記事タイトル:ハカランダと呼ばれていても? 


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お名前 Name: char   
すいませんテーマはハカランダでしたね…
関係ないことかいて申し訳ないです!
[2004/11/11 09:28:00]

お名前 Name: char   
私のギターの音に関する主観的なものですが目を通していただけると光栄です。

いい音とは?いいギターとは?
そんな事考えてもラチがあきません(笑)
それは個人個人好きな音が違うからです。
そう思いません?
大体初心者やギターを知らない人にしてみれば、
どのギターも同じに聞こえるし。なんとなくわかっても、
「あの人のがギターがうまいからいい音」
とか思ってしまうんじゃないでしょうか?
きっと皆さんもご存知かと思いますが、
ギターはとても繊細で敏感で不完全な楽器です。
弾く場所やその日の気温、湿度、ギターの乾燥具合によって大きくかわります。
それにいい音のギターって持って弾かないとわからないですよね?
なにだからいいとかそうゆうのはないとおもいます。
確かにギブソン、マーチンなど高価なギターははいいとおもいます。
それは値段の分の手間賃があるからではないでしょうか?
ですが決して高いからいいわけではありません。
学生時代必死にバイトでお金をためて買ったJ‐45
成り行きで親に買ってもらったJ‐45
同じギターでもどちらの方がいい音でしょう?
私はバイトでためて買った方だと思います。
いい音って気持ちで決まる事もあるんですよ。
だからあれこれ言いあってもしょうがないですよ。

だからといってはなんですが私は用途によって使い分けてます。
ライブでは音の分離が良く聴く人に繊細なコードワークまで伝わるもの
レコーディングでは完全に自分の好きな音
そんな感じですかね。
[2004/11/11 09:26:09]

お名前 Name: shima   
初めて書き込みをしますが、木の乾燥について興味深いことがありましたので報告します
京都大学の先生で矢野さんとう方が開発したスーパーウッドとという乾燥法があるそうです。また、昔女神工房を主催していた松下さんは噴煙乾燥とういう乾燥法を取り入れているそうです
いづれも信じられないくらい効果があるそうです
[2004/08/08 11:48:59]

お名前 Name: ハカランダ使ってます   
現在愛用している物がたまたま69年以前のマーチンなもんで、ハカランダの物を使っています
69年以前と言っても最後の方なので木目は良くないのですがw
私が買ったころは、まだまだこの辺の年代の物の珠数は以外と多く、かなりの本数を試しました
当時は若かったのでハカランダだと言うだけで惹かれてしまっていたのですが
お金を貯めつつ色々触って歩いていると、全然鳴らない物も多々ありました!
見た目が綺麗でハカランダってだけでで高値がついている物も多かったですね
結局は良く鳴るハカランダってことで現在の愛器に落ち着いたわけですが
今考えれば、ハカランダって決め付けなければ、もっと広い視野で良い物を探せたのかもと思います。
[2003/06/20 19:26:34]

お名前 Name: ローランド   
私が本などで得たアメリカの情報等を少々・・・・

歴代最高のマーチンの音は、戦前のゴールデン・エラ(GE)期の物であることは、
アメリカの常識、というかプロ演奏家・ギター製作家・販売する人の間では、
至極あたりまえな話です。

マーチンを憧れる人にとって、歴代最高のマーチンの音に憧れるのは、とても
自然な成り行きだと思います。
このサイトは、マーチンに関してのサイトですから、そのことが重要だと思います。

マーチンGE期のレプリカを製作していて、非常に評価の高い個人製作家(ルシアー)
がこのところ台頭を表し(ジム・メリル、ジュリアス・ボージャスなど)ています。
豪腕のギタープレーヤー、ジャック・ローレンスがオールド、マーチンから
コリングス、を経てメリルへ持ち替えたことで、ジム・メリルは、日米で非常に
人気が出ています。
やはり彼ら(ルシアー)達のフラッグシップモデルには、ハカランダのサイドバックと
アディロンダックのトップので作られています。

つまりマーチンの本来というか本物は、やはりハカランダ・アディロンダックという
ことは、私には、常識に思えます。
逆説的に言えば、戦前のハカランダのモデルがあったからこそ今日のマーチンの評価が
あるのでは、ないでしょうか?
マーチンもハカランダがもっと自由に使えれば当然全モデルにつかうと思います。

今日のインディアン・ローズが偽者というつもりは、ありませんが、私見としては、
ブラジルがいずれ自然保護などの情況がととのって、ハカランダを輸出できる可能性
もあるので、マーチンとしてもインディアン・ローズは、一応の代用品と考えてるのでは、
ないでしょうか?

ハカランダの音が好きかどうかの話では、ありませんし、希少な素材が高価なのも
あたりまえの事です。
結論として歴代最高のマーチンの音としての評価のあるマーチンは、ハカランダ
アディロンダック素材で作られていて、それがマーチン本来の音であって、その音の
昔からの評価が今日のマーチンのブランドと人気・信頼があるのだと思います。
[2003/03/06 16:23:07]

お名前 Name: タコマ   
Zさんの言うことに大きく頷きました。
[2003/02/14 21:05:48]

お名前 Name: かんたろ   
ハカランダ良い音だと思うけど、ローズ、マホ、メイプルの方が好き。

 ただここで誤解をしないでほしいのは、最近のマーティン社のD28のスタンダードモ
デルでも、戦前に負けない素晴らしい音色をだしてるということです。

↑ほんまかいな。だとしたらビンテージなんか買わなくても良いね。所詮ネットの情報、しかもここの情報だから信用できないけど。

それが今では高嶺の花になりました。ざま見ろ貧乏人の方々!
↑よかったですね。バンバン、ハカランダ買ってください。
[2003/02/07 18:42:43]

お名前 Name: Z   
こういう話って面白いですよね。ハカランダが最高だと思ったり、マホが最高だと思ったり。
まあ、今のハカランダを使ったギターの値段と音は比例してないでしょう。
(もともとギターは値段と音は比例しているといいにくいものですが)
仮にローズの方がワシントン条約にひっかかると(絶対ありえませんが)ローズが100万でハカが40万みたいな感じになって
>ざま見ろ貧乏人の方々
なあんていう人が出てくるのでしょう!人間の耳なんてそんなもんです。
ま、わたしはハカが絶対なんて思いませんね。私が100万ハカに出すぐらいなら
クラシックギターを買うか他のギターメイカーの最高機種を買いあさりますね!

私はギブソン大仏サンの発言大好きです。やっぱり賛成と反対の声があるから真実が見つけら
れるのでは、と思います。私個人的な意見ですが、皆さんメーカーのカタログに記載されている
文をうのみに信用しすぎているのでは、と思います。皆さんが得た知識はきっと文献からでしょ
う。しかしマーチンが利益を求める「企業」なのです。今までに残されている文献に決して誤り
がないとは言いきれないかと思います。(私は皆さんのように知識がないので敬服しております)
マーチンがうそつき、というわけではありません。
私は皆さんの知識にいつも驚かされ、楽しんでいるので否定はできませんが、人を責める時に
マーチン社の発言がすべて、という考え方で責めてもらいたくありません。
私はギブソン大仏さんを応援したいです。いろいろな視点からマーチンが見えて良いじゃないですか!

最後に一言、ギターは楽器で弾いて楽しむものだと思います。たまに一般的に言われる、「ビン
テージギターは最高」ということを納得するためにギターを弾いているという感じを覚えます。
確かに良い音出しますが今のギターだって良いと思います。
 そして私が一番言いたいことはギターの音が良かろうと悪かろうと演奏者がうまけりゃ感動で
きるということです。音の追求を考えるのも良いですが、自分の腕を上げ、自分にしか出せない
「音」を会得する方が大事だと思います。
 さらに本音を言ってしまうと自分としては私より下手な人間に限定されたギターを弾いて欲し
くありません。(笑)皆さんはきっととんでもなく上手いと思っております。

どんな人からもこの日とならこのギターを弾いてほしい、といわれるギタリストになりたい者です。
[2002/11/29 18:07:55]

お名前 Name: ハカランダ好き   
好みの問題もありますが、やっぱりハカランダさいこうですよ!
ベストの素材だったからこそ当時わざわざ輸入してたんですよ。
それが今では高嶺の花になりました。ざま見ろ貧乏人の方々!
[2002/11/11 14:44:51]

お名前 Name: KMC   
以前にも申しましたが単純に当時ブラジリアンが安価かつ材としてそこそこ適していたのでは?
私自身ハカランダマーチンを数本所有しておりますが
ブラジリアン・インディアン・ホンマホ・メイプル等好みの問題で優劣はつけられません。
そう考えると現状ではあまりにもブラジリアンは高価・・・?
[2002/11/09 16:28:18]

お名前 Name: 偽者マルチハンドル   
元祖さま

>こんにちは、元祖マルチハンドルネームです。よろしく!

あなたが元祖さまでしたか!
どうりでIPが・・・元祖さまだ!納得!(爆)!!

>この当時にブラジリアン以外で製作されたアメリカ製ギターはありません。

ほとんどが欧州です。
Martin社の使用については不明です。

いやはや、とうとう待望の元祖さまの登場ですね。
では私はニセモノということで・・・用ナシですな。(猛爆)
さいなら・・・
[2002/11/06 00:33:53]

お名前 Name: 元祖マルチハンドルネーム   
こんにちは、元祖マルチハンドルネームです。よろしく! 
1900年頃に多数のインディアンローズウッドが製作されたとの事ですが、私の知る範囲で
は、この当時にブラジリアン以外で製作されたアメリカ製ギターはありません。
ローズウッド系でインディアンが使用されたのはヨーロッパでしょうか?
少なくとも当時のマーチンはインディアンの使用はないと思います。
この事が本当なら、ローズウッドに対する認識も変わります。非常に興味深いです。
詳しい事が分かりましたら教えて下さい。
[2002/11/05 00:28:30]

お名前 Name: マルチハンドル   
KMCさま>

>手工クラッシック・フラメンコヨーロッパのローズギター材は何を使っていたのでしょうか

古くからクラシックギターは主にブラジル産ローズウッドが多様されていましたが
インドローズのギターも1900年頃に多く存在しています。
独自の音づくりのためにインドローズを好む製作家もいたようです。
フラメンコギターの場合ハカランダもありますが主にシープレスという白木です。
[2002/11/04 17:51:07]

お名前 Name: KMC   
私も同感です。
総皮張りシートもそうですね。
数千円から買えるギターに希少材とゆうことだけで大枚はたくなど
成金もいいとこですね。
[2002/11/01 23:00:04]

お名前 Name: 審判員3   
ハカランダをバイク装飾、ドラム、船舶 そうとう贅沢ですね。
ベンツの内装にもハカランダですかね。ヨーロッパ製ならともかく、ハカランダで造った
日本製のヨットとは相当な金持ちか物好きでしょうね。
[2002/11/01 21:40:22]

お名前 Name: KMC   
使い道はいくらでもあると思います。
・木管楽器・ヴァイオリン系・ピアノ・ドラム・ハープ・家具・船舶内装・バイク装飾
・etc.
関連会社で数え上げたらきりがありませんね。
メーカー規模としてもピアノ部門だけで世界的にMartin社の比ではないでしょう。
ちょっと脱線しそうですがハカランダ自体以前は安価に伐採しほうだいな材だったのでは?
もし今のローズがワシントンになっていたら・・・?
詳しい方に教えて欲しいのですがワシントン以前の手工クラッシック・フラメンコヨーロッパのローズギター材は何を使っていたのでしょうか?
ブラジリアンを使っていたのであれば本当に良い材なんでしょうね。
[2002/11/01 18:41:18]

お名前 Name: 審判委員3   
KMCさんへ
Y社はギター以外にハカランダを何に使うのですか?
具体事例をおしえてください。興味ありまして。
[2002/11/01 14:25:51]

お名前 Name: KMC   
健太様。
Yは世界最大の楽器メーカーです。
ギターの為だけに材をストックしている訳ではありません。
かと言ってYを買う気はありませんが・・?
しかし私がプロギタリストでしたらYAM or TAK or OVAおまけでTAYをメインに使うと思います。
[2002/11/01 00:25:50]

お名前 Name: 健太   
以外にも日本のY社ですか、資本が大きいですからね。Y社のギター製作暦を振り返ると
ワシントン以前には、ほとんどハカランダには力を入れているようには思えませんが、やはり
現在のハカランダ高騰や不足を見越しての対策でしょうか。しかし、Y社のハカランダも天然
乾燥ではないく、丸太の輸入はないですね。いくら日本でも買占めはどうかと思います。
なぜならY社の世界的シェアーはマーチンほどではないですから。とくに高級機種に対しては
ごく一部ですよね、いくらY社がハカランダの高級機種を発表しても世界的に売れる事は考え
られません。もし、マーチンがY社からハカランダを買うなら、中間マージンも発生しますか
らますますギター価格に反映されますよね。
日本は以前も、アメリカ各地のビンテージを買い占め(バブル時)本国から非難を受けたのを
覚えています。オールドの高騰に拍車をかけました。
大企業の戦略といえども、使うべきところに材は確保していただきたいです。
ユーザーの立場のなればなおの事です。
[2002/10/29 11:47:10]

お名前 Name: KMC   
ほいほいさま。
ハカランダを最も大量にストックしているメーカーは言わずと知れた日本のY社です。
現在も使用しているかもしれませんが遅かれ早かれYの材を使うでしょう。
[2002/10/29 09:17:13]

お名前 Name: 陪審員2   
ギブソン大仏さんは、以前もこちらの掲示板内で荒れる原因を作りましたね。
今回は自作自演まで疑われていますが、この件は別として・・・
ズバリと言い切るセンスや、色々と調べる行動力は素晴らしいかもしれなです。
しかし性格に問題ありかな?文字だけの掲示板ですから気を付けなければいけない事
など沢山有るはずです。一方的過ぎる発言は、このような掲示板では何かとトラブルを
引き起こす要因となります。これではせっかくのギターへの情熱を込めた書き込みも
台無しになってしまいますよ、とても勿体無い。
売り言葉に買い言葉、水掛け論的な「アツイ」トークではなく良い意味でのアツイ意見の
交換をしていきましょう。
[2002/10/15 06:30:41]

お名前 Name: 陪審員   
結局、ギブソン大仏さんは参上しませんね。きっとみなさんのプレッシャーに
負けてしまったのでしょう。しょーもない人ばかりですねさんはギブソン大仏
さんではなかったのかと考える今日このごろです。
[2002/10/14 08:26:23]

お名前 Name: カズホ   
「マーチンギターブック2」の64ページに「マーチン・ギター・サウンドチャート」というものが掲載されています。
解説として「96年にマーチン社が作成したものです」とあります。
音わけの技術はともかく結果的にモデル毎に微妙に音は分かれているということをマーチン社は認めているということだと思います。
>自分の不勉強は棚に上げ・・・
>無駄に集まってけんけんがくがく・・・
という意見は私のような不勉強な者の行き場が無くなってしまいますので、そんなこと言わないで暖かい目で傍観してやって下さい。
知識のある人には無駄なことでも私にとっては随分多くの方々に知識を頂き、まことに有り難いBBSだと思っています。
「ハカランダ」「音分け」等の話題は多くのギターファンにとって関心が高く、ミステリアスなものなので意見が多く寄せられますが、別に「マーチンを否定されたから」怒って発言されている方もいないと思います。
断定的に感じる意見に対しては根拠が知りたいと思うのも自然なことだと思います。
私は今後もギターに関して知りたいことがあれば幼稚なことであれ発言させていただく
こともあると思いますし、「ハカランダ」「音分け」等の話題はやっぱりワクワク、ドキドキ関心がありますの多くの方の意見が知りたいと思います。
話がそれてしましましたが、私の良く行く、雑誌等にも広告のある有名中古ギターシショップの店長曰く「貝が入っていると音が繊細になる」とのことです。
う〜ん、材のグレードと貝・スキャロップの有無、ネックの長さ等により自然と音分け
されてしまうってことでしょうか??
[2002/09/29 23:10:42]

お名前 Name: マンゾー   
>しょーもない人ばかりですね。さん

>あれこれいう割には、自分の間違えや勘違いを指摘されると、
>他人に自分の価値観を否定されるのを断固拒否するような
>了見の狭い人々がすったもんだしかできないようなところは、
>私のいるべき場所じゃないんで

 つまりあなたのこのスレッドへの解釈は「今のマーティン社では45と28の
音分けはしていない」というのが事実であって、「D-28とD-45の音は実際に違う」と
言っている方が誤認識、妄想をしており、自分の価値観を否定されたから反論している
ということでしょうか?。

 私がギブソン大仏さんに言っているのは、経験上「D-28とD-45の音は実際に違う」
としか解釈できないので、その根拠を示して欲しいということなのですが、理解して
頂けなかったでしょうか?。それともあなたはこの場を荒れるような書き込みをして
楽しんでいる「荒らし」なのですか?。

 上記内容はあまりBBSでやり取りする内容ではないので、直接あなたにメールで
送ろうとしましたが、サーバーエラーで戻ってきてしまいました。嘘のメール
アドレスを記載するような方に

>ギターの話以前にBBSの利用方法から幼稚っていわれても仕方ないですな。

と言われる筋合いはありません。
[2002/09/29 23:00:29]

お名前 Name: shirabe   
しょーもない人ばかりですね。 さんへ

ここで意見交換をしている一人として発言させていただきます。
このBBSの管理人でもないあなたに、意見の内容以外の事を
とやかく言われたり、幼稚呼ばわりされる筋合いはありません。
私どもの意見交換や書き込みがあなたにとって不快なら、ただ
貴方がこのBBS欄を読まないでいただければ良い事です。
お願いですから、話の流れと全く関係のない、他人を貴方のものさしで
決め付けた、中傷するような書き込みは止めていただけないでしょうか。
[2002/09/29 19:21:44]

お名前 Name: しょーもない人ばかりですね。   
レスくれた人へ。

今まで傍観してたけど、自分の感情を逆撫でされたり、
耳が痛い事をいう人が現れた時だけ出てきて、
自分の不満をぶつのはよろしい訳ですね?なるほど。

そう言う狭い了見だから憶測と妄想であれこれやる割には
どれもこれも確信からはおおよそかけ離れた、
蘊蓄能書きのひけらかしごっこ止まりで満足されているってのは
なるほど道理なのかもしれませんね。
そもそも、こんな上辺だけなれ合いしているようで、
あれこれいう割には、自分の間違えや勘違いを指摘されると、
他人に自分の価値観を否定されるのを断固拒否するような
了見の狭い人々がすったもんだしかできないようなところは、
私のいるべき場所じゃないんで、私にとってはどうでも良い事なんですがね。

ギターの話以前にBBSの利用方法から幼稚っていわれても仕方ないですな。
[2002/09/29 15:25:19]

お名前 Name: はぐれ雲   
ギブソン大仏さんが返信下さるまでの、場繋ぎ的投稿です。

ギブソン大仏さんの
> 1980年代にはいって、ようやく過去の反省をして「原点に戻り、いいギターを作
> る!」と今の社長が宣言。

に関しては、Martin Guitar Book(シンコー・ミュージック・ムック)の75ページに
インタビュー記事をとして、それらしき記事が載っています。
読み手の解釈によっては、ちょっとニュアンスは違うかもしれませんが・・・。

ギブソン大仏さんの真意はわかりませんし、記事もどこまれが社交辞令かわわかりませんが、参考までに m(__)m
[2002/09/29 11:12:33]

お名前 Name: ちあき   
人工乾燥は工場が移転してから始まったと読めそうな記述について下記の通りです。

In the new plant (1964年オープン:ちあき注) Martin controlled the
 wood drying electronically instead of using attics and radiators as
 it had previously . 
     〜 Washburn and Johnston "MARTIN GUITARS"p.179
[2002/09/29 02:21:03]

お名前 Name: shiarbe    URL
ギブソン大仏さんのご意見が発表されるまでの場つなぎに・・・(^^ゞ

D−45と28ですが、同じ機種でありながらヴィンテージものと近年レギュラー物で
相当に個体差?があるとは思いますが、総じてD−45はハーモニックスが多く、
あくまでも美しい音色とそのバランスを追求しているようであり、D−28は低音域に
おける迫力と、ブルーグラスミュージックに代表されるコードバランスがすばらしい機種と
私的に思ってます。
D−45でブルーグラスは似合わないし、ブルージーなブルースも合いません。
D−28で拓郎の「元気です」を弾いても違和感がありますし、石川名人のリードギター類
にもいまいちピンときません。
D−45,D−28,D−18をコードストロークだけで使い分けるニール・ヤング、
私は大好きです。
もし、これらの音分けがあったとしても、企業秘密なんでしょうね〜?(~_~;)
[2002/09/29 00:17:06]

お名前 Name: ken   
みなさんはじめまして
28・45の音分ですが、マ−チンの元ビルダ−のお話です。

貝装飾は余分な音を消すための役割があるそうです。
[2002/09/28 17:32:02]

お名前 Name: むらちゃん   
たぶんギブソン大仏さんが書かれた「現在は28と45は音分けはしていない」
は「D−45もD−28も基本的な製造技法には違いが無い」と言う事かな?
と思います。
マーチンの基本的な製造方法の違いはスキャロップかノンスキャロップの違い
やフォワードシフトかノーマルシフトの違い位で音に関する基本的な技法は同じ
だと聞いた事があります。
ただグレードによって使用する材の品質の違いとか職人の関わる頻度の違いに
より結果として差が出るのだと思います。
レギュラーモデルなら45の音、28の音の違いは今も存在すると個人的には
思っています。

ただD−28GEのように明らかに通常の28とは音つくりに違いがあるモデル
が出てきた事から「28と45の音の区分けが明確で無くなった」とは言える
と思います。
昔のように「45が全ての28より上のシリーズ」とは単純に言えなくなった
のは事実でしょう。
最近は28とが45とかシリーズによるグレード差で価値を計るよりつけられて
いる定価がそのグレードと考えた方が良いと思います。
[2002/09/28 17:18:05]

お名前 Name: マンゾー   
 マーチンは100年以上もの間、名実共にアコースティックギターメーカーの頂点に
君臨している会社であり、私もマーチンギターが大好きで数本所有しています。

 マーチンの凄いところは、50年以上年前のギターであってもきっちり演奏・調整を
すれば、現在でも素晴らしい音を聴かせてくれることや、ボディサイズ、材料、
グレードによって、それぞれ狙い通りに違った魅力をもったギターを作り分ける
技術力にあると思います。ですから長きに渡ってその地位を守り続けられるのだと
思います。またそれゆえに高価なヴィンテージギターが珍重されたり、何本かの
マーチンギターを買い揃えてしまう方が何人もいらっしゃるのだと思っています。

 私はいろいろなオフ会に参加し、D-28とD-45はそれぞれ結構な本数を弾いた、または
音を聴いた経験があります。その結果、(私ごときが言わずとも皆さんご承知でしょうが)
勿論個体差はありますがD-28とD-45の音は違うと断言できます。D-45は単に高く見せる
ために、D-28と同じギターに貝の装飾を施したものではないことを、身を持って体験して
います。したがってギブソン大仏さんの言う

>それから「音分け」ですが今のマーティン社では45と28の音分けはしておりませ
ん。

という意見には賛同できません。またこの意見は、私には

>いまはホントにいいギターをつくる会社になったと思います。

というご自身の意見と矛盾しているように思えてなりません。

 ギブソン大仏さんには、是非これらの書き込みの根拠(というか真意)を教えて
頂きたいと思います。
[2002/09/27 23:06:06]

お名前 Name: 500/1   
忙しい中ですが、もう一つ質問致します。

現在のマーチンが「音分け」をしていないのなら、
過去のマーチンは一体どの様にして「音分け」をしていたのでしょうか?
当時の「音分け」の工作技術・材料選別技術etcにとても興味があります

過去より現在の方が明らかに、良いと思われる木が入手困難だと思われるのに
なぜ?現在のマーチンはその素晴らしい確立された技術を捨ててしまったのか。

28・45・35等シリーズとしてのギターの音が一台一台全く違った傾向であったなら
それこそ大量生産の工業製品としてバラツキがありすぎ、
瞬時に顧客の評判を落としてしまうと思うのですが、
材料としての木は木目が違う様に、一本一本性質が厳密に言えば違うと思いますが
硬い・柔らかい・曲がり易い・曲がり難い・響く・響かない
どの様にしてバラツキのない大量生産の工業製品を産み出しているのか、
興味は尽きません。
[2002/09/27 22:22:37]

お名前 Name: 山下   
皆さん、こんにちは。
以前であれば、すぐにでしゃばって顰蹙を買っていた山下なのですが、
今回は「どんな根拠が出るのか」と黙って見させていただいています。

ちょっと、ややこしくなっているようですので、“いちD−28掲示板ファン”さんに
誤解訂正だけさせていただきます。

“いちD−28掲示板ファン”さんは、“panda”さんが皆さんの一連の意見に対して
発言されたと思い、「ギブソン大仏さんがマーチンを全面的に否定している様には読み
とれませんし、質問されている方々も怒っている様に読みとれません。」と指摘されて
いるようですが、“panda”さんは、unko@damedame.comという素敵なアドレスをお持ちの
“しょーもない人ばかりですね”さんのご意見に対して発言されていると思われます。

話がややこしくなる前に、訂正しておきますね。

それにしても、長いHNは書くのが大変です…。
 
   
[2002/09/27 17:11:18]

お名前 Name: いちD−28掲示板ファン   
ギブソン大仏さんの書き込みに毎度勉強させて頂いております、
いちD−28掲示板ファンです。

ギブソン大仏さんは自ら調べ上げたデーターにもとづき、
自分なりの意見を付加した書き込みをされており、
非常に興味深くその内容を拝読させて頂いている次第です。

このスレッドでも、ギブソン大仏さんの意見に対し純粋に質問される方々が
多数いらっしゃり、今後この話題がどんな展開になるのか、
ギブソン大仏さんがどんな情報を提供してくださるのか、
いちアコギファンとして興味が尽きないところです。

したがいまして、ギブソン大仏さんがマーチンを全面的に
否定している様には読みとれませんし、
質問されている方々も怒っている様に読みとれません。

今後もこのスレッドにおいて活発な議論がなされる事を心から期待しております。
[2002/09/27 16:32:24]

お名前 Name: panda   
しょーもない人ばかりですね さんへ

>マーチンを否定されると怒るような幼稚な人ばかりなんですね?
>自分の不勉強を棚に上げ、自分の価値観を否定されたくないの
>つまらない人間に限って、無駄に集まってけんけんがくがく
>やりたがるってのも今時のアコギ好きの定説って奴ですかね?

皆さんの意見を全部否定されるような書き込みは、いかがなものでしょうか?
それぞれの方が、それぞれの意見でデスカッションされているのですから、
それで良いのではないでしょうか?
歴史的事実や根拠のない意見に対して、他の方が質問されるのは自然な事なのではないでしょうか?
質問された事に、きちんと答えてないから、また、質問になるのではないでしょうか?
このスレッドについて、感情的な意見で書き込まれるのいかがなものでしょうか?

状況を静かにウォチングしている一人として、始めて書き込みさせていただきました。
[2002/09/27 14:25:24]

お名前 Name: しょーもない人ばかりですね   
マーチンを否定されると怒るような幼稚な人ばかりなんですね?
自分の不勉強を棚に上げ、自分の価値観を否定されたくないの
つまらない人間に限って、無駄に集まってけんけんがくがく
やりたがるってのも今時のアコギ好きの定説って奴ですかね?

了見狭すぎよ。あんたがた。
[2002/09/27 13:04:35]

お名前 Name: ギブソン大仏   
4344さん、みなさん、おはようございます。


>あなたはマーティン社の元社員で、その場にいて上記発言を聞かれたのですか?
>あるいは、どこかに社長の回顧録でもあり、そこに記載があるのですか?

>今までの書き込みを読む限り、マーティン社になにか遺恨があるようですが、実際に>正確な
>調査などををされて、批判的な文章を書かれているのでしょうか?
>このBBSを読む方に取って、個人的な思い込みではなく、正確な情報である事を願>うばかり
>です。つまらぬ個人攻撃をするつもりはさらさらありませんが、多くの方がご覧にな>る掲示板で
>ある故、根拠をハッキリしていただきたく進言いたします。


 4344さん、文章をよく読んでいただけないでしょうか?
1965年〜1980年の根拠について私はちゃんと「このことはあとで書くつもりで
す」とはっきり書いてるではないですか?

 「根拠はあとで書きます」といってるのにかかわらず、「根拠をなぜハッキリしな
い!」と言われても困ります。
(もちろん批判、質問には誠意をもって、できるかぎり答えていくつもりです)

 私へのご批判はその根拠を書いてからの話だと思うのですが…。

 たしかに下の文章で、根拠も一緒にしめせれば良かったのですが、私は(この掲示板
に集まる皆さんそうだと思うのですが)いまとても仕事に忙がしくて時間をつくるのが
大変なんです。

 下の文章で「1915年のカタログに表面板は最低5年寝かさなければいけない…」
と簡単に書きましたが。この一行書くだけで、資料をしらべるのに2〜3時間ぐらいか
かります。
(ギブソンのカタログは文章がとても多い。しかも戦前、特に1910年代のカタログ
は、まだそれほど一般的ではなかったであろうギターを啓蒙する意味もこめて、中身は
歴史、構造、チューニングの仕方、手入れまで、びっしり詰まった細かい英字で112
ページにも及ぶ超大作)

 インターネットは今年はじめたばっかりで、未だに指一本で探しながら打っている
状態。(最近ようやく改行を覚えました。いままで見苦しかったと思います)
 なんだかんだで4〜5時間があっというまに過ぎて、自分でもこんな金にもならない
こと何やってんだろう?と、ときどき思います。

 なるべく時間を作って御質問にはお答えするつもりですのですこし時間をください
よろしくお願いします。


 
[2002/09/27 05:21:05]

お名前 Name: はぐれ雲   
ギブソン大仏さん、いつも興味深い投稿をありがとうございます。

ついでといってはなんですが、私も少々質問をさせていただけませんでしょうか?

>ただある年代のカタログからエアードライドの文字が消えています。
>(迷惑がかかるので予測はやめておきます)

予測はよろしいですので、上記の「ある年代」を具体的にして下さいませんでしょうか。


>いまはホントにいいギターをつくる会社になったと思います。

ギブソン大仏さんの言われる「いいギター」とはどのような物を指すのでしょうか。
これはギブソン大仏さんの主観による物だと思いますが、ご披露頂きたく思います。
[2002/09/26 23:51:14]

お名前 Name: 4344   
ギブソン大仏さんに質問です。

> マーティンという会社が利益追求型に変わったのは1965年あたりからです。

一般的に、利益を追求しない会社は存在しないと思うのですが、それまでのマーティン社は
利益を追求しなかったのでしょうか?

 1980年代にはいって、ようやく過去の反省をして「原点に戻り、いいギターを作
る!」と今の社長が宣言。いまはホントにいいギターをつくる会社になったと思います。

あなたはマーティン社の元社員で、その場にいて上記発言を聞かれたのですか?
あるいは、どこかに社長の回顧録でもあり、そこに記載があるのですか?

今までの書き込みを読む限り、マーティン社になにか遺恨があるようですが、実際に正確な
調査などををされて、批判的な文章を書かれているのでしょうか?
このBBSを読む方に取って、個人的な思い込みではなく、正確な情報である事を願うばかり
です。つまらぬ個人攻撃をするつもりはさらさらありませんが、多くの方がご覧になる掲示板で
ある故、根拠をハッキリしていただきたく進言いたします。
[2002/09/26 23:12:15]

お名前 Name: shirabe   
> それから「音分け」ですが今のマーティン社では45と28の音分けはしておりませ
ん。

是非、この発言の根拠を教えて下さい。
私が聞く限りでは、ブラインドテストでも音の違いはわかるように感じるのですが・・・
同じ造り方をして、出来上がった製品の音を出して、ハーモニックスの多い方を45として
あとから貝殻を入れているのでしょうか?
写真棟で見る限り、最初からインレイは入っているので、そのようにも思えません。
是非ご教授を!
[2002/09/26 22:52:53]

お名前 Name: 500/1   
>今のマーティン社では45と28の音分けはしておりません。

では最近の45GEと28GE、同じ様な材質ながら出てくる音が全く違うのはなぜですか?
明確な答えをお願い致します。
[2002/09/26 22:09:00]

お名前 Name: ギブソン大仏   
ほいほい28さん、こんにちは!

 いつから人工乾燥がはじまったかは、実家に帰って調べましたが、はっきりした記述
はありませんでした。ただある年代のカタログからエアードライドの文字が消えていま
す。(迷惑がかかるので予測はやめておきます)
 ただ急激に生産台数が増えたときが人工乾燥に切り替わったときですね。

 マーティンという会社が利益追求型に変わったのは1965年あたりからです。
(正確にいうと変わらざるをえなかった。このあたりの話はまた書くつもりです)

 そのためマーティン社は顧客の評判を落とし、会社の経営基盤が揺らぎはじめます。

 1980年代にはいって、ようやく過去の反省をして「原点に戻り、いいギターを作
る!」と今の社長が宣言。いまはホントにいいギターをつくる会社になったと思います。

 注、 誤解しないでほしいのですが1965〜1980年頃のマーティンギターの音
が悪いという意味ではありません。

 それから「音分け」ですが今のマーティン社では45と28の音分けはしておりませ
ん。

 
[2002/09/26 20:41:00]

お名前 Name: ほいほい28   
なるほどと思いながら、読んでいます。シーズニングが変わったのは、私の読み
通りでした。何年頃から人乾しているのでしょうか?
人乾の方が材をストックしているより、メーカーのリスクは少ないと思うのですが
また、その他のオートメンション化による我々ユーザーに対する価格の還元が少な
い気がします。今やマーチン利益追求の大企業なのでしょうか。
以前のマーチンの価格付けをみると、たとえば28なら 0 00 000と言う
順に使用材の面積に対して価格付けされていたようですが、今は人気機種によって
値段が決まっているような気がします。
昔のマーチンのやり方だと同じ28グレードなら使用材は差別化されていないと
思います。この事を考えると、〜17 18 21 28〜のグレードの差より
特別バージョンの方が優先され、価格による、グレードが大きくなっているので
しょうか。これではノーマル45より良い材を使った特製28が存在します。
ここで問題になるのは、マーチンのお家芸である21〜45までの音分けが出来
なくなるような気がします。メーカーサイドの楽器の位置付けが、かなり以前と
は変わった気がします。かなり前のマーチンだったら’45を作るのに適切な材
がないと作らない’とまで言ってましたよね。最近のマーチンの音分けどうなっ
てるのでしょう。シーズニングの問題まで聞いてしまって、ふと思いました。
[2002/09/26 00:15:26]

お名前 Name: rabio   
おはようございます、ギブソン大仏さん。ラビオです。

なるほど、さすがマーチン。やはり、製材直後に人乾するようなことはしませんね。

ところで、「1年少々・・・」という表現がありますが、これには意味があります。

材の中でも音質を大きく左右するものとしてトップのスプルースがありますが、立木に
は伐採するのに適した時期というのが有ります。春になる前の立木があまり水分を吸い
上げてない時期で木の成長が少ない時期のおわりの頃です。このころは1年の内で立木
の含水率が一番落ちる時期でもあります。
このころに伐採した丸太から製材したラフカットでしたら、1年の天乾期間で住宅用造
作材としては充分な乾燥と形状安定性が得られます。その他の時期に伐採したものです
と同じ乾燥具合にするのに3年かかります。
このことから考えるにマーチンはスプルースに関しては立木買いをして時期を見定めて
伐採しているような気がしますね。
ディクボーグ氏の発言からマーチンでの人乾使用が含水率調整としての用途であること
は明らかです。(含水率をひとけたまで落とす理由はちょっとわかりませんが)
ただし、4ヶ月というのは・・・調整の範囲をこえてるかな・・・。あくまで出来る、
ということでやってないと思いましょう。

あと、人乾材と天乾材の使い分けですが当然やっていると思います。最近話題になった
ハカランダの板目使いからしてトップモデルはオール天乾材でいってる気がします。
もちろん、数%の含水率調整で人乾を使うかもしれませんが、ふたけた乾燥させる用途
では使わないでしょう。
逆に天乾材使用が前提だったから板目のハカランダを使えたとさえ思えます。
[2002/09/25 10:10:00]

お名前 Name: ギブソン大仏   
rabioさん、こんにちは!

 マーティンが現在行っている乾燥方法について、ディクボーグ氏がアコースティ
クギターマガジンでこう答えています。

「大体1年少々、乾燥のために寝かすのが普通です。まず製材所で製材し、外気で乾か
します。それから乾燥室に入れるのですが、現在我社にはソーノーという所に新しい乾
燥室が出来たんです。最初の外気でおよそ30〜20%の乾燥度にします、そして乾燥
室で20〜10%に、そしてここへ持って来てからさらに10〜6%に乾燥させて、そ
れから使うということになるわけです。ただし急ぐ場合はこの行程を4ヶ月で終わらせ
ることもできます」

 音響木材の自然乾燥には「最低5年!」というのが、科学的データからも職人の経験
値からも報告されています。

 戦前のマーティン社が材を自然乾燥のため何年寝かせたかは、具体数字が確認できな
かったのですが(何年間も空気乾燥された材、という表現でした)、ギブソン社のほう
は、1915年のカタログに「表面板は最低5年寝かさなければいけません」とハッキ
リ書かれています。

 ウ〜ン、今現在マーティン社の年間生産台数が6万5000台。自然乾燥に切り替え
としたら、常に32万5000台分の表面板を寝かせなければならない計算か?
 そりゃ無理だわなぁ〜。


 日本のメーカーでは「廉価版は人工乾燥、最高級品は10年間寝かせた自然乾燥材」
という使い分けをしていますが、マーティン社も同じようにゴールデンエラのような
最高機種には「しっかり寝かせた自然乾燥材を使用」みたいな使い分けをしているの
か?というのが、今の私のマーティン社にたいする最大の疑問です。
(もちろん、そうだとしても当然の話だと考えておりますが…)
[2002/09/25 00:20:32]

お名前 Name: rabio   
ギブソン大仏さん、ごぶさたしております。ラビオです。塗装の件ではお世話になりま
した。

私もついうっかりしましたが、人乾の音的側面に関しては確かになんとも言えない部分
があります。

人乾処理による弊害に関しては材の変形とその後の耐久性につきると思います。
まず、人乾処理と天然乾燥の大きな違いは前者で乾燥させたばあい後者ではありえない
材の変形と割れが出ることです。これに関してはその後に部材をとる時点での歩留まり
の悪さでかたづけられますが、やっかいなのは前者で乾燥させた盤板がら部材を拾った
場合、経年変化として変形が出る場合がある、ということです。もちろんマーチン社も
このことは良くわかっているでしょうしこれを防ぐノウハウも持っていると思いますが
経年変化のからむことなので完璧な対処は難しいと考えられます。
あと、耐久性に関しては乾燥後の変形する確立の高さと併せて耐久性が落ちると言われ
てます。私共の表現からすると、「人乾は油っ気がぬけちゃうんだよね」ってところで
す。

ところで、私もひとつ見落としていたことがあります。それは1年から3年天然乾燥さ
せた材に最終調整として人乾をかけるケースです。これは、某フルアコ専門店のHPの
フォーラムで家具作りに詳しい人が書いていたことですが、高級家具の部材でこれをや
るそうです。
このやりかただと、いままで私が書き込みをしたことはあてはまりません。
私の書き込みはあくまで製材後の生木を人乾処理したケースです。天乾で含水率10%
台まで下げた材を12%で揃えるような処理だとこれは天然乾燥と同じと見てさしつか
えないと思います。マーチンがこのような乾燥法をとっているかどうかはわかりません
が・・・。

音にかんしては始めに書いた通り分かりません。人乾材を使ったから音が悪いというの
は私としても納得出来ません。ただギターそのものとして天乾材を使ったほうが経年変
化に対して耐久性はあると思いますが・・・。
[2002/09/24 10:28:16]

お名前 Name: ギブソン大仏   
 rabioさん、みなさん、こんにちは!

 木材の人工乾燥の話は、ギター雑誌では載せられない話のひとつですね。
 私もrabioさんが人工乾燥の話を書き込みをする度に「書き方間違えると、エライこと
になるな!」と躊躇していましたが、我慢ができないので書いちゃいます。
(皆さん、冷静にいきましょう)

 
 人工乾燥(強制乾燥)が木材に、音響的にどんな悪影響を及ぼすかは、専門書でいろ
いろ取り上げられているので、それを読んでくださったほうが、私がここで書くよりも
納得できると思います。


 木材の人工乾燥の昔の方法は、木をムロにいれて蒸気で過熱するというものであり、
楽器では1800年頃から、ヴァイオリンの表面板の乾燥期間の短縮のために盛んに使
われはじめました。(1900年初頭まで続く)このため、この頃(1800年〜19
00初頭)のヴァイオリンの劣化は「人工乾燥のせい」と言われております。

 じゃギターはというと、戦前ではマーティン、ギブソンは表面板の自然乾燥をおこな
っておりましたが、エピフォン社は調べてみると残念ながら人工乾燥を導入していまし
て、戦前のエピフォン社の製品がいまだに評価されないのもここに原因があるのでは?
と考えてしまいます。
(1939年のエピフォンカタログに自社の木材の加工法として人工乾燥が記載)

 確かに現代のマーティン社では人工乾燥を導入しております。
(大昔、木材に詳しい楽器屋のオヤジに「電子レンジでチン!なんかするから今のマー
ティンはだめなんだ!」とよく言われました)

 ただここで誤解をしないでほしいのは、最近のマーティン社のD28のスタンダードモ
デルでも、戦前に負けない素晴らしい音色をだしてるということです。

 マーティン社は皆さんが想像する以上に科学的な会社ですので、木材の音響特性を壊
さない、独自の高周波の使用による人工乾燥をしていると私は考えてます。

 
[2002/09/24 01:54:19]

お名前 Name: rabio   
こんにちは、Tsugeさん。ラビオです。

さっそくですが、(1)について。
高周波以外にも蒸気過熱式というのと低温除湿式というのがあります。前者は高周波以
前からあったやり方だと記憶してます。後者は高周波以降の物だと思います。
ざっと検索をかけてメカニズムを調べてみたのですがわかりませんでした。申し訳ござ
いません。
前者に関しては記述のなかに処置をした場合における材の変形についての説明があった
ので高周波同様変形をともなう処理のようです。
後者に関しては知り合いの大阪の業者が北海道でロシア・タモの製材品の人乾処理に
使っている話を聞いたことがあります。(新しい設備だそうです)
タモ専用の人乾というところから、処置による狂いが少ない可能性があります。
それとデータを見ていたら30ミリ厚で4日間というデータがありました。これは驚異
的に早い乾燥時間といえます。(高周波で一日3ミリ。30ミリ厚なら10日かかりま
す)
ただし、新木場に関してはやっている所はないんじゃないかなー。(大手の人乾工場が
野田に移転してしまって人乾工場自体が一軒位しか無くなってしまった)

(2)に関してははっきり言って分かりません。例の新木場駅前のお店で聞くか北・林
・(店名の直出しはやっぱまずいかなーと)の専務に聞いてみるかかなー。(彼ならおそらく知っていると思います。ことによっちゃ持ってるかもしれません。だいたいから
して彼のような博識がホームページを持ってないのが不思議。あ、例の5年10年かけ
て天然乾燥ってここの事です)
[2002/09/23 10:34:29]

お名前 Name: Tsuge   
ほいほい28さん、ラビオさん、こんにちは。
銘木店巡りがライフワークの一環になりつつあるTsugeでございます。
さて、小生もハカランダ(このスレの話題的にはジャカランダ/Bローズか?)を
探しているのですが、東京近郊の銘木店では全然手に入りません。
新木場の某店さまで、ハカの床柱を1本見たきりでございます。
どうやら楽器用材でわずかに流通はしているようですが、
一般の木材流通ルートにはほとんど乗っていないような印象です。
また店主さまと話し込んでいると、確かに密輸の噂も耳に入って…。
(イヤ、確証のないまた聞き話しは、やめておきましょう)
因にハワイアンコアについても、近い状況のようです。

ところでラビオ様に便乗質問でございます。
(1)
>高周波乾燥を施すことにいささか疑問は有りますが
>(新木場の特殊材を扱っている店でも人乾…以下略
すべての人乾=高周波乾燥(電子レンジ?)と解釈して良いのでしょうか?

(2)
ハワイアンコアの近似種でマレーシア産アカシアがあると
聞いたのですが、なにかご存知の事はありませんでしょうか?
[2002/09/23 07:42:49]

お名前 Name: rabio   
こんにちは、ほいほい28さん。ラビオともうします。

木材の名称は通称、学術名、特定地域での呼び名と様々あります。
ハカランダは特定地域での呼称だったと思います。似たケースとしてラワン材がありま
す。ラワンというのはフィリピンでの呼び名で日本のラワン製材がフィリピン材から始
まったことに端を発します。後年(15年から20年前)フィリピンでのラワン立木の
枯渇から伐採の流れがボルネオ島のサバ州にシフトしましたがここでの呼び名はセラヤ
といいました。現在フィリピンからラワン材が入ることはないので、本当はセラヤなん
ですがセラヤなんて言うのは材木屋くらいのもので、ラワンという名が通称になってま
す。というわけで、ハカランダと言ったらブラジル産のものということになると思うの
ですが・・・。
盗伐や密輸に関しては国境が伐採地をまたいでいる場合、よくおこなわれます。国境近
くのヤードで伐採して禁輸フリーの隣国にひっぱりこむという手口です。(詳しく書く
とさしさわりがあるな、これは・・・)ただ、ハカランダにそれがあるかどうかは分か
りません。
丸太以外の方法で正規輸入というのは有ると思います。ただ、ブラジルでの盤挽きのや
り方を聞いたかぎりでは、相当歩留まりは悪いでしょうね。
シーズニングに関してはローズ系の堅木に高周波乾燥を施すことにいささか疑問は有り
ますが(新木場の特殊材を扱っている店でも人乾をやらずに5年10年かけて天然乾燥
をやっている)コスト的にしょうがないんですかね。
自社管理に関してはなくなったことはないでしょうが範囲を狭くした可能性はあります
ね。自分のところで丸太から管理するよりは材木屋の持っている盤板を選別して良質の物だけ買い付けたほうが手間がかからないし乾燥等の養生もはるかに楽だし。マーチン
がそれをやってるかどうかはわかりませんよ。
あんまりはっきりした答えになってなくて申し訳ないです。
[2002/09/22 12:36:02]

お名前 Name: ほいほい28   
今日、ブラジリアンローズウッドだけがハカランダではないようですが、ハカランダと
呼べるカテゴリーはどこまでですか?
ブラジルであれば密輸があるのではないですか。以前からマーチンはハカランダのストック
は、ほとんどないと言っていますが、結構長い間、作ってますね。丸太以外の方法で正規輸入
して使用している可能性はないですか?だから板目が多いのかもと考えています。
シーズニングの方法が変わったのではないでしょうか。以前のように完全自社管理でなくなった
のでは?教えてください。
[2002/09/22 02:35:31]

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