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ヴィンテージD−28新年
日時: 2009/01/10 17:19
名前: GT3RS

ヴィンテージD−28新年
移行、おめでとうございます。今年もよろしくおねがいします。
いままでもD-28の話題だけでも、いろいろありますが、
大阪、東京のお店には、D−28の程度のよいヴィンテージが数多く並んでいます。
ヴィンテージを年代別に、購入せず、サウンドを比較できるチャンスです。
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Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.1 )
日時: 2009/01/10 17:24
名前: GT3RS

30年代を除けば、D-28の中でも50年代は、特に、サウンドがよいとされています。
これから、お店にこんなに数多く、D−28のヴィンテージが並ぶことは、たぶんもうないように思います。

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Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.2 )
日時: 2009/01/11 00:38
名前: maho

GT3RS様

ご無沙汰しております。お互いマーチンギターを
愛する者として今年も宜しくお願いします(^^)

GT3RS様の中ではやはり30年代を除いて50年代のD-28が一番ですか?

この掲示板は老若男女それからギターの初心者から老練のマニアックな達人クラスの人たちが見ておられると思いますので、その辺の配慮をしたご意見を述べられたらもっとスレが生きてくるのではと以前から感じておりました。

例えば50年代といっても50年〜59年までありしかも個体差での材料やスペックの違いがありますし、同じ材料やスペックでも作りこみ過程での違いやその後の保管状態や弾き込まれ方などでずいぶん音に違いが出てくるように思います。

何故そのような事を繰り返し言うかと申しますと初心者の方でマーチンのオールドを崇拝しているが地方にいて弾く機会がなく、憧れゆえに一大決心をして通販でローンを組んで購入される方もおられますので
いくら自己責任とは言え、このような由緒ある掲示板の書き込みは誤解なきような配慮も必要な場合があると思っているからであります。

あなたのおっしゃるように50年代のD-28は素晴らしいと思っておりますが、それ以外がどうかというとそれぞれの年代で素晴らしいD-28はあるという前提でそれでも自分は50年代が好みであるということを意思表示されたらもっと良いのではと思います。

私も56年のD-28は所有した実績があり、その素晴らしさは理解しておりますのであえて苦言を呈した次第です。悪意のないレスとして受け取って頂けたらありがたく思っております。



悪意のないレスですので
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Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.3 )
日時: 2009/01/13 12:10
名前: GT3RS

こんにちは、以前に、音の好みに関して、年代別にD-28の詳細な情報をこの掲示板で、示したかったのですが、
観られる方のいろいろな思惑があるようで、断念しました。 
今までの経験で言えることは、
D-28の年代で、46年より57年は、Tバーロッドで、私の好きなサウンドの個体が多く存在します。またネックもとても弾きやすい個体が多く、それ以後の個体とは、
かなり違うように感じます。噂では、58年から65年までのロングサドルの個体もいいもがあるようですが、わたしの経験不足でまだ出会えていません。
65年以後より、70年代の中盤くらいまで、だいたい音の傾向は、似ているように思います。
それは、いつまでも弾いていても、弾いていたい、心地よいサウンドのギターなんですが、弾いていたら音に飽きる、疲れるギターでは、ないということです。ただ、個人差も当然あると思いますから、だいたいそのような傾向にあると申し上げます。
30年代のゴールデンエラー期のD−28は、50年代よりももっと音に迫力があります。これこそヴィンテージサウンドてかんじの鳴りで、多くの人にわかりやすいんです。ただ、好き嫌いは、好みの問題だと思っています。
ただ高い買い物ですから、購入前に、試奏は、されたほうがよいと思います。 状態のよい、57年以前のD-28は、いずれにしても、素晴らしいギターが多いと思います。 私の意見が、本当かどうかは、お店で触れることができる今、どうか確認してください。
また、感想聞かせてください。
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Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.4 )
日時: 2009/01/13 12:12
名前: GT3RS

D-28の年代で、46年より57年は、Tバーロッドで、私の好きなサウンド,
それは、いつまでも弾いていても、弾いていたい、心地よいサウンドのギターなんですが、弾いていたら音に飽きる、疲れるギターでは、ないということです。ただ、個人差も当然あると思いますから、だいたいそのような傾向にあると申し上げます。
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Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.5 )
日時: 2009/01/15 11:59
名前: GT3RS

ハカランダの木目が柾目と板目がございますが、
現在は、400万円のオーセンテイックでも
1500万円のD-100、600万円のD-50でさえ
ハカランダの木目は、板目が主流です。
中には、酷い木目のハカランダまで使用されています。
率直に言えば、柾目のハカランダで、
Dサイズのギターを制作できる良質のハカランダは、
現在は、もう正規ルートでは、販売されていないのです。
1800年代から1950年代のマーティンのハカランダギターは、柾目が主流で、板目でも芸術的な木目のものが使用されています。
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Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.6 )
日時: 2009/01/15 13:41
名前: ギタキチ

ここやってるのGT3RSさんですか?

http://www.vintage-gibson.net/
違っていたらすみません。
もしやっていらっしゃるなら、ぜひ早く「プレミアムギターワールド」を立ち上げて下さい。

もし違うなら、ぜひ「ビンテージマーチンワールド」を立ち上げてください。

そこであなたのコラムを読む方が、意見をまとめて伺えるので理解しやすいと思います。

ぶつ切りだとあなたがおっしゃりたいことがわかりにくいので。
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Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.7 )
日時: 2009/01/18 05:09
名前: pon

ん? GT3RSさん??
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Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.8 )
日時: 2009/01/18 12:15
名前: GT3RS

ホームページ私では、ありませんが、素晴らしいサイトですね。
この中の紹介されているギターの中では、
1940年代Gibson バナーヘッドJ−45、
1930年代Kalamazoo KG-14 
1930年代GibsonL−0は、
私のところにもございます。
いずれもすごく素晴らしいギターです。
それは、D−28GEやオーセンティツクとD−28のヴィンテージの比較されても同様ですが、
どんなに、費用と手間隙かけようが、
新品のギターでは、とうてい真似のできない、素晴らしいサウンドを持っています。
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Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.9 )
日時: 2009/01/18 18:53
名前: CWHITE

掲示板の移行おめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
今日は研究の為の資料を少し置かせて頂きます。

http://www.steveswanguitars.com/Martin.htm

I seek out strong examples of Pre-1970 Martin guitars from many sources. With their light build, Adirondack Spruce tops, and scalloped brace voicing, I am strongly interested in all models from the classic late 1920s through 1944 period. I like to have good sounding examples of the larger OOO and Dreadnought sizes in the postwar tapered brace voicing period of 1945 through 1948 with Adirondack Spruce tops ending for all models by late 1946 and Sitka Spruce tops being used exclusively in 1947-48. The beefier build style starting in 1948 progressing up through the mid-1960s produced some really great Dreadnoughts for Bluegrass and other heavier playing styles where volume and clarity are important. Scattered throughout the 1950s and early 1960s, but most notably in the 1952-53 period Martin used light, but strong Engelmann Spruce tops on some of their guitars. Many dealers currently mistake and misname this lighter colored top wood as Adirondack Spruce. I'll also have smaller model sizes represented in this 1948-1969 group if they are responsive and demonstrate a lot of character in their voice.

1953 Martin D-28 (133505)

http://www.steveswanguitars.com/Gallery/Martin/1953%20D28/index.html

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Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.10 )
日時: 2009/01/18 22:50
名前: pon
参照: http://www.vintage-gibson.net

みなさま、こんばんは。ponです。
自分からは名乗りにくかったのですが、サイトはわたくしが運営させていただいております。つたない素人のサイトではございますが、また遊びにいらしてください。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.11 )
日時: 2009/01/18 23:07
名前: ギタキチ

ponさん、失礼しました。

とても興味深く拝見しました。
プレミアム〜の公開を心からお待ちしています!
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Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.12 )
日時: 2009/01/18 23:21
名前: pon
参照: http://www.vintage-gibson.net

ありがとうございます、ギタキチさん。
いまやっているサイト、どんなもんでしょうか? どんなところをおもしろく読んでいただけているのでしょうか? また、何が足りませんでしょうか?

ヴィンテージ・ギブソンの素晴らしさを五感のレベルでお伝えできないかなあ、と思ってきたのですが。まだまだ書き込みたいんですけど・・・・。

あと、なかなか手がつけられない「プレミアム〜」のほうですが、どんな感じで作っていけば楽しんでいただけるでしょうか? たぶん、今のサイトの手法をある程度踏襲する形になると思うのですが。変な質問で恐縮です。 
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Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.13 )
日時: 2009/01/18 23:37
名前: GT3RS

この資料によると、
D−28の47年以降のトップ材は、アディロンではなく、もしかしたらイングルマンかもしれないですね。
ただ私の知る限り、シトカとは、明らかに色の違う
トップ材が50年代に、存在しています。それらは、
イングルマンより、アディロンの色に近い気がしています。
シトカの50年代と比べて、音もふくよかな素晴らしい鳴りでしたが、真相は、??? お店の表記もアディロンと言われていました。この辺は、真相は、曖昧な部分です。
私が、実用的にD-28の50年代が、好きな理由は、素晴らしいサウンドの他に、ネツクの弾きやすさにあります。
ネツクのサイズが、日本人の手のサイズでも弾き易い、この頃のネツクは、とても丁寧に手をかけて製作されたようですシェイプも握り易いものがとても多いのも50年代のD−28の特徴です。素晴らしい材料が手に入る時期であったことや職人のレベルが高かったと想像できます。
GEやオーセンティツクのサイズの太いネツクは、どうしても、手がある程度大きくないと弾き辛いと思います。ただ、コレクション用のギターとして観れば関係ないことなんですが...



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Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.14 )
日時: 2009/01/19 20:50
名前: ギタキチ

ponさま

それはもう、私など手にすることはありえない貴重なギターの弾き比べをまさに五感を駆使して感じ取り、的確に書いていらっしゃるところが素晴らしいと思います。L−0とニック・ルーカスの件など、手にしたこともないのに『なるほど!』と納得してしまいました。

私は弾くのも好きですが、スペックにも外観にも歴史にも興味があるので、ponさんのサイトは隅々まで徹底熟読して楽しませていただいてます(笑)

マーチンについても同様のサイトを立ち上げていただければ私もさらに妄想が膨らんで楽しめること間違いナシです。

GT3RSさん

勘違いしてしまったのは押尾や山崎、ロバジョンのギターについてのGT3RSさんの見解と重なるところが多かったためです。重ねてお詫び申し上げます。

上のスレを読んで、GT3RSさんが「日本人・あるいはご自身に向くネック」という意味を含めて50年代ものを評価していることがよくわかりました。こうした具体的な記述をしていただけると私のような者にもよくわかるので助かります。
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Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.15 )
日時: 2009/01/20 00:46
名前: pon
参照: http://www.vintage-gibson.net

ギタキチさん、ありがとうございます。私のサイトは自分の感性のおもむくままに表現している部分があり、どの程度皆さんに読まれているのか、実はわからない状態で運営しているところがあるのです。掲示板やご意見を拝聴するメールアドレスなどを設けると、厳しいご批判が山のように届きそうなので、当面はアップしていません

今回は、具体的にギタキチさんからご感想をいただけたので、大変参考になりました。誠にありがとうございました。マーティンを含めたギブソン以外のギターについても、なんとか頑張ってアップしたいと思っております。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
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Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.16 )
日時: 2009/01/20 10:49
名前: YAMAGUCHI

ネックの太さ/シェイプは本当にネックになります。
私は指板の広いのが好きなので、ビンテージに音で惹かれても、結局GE買いました。(000-18)
同じ位の金額で60−70年代のいい音色の楽器も何本もあったけど、フラットでワイド目のGEの指板が弾きやすいです。
 今のマーチンはシリーズやカスタムで太さが選べるけど、昔はモデルによって決めうち(その一本気さがよいのだけど)なんでちょいと残念でした。
 ワイド指板のビンテージとなると30年代でとても手が出ないですから。
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Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.17 )
日時: 2009/01/20 12:37
名前: GT3RS

50年代のD-28のネツクは、個体毎に
ハンドシェイプしていたことは、間違いないと思います。とても握りやすい、弾き易いネツクです。
D-28の65年以降から現在までのネツク比較すると私の知る限り握りやすさぜんぜん違います。
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.18 )
日時: 2009/01/20 15:49
名前: pon
参照: http://www.vintage-gibson.net

GT3RSさま、少し教えてください。

「50年代のD−28のネックは、個体毎にハンドシェイプしていたことは、間違いないと思います。とても握りやすい、弾き易いネックです」
「65年以降から現在までのネック比較すると私の知る限り握りやすさぜんぜん違います」ということ
ですが、お書きになっていることから推察すると、50年代以降はハンドシェイプしておらず、それが故に握りにくいネックである、という風に考えておられるのですが、そういうことなのでしょうか?
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.19 )
日時: 2009/01/20 15:51
名前: pon
参照: http://www.vintage-gibson.net

「考えておられるのですが」→「考えておられるようにお見受けするのですが」が正しいです。申し訳ありません。
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.20 )
日時: 2009/01/20 17:42
名前: GT3RS

よく考えてみれば、65年以降も、ハンドシェイプしていたかもしれません、50年代は、名人級の職人が、
D-28のネツクをシェイプしていただけなのかもしれません。
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.21 )
日時: 2009/01/20 17:52
名前: pon
参照: http://www.vintage-gibson.net

前にお書きになった表現だと、私が受けたような印象を皆さんに与えてしまうのでは、と思いました。

今回お書きになっている「50年代は、名人級の職人がシェイプしていただけなのかもしれません」というのも、根拠がありませんよね。60年代にもすばらしい職人さんはおいでだったかもしれません。

50年代にも個体のばらつきはあるでしょうし、それは60年代も同様。よいギターの多い少ないはあるでしょうが。

mahoさんと私も同意見で、ご自身の印象で、50年代以前こそが素晴らしい、と断定的にお書きになるのはいかがなものかと思いました。率直なところを書かせていただき、誠に恐縮です。
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.22 )
日時: 2009/01/21 00:31
名前: Barfret

皆様のご意見を楽しく拝読しておりました。
マーチンのネックの形状は,年代によって随分違うというのが私の感想です。
もちろんそれぞれの年代でモデルによっても違っているでしょう。
たまたまGT3RSさんが50年代のネック形状がご自分の好みに合っていると感じられたのでしょう。
どのような音楽を演奏されるかでも違いますし、個人の好みの問題のような気がします。
私は、35年の少し太いネックと20年代はじめの細い
三角ネックのどちらも大好きです。
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.23 )
日時: 2009/01/21 00:48
名前: GT3RS

私の確認したところ、57年頃までは、ネツクに、指板を張り合わせた後、ハンドシェイプしています。
エボニー指板とマホガニーネツクとの一体化したRとネツク太さが絶妙のバランスを保っております。
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.24 )
日時: 2009/01/21 13:40
名前: pon
参照: http://www.vintage-gibson.net

GT3RSさん、貴重な情報をありがとうございました。

57年ごろまではネックに指板を貼り合わせた後、ハンドシェイプしているということですが、この
情報は何か本に書かれているのでしょうか?
 
お教えいただければ幸いです。
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.25 )
日時: 2009/01/21 19:34
名前: GT3RS

私の手元ある50年代、60年代、70年代、80年代、それと、お店にある、50年代と60年代のD-28を手にとって観察してみました。
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.26 )
日時: 2009/01/21 20:16
名前: pon
参照: http://www.vintage-gibson.net

ネックのみをシェイプし、あとで指板を張り付けただけのものは、角が立っているということなのでしょうか?
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.27 )
日時: 2009/01/21 20:34
名前: 古都

マーチンの歴史として非常に興味はあります
でも、本当のことなのか
今一、疑心暗鬼です。
せっかく染村さまの新しい掲示板
音は出せなくとも、映像の掲示は可能です
今時、携帯でもかなりの解像度があるようですので
ここは是非、GT3RSさんの

>私の手元ある50年代、60年代、70年代、80年代
掲示して「ここが違う」「このようなネックが指板貼り付け後の証」
と、説明していただけるとありがたいのですが。

メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.28 )
日時: 2009/01/21 22:01
名前: 911

GT3RSさま

若輩者が僭越ながら意見させていただきます。
私は、経験も少なく耳もよくないのであまり違いが分からないのですが、
それでもGT3RSさまが度々議題にあげておられます57年/58年ボーダー説は
非常に興味深く、貴重な意見であると感じております。

実際に、57年以前のD-28の音と、58年以降のD-28の音がGT3RSさまにとっては
はっきりと区別できるクオリアを生むのでしょうから、これは何かしら差があるものだと
私自身は勝手にそう思っているわけです。

しかし、残念ながらGT3RSさまはその『差』を言葉で伝えるのが得意でないのか、
いまいちその『差』が文章からでは理解できないのです。
その理由について私は『主観に左右される表現しかしない』からだと思っております。

ここで、唐突に妙なたとえ話をさせていただきますが。。。
新明解国語辞典という国語辞典があります。
高校時代、この辞書で同級生と大いに盛り上がり笑ったものなのですが、
そのなかに、こういうものがあります。

 はまぐり【蛤】 〔浜栗の意〕
 遠浅の海にすむ二枚貝の一種。食べる貝として、最も普通で、おいしい。
 殻はなめらか。〔マルスダレガイ科〕  [数え方] 1枚

これで、爆笑するのですが、どこが笑うとこかと言うと、『おいしい』というとこです。
『おいしい』は、主観なのです。辞書に書くべき内容じゃないのです。

『マンモスの肉食べてきた!』という人が、マンモスの肉の味について説明する際、

○ 強いて言うならタコの味に似てる。
○ 鯨の肉を硬くして、味を薄くしたような感じ。

こういう感想が求められている感想で、

× とにかくおいしい。
× 一度食べたら忘れられない味。
× それだけで何杯でもご飯が食べられる。
× いつまでも食べ続けていたい味。
× 気づくと何故か涙をこぼしている。そんな味。

こういうのは聞いてる側は何の参考にもならないんです。。。

GT3RSさまの言う、

>サウンドがよい
>とても弾きやすい
>いつまでも弾いていても、弾いていたい、心地よいサウンド
>弾いていたら音に飽きる、疲れるギター
>素晴らしい
>とうてい真似のできない、素晴らしいサウンド
>限り握りやすさぜんぜん違います。
>絶妙のバランスを保っております。

こういうのがそれにあたると思っています。

このサイトのトップに『D-28の板厚測定』というのがありますよね?
ここには、『絶妙な薄さ』とか書いてあるわけじゃなくて、
実際に測った数値が書かれてあるわけです。

○○に比べて、金属音がきついとか、低音が強調されてるとか、
○○のネックに比べて幅が広いとか、アールがゆるいとか、深いとか、
最低限、物理的な特徴について言及していただきたいのです。
(周波数特性とか)

GT3RSさまの貴重な感覚を共有したいのです。
どうかご賢察賜りたく存じます。

古都さまのご提案もすばらしいですね!
せkっかう掲示板に写真が載せられるんですから。
写真でずらっと時系列順にネックを並べて
『ほら、58年から違うでしょ!』という写真を載せてもらえれば。。。
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.29 )
日時: 2009/01/21 22:05
名前: GT3RS

50年代のものは、
握ると指板とネツクが完全に、同じ木から切り出して、
シェイプしたような状態までシェイプしています。
65年以降のものも指板を張っただけでは、無いとは思うのですが、指板とネツクの一体感が、少し少ないです。65年以降のものは、指板とネツクとの外見のマツチングを確認して、シェイプしたような削り方です。
握りやすくするところまでは、シェイプしていない印象です。
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.30 )
日時: 2009/01/21 22:21
名前: ギタキチ

ご存知かとも思いますが、こういう映像がありました。

http://jp.youtube.com/watch?v=lCzWzVzBvig&eurl=http://video.aol.com/video-detail/martin-guitar-factory-tour/615540107/?icid=VIDURVMUS04

これの3分10秒あたりから、それと

http://jp.youtube.com/watch?v=Mmfu1hqIDuo&feature=related

これの3分40秒から。

もっとズバリ削り中というのがあればわかるんですけど。
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.31 )
日時: 2009/01/21 22:47
名前: GT3RS

911様は、優れた文章表現能力をお持ちですね。
非常に、申し上げられていることが、わかりやすいです。表現力の未熟どうかお許しください。
57年と58年以降だけでなく、
64年と65年以降のボーダーも感じております。
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.32 )
日時: 2009/01/22 09:48
名前: 28好き

GT3RSサンは、非常に感覚重視の方です。
あまり具体的な質問をしないであげてください。
究極の薀蓄をご披露いただいているように
私は感じております。
過去スレも読んであげてください。
いろいろと見えてきます。
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.33 )
日時: 2009/01/22 12:51
名前: ダン

GT3RSさん、みなさんこんにちは。
私はマーティン自体自分の持っている物のことしかわかりませんが、ネックと指板に関しては仕上げが荒いです。
ネックに対して指板がややオーバーサイズでわずかにはみだしております。
また、ボディとネックとの接合仕口も加工が荒く、突きつけが甘いです。
まあ音が気に入っているので良いのですが、値段の割にと考えるとどうか?と。
例えば去年年末に友人に見せて頂いた国産のヘッドウエイは仕上げに関してはまったく問題無く仕上がっていますし、音も好みもあるでしょうが、私的にはとても良い音に思いました。
正直コストパフォーマンスで言うなれば、このままいくと「マーティン大丈夫か?」と思えてしまいます。
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.34 )
日時: 2009/01/22 18:19
名前: maho

GT3RS様 皆様こんばんは

GT3RS様がおっしゃっている'57年と'58年の違い
それから64年と65年の違いは確かにあるかも
知れません。

57年と58年の違いはペグがクールソンからグローバーに変更
となり、それに伴い58年はヘッドがでかくなっており
ますので当然音にも多少の違いが出てもいいと思います。

また64年と65年の違いは50年頃から64年までは生産
本数が毎年5〜6千本くらいだったのですが65年は9千本、66年は1万本、67年は1万3千本と65年を境に量産体制を整えていったようですので工場内における工程変更や職人の人数なども変化していったのではと
推察されます。

勿論これは私の推察ですのであてにはなりません
ので
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.35 )
日時: 2009/01/23 16:22
名前: しん

違うなあ!
時代、メーカーを問わず、手、機械加工問わず、
ネックシェイプはネックと指板を接着後の削り
出ししてます。
過去を感覚で賛美される傾向の強い方なので
読む方もそのつもりで。
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.36 )
日時: 2009/01/23 17:30
名前: GT3RS

maho様
私も生産設備や職人の変化が、大幅に、ギターのスペックを変えると思っています。
エレキのフェンダーストラト、ギブソンレスポール等の時代の変遷と品質の変化と同様に、Martin D-28も年代別に、材、製造の品質、サウンドのが変化があるように思います。
ローテクで製造されている、楽器、ギターなどは、大量生産を行う過程でどうしても、品質面で、犠牲になる部分が、出てくると思います。ネツクは、犠牲に、なった部分だと思います。
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.37 )
日時: 2009/01/23 17:59
名前: GT3RS

マーティンD-28の場合、1934年から現在、
製造年数が、長いため品質の変化をあまり語る方が少なかったように思います。
ゴールデンエラーに代表される30年代がベストでそれ以外の年代は、あまり詳しく語られることが少なかったように思います。フェンダーとギブソンのギターと同様、マーテインも50年代は、とても優れた、ギターを製造していたと思います。

メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.38 )
日時: 2009/01/23 18:32
名前: 28好き◆kQVXtLtv5CA

皆さん こんばんは

GT3RS様 すみません一言だけ
私の名前を語るならせめて最初の
「皆さん こんにちは(他時間により)」
は外さないでね〜

失礼しました m(_ _)m

メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.39 )
日時: 2009/01/23 19:36
名前: ギタキチ

検証できるのは「事実」であって、根拠を示さなければ推測、憶測、思い込みと変わらないと思います。(もちろん推測をそれとして書くことに異を唱えるものではなく、特定のレスについてのことではありません)

例えば「○○年代までははフレットを後打ちしていてネックシェイプの自由度が高かった。それはこの写真を見るとわかる。」とかです。

しかし、資料は乏しいでしょうから難しいとも思います。

前述の1本目のビデオにあるような自助具では、おそらく1フレット部と12フレット部の形状をゲージで確認し、その他の部分は担当者の感覚で規定のタイプ形状になるように削っていて、指板サイドは削ることができないでしょう。
また、効率アップのための合理化という点で考えると、この前後に指板サイドだけを加工する工程があるとは考えにくく思います。

CNCルーターの精度がどれほどのものなのかわからないのですが、貼り合わせ部は貼り付け時点で段差なくできておりネック材部の加工だけで複数のタイプに仕上げているとすれば、この自助具を使わない自由に加工できた時代と比べるとネック全体への気配りは減っているといえると思います。
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.40 )
日時: 2009/01/23 20:31
名前: 古都

ギタキチさん
良い所突いてきますね。
ビンテージについては触れる機会が少ないので躊躇するところですが
近年物とわたしの'80代についてと 憶測ですが
指板の先張り、あと張りについてはどの段階が後張りになるのかでも変わると思います

最近のマーチンはネック荒削り(入荷状態)でほぼ形は完成ですね
最終のシェービングでは両者(おそらくビンテージも)指板は接着されてるはずです。
しかし、ここで自分でリフレットして感じたのがフレットをどの段階で打っているか?
私の28は指板自体サイドにRが掛かりネック自体と実に一体化としています
そのシェーブはフレット打ち付けた後ではシェーブ加工は大変でしょうね。
フレットについてはネックのコンディションに非常に影響があるそうです
ネックの反りなどの初期の対策としてはフレットの打ち直しもあるようです

私としては指板を広く使いたいのでRで数ミリでも狭くなっていることは不都合ですが
Vシェーブの角度も機種年代でかなり様相は違いますが
コードワークのように握るタイプの弾き方には非常にフィット感はあるのでしょうね
しかし、フィンガー系で主に親指をネックの裏につけるような弾き方には不都合が
あるでしょう。

ただ、多くのメーカーは私の知る例としては
ラリビーなどもネック最終調整、ダブテイル接合はラリビー自身が行っていました
重要性と音に対する影響は大いにあると考えますし
理論的に説明する用意もありますが、ここでは触れません。

答えは出しませんが、一概に「弾きやすい」は個人の感覚で
ギター初心者を迷わすような表現はあまり関心しません。
GT3RSさんが 思うことは自由ですが
どのスレもなぜか全く説得力を感じません。
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.41 )
日時: 2009/01/23 22:24
名前: GT3RS

レスポールの59年、58年、57年年代毎に違うことは、
よく知られていることですが、
D-28についても、50年代のそれぞれの年代毎に、
違いがあることが、明らかになればと思います。
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.42 )
日時: 2009/01/24 14:14
名前: GT3RS

こんにちは、
偶然ですが、私も古都様と同じ、
83年の150THホワイトラベルのHD−28を大切に持っています。
これは、少し太めの三角のネツクです。
65年以降の私が弾いたD-28の中では、
このPREWAR REISSUIとネツクブロックに、ゴールドプレートで貼られたD-28のサウンドが一番好きです。
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.43 )
日時: 2009/01/25 02:02
名前: 古都

GT3RSさん

>このPREWAR REISSUIとネツクブロックに、ゴールドプレートで貼られたD-28のサウンドが一番好きです。

'81・2年ごろの 東海オーダー品
私のはまさにそれです。
フォアード シフトではありませんが。
しかし、これのサウンドもマーチンらしくないと言えば、らしくないです。
又、「マーチンらしさとはなんだ?」と言うことになるようですが・・。

私は気に入っています。

丁寧に作られているはずでしたが、ナット裏は接着剤べったりでした。
しかもやはりミカルタはナット・サドル材としては、あまり好きではないですね。

83年の150THではブラジリアン28や
18Vの原型もありましたね。
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.44 )
日時: 2009/01/25 11:29
名前: GT3RS

こんにちは、

こんにちは、

83年のは私のHD−28PREWAR REISSUIは、インドローズです。古都様と同じですよ。
たぶん、ギターを弾く限りこのギターは所有すると思います。
古都様のギターリフィニッシュされたようなので、
かなり音が変化したと思います。
ヴィンテージのギターは、通常音が変わるので、リフィニッは、リトップする必要があるなどのように、よほどのことがないと行わず、オーバースプレーして、耐久性を考える程度の補修がほとんどです。
オリジナル塗装の美品で音がよいのがあれば、一番の理想ですが、それは、ほとんどありませんので、理想を求めて世界中より探すわけです。


最初から、ヴィンテージギター、古いギターが好きな方は、稀だと思います。
ほとんどの方は、新品のギターが好きなんだと思います。
有名人やスターは別として、ほとんどの方は、どこの誰だかわからない他人が使用したものに高いお金を出すなんて、ナンセンスに感じるんだと思います。
だから、新品で素晴らしいギターを求められる方が、多いのだと思います。
ヴィンテージギターを皆好きになったら新品のギター売れませんし、困られる方が、たくさんおいでになると思います。
D−28でもいろんな年代の最近紹介するように、
1957年までのD−28で探されると、あたりのギターに遭遇する確率がかなり上がります。
ほとんどギターの知識無い人が、実際に、自分で、判断して、ギターを素晴らしいギターを見つけようとすれば、数千万円の費用を投じないと、わからないことが、最近は、だんんだんと、少しづつ知られるようになってきたことは、喜ばしいことです。
D−28も年代別に、いろいろありますし、
音の傾向や品質は、各年代で特徴があります。
状態のよい1800年代のMartin 1−21やO−28のほうが、1937年製のOOO−28より、低音がよく出るし、最近のレギュラーのD−28なんかよりも音量もあるなんてことは、実際に弾いてみないと絶対にわからないですし、想像もつかないことだと思います。
新品のギターの領域で、ギター選びを続けると、よいギターに遭遇する確率が極端に下がるように思います。

プロのギタープレーヤーのほとんどが、レコーデイングでは、ヴィンテージギターを使用していることで、ある程度音はよいということは、想像はつくと思います。



メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.45 )
日時: 2009/01/25 14:03
名前: 古都

GT3RSさん

先ず、私には「様」は不要です。
そして、主観である事に関して述べられていることは私は加筆することではありません
しかし、GT3RSさんの拘りや主観の方向性はわかりますし否定はしません
私も元はNorman Blakeのジャケットの1934 D-18の音がある意味理想です。

しかし古今を比べるときピュアにはオールドは良いです
良いですが、保存、あるいはプレイヤーなどの使用により
玉石混合なのが実情です
そして、価格です。
対価として価値(購入しようとする人の)がやはり天秤にかかります。
そこで、音は二の次で骨董的価値で購入するのと
音質最高的に購入する人とでは、やはり異なる部分がありますよね。

そうした感覚からは私の知っている'80代と昨今の28とでは、やはり
価格的にもリーズナブルに感じます。

そう言った路線からマーチンを語るとき
今のマーチンも捨てたものであは無い

本当のマーチンは○○代だ、と言う感覚もわかりますが
今、それを手に入れようとすると価格からして
オーセンティックを新品で購入するか、迷う人も多いかと思います。

庶民、有り余る金がありピュアに音のみの微妙な比較となれば
GT3RSさんの主観はある意味正しいのかも知れません
しかしなかなか、それを共有できる環境にいない人(私も含め)が
多いのも事実かもしれません。
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.46 )
日時: 2009/01/25 16:33
名前: 28好き

GT3RSさま
大論文は要りません。ぜひ豊富なコレクションを。実際にお見せいただくなり、お聴かせいただければ、このいつもながらの、Aと問われると、Bと答え、Bとたずねられると、Cと答える、いつもの堂々巡りに、終止符が打てます。1800年代の0が1934年の000より低音が出るといった、驚異の事実を、私たちも実感できます。そんな至福の体験をおすそ分けしてください。よろしく。
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.47 )
日時: 2009/01/26 11:17
名前: YAMAGUCHI

>1800年代の0が1934年の000より低音が出るといった

個体比較ではこういう(普通に考えたら逆転)現象もそう珍しくないと思います。

GT3RS さんはなぜか(コレクターとしての立ち回り上不利だから???)具体的な個体記述を避けるので、非常に危険な(というほどはないけど、間違った記述になりやすい)一般論になってしまうのだと思います。

相当の授業料払って面白い体験をされた方だと思うので、本当は各個体についてのデータ(音や弾きやすさ)を知りたいと思います。
レスポールのデータは確かにかなり詳しく知られているけれど、それも個体データの積み重ねですから、個別データは貴重だし面白いと思うんですよね。

自分の所有する個体についてならかなりの断定でもそれほど反感を受けないでしょう。
ショップの楽器だと、下手すると太鼓もち/営業妨害ということにもなるので、あまり具体的に書きにくいというのは分かるのですが。

ところで音は、非常に表現力豊かな人が書いても文字で伝わるのは「美味しんぼ」的なことだけですから、聴いてみたいですよね。

アメリカのビンテージショップや個人で年代ものの楽器のYouTubeクリップがあってなかなか面白いのです。
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.48 )
日時: 2009/01/28 12:55
名前: Flat-top

初めまして。
ギター好きで、この様なサイトは色々と読ませて頂いていますが、書き込みは初めてです。

感じることをいくつか・・・。

色々な意見や考えを持った人がいるのは当然でしょう。
お互い、趣味の世界で興味を持っている訳でしょうから、他人の意見を否定したり非難せず、そんな考えもあるのかな?程度でよろしいのでは?

絶対にマーティンが良い!という人がいてもいいですよね。マーティンというブランドにあこがれている訳ですから。

最近のマーティンは質が落ちた。コリングスの方が良い!いや、メリルが絶対!・・・という人達もいていいですよね。

何が何でも古いマーティンが良い音だ、と感じる人もいるでしょう。

ヴィンテージの音が良いかどうか?そんなことより、誰が使ったかも分からない、薄汚れてクラック修理のある楽器に百万円も出す神経が分からない、という人もいるでしょう。

色んな楽しみ方があるのを、お互いに話したり聞いたりしているのが楽しいのではないでしょうか?

さて、私は、上に書いたような全ての経験を経て、現在はマーティンのヴィンテージが一番と思っている次第です。
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.49 )
日時: 2009/01/30 00:34
名前: pon
参照: http://www.vintage-gibson.net

Flat-topさま

はじめまして。ponと申します。
コリングスやメリルを弾くというご経験も経て、
ヴィンテージのマーティンが一番と思われるよ
うになったということですが、お感じになった
それぞれの長所と短所を参考のため、お聞かせ
願えないでしょうか?

どうぞよろしくお願いいたします。
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.50 )
日時: 2009/01/30 11:52
名前: 911

便乗というか、911もちょっと思うところがありまして
横から失礼します。

メリルの楽器はマホガニーのものしか弾いたことが無いのですが、
軽いタッチでしっかり音が出てくる楽器で、しかも箱の感じと攻撃的な金属音の見事な
ドンシャリサウンドで、『コン』という響きがすごく心地よい楽器でした。
ちょっと速いパセージなんかを軽く弾くと、『パリパリ』という感じで非常に心地よかったです。
『軽い』、『軽快』という印象です。マホガニーだからか。。。

コリングスは一時期弾いてました。
きらびやかでクリアな金属音と豊かな倍音が素敵な楽器でしたが、
ボンという箱鳴りが足らない感じで、音質はとにかく『硬い』という印象です。
てわけで私には弾いてて疲れる楽器なんですが、あの楽器は非常に頑丈そうで、
実際、多少手荒に扱っても大丈夫でしたので、屋外用でした。
『硬い』という印象です。

で、思うのですけれど。。。
新品のD−28って、『まだ鳴ってない』だとか『育ってない』だとかそういうのを抜きにしても
2〜3mmのピックでガツンと弾くと、非常に攻撃力の高い、胃にもたれる音を提供する気がします。
これは他のどのメーカーのどの楽器でも出ない、孤高の音だと思っております。
『ブルン』という弦の回転音(?)と、金気くさい、独特な音です。
しいて言えば70〜80年代ギャラガーの楽器なんかが似た感じですが、最近の量産高級メーカー
(たとえばコリングス、サンタなど)の楽器って繊細というか、線の細い楽器が多いですよね?
厚みを持ったピックを平行に当てて一音一音しっかり弾ききれるハードピッカーには
使ってほしくないといいますか。。。たとえば、マーク・オコーナーのマーコロジーってアルバムで
彼が弾いた楽器は、敏感で繊細な音の楽器で(いい楽器なんでしょうけど)911の個人的な趣味で言うと
『もっと骨太な楽器使おうよ...』という、勿体無さ(?)を感じてしまうなんて感じのことです。
多分、ミディアムorヘビーを張ったD−28なら現行の新品でもそうは思わなかったと思います。

ということで。。。いいたい事の結論ですけど、
現行のを含めすべてのD−28はもっと無骨で骨太な魅力にあふれていると思うのです。。。
少なくとも50年代前半以降の楽器は私には繊細というより、無骨で多少耳障りでドンシャリの
ロック魂を感じるギャンギャンの音という印象です。(70年代以降はもっとリッチな音ですが)

ちなみに、911の62年製も、やはり中音域がスカスカになってきてます。
この年代になると弾かれて来なかった楽器は硬い音しか出ませんし、弾かれてきた楽器は
『枯れた』音になっちゃってて迫力に欠けますし、やはり80年代前半の端正な音のD−28が
いいなあと思うこのごろです。
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.51 )
日時: 2009/01/30 11:54
名前: 911

連投失礼します

mahoさま

64と65は ロングサドル⇒はめ込みサドル かと思います。
以前は911も、両者を比較した場合、
 『65以降のほうが音がこもった箱鳴りでサスティーンが短いが、芯が強調された音の傾向。
  64以前は、敏感に反応する反面、弦鳴りで、拡散的で芯が細い音が出る傾向。』
と思ってたのですが、逆転する固体の組み合わせの多さに、
『要するに、これらのスペックの差はささいなことで音質にそこまでの影響は無いのか?』
と思い始めております。
細かいこと言うと、ヘッドのデカールの質が変わるのもこのころですね。
それまでは金をちょっとくすませた色(明治ミルクチョコレートパッケージの文字色みたいな)
でしたが、いつごろからか肌色っぽい色になる感じがします。あと、書体も変わってる気がします。
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.52 )
日時: 2009/01/30 11:56
名前: GT3RS

コリングスもメリルも音がまだまだ新しいんです。
D-28GEもおなじです。
ヴィンテージのマーティンのサウンドとは、質が違うんです。
どちらの音の好きかは、好みの問題かもしれません。
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.53 )
日時: 2009/01/30 22:37
名前: Flat-top

ponさま

色々なギターの長所と短所、それは多分に主観的なもので、一概に断言するのは非常に難しい、あるいは無理があると思っています。

機会があれば、色々なギターを弾いてみてください。
異なるブランド、異なる年代、異なるモデル、異なる材質・・・・・。
とにかくたくさん弾いているうちに、その音の傾向に違いがあることが分かってくると思います。

なるほど、これとあれは、こんな風に違う感じだったな。
これはあれに似た感じの音かな?

ブランド、年代、材質、モデルなどによる音の違いを自分ながらに理解し、それを整理してみることが重要でしょう。

音だけでなく、ネックを握った感じもある程度系統立てて分かってくると思います。

さあ、そうなって来た時、弾いていて自分で一番心地良いと感じる音はどれ何だろうと考えていきます。

これはあくまで個人の主観ですから、どれが好きであろうが、それがその人にとっての一番良い楽器なのでは?

私の感想をいくつか書いてみます。
例えば新しいメリルを5分間弾いたとします。
音が全体に広がって、非常に心地よい響きを感じ、弾いていて音の良さに感心します。
しかし、それを1週間ほど弾いているうちに、何と無く、作られた音のような気がして来て、その音の良さが少し耳触りになります。

私が例えば、1953年のD-28を弾いたとします。
弾いた瞬間は、あれ?何か広がりのないシンプルな音で、物足りないかな?と感じるかもしれません。
しかし、更に弾き続けていると、音がどんどん変わって来ます。
弦に触れただけで、楽器が反応し、広がりが無く寂しいと感じたその音が、実は輪郭のはっきりした、とてつもなく太い音だったと感じてくるでしょう。

私にとってのヴィンテージサウンドとはそんな感じです。

でも、全員がそうと感じるかどうか、それは分かりませんし、またどうでも良いことだと思います。

いかがでしょうか?
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.54 )
日時: 2009/01/31 00:54
名前: maho

911様

レスありがとうございました。おっしゃるように
64と65の違いはそれもありましたね。書いておく
べきでした。反省

前回のレスで私が言いたかった真意はGT3RSさんが
自分の経験?から64以前と65以前と違いが音もさることながらネックの形状などの仕上げが年代とともに良くない方向に変わって来たということをおっしゃっておられましたので、違いは何かということを
考えた時に量産体制に移行する過程に於いて、分業
体制の変化(今まで一人でしていたものを3人でするとか工場の増床に伴う人員増加による職人の質の低下(一時的?)などがあったかも知れないという
意味あいでレスさせて頂きましたので、64VS65に
関しては音よりも仕上げという意味合いを重んじた
次第です。いずれにせよ説明不足でした。

ご指摘に感謝申し上げます。
メンテ
Re: ヴィンテージD−28新年 ( No.55 )
日時: 2009/01/31 20:53
名前: 911

mahoさま

よく読み返してみましたところ、『ネック形状の変化』に対して、
生産本数による生産体制の変化がそれに影響しているのではないかと言う
ご発言でしたね。。。

こちらこそ行間も読めず的外れな指摘をしてしまい申し訳ございません。。。
どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
メンテ

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