記事タイトル:手工品について 


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お名前 Name: たかぎ   
その漫画は経営統計学の本かもしれん・・・

うちのマーチンはあたしにとって一万本の中の最高の一本です!

「いまいちの一本」だったらどーしよ。。。^^;
[2006/09/21 21:48:50]

お名前 Name: ビンゴ   
皆様、こんにちは!

個人製作家と量産メーカーの違いについて、私見を述べます。

生産台数の桁が違うことが、第一に挙げられます。
たくさんの台数を作るなかで、ばらつきを少なくするために、本来は皆
微妙に異なる木材を、主に外見で選別し等級わけします。同じグレードの材に
そろえ、乾燥や加工工程をそろえ、ばらつきの幅を狭くするのです。
また、生産台数が多いということは、色々な気候・風土の土地に運ばれ、
色々なユーザーに使われることが前提です。板の厚さや作り込み、フィニッシュは、
よりしっかりとしたタフなものでなければなりません。
そのような行き方で生産されるのが量産品の宿命です。

ですから、マーチンのラインナップの中で、GEをはじめとするいくつかの
モデル達は、「量産品」というよりも「少量生産手工ギター」と呼ぶべき
品質をそなえていることと思います。アコキング。様がご指摘になった、
「内部の丁寧な仕上げ」などでも、私はそういう思いを強く持ちました。
(もっとも、「量産品」といっても、実際には「手工」工程が多く、工程の
違いよりも、生産するときの「考え方」の違いが、「量産と手工」を分ける
分岐点なのだと思います。)

では、「ルシアー物」「ハンドメイド」「個人製作家」にはどのような共通点が
あるのかということになります。
生産本数が少ないということは、1本1本が、言うならば「一品生産」だという
ことです。単価はそれだけ高価にもなります。いや、高価な価格に見合う、高い
品質をもてなければ、一流メーカー(工場製)に敵うわけがありません。

より良い材を長い年月にわたって寝かせ、木地、ボイシング、塗装、仕上げと、
とにかく時間と手間をかけて作り上げます。もちろん選別した材の音響的な特性
に合わせた微調整を慎重に行います。さらに、発注者の好みや要望を採り入れたり、
自分の研究成果を盛り込んだりします。価格では対抗できないのですから、細かな
ニーズに丁寧に答え、ユーザーとの太くて長いつきあいが前提なのです。
しかし、市場にでれば、容赦なく色々なギターとの比較・競争にさらされるわけです。

(じつは、この「材に合わせて微調整をしていく」部分がルシアー物の価値を
決めるのですが、肝心のここで「経験不足」の人が、少なくないのが現状なのです。
なぜなら、鉄弦のギターはメーカー品の品質と価格に対抗できなかった歴史が長く、
日本で「ルシアー」が続々と出始めたのはこの10数年ぐらいだからです。
また、一方でオールドマーチンの再現で名を馳せるという方向も、鉄弦ルシアーの
特色です。マーチンの偉大さでしょうネ。

メーカー出身の職人さんは、それこそ「数をこなして」手で、身体で、ギターづくりを
身につけます。そういうプルーフを、「鉄弦ルシアー」で受けた人はほんの一握り
なのですから、これからが楽しみな世界でもあります。日本人鉄弦ルシアーの方々には
大いに期待しているのです。

ちなみに、私がこの目で見た初めての「個人製作鉄弦ギター」は、70年代前半に
渋谷の道玄坂入り口付近にあったショーウィンドウで見た1本のギターでした。
ネックにクルミ材が使われた、オリジナルデザインの14フレットモデルです。
作者は〇〇良平と、手書きのカードにありました。20万円の価格にクラクラして
見ていました。こんな人が日本にもいるんだ!と、ドキドキ・クラクラでした。

この人が、ジャンボブランドの主催した方であるとか、このギターがフェルナンデス
ブランドで発売されたことがあるなど知ったのは、もっと後のことです。

長々と雑駁な話、失礼しました。
[2006/09/21 12:29:52]

お名前 Name: ハンドメイド   
Rikkiさん
材質はシトカ/ローズです。作りは確かに頑丈な感じですが、弾くと板が軽やかに響いている感じがします。このへんが
Goodallのミソなのかなとも思えます。

ビンゴさん
たしかに泥沼の入り口にいるのかもしれません(笑)
ルシアー物の定義となるとちょっとわかりませんが、メーカー品の中でも手工メインに生産されたものはありますし、
こだわりが込められた品はすばらしいですよね。私のOM-18GEも大変によろしく、Goodallを弾くまでは、これ1本
あればあとはもういいかな〜と考えていました。

TANNさん
>名古屋で行われるファンフェアを始め、最近は東京、大阪でも手工品の展示会をやっています。ぜひ、機会を
>作って見に行かれる事をおすすめします。
点火しそうで怖いですっ

愚弦さん    
>女房はいつも「あんたどれも一緒じゃない、みんなひょうたんみたいな形しててさ!」って言われてます・・・
私はまだ独身なので、こういうときは自由のありがたみを実感できます(笑)

たかぎさん
ちょっと話がずれるかもですが…
以前とある漫画で、「量産品が10あると、そのうち8は普通で均一、1はいまいちだが1は良い。そして1000のうちの
1には熟練工が全力を込めたものと並ぶほどの品質を持つものがある。」というくだりを読んだ記憶があります。
私のMartinはその1000本のうちの1本です、絶対に。

皆さんはやっぱりMartin一筋の方が多いですかね?

あとメルアド忘れていました、失礼しました。
[2006/09/21 11:00:24]

お名前 Name: たかぎ   
「手工製」って、一人ないし何人かで「執念」を燃やして創るギターですよね!

マーチンはプラモデルみたいに組み立ててるわけじゃないけど、分業で作っておられて長年のノウハウが蓄積されてるメーカーですよね!
「執念」はしゃっちょさん、設計士さん、マーケティング屋さん?、そしてもちろん現場のみなさんが持っておられるのでしょうね!

「気に入った音」ならどっちでもええです。。。
(↑たまには、こーゆー冷めた意見もどーかと・・・(^_^;))

材質がちょっと・・・って思ったのも見たことあるけど・・・
やっぱマーチンはマーチンの音がするよね?
いまだにスタンダードのが好きなんですぅ〜。。。
響きすぎず、硬めの音で。。。
手工製を弾くと、つい「マーチンとどこが違うのだろー?」って考えながら
弾いちゃいます(笑)

3大メーカーは「マーチン」「ギルド」「ギブソン」と、いまだに信じてるあたしを
お許しください。。。
[2006/09/20 21:39:52]

お名前 Name: 愚弦   
みなさん今日は。

確かにルシアー物探しは無限彷徨な旅ですね。
私はマーティン、ギブソン以外ではもはやルシアー物とは言えないかも知れませんが、
Santa Cruzやコリングスが好きですね。

一方でそれらのギターをはじめ多くの他メーカーやルシアーのギターが
マーティンを基礎に考えられている様が感じられ、
マーティンのギター文化への貢献度とその功績を感じますね。

国産ではアルカディアンというルシアー物を所有しています。以前ネットで知り
近所だったので、工房にもちょくちょく通い続け女房に反対されながらも
ボーナス買いしちゃいました。サンタやコリングス系の
オールドマーティンを踏襲した音作りになっていて気に入ってます。
HPもこないだ公開したみたいです。興味がある方はどうぞhttp://www.arcadian-guitars.jp

関東でも今後もっともっとルシアー物のイベントが盛り上がっていくといいですね。
でも、マーティンやルシアー物を並べてにんまりしている私を見て
女房はいつも「あんたどれも一緒じゃない、みんなひょうたんみたいな
形しててさ!」って言われてます・・・
[2006/09/20 08:18:17]

お名前 Name: TANN   
Martin という枠を一歩外れて、色々な物を試してみると、
やはりそこには、Martin という個性が際だって存在することを意識してしまいます。
やはり、Martin は Martin の音がありますね。
世界にも、そして、最近は日本にも、個人又は個人に近いレベルでギターを
製作している方々は沢山おられます。
名古屋で行われるファンフェアを始め、最近は東京、大阪でも手工品の
展示会をやっています。
ぜひ、機会を作って見に行かれる事をおすすめします。
いまや、日本の個人ルシアーが作るギターは世界レベルの物と比較しても
ヒケを取らないギターが多くある事に驚かされますよ。
私の手工品の所有は、仏製が1本、日本製が2本、アメリカ製が1本かな。
[2006/09/19 23:54:39]

お名前 Name: ビンゴ   
「ルシアー物」…ですか。・・・いよいよディープな、ある意味で無限彷徨のテーマですネ!

皆さん、こんにちは!
個人製作家がコツコツと一人で、または数名のアシスタントとともに作り上げる
ギターと定義して良いでしょうか?
いまでこそ日本でも認知されてきましたが、鉄弦フラットトップでは、個人製作家の
ギターはほとんど市場がなかったのが、むしろ不思議ですネ。

クラシックは個人製作家「ルシアー物」(日本人)が結構ありますネ。
でも、ハンドメイド様のご質問はおそらく鉄弦…。

「ルシアー」の範疇に入るかどうかは分かりませんが、マスター(Dタイプ)があ
ります。これは個人製作家の作です。お気に入りです。
モーリスの「Yokoyamaスペシャル」はどうでしょうか?(社内ルシアー!?)
外国製ではトンプソンが手元に残っています。ラルビーも古いのは手作り感が
結構ありますが、ルシアー物というには「工場生産」ですし…。

持っていませんが、マーチンのこだわりカスタム物やオーセンチックなどはルシアー
物に匹敵するんじゃないかとは、思いますが…。また、ヘッドウェイでも百瀬さんが
組んだ物は、そこいらのルシアー物を凌駕していますが、あれは社内ルシアー物とでも
呼ぶべきでしょうネ。

ジェームスグッダール、良いギターですね〜。先日、ブルージーで20万円台の
グッダール、試奏してびっくりしました。良かったのです、これが。
ああ〜っ!泥沼ですネ。
[2006/09/19 22:03:09]

お名前 Name: Rikki   
仕事、遊びかねて年に2回〜3回ハワイにいきます。

James Goodallはハワイ島で作られているハワイの地場産業で有名なギターですね。
特にハワイアンコアを利用したギターはハワイならではでしょう。
ところで材質はなんですか?

つくりはかなりがっしりしている印象です。
しかしオアフで一番大きなギターショップであるアイランドギターズにはいつもおいてあるわけではありません。
あまり現地で見ないのは少し寂しいです。

個人的にはあのコア製でクリアなサステインは好きです。
どうぞ大事にされてください。
[2006/09/19 20:25:02]

お名前 Name: ハンドメイド   
ここに来る皆さんは、Martinを中心にさまざまなギターを弾いてきたり高級品を所有する方も多いかと思いますが、
ルシアー物としてはどのような一品をお持ちでしょうか?

私はMartinも所有していますが、先日James Goodallを試奏したところ!!!となり、衝動買いしてしまいました。
Martinとは全く音の傾向が違いますが、倍音もサスティーンも限りなく美しく、ロー〜ハイポジションまで全く
弱点がなく、やや傷のある中古だったというのもありますが値段をはるかに超える魅力を感じました。

購入後にネット検索をかけてみたらあまり引っかからず、ちょっとがっかりでしたが…(笑)

Martinの良い物探しも楽しく、また私はそれしか興味がなかったのですが、ちょっとアングルを変えてルシアー物を
探せば、自分にとってよりぴったりくる品がもっと早く見つかっていたんじゃないのかな〜と思っています。

今はOM-18GEとGoodallのRGCCで完全に満足してます。
[2006/09/19 15:25:37]

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