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現行D-28スタンダードの経年変化と評価
日時: 2013/11/04 19:46
名前: エアロ

初めまして。
こちらのホームページはよく拝見しておりましたが、投稿は初めてです。
2010年製のD-28スタンダードを新品で購入し、それからというもの家で弾いたり、ライブで弾いたりと、弾き込んでおります。トップも焼け、音もこなれてきました。お気に入りの一本です。
さて、ネットを見ていると「現行品はよくない」といった意見をよく目にします。こちらにも過去の投稿でありましたが。
95〜96年製からを現行と呼ぶそうですが、これらは製造から20年近く経ちます。そこで、現行のD-28スタンダードを新品で購入し数年〜十数年所有している方、または楽器店で試奏した方にお聞きしたいのですが、実際の所、音を含めて全体的な評価はどうなのでしょうか?
ご意見を頂ければ幸いです。
メンテ

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Re: 現行D-28スタンダードの経年変化と評価 ( No.1 )
日時: 2013/11/05 13:59
名前: 黙句

エアロさま
はじめまして、黙句といいます。
よろしくお願いします。
いくつかお尋ねしたいことがあります。

1)95年以降を「現行品」と呼ぶというのは、どこの情報でしょうか?

2)また「現行品はよくない」というのは、ここに過去にどなたかが個人的な書き込みをされた以外では、どこで耳にされたのでしょう?

2)「全体的な評価」というのは、ものすごく難しいと思います。
どういう点に関してなのか、もう少し絞り込まれてはどうでしょう?
たとえば@音質とか、A音量、Bバランス、C演奏性、D楽器としての音程の正確さ、E木目の見た目の美しさ、Fクラフトとしての精巧さ、Gブランドの値打、H骨董的価値…など。

音に関しては、ブルーグラスに合うとか、ブルースにピッタリとか、マヌーシュ・スイングに最適とか、エレキ楽器とのバンド演奏向きとか…ある程度尺度がありそうな気がします。
また使用者との関係で、そのギターがよいギターかどうかは変わると思います。

ちなみに、85年以降のスタンダードD-28を、金額に置き直すと?
サイト「Jギター」で95年から13年までの"Martin D-28"の"ローズウッド"モデルを"中古"で検索してみました。
すると、15万円台から18万円台の楽器が表示されました。
同じように80年代のD-28に絞って検索してみると、18万円台から29万円台の楽器が表示されました。

これは、この金額で売れるという意味ではありません。
当然ですが、楽器屋さんはその何分の1かの値段でしか取ってくれません。
委託で売りに出してもなかなか売れないかもしれません。
程度がよい物をグッと安い価格に設定すると、売れやすくなります。
でも、何割かの手数料や税金を引いた残りしか手に入りません。

私は'80年代に新品のD-28を買ったのです。
楽器店には他に中古と新品のD-28が1本ずつありましたが、それらと比べてものすごく大きくて明るい音でした。
ネックは少し太めでした。
自分ではずっといい音だと思って悦に入っていました。
どこでもその楽器を持ち歩き、機会があれば演奏していました。

ですが、あるとき人から「ズバリ! 大きな音ですが、深みがないでしょう」と指摘されました。
体では感じていたのですが、私がコトバにしていなかったことを、その方はひとことで言い当てられました。
ショックで、太めのネックも気に食わなくなってしまいました。

でもそれから楽器の音を以前より、他と比較して相対的に考える癖が付いた気がします。
よい耳を持ち、歯に衣着せぬ批評をされたその方には、感謝しなければなりません。
相変わらず音を言葉で表現するのは苦手ですが。
最近そのギターが枯れてきて、より硬質で輝きを伴う音になってきたという気がします。
今では、そのD-28は個性として軽めの音を出すよく鳴る1本だ、と考えています。

思うにD-28には個体差もありますが、ザックリ30年代の音、40年代の音、50年代の音、60年代の音、70年代の音、80年代の音…というのがあるような気がします。
あまり新しいのは弾いたことがありません。
ですがエアロさんの楽器も、新世紀のD-28の特徴を持っているのと想像します。
その中で、エアロさんの楽器だけが持っている個性というのもあるはずです。
それはエアロさんがいちばんよく把握されているのでは? と思います。
ですので、エアロさんが同じ年代や他の年代のD-28を弾かれたら、比較のリポートがほしいなぁ…と思います。
メンテ
Re: 現行D-28スタンダードの経年変化と評価 ( No.3 )
日時: 2013/11/07 23:48
名前: カスタマー

評価には個人の評価と一般評価(全体的な評価)があります。
個人の評価は、評価する人のレベルとこだわる所により何通りも存在します。
レベルとは、その人の経験値・嗜好・能力・性格などの差のことです。
こだわる所は黙句さんの書かれているような音質・弾きやすさ・音程・
ブランド・デザイン・材質・希少価値・保存状態などです。
つまり、数万円のギターしか弾いたことのない見た目にこだわる1年未満の
初心者の評価と、何十万、何百万もする名器を何十本も所有してきた
音にこだわるセミプロなみの腕を持っているベテランとでは同じギターを
評価した場合全く違う評価になることも多々あるということです。
つまり10人が評価すれば10通りの評価になる訳です。
好みや音質を評価するので直接の数値化もほぼ不可能です。

では一般評価というものは存在しないのかというとそうでもありません、
最も身近で分かりやすい数値化された一般評価があります。
それは信頼できる店舗がつけてる販売価格です。
新品価格と中古価格がありますが、
現行製品でも買ってすぐに売った場合の中古販売価格で比べる方が
より信憑性が出ると思います。
この場合ブランド・材質・保存状態や希少価値などが音質などよりも
ある程度重視される場合がありますが、最も一般的な評価はこれしか
ないと思います。

どうしても自分のギターの一般評価を知りたいのであれば、大手の
アコギ専門店に持っていき販売価格を出してもらうのが一番確実です。

ただし、販売価格が数万円ほどしかないギターでも、ある人にとっては
思い出の一生ものの最高のギターであるということを否定している
訳ではありません。
前述のように個人評価は比較できませんし、ある人が気に入っている
ギターを他人が批評・批判するものではないからです。
(過去にこのことで見苦しい論争が多々あったように思います)

あなたが気に入っているならそれでいいのではないでしょうか。
一般評価が気になるのも分からないではないですが、
他人の個人評価なんてどうでもいいじゃないですか。
今のギターでとことん練習し、自分の腕と耳のレベルをあげて
演奏するうえでの不満が出てきたときに買い替えれば(買い足せば)良いのです。
惚れて買った限りは弾きつぶしましょう。

ギターを愛する本当の上級者は他人のギターを馬鹿にしたりはしませんし、
自分のギターを必要以上に良い物であると言いまわったりしません。
良く知っている人に意見を求めて真剣に述べられた場合は信頼できますが、
素性も分からないのに(ましてや掲示板で)「○○はよくない」なんて言っている
輩にろくな人間はいませんよ。
メンテ
Re: 現行D-28スタンダードの経年変化と評価 ( No.4 )
日時: 2013/11/11 22:23
名前: この手はヤッパね・・・。

スレ立てしておいて、都合が悪ければ放置。
この文読んで、「仕事の出張で、今見ました」は常套句。
「地方で試奏できません」と同じ。
寂しい人間の多さに、ため息だ!
メンテ
Re: 現行D-28スタンダードの経年変化と評価 ( No.5 )
日時: 2013/11/15 18:23
名前: 世話人

エアロさん

何か返答しないと長文書いてくれたお二人に失礼だよ。
メンテ

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