/22 16:31:33]

お名前 Name: 中村   
初めまして。私は今年47才になりました中村と言います。
マーチンのクラシックというテーマに、ついレスさせて頂きました。
よろしくお願いします。
33年前にヤマキの12弦ギターを弾き始めてから、就職して憧れのマーチン
D−28,D−18、O-16NY、OO-18等を弾き継ぎ、最近までは60年製の
OO-18をメインとして弾いておりました。今年になり、あるきっかけで、72年製の
OO-16Cを購入するチャンスに恵まれました。
ファークルから自分の音楽は始まったのですが、基本的に独学で、耳コピだけ
でやって来たのですが、気が付くとジャンルは関係なくなってました。
クラシックも補助的に譜面など見ながら弾いたり、フォークもブルースもブルー
グラスも民族音楽もJAZZも生楽器であればどれも受け入れてしまいます。
(弾けるかどうかは別として。笑)
そんな私にはOO-16Cは、ベストな楽器です。
クラシックギターではまずお目にかかれないマホガニー単板ボディで、なぜか
スケールが長く(670mmくらい)、ネック幅も、純クラシックギターに負けない
広さで(54mmくらい)、慣れるまで最初はとても弾きにくい楽器でした。
でも、今は聞こえてくる音楽に自分の体の一部のように、自然に反応し、優し
い音で答えてくれます。それぞれの専門家から邪道と言われそうですが、自分
ではこれが最高です(笑)
ピック弾きも楽しいし、3フィンガーなんてバッチリ、ガーシュウインの曲も優しく
響き、アルハンブラの思い出も頑張って鳴ってくれます。
なぜ、こういう楽器を作ったのか、不思議でしょうがありません。
それぞれのジャンルで認められるものを特に求めていないような気がするのです。
しかしその不思議にピッタリはまっています(笑)
[2002/10/09 18:57:09]

お名前 Name: gaku   
クラシックギターは、約100年前のスペインのトーレスの
前と後で激変します。(正確には、トーレスの後期)
 それ以前のギターを19世紀ギターなどと呼びますが
19世紀ギターの 有名な製作者として
ラコート、パノルモ、シュタウファー ファブリカトーレ
が挙げられます。
 初代C.F.Martinは、18世紀末にドイツで家具職人の子として
生まれました。当時 ドイツでは、何故か家具職人がギターも
製作していました。(詳しい事は、避けますが楽器職人との間で
かなりゴタゴタが有りました(笑))
 C.F.Martinは、上記に挙げた巨匠の内ウイーンのシュタウファーの
元で14年修行したのち故郷に帰りましたが たぶん上記のゴタゴタの
為にニューヨークに移住しました。楽器店を経営しながらギターの製作も
行っていましたが かなり良質なギターだったようです。
 また研究熱心で師匠のシュタウファースタイルだけでなく 色々なギター
の特徴を取り入れたりもしていますがかのXブレーシングもある19世紀
ギターの構造を元にしていると言われています。
 たぶん特注品だったと思われますが 華麗な装飾で飾られたギターも
幾つか存在し デザインこそ違いますが現在のツリーオブライフやD−50
に見られる豪華な装飾は、案外初代からの伝統のような気がします。(笑)
 で問題の価格が上がるかですが 私は、あまりあがらないと思います。(笑)
もし上がるとすれば古楽器としてではなく、鉄弦マニアのコレクターズアイテム
で上がるとしか可能性が考えられません。
 ギターの限らずクラシック音楽で使われる古い楽器の価格が極めて高くなる
には、「演奏家が第一級の楽器として現在の演奏会で使えるか?」が
主要な条件になります。
 残念な事に楽器の出来不出来では無く、19世紀ギターそのものの形態が
現代のクラシックギター奏法や演奏会形態では、まず使い物になりません。
 19世紀ギターは、室内や極めて小規模な演奏会でしか使えず
演奏会の形態が徐々に大規模化した19世紀末には、コンサート楽器としての
暗黒期を迎えます。その時点でトーレスが現在のギターの原形を開発し
それを使用した当時 唯一のコンサートギタリストのタルレガ
(アルハンブラの思い出の作者)によってかろうじて息を繋ぎます。
 後に巨匠(神様)のアンドレ・セコビアにより現在の奏法・演奏会形態が
確立されますが セコビアは、トーレスですら旧式と切って捨てたくらいですから
19世紀ギターの存在価値そのものを認めませんでした。
(一部では、19世紀ギターを抹殺したとまで言われています(笑))
最近の古楽器ブームも有り 一部特殊な形態では、有りますが
19世紀ギター(それ以前のバロックギターも含む)の演奏会も
細細とでは有りますが開かれるようになりましたが メジャーになる
可能性は、まず有りません。
 また バイオリンと違い「クラシック演奏用の楽器」としての
ギターは、それほど寿命がありません。演奏会では、レプリカとして
新しく製作された楽器が主に使用されています。
 このような事から19世紀ギターは、最初に挙げた巨匠クラスでさえ
あまり高価には、なっていません。
 最後にトーレス以後の現代の形式でマーティンで作成されたクラシックギターですが
(これは、ハウザー一世、プーシェ、サントス等 1000万円クラスが結構ありますが)
これまた残念な事に「クラシック演奏用の楽器」としての評価は、全く有りません。
(あくまでもクラシックのコンサート用の楽器としての話です。)
[2002/10/09 15:31:05]

お名前 Name: アクア   
YUさん26は知りません。クラシックタイプですか、それともフリクションペグですか?
ペグノブは象牙ですか。もしかしたらギアー部分に彫刻のあるものですか。当時の28・21
との違いを知りたいです。00−28Cよりもしかしてスモールなのに鳴るのでは?

ラゴンさん、ハンフリーの廉価版(笑)なんと分かりやすい説明。でも、あんまりですよ。
マーチンの事だから1800年代にはすばらしい作品があるのでは?
当時のマーチンの評価、知名度など興味があります。なぜなら、今では天下のマーチンが
駄作の連発の過去もっている恐れがあるからです。
とにかく、クラシック界で語られる事は少ないようです。しかしアメリカと一部のヨーロッパ
ではアングラで火が付きそうです。値が急上昇すると言う噂が、あちこちで。
現実になったらとんでもない価値が生まれます。
古典音楽の世界は、鉄弦と違い楽器本体取引のケタが違いますからね。
はたけ違いですみません。             
[2002/10/04 03:41:58]

お名前 Name: ラゴン   
皆さん、はじめまして。
私もクラシック畑ですが、マーチンは好きなので(所有していないのですが、)
いつも楽しく拝見させていただいています。

マーチンのガットギターというと、あまり力を入れていないのか、
高級モデルは存在しないようですね。
私も興味があるので見てみたいのですが、実物にお目に掛かったことがありません。

数年前に、(アクアさんもご存知と思われる製作家)トーマス・ハンフリーが
マーチンと共同で製作したという、レイズド・フィンガーボードのクラシックギターを
某楽器店の中古コーナーで見たのですが、マーチンというよりもトーマス・ハンフリーの
廉価版のクラシックギターにマーチンの名前が入っているだけのようでした。
[2002/09/30 23:42:44]

お名前 Name: YU   
00-28C、それから1911年製の1-26の2本をナイロン弦で使ってます。
私は逆に良いクラッシックギターをあまり弾いた事がないので比較が出来ません(^^;
[2002/09/30 22:44:49]

お名前 Name: アクア   
もともとクラシックが専門で弾いています。マーチンのガットについて最近興味を持ちました。
市場での一般的評価はどうでしょうか?クラシック界では語られる事は少なく、我々は知識も
ありません。畑違いと言うだけで、マーチンのことですので、きっといい作品もあるのではと思います。19世紀のマーチンはもちろんガット弦です。当時の人気、知名度、評価についても
教えてください。試奏したことがないのでガットマーチンの知識がありません。購入を考えて
います。よろしく!
[2002/09/30 16:02:14]

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