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50年代D28の特徴
日時: 2009/08/07 00:49
名前: うさタンぴ

50年代のD−28をごくまじめに、その他の年代と比較したとき、
音色やプレイアビリティなど、50年代の個体のみに於いて認められる一貫した傾向などが
あるのかないのか、また、あるのなら、他の年代に比べてどういった傾向が認められるのかについて、
情報を出しあって、『徹底研究』の名に恥じない、このBBSの統一見解を導き出そうとするものです。

ちなみに、うさタンの見解です。

40年代
   弾いたことありません。


50年代
   若干金属音がケバケバしいが、音色が明るく、軽いタッチでポンポン音が出てくる。
   ドンシャリで、70年代以降のものに比べると多少チープな感じがする音色。
   反応が早く、微弱な入力にもしっかりとした手ごたえと芯がある。
   倍音は少なくロックな感じ。暴れるしギャンギャン。


60年代
   ほぼ50年代と同じ。
   50年代のような元気のよさが少し薄れ、バランスの良い個体もある。
   なぜか69年製のものに音の固いものが多い気がする。
   やはり70年代以降より浮ついた音の出方がする。
   印象として50年代のものより倍音は多く、芯は細いような。。。


70年代ごろ(72年ごろ〜85年ごろ)
   60年代までのはちきれるような音の出方でなく、重苦しく高級な感じの音。
   非常に芯が強く、ハードピッカーが3〜5弦あたりを弾くと独特の鼻にかかったような
   金気くさい音が出るが、しっとりと弾くと詰まった感じのシリアスな響き方。
   全体的にオールラウンダーな感じのする個体が多い。


90年代(85年ごろ〜2003年ごろ)
   おおよそ85年ごろまでは70年代と同じような印象。
   その後、ネックの関係か少し芯が細くなって薄っぺらい音になる。
   非常にバランスのよい個体が多い。倍音が多く、サスティーンが長い気がする。


現在(2005年ごろ〜)
   骨太。ちょっと湿った(生乾きのような)音がする。
   ドンシャリで、90年代のものよりバランスが悪く、暴れる気がする。
   90年代のものより芯は強い気がする。


特に、50年代〜70年代は個体によってバラバラなので、
今まで出会ってきた個体との運もあるとは思うのですけれど、
ヴィンテージに詳しい先輩方、ご意見お聞かせください!
メンテ

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Re: 50年代D28の特徴 ( No.1 )
日時: 2009/08/07 12:54
名前: 傍観者

経年変化による音の変化と、仕様の変更による音の違いをどう区別するか、
そのあたりが、かなり難しい判断になりそうですね。
メンテ
Re: 50年代D28の特徴 ( No.2 )
日時: 2009/08/07 16:22
名前: 通りすがり

この問題は結論でるようなものではないな
同じギターでも使用する弦にによっても音が違うし、ピックの材質によっても音が変わる。
もっといえば、ブリッジやサドルを変えただけでも音が変わる。
また、弾く人の技量によっても音が変わる。
またまた、いえば録音したものならば、機材や環境でも音が変わる。
そんなこと考えていると、年代がどうのこうの関係ないような気がしてくる
メンテ
Re: 50年代D28の特徴 ( No.3 )
日時: 2009/08/07 18:29
名前: ????◆72kcc3vQg.E

こんばんは。

>ヴィンテージに詳しい先輩方、ご意見お聞かせください!

詳しくないけどよい? ^^;
私が長く所有していたD28はうさタンさんが区分されている70年代です。
購入して30年近く弾いていました。

>オールラウンダーな感じのする個体
私もそんな印象をもっています。
全てが適度で個性(癖)がないって言えばないのだけど、購入時所有していた日本製のギターと比較して倍音が多いしバランスが良く、鳴るギターって感じがしました。
強く弾くと反応はそれなりにあって低音は良く出ていましたね。
縁がなかったのか売却してしまいましたが、購入時の東海楽器のリペアーさんとの話しで、日本製のギターと何が違うの?との私の質問に録音すると(マイクのり)その違いが明らかだよと答えてくれました。

>ハードピッカーが3〜5弦あたりを弾くと独特の鼻にかかったような金気くさい音が出る
これは私がハードヒッターではないから(ピック類はほとんど使わない)かもしれないけど、そんな印象は無いですね。
それとやっぱり(?)ハカランダに憧れて買い換えを考え60年代、50年代のD28数本と弾き比べたけど

>チープな感じがする音色
この印象も同じかな、70年代の方がバランスのとれた奥深い音の印象があり買い替えはしませんでしたね。
当時は私自身あまり音楽的な幅がなかったのでチーブ系の音を極端に嫌っていましたし(ワンパターンな曲しか弾けなかった笑)爆発的な鳴り(ドンジャリ系)も好まなかったので。

傍観者さんのおっしゃる“経年変化による音の変化”は考慮にいれなくても大雑把な分類においては良いように感じますし又、通りすがりさんの言われる個体差等々についてはあくまでそんな傾向があるって話までで止めておいたほうが良い気がします。
どちらも突っ込むと出口のない迷路(話)になりそうですよね^^

最後にプレイアビリティーだけど、古いギターでも比較的弾き易い固体もあるし慣れの部分もあるのだろうけど、古いからって弾きやすくなるって現象は起きないような気がするので全般的に新しい物と比較したら古い楽器は弾きづらいように感じます。
年代でそれぞれ仕様があるから好みの範囲では良し悪しはあると思うけどね。
メンテ
Re: 50年代D28の特徴 ( No.4 )
日時: 2009/08/09 01:59
名前: うさタンぴ

????さま

お世話になっております。

70年代(正確に言うと80年代)はうさタン的にも最も好きなD−28の年代です。
最近のものもそれに準ずるぐらい好きですが、70年代はノンスキャの芯の強さと、
バランスの良さ、端正でなだらかな減衰、多すぎず少なすぎない倍音、長いサスティーンと、
(どれも二流というご意見もあると思いますが)量産品としてはそれらが楽器として
極めて高いレベルでそれぞれの要素を融合させている気がします。(あくまで、個人的に


50〜60年代のものは、用途としては限定されちゃいますよね。。。
暗いフォークや端正なフィンガーピッキングにあの明るさは合わない感じもしますし、
やっぱりカントリーとか、はっちゃけた音楽にあう楽器ですよね。結構暴れますし。

そう言う意味で万能さを求めるならマホガニーの楽器のほうが実はそれに近いでしょうけど。。。
メンテ
Re: 50年代D28の特徴 ( No.5 )
日時: 2009/08/09 02:11
名前: うさタンぴ

傍観者さま

>経年変化による音の変化と、仕様の変更による音の違いをどう区別するか、

経年変化によって個体差が生じることもあると思いますけど、今までの経験から経年変化っていうのは
『表面だけでよそよそしく鳴ってたのが、箱全体で本腰入れて鳴るようになる』ような、
鳴り方の変化が大半だと思ってますので、(トーンキャラクターが変化するようには思えないので)
トーンキャラクターに対しては傾向があるかもしれない。というような程度に考えてます。

たとえば、80年代のすごくシックなD−28を弾いてると、
 『これだよこれ!50年代の楽器でこの音出す楽器はないよなあ』
と思いますし、60年代のものすごくはっちゃけたD−28を弾いていると
 『このかりんこりんな鳴り方は新品のには無理だよな』
と思ったり、極端に『その年代っぽい、特徴的な』音を無意識に感じてるような気がしてるのです。




通りすがりさま

>同じギターでも使用する弦にによっても音が違うし、ピックの材質によっても音が変わる。
>もっといえば、ブリッジやサドルを変えただけでも音が変わる。
>また、弾く人の技量によっても音が変わる。
>またまた、いえば録音したものならば、機材や環境でも音が変わる。

それらがまちまちななか、60年代と70年代それぞれ100台ずつ弾いていけば、
(60年代が全部フォスファーで、70年代が全部80/20とかでなければ)
傾向が出そうじゃないですか?

うさタンの場合、
リゾネーターの傾向と鉄弦フラットトップの傾向は、わかります。
マカフェリの傾向と鉄弦フラットトップの傾向は、まあ、わかります。
鉄弦アーチドトップと鉄弦フラットップの傾向も、わかります。
マーチンとYAMAHAの傾向の違いも、わかってるつもりです。

そうくくっていくと、100台の60年代製と100台の70年代製には
印象の違いがあるかな?ないかな?というようなお話に持っていきたいです。
メンテ
Re: 50年代D28の特徴 ( No.6 )
日時: 2009/08/11 09:01
名前: ????◆72kcc3vQg.E

おはようございます。

>量産品としてはそれらが楽器として極めて高いレベルでそれぞれの要素を融合させている

コストパフォーマンスが良いってことだよね、コストを無視していいのなら平均的な(標準的な)音がするような印象もありますね。
※標準的な音と言うよりは販売台数からして標準の音になったって感じかな^^


>50〜60年代のものは、用途としては限定されちゃいますよね

軽いボディーに(スキャロップを含む)サイドバックがハカランダだから大きい割には軽快に鳴るんじゃないかな。
軽快に鳴るギターは強く弾くと暴れる感じがすると思うし、こもった音のギターは強く弾くと芯が出る感じがしますよね。
単純に考えすぎかも知れないけど50〜60年代とそれ以後のD28の鳴り方の違いって一番の要因はボディーの重量なんじゃないかな。
神がかった(神秘的)意見もたまに聞くけどね(笑)


>万能さを求めるならマホガニーの楽器

マホ系は素直な音色の傾向があるからローズ系よりは万能って感じはしますよね。
メンテ
Re: 50年代D28の特徴 ( No.7 )
日時: 2009/08/11 16:08
名前: GT3RS

こんにちは、

ヴィンテージのすばらしいギターは、チューンング時に、鳴らした瞬間から、すばらしい響きがしますよ。

D−28の50年代は、ノンスキャロップです。

ブレーシングのスキャロップ加工されたものは、
1934年から1943年頃までです。 
メンテ
Re: 50年代D28の特徴 ( No.8 )
日時: 2009/08/11 16:29
名前: ????◆72kcc3vQg.E

GT3RSさん、こんにちは。

>ヴィンテージのすばらしいギターは、チューンング時に、鳴らした瞬間から、すばらしい響きがします

出前にGT3RSさんが書かれているような体験は私自身もしたことがありますし、その感覚はわかるつもりなんだけど伝わりにくいですね^^
すばらしい響き=なにか?を記入していただくと話が前に進むと思うのだけど。

まぁ!すばらしいギターは新品でもすばらしい響きはするように思うけどね(笑)
メンテ
Re: 50年代D28の特徴 ( No.9 )
日時: 2009/08/11 19:22
名前: ダン

うさタンぴ さんこんばんは。
50年代ではありませんが、
>軽いボディーに(スキャロップを含む)サイドバックがハカランダだから大きい割には軽快に鳴るんじゃないかな。
軽快に鳴るギターは強く弾くと暴れる感じがすると思うし、こもった音のギターは強く弾くと芯が出る感じがしますよね。

に関連して。
個体差もあると思いますが我が家のスキャロップHD−28Vは、固めのピックで力任せにガ〜ンと引くとおもいっきり音が暴れます・・。
重量の話をすると、Sヤイリ305と比較すると驚く程軽いです。
メンテ
Re: 50年代D28の特徴 ( No.10 )
日時: 2009/08/11 19:25
名前: うさタンぴ

GT3RSさま


????さまの言う、
 >すばらしい響き=なにか?を記入していただくと話が前に進むと思うのだけど。
うさタンもそう思うのです。
GT3RSさまは『いい音』『素晴らしい音』『心地よい音』『絶妙な音』などの、
100%主観由来の感想が多いため、どうも他の人からの批判を浴びてしまっているように思います。

客観的に分かる表現ですと、言葉のその裏を読むことも可能なわけですが、
主観の感想は何の参考にもならないのです。

たとえば、(ヒロさますみません)以下のようにきっちり『いい』の意味を定義していただければいいと思うのです。
http://www.hirocorporation.com/qanda.html

たとえばうさタンは。。。
70年代フォークやマイケル・ヘッジスみたいなのやフィンガーピッキングのソロギターをやるなら
70年代製のほうが『向いている』と思いますし、
カントリーやブルーグラスをやるなら50年代製が向いていると思うわけです。



さて、ごく当然のこととして、音質に良し悪しはありませんよね。

GT3RSさまは『50年代製D−28はすべての面において現行のD−28より良い』というような語調で
感想を述べられることが多く思いますが、そんなことありえないので皆が反発してしまうのだと思うのです。
さらに、GT3RSさまはこうした反論に対して
 『感じ方は人それぞれだからそう思う人もいることは理解しますし、その意見は尊重します』
という感じの突き放したフォローをしますが、これも完全にピントがずれちゃっているわけです。
皆が言ってるのは、『感じ方』じゃなくて『相対的に見たときの音響特性』なのです。
『音響特性』に『いい』も『悪い』もないのに、『いい』と言いきっちゃってるところを指摘しているのだと思います。

ここがおわかりにならないと、これから先ずっと皆様とすれ違い続けてしまう気がします。

正直、今のGT3RSさまの排他的かつ盲心的な50年代製崇拝は『逆ナンで儲かった』書き込みと同レベルで、
相手の感想との有機的な意見交換がなされず、ただ一方的に50年代製が素晴らしいと連呼するのみで、
50年代製を崇拝するカルト教団にマインドコントロールされているような感じすらしてしまうのです。
かつてプロMさまもおっしゃってましたが、正直、ぞっとします。

ということで、GT3RSさまに質問です。

50年代製は、70年代製より『芯が太い』=そのかわり『倍音が少ない』
50年代製は、70年代製より『低音から高音までレンジが広い』=そのかわり『バランスが悪い』
50年代製は、70年代製より『強い入力にも音の立ち上がりがよく反応が速い』=そこかわり『暴れる』

というようなトレードオフも必ずあると思うのですが、どのようにお考えでしょうか?
メンテ
Re: 50年代D28の特徴 ( No.11 )
日時: 2009/08/11 20:01
名前: なるほど

>マインドコントロールされているような感じすらしてしまうのです。

それこそ書込みの目的のように感じるがね・・・

以前誰かが書き込んでいたが、
ヴィンテージギターショップのオーナーが
50年代の値段を吊り上げたくて書き込んでいるのだろう

だからサイトが荒れようがお構いなし、
むしろ荒れた方がアクセスが増えるから望むところなんだろう・・・。
メンテ
Re: 50年代D28の特徴 ( No.12 )
日時: 2009/08/11 20:29
名前: GT3RS

うさタンぴ様は、優れた文章表現能力をお持ちですね。
非常に、申し上げられていることが、わかりやすいです。表現力の未熟どうかお許しください。
57年と58年以降だけでなく、
64年と65年以降のボーダーも感じております。
メンテ
Re: 50年代D28の特徴 ( No.13 )
日時: 2009/08/11 23:24
名前: GT3RS

誰か私のハンドルネームで書き込みされましたね。

確かに、57年と58年以降だけでなく、
64年と65年以降のボーダー以前に書き込みました内容と同じですが、どなたか知りませんが、代弁してくださっているのですね?


メンテ
Re: 50年代D28の特徴 ( No.14 )
日時: 2009/08/12 11:52
名前: ????◆72kcc3vQg.E

こんにちは。

>ギターショップのオーナーが50年代の値段を吊り上げたくて書き込んでいるのだろう

そんな感じには思えないな、オーナーならもうちょっとボキャブラあるでしょうし、たくさんのギターを見ているから客観視できるでしょう(笑) 想像しすぎですね^^
どちらかというといいたいことを伝えられなくて歯痒いから開き直っているって感じじゃないかな。
誰にでもあることだから前向きに想像力を働かせて彼の言いたいことを考えてはいるのだけど、浅いところで一途に古いものは良いと思い込んでいるだけなんじゃない?
突き詰めちゃうと書き込みできなくなっちゃうタイプだよね。


ダンさん  おひさ!

ユウツベで聞いただけの感想だけどHD28Vはレスポンスが良い感じはしますね。
Vシリーズの長所でしょうね、ボディーも大きいからかきむしっても(ストロークも)いけそうですし^^
オールに使えるギターって感じでしょうか。
メンテ
Re: 50年代D28の特徴 ( No.15 )
日時: 2009/08/12 12:32
名前: ダン

????さん、どうもです!
確かに我が家の他のギター達よりもレスポンスは良いです。
押し並べて大満足していますが、なぜか3弦解放が弦新品時のみ過剰反応して、強く弾くと弦が縦振動を始めてバズが出るのが玉に瑕です。
数時間弾き込むと収まっていくんですよね。
これもウルフトーンの一種じゃないかな?
今度弦を変えた際に太郎八さんに習って手ぬぐいでも入れて実験してみます。
メンテ
Re: 50年代D28の特徴 ( No.16 )
日時: 2009/08/12 13:02
名前: ????◆72kcc3vQg.E

ダンさん

ウルフもそのギターの個性(長所)のような気がします。
バズが気になるようでしたらサドルで調整(もしくは交換)して弦高を少し上げてみるのも手じゃないかなと思います。

メンテ
Re: 50年代D28の特徴 ( No.17 )
日時: 2009/08/12 13:35
名前: GT33RS

馬鹿の一つ覚えみたいに50年代 50年代
と連呼したって 誰も共感しない。説明不足。
メンテ
Re: 50年代D28の特徴 ( No.18 )
日時: 2009/08/12 19:30
名前: ダン

????さんコメントありがとうございます。
長所と言われると気になる部分も気が休まります。
28Vはノーマル時ですでに弦高高めでわりと引きにくい(テンションが高い!)ので、これ以上弦高上げるとフィリッツ・フォン・エリック並みの握力が・・。


メンテ
Re: 50年代D28の特徴 ( No.19 )
日時: 2009/08/12 20:14
名前: GT3RS

こんにちは、

確かに、音、造りなどのことは、説明不足だと思います。 
ヴィンテージギターのよさは、私の言葉では、
ほとんど伝わらないと思うんです。
ギターの音が、よいかどうかは、感性など、
感覚的な判断によります、いくら議論しても、百聞は、一見にしかず、
話を聞いても本を読んでも、自分の目で見ないと現実は理解できないということだと思います。
文章、音、映像では、伝わらないものってありますよね。
できれば、東京、大阪などで、50年代のD−28、数本弾いて来てみて、自身の感想聞かせてください。
ヴィンテージギターたくさん弾くと楽しいですよ。
メンテ
Re: 50年代D28の特徴 ( No.20 )
日時: 2009/08/12 20:37
名前: よみひとしらず。

こんばんは。暑い(ホット)ですね。立秋も過ぎてもうすぐ涼しくなるといいですが、あくまで徹底研究がテーマですからしばらくこれにこだわりたいなあ。

>Re: 50年代D28の特徴

50年代は、仕様がTbarロッド&細めのネックでもともと軽やかな音色だが、丁度50年を経て、乾いたクリスピーで透明感のある音色になった。高音部が美しいのは古いギターに共通かもしれませんね。
古いマホはハカランダと区別つかなくなるという人いるけれど、ハカランダは絶妙な明るい音色とどこか暗くて重いインディアンローズウッドにないスピード感をつけるものだから、逆にD−28の材料がマホになったらある意味澄み切って落ち着いたD−18になると思います。D−28ファンには別の楽器にしかならないんだけど・・・

また、時代が降ると仕様の変遷がありますね。

67年以降のロッド材料変更、68年のブリッジプレート材料(メイプル→ローズウッド)、これは音が重くなった要因でしょう。私はうさたんのようなピッカーじゃないから、60年代もんは使いこないせんですし、好きににもなれんかったです。

>GEとの比較
仕様が違うから、音質が不連続な断層のように見事に違います。50年代と60年代のようなグラデーションのある連続的な違いではないので、評価はしやすいででしょうね。ある人は「湿った」音だから50年代がのほうが良いとのたまわれるが、私は逆に新しいしっとりした瑞瑞しい音が好きであります。

しかし、新しいギターはとかく新しい弦を好むという習性があり、50年代のD−28なんかは弦が古くなってもなんとか相当持ちこたえてくれるのが無精者のオーナーには嬉しいところでしょうか。

>64年と65年以降のボーダーも感じております。

これはロングサドル前後なんで、さもありなんですですが、実証が難しいところですね。

メンテ
Re: 50年代D28の特徴 ( No.21 )
日時: 2009/08/17 10:23
名前: ????◆72kcc3vQg.E

こんにちは。

ダンさん

>これ以上弦高上げるとフィリッツ・フォン・エリック並みの握力が・・。
鉄の爪に対抗するには4の字固めを習得するしかないかも?(笑)
相当強いピッキングなのでしょうね。 ん〜後は弦をスーパーへビー級に変更するとか。。。^^;

GT3RSさん

ご解答いただいたことはありがたいけど、小ばかにされた感じがするよね(笑)
一貫していて君の意見は立派だけど、自身で弾いた感想は正直いって購入意欲はわかないな。
私のギタースタイルだと同じ値段を払うならもっとよいギターが買えそうな気がする^^;
メンテ
Re: 50年代D28の特徴 ( No.22 )
日時: 2009/08/24 14:00
名前: うさタンぴ

よみひとしらず。さま

クリスピーというのはそうですね。
輪郭感がはっきりしていて、50〜60はクリアな感じがしますね。
決して70年代D-28の音がクリアでないというわけではないのですが、
何か膜が一枚取れたような音で、敏感というか、神経質な音色というか。
逆に70年代のものはコンプレッサー/リミッターがかかったような。。。

>新しいギターはとかく新しい弦を好むという習性があり
これもそうですねー
古い楽器ではブリッジプレートの疲労程度が弦の寿命を左右するような気もします。

>64年と65年以降のボーダーも感じております。
これは、昔はロングサドルの方が音が拡散的というか、芯が弱い感じがしてましたが、
どうやら気のせいだったようで、今では音質の差なんてないもんだと思ってます。
57から58はペグが変わるので、57年に比べ58年はサスティーンが増大して、芯が強く、音が重くなる傾向は
なんとなく感じてますけど、たぶんペグ変えたらまったく同じなんじゃないかと。。。


ダンさま

おしなべてスキャロップ・ブレーシングの楽器は、包み込むような包容力のあるウッディな鳴り方と、
比較的軽いタッチで大音量が出るという魅力の反面、強いタッチで弾くと楽器がついていけず、
ボソッと破綻してしまう(?)というイメージがありますよね。
おそらく、暴れるというのはそのこと(入力に楽器がついていけなかったり、ついていけたりバラバラになる)
をおっしゃっているのだと思いますが、ブラジリアンがインドローズに比べてじゃじゃ馬だというのは、
金属音が跳ねてはじける感じと、ちょっと手元が狂った程度のミスピッキングで6弦が爆発しちゃったり、
というような、(材が薄く硬いような)ハイハットみたいなイメージかなあ。。。と。
シャカシャカ弾いてる分にはそんなに扱いづらくないんですけど、リードは面白いですよ(笑
エレキで言うと、ちょうどテレキャスを『下手が目立つギター』というのに近いニュアンスだと思います。

>なぜか3弦解放が弦新品時のみ過剰反応して、強く弾くと弦が縦振動を始めてバズが出るのが玉に瑕です。
ウルフトーンとはちょっと違うかもしれませんが、D−28はGにウルフが出やすいような気がします。
うさタンが持ってたはじめて(正確には2度目だけど)買った67年製のD−28もGにウルフが出てました。
(前々から、ゼクさんのお持ちのものがそれなんじゃ。。。と気にかかってます)
そのD−28は、ウルフは出ましたけど、その他はものすごく素直な楽器で、どちらかというと『暴れない』楽器でした。


GT3RSさま

逆に質問させていただきますけど、最近、現行のD−28弾いたことありますか?
音についてどうお思いになりますでしょう?
50年代のものの音の方が好きですか?
メンテ
Re: 50年代D28の特徴 ( No.23 )
日時: 2009/08/24 20:12
名前: ダン

うさタンぴさん、おっしゃる通りだと思います。
まだまだ必要以上にタッチが強すぎるんでしょうね・・。
反面、このギターは今まで知らなかった新たな世界をたくさん教えてくれてますので、もっと仲良くなれるように付き合っていきたいと思ってます。
今まで興味の無かったインストやリードを弾き始めたのもこのギターの要求に答えた結果ですもんね。
どっちが主人かわかりゃしませんが・・。
メンテ
Re: 50年代D28の特徴 ( No.24 )
日時: 2009/08/24 20:48
名前: G坊

D-28 ハカランダを求めて彷徨ってたときに、

Don Musser のハカランダドレッドを弾きました。
そしてついでにその店にあった67年製D-28も。

結論;D-28は素直にいい音、Yamguchi さん風にいうと
分離が強い音でね、それでDon Musser はもう単にいい音。
じゃらじゃらしたギブソン系の音ですね。
きれいなハカランダの木目と相まってもうほしかったな。

かえなかったけど、、  涙、笑い

個人的にはフォークよりもロックなんで、だんぜんハカランダの
ほうが好き、でも、それよりも、マホのギブソンのほうが好みだと
ということが認識できました。

でもまだほしいんだけどね。笑い
メンテ
Re: 50年代D28の特徴 ( No.25 )
日時: 2009/08/25 00:09
名前: うさタンぴ

ダンさま。

ダン・マッサーの話題が出ましたが、まさか。。。

たぶん、趣味で音楽をやるなんて、すげえ素晴らしいことですよ。
うさタンなんて若輩者で、あんまりえらそうなこと言えませんけど、
好きなれば、自分の楽器に一喜一憂もしますし、いろいろねちねち拘るのも楽く思えるんだと思います。

楽器に影響を受けたり、流行に振り回されたり、そういうのが一切なくって、
最初からベストな楽器を計算づくで手に入れちゃうのも味気ないですよね。
なんか、人生で大切な経験を置き忘れちゃってる気がします。

自分の発言の引用ですが
>こんな事言っては身も蓋も無いのですが、音質は追い求めるとキリがありません。
>問題は世界一の楽器を手に入れることでなく、手にした個体を世界一うまく扱えるようになる事だと思います。
と思ってます。

まあ、うさタンは、ギターで生きてるわけじゃないですし、ギターのために生きてるわけでもないので、
人生の休憩時間の1割ぐらいギターを触って過ごしていくのも悪くないなあ。という程度で弾いてます。
嬉しさも悲しさも悔しさも、人生の彩りみたいなもんだー!みたいな。

50年代にこだわることを、ばかばかしいの一言で吐き捨てるのはもったいない気がします。。。




G坊さま

かなり昔からご発言拝見させて頂いております。
直接お話しするのは初めてかと思いますが、よろしくお願いいたします!
うさタンと申します。(昔、911と名乗ってました。

ハカランダは特徴的なだけあって、やはり憧れますよね。。。
ハミングバードも必ず一度はあこがれる、そういう楽器ですよね(笑

うさタンはダン・マッサーもPS3さまにすすめられたロイ・ノーブルも弾けずにいるんですよね。。。
素敵な楽器なんだろう。。。という心の中の印象だけがどんどん膨らんで。。。
梶井基次郎センセみたい。

>個人的にはフォークよりもロックなんで、だんぜんハカランダの
>ほうが好き、でも、それよりも、マホのギブソンのほうが好みだとということが認識できました。
こういう思い切りは自分を一回り大きく感じることができますよね!
『俺はこれだ!』というような、よりどころというか。
うさタンはそれがブレまくりで、その節操のなさを自分で笑うような豪快さがほしいところです。
メンテ
Re: 50年代D28の特徴 ( No.26 )
日時: 2009/08/26 14:00
名前: G坊

こんにちは、ああうさタンは911さんなのですね。

ギターのために生きているわけではないが、人生の
彩りとしたいというあたりは同感です。

あと、ハカランダ マンセー、50年代マンセー
というのは当然単純に過ぎますが、(当然個体差
というものがありますから)でも、総体として
見た場合、 50年代のほうが後年よりも、いいケースが多いというのも真実だと思うし、

まあ製造本数がはるかに少ないところから考えても、自然ですよね。

まあバブルはよろしくないですが、最近の値段は
結構そこらへんの品質を的確に表していると思います。
メンテ
Re: 50年代D28の特徴 ( No.27 )
日時: 2009/08/30 15:16
名前: GT3RS

1950代のD−28は、澄んだきれいな中音、高音と
深みのある重低音が、適度なリバーブがかかって、
鳴ります。 とても素晴らしいサウンドです。

50年代やオーセンティックD−18は、
とてもきれいに、澄んだ音で、高音が、シャリーンと鳴るギターありますが、50年代のD−28は、最高に鳴る、D−18の高音同様、高音も澄んだ音できれいに鳴るギターもあります。
おまけに、素晴らしいリバーブ感と深みのある重低音で鳴ります。
本当に、素晴らしいサウンドのギターのひとつです。

他にも、戦前のマーティン以外でも
30年代のギブソンのL−OO等のネツク、ボディが震えるようにギター全体で鳴るサウンドのギターも
素晴らしいと思いますが、50年代のD−28も格別です。 
未来に、サウンドの研究がより進み、
また、優れた技術が開発されて、より素晴らしいギターが現れるかもしれませんが、今は、まだ、ヴィンテージギターにしか、到達できない、素晴らしいサウンドがあると思います。
メンテ
Re: 50年代D28の特徴 ( No.28 )
日時: 2009/08/30 16:00
名前: そうだねー

そのとうりだねー
何度聞いても素晴らしい内容の美しい文章だねー
メンテ

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