Re: 歯切れ良いとは ( No.1 ) |
- 日時: 2013/04/20 19:21
- 名前: ヨシ
- 音の長さは演奏者側でコントロールすべきものです。
引いた瞬間に音が消えるギターはありません。 むしろアタックのレスポンスが良い音のギターが短いカッティングが引き立って歯切れ良いサウンドとなります。
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Re: 歯切れ良いとは ( No.2 ) |
- 日時: 2013/04/20 22:46
- 名前: 66!
- 歯切れよいとはどちらかというとギターの出す音の音域特性に関係していると感じます。サスティーンに関していえば全レンジでおなじ割合で減衰することはなくて,
マーティンとギブソンを弾き比べて感じるのは、マーティンの方が 中域が暑いということです。マーティンだと中域が厚いから、サスティーンも中域が長くなっている印象です。反対にギブソンは中域が薄いので,その分高音が際立つ。マーティンは中域が厚いことで暖かいサウンド、ギブソンは緊張感のあるサウンドであると感じます。 もちろん個人的な意見ですが、歯切れのよいサウンドは中域があまり出ていないサウンド、そしてこのサウンドはボーカルの邪魔をしないし,バンドサウンドで埋もれないという感じ。 マーティンのよさをもちろん認識した上で、歯切れのよさでいうとわたしてきにはギブソンです。
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Re: 歯切れ良いとは ( No.3 ) |
- 日時: 2013/04/21 00:59
- 名前: うさタンぴ
- みなさまにとっての『歯切れ良い』のイメージとうさタンのそれが同じかどうかはわかりませんが。。。
仰いますように、箱鳴り(共振・共鳴)の強いものや振動がブーストされる印象のものは歯切れが悪く感じられます。 逆に、弦鳴りの強いものや、共鳴や共振が弱くて反応がリニアというか、オンオフがはっきりしている感じのものは『歯切れ良い』と感じます。
そういった意味で、たとえばドブロなどのリゾネーターのものはほかのアコギに比べて『歯切れ悪い』という印象があります。。。 逆に、歯切れの良い楽器というのであれば、真っ先に思い浮かべるアコギは(個人的には)ギブソンJ-200です。 立ち上がりも速く、音の切れも速く、残響音が少ないザクザクとした感じでしょうか。 J-200も弾いている最中は結構な低音(箱鳴り)が出続けているように感じるのですが。。。
マーチンでもサイドバックがコアのモデルなんかは、ブースト(ドライブ)する感じが少なくて、歯切れ良いと感じることがあります。 D-28とD-18で言うのであれば、個人的には断然、D-18のほうが歯切れ良い感じがしますね。。。
インドローズのD-28は、アコギ全体で見た場合、どっちかというと歯切れの悪い楽器かなあという印象はあります。
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Re: 歯切れ良いとは ( No.4 ) |
- 日時: 2013/04/21 09:18
- 名前: センターサークル
- 皆様、ありがとうございます。
どうやら私が思い違っていたようで、単にサスティーンの問題ではないようですね。
私も歯切れが良い、で思いつくのはギブソンのギターで、とくにアジャストサドルのものがそれにあたるのかな、と思っていました。
この点に関しては間違ってなかったのかな?
いずれにしても、音を言葉で表現するのは難しいですね。
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Re: 歯切れ良いとは ( No.5 ) |
- 日時: 2013/04/22 10:30
- 名前: ささやん
- 皆さん こんにちは。
このスレを読んでいて素朴な疑問が・・・・・ サスティーンのあるギターは音量があるように思えるのですが、歯切れの良いギター(私の場合はJ−180ですが)の音量は、どうなのでしょうか? ギターの個体差はあると思いますが、総体的にはどうでしょうか?
うさタンぴ さんの弾かれたJ-200は如何だったのでしょうか?
よろしくお願いします。
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Re: 歯切れ良いとは ( No.6 ) |
- 日時: 2013/04/22 19:45
- 名前: うさタンぴ
- ささやんさま
お世話になっております。
サステインのお話ですが。。。 うさタンの印象で言いますと、高音域の伸びは、わずかの抵抗で止めることができる感じがしています。 逆に、中音域、低音域と、低くなればなるにしたがって、振動は止めづらくなる傾向にあると思います。
絶対音量の大きい楽器は、絶対音量の小さい楽器に比べると、たいていサステインが長い傾向にあると思いますが、 効率という点ではどうなんだろう、と思うところもあります。
イメージだけで言うと、ペグを重くすると音色がダークになってサステインが長くなる傾向にあると思いますが、 アタックの音量は小さくなる印象があります。。。 質量が多いほうが、入力エネルギーを蓄積できて、割合長い時間かけて発散するのかなあ、なんて感じです。
逆にペグを軽くすると、パカパカと明るい音になる反面、サスティンは減少して、アタックの音量は上がるような気がします。
サステインと音量の関係は、なかなか難しいですね。。。
うさタンが弾いたことのあるJ-200は、どれも90年代以降のものです。 (チューンOマチックのものも弾いたことはありますが、ここではムスタッシュブリッジのものを指して言っています) 個人的には、J-200は決して(最大音量的には)『音量が小さい楽器』という印象の楽器ではありませんが、 『ものすごく音量の出る楽器』という印象もありません。 その理由は、やはりよく出ているのが高音域だからなんじゃないかなあ、という印象です。
たとえば、D-28なんか、3弦や4弦を弾いた時など、ネックを含む楽器全体がビンビン響いてくるというか、 箱がビリビリ言うような『鳴っている感』があると思うのですが、 J-200の3弦や4弦は『この楽器は頑丈なのです』というような鳴り方をしているようなイメージがあります。 箱と弦が絶妙なバランスで鳴っているというか、心地良い音です。
D-28のような、箱がビンビンと共鳴しているようなドライブしている感じはあまりしません。 でも、弦鳴りというのともちょっと違って、弾いている最中はきちんと低音域が出ている感じもしますね。。。
そこが、歯切れがよいという印象につながるのではないかと思っています。 ちなみに、サイドバックがメイプルの楽器ってどれもそういう感じがします。
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Re: 歯切れ良いとは ( No.7 ) |
- 日時: 2013/04/22 21:51
- 名前: 66!
- こんばんは,皆さん。
まさに3、4弦の音が歯切れよさに大きく影響しているようですね。 サイドバックがメイプルのように固いと,歯切れがよくなるというのは理解できます。同じD28でも,インディアンよりもブラジリアンローズのほうが固く、こちらのほうが歯切れがよい印象(だからロックに向く?)でした。 ただ自分の音の趣味はまさにこの歯切れのよさの追求だったので、 64年J200, 66年D28 ともに試しました。 すると,歯切れよさの雰囲気ではJ200,でも総体的な鳴りではD28に軍配が上がりました。
ちなみに,この曲は67年D28と同じく67年J200の競演ですね。 音の分離がよく聞きやすいので比べてみてください。 http://www.youtube.com/watch?v=MP74a2jQhDM&feature=related
しかし,でもサイドバックの材質よりもさらに歯切れよさを左右する作り込みがあると思います。一般的なギブソンはマホガニーで柔らかい樹種だけど、マーティンよりも歯切れよい印象ですからね。 ブレースとか,トップの厚さとかなんでしょうか?
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Re: 歯切れ良いとは ( No.8 ) |
- 日時: 2013/04/23 10:26
- 名前: ささやん
- うさタンぴ 様
ありがとうございます。 やはり そうだったのですね。 楽器屋さんで試弾した時は、あまり感じなかったのですが家で弾くとローズウッド系とはあまりに音量が違ったので、悩んでいました。 私のローズウッドのギターはバカ鳴りなもので・・(自己評価、自己満足、かってな思い込み!?) 勉強になりました。
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