フォワードシフテッドXブレイシング
Xブレイシングがサウンドホールの下端より1インチの位置でクロスする方法。
その方法を採用したXブレイシングを言う。
1934年にこの方法を採用した。この方法は、ブリッジ(の裏側)とXブレイシング
が干渉しないため、トップにより多くの振動が生み出されるといわれる。1939年か
らは、トップのフリッジから下の部分の強度を増し、トップの「浮き」を防止するため、
1 5/8インチと、サウンドホールから遠い位置でクロスさせるようになった。
フォワードシフテッドXブレイシングは、その後の多くのスペシャル・エディション・
モデルに採用されている。なお、この方法は、「ハイXブレイシング」とも呼ばれる。
また、この方法を採用しているギターはすべてスキャロップド・ブレイシングである。