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ビンテージギター って?
日時: 2010/05/20 20:15
名前: 京たろう

いつも楽しくこのコーナーを拝見しております、50歳を目前にしたmartinファンです。
ギターを弾き始めた青年時代よりMartinギターが好きで先輩が持っていたD-28を弾か
せて貰ったときの感動は今でも忘れられません。
 
 私も近年、あこがれのMartinギターを購入いたしました。
そのとき、『ふと』思ったのですが、「今のMartinは昔と比べて・・・・?」と言うフレーズをこの
サイトも含めてよく耳にするのですが、このスレットに登場する、よく鳴るビンテージものと称する
60年代までのギターは、もともとその殆どは、本国にて20年以上弾きこまれてきたもので、60年
代以前、新品が日本に輸入されビンテージとして今があるMartinはほとんど無い。・・と言う事実を
遅まきながら発見したのです。そして、勝手にビンテージギターは良く評価されるかを考えてみました。
 
 今作り出されているMartinギターと何が違うのか?
このルームで取り交わされている「材料・・・工作・・・」確かに違いは少なからずあると思います。
でも、・・・一番の違いは、「本国にて20年以上弾きこまれてきた」と言う、これこそが大きな要因
ではないでしょうか?  アメリカ本国も雨は降るし湿気や気温の変化も激しい時もあるでしょうが、
日本のように春になれば、春雨、梅雨になればジメジメ・・。夏になればジメジメ+あついあつい。
秋になれば・・「秋雨じゃぬれて・・」。冬になれば「お肌の乾燥云々」。・・等々、高温、多湿
、超乾燥で締めくくり。そして最初に戻る・・・・・と言うほど悪い環境では無いと思われます。
そしてPLAYもカントリー&ウェスタンの力強いピッキングに鍛えられて、アメリカの大地の香りがしみ
こみ20年以上育って完成されたものだけがビンテージと言われる栄光を掴んで、日本がここ十数年
ビンテージブームの波にのり、輸入されてきたものである。
だから良い評価が得られるだ。 と言う結論に達しました。

空論となってしまいますが、50年、60年代に日本がそれなりの経済力があり、その当時新品のMartinギター
が大量に輸入出来たとしていたら、そのギターたちは今現在、良いビンテージギターとの称号を得られて
いたかどうかは疑問に思えてくるのです

アメリカで育ったギターは現在の良いビンテージととしての評価が与えられ、日本で育ったギターは、
立派な材料も、過酷な環境条件にさらされ、ネックも暴れ、調整も難しく当時の技術では押さえ込めない
ほどの環境に打ちのめされ、悪いビンテージととしての評価が与えられ2分されていたかもしれません。
それほどMartinギターは、アメリカに合った楽器なのかもしれません。

 現在のMartinはというと、材料に制約があっても、本国はもとより、日本をはじめとする世界各国へ、
工場より大量に出荷されて、直接過酷な環境下の日本に到着し、そして、その1本1本も最初からきれいな
マーチントーンを奏で、購入した殆どすべての人々の欲求を満たしてくれる。
これは、Martin社の技術の向上のための絶え間ない努力の成果であるのではないか、
と思うようにすることにしました。

ここ2.3日の長雨の中、こんな事を考えながら、ギターを抱え、お酒を飲んでいるちょっと疲れた
オヤジなのでした。

長々、とりとめのない文書を読んで下さり、ありがとうございました。
メンテ

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Re: ビンテージギター って? ( No.1 )
日時: 2010/05/20 20:30
名前: ルービック

私はあまりビンテージだ、新品だ、とこだわらないですね。


私のD−28は75年製。さっきも弾いていましたが、最高のギターです


しかし、他に所有するアコは近年物ばかりです。でも、中には、このD−28に匹敵するぐらい、気持ちのいいギターがあります。


新しくても良いギターはあるし、古くてダメなのもある。


くだらない先入観や知識は、かえって良い個体を逃しかねないような気がします。



弾いて気持ちよければ、たとえそれが安物でも、自分にとっては、良いギターなのだと思います。

メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.2 )
日時: 2010/05/20 23:26
名前: 66!

こんばんは、

結論として、ビンテージと近年もののマーティンにははっきりと
差があると思います。

もちろん、弾き込みの効果はあるでしょう。しかし、基本的にはそのギターの音がこなれてくるということです。音質が劇的に変わるということはありません。

まあ単純に考えて、2009年のD-28の生産台数と、例えば64年とのくらべてですね、当然数寿分のいちだと。
そうなると、いまのマーティンが同じ品質で数十倍の台数を生産できるかという問題ですね。

個人的な意見は否、、、ですね。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.3 )
日時: 2010/05/21 11:33
名前: 古都

単純に生産台数だけで語るのはどうだろう?
同じ職人の人数と設備でしているならともかく・・。

それと
>「本国にて20年以上弾きこまれてきた」
20年と言うと1990年位かな
だとすればブームだからありえるだろうね
でも今時、個人輸入も珍しくないのだから、その説はどうだろうね?

加筆
「本国」ってアメリカのことだったのですね。失礼。
私のHD-28は新品で'82に購入し日本育ちですが
、いい音してますよ。
環境もアメリカと一言で言っても広いからね。

確かに質は落ちてると思う
しかしそれは、'00年も言われていたし
'80年代もそうだし'70年代にも言われていたことだよね。
でも、質=音質でもないよ
ギブソンなんかいい例だよね。
そして未だ、マーチンの音は持ってるし・・・。
スタンダードクラスなら3〜40年前と変わっていない価格には驚くよ。
良くも悪くも今はスタンダードからハイエンドと、選べるしね。
物価的な比較だとGEクラスは妥当じゃないかな?
28はブラジリアン使用でとんでもない値段だと思うけど・・・。
オーセンティックは手工ギターに対抗したラインナップだろうし。

ビンテージは自ずと淘汰されてきただろうから、少なくとも耐久性のあるものが残っているとおもうよ
淘汰されたにもかかわらず音は、本当にバラバラだね。
当事は優れた材と優れた職人が時間をかけ作っていたと仮定しても
悲しい音のギターが多いことも事実だよね。
それは今の新品のギターも同じだよ。

だからビンテージ=良い音は伝説だな。
いいものもあるけど、死んでいるのも多いね。
まぁ大事に使ってもらって後世に残して欲しいよね。
その意味ではコレクターに感謝かもね。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.4 )
日時: 2010/05/21 15:22
名前: 66!!

生産台数だけで語っているのではありません。
品質を左右する大きなファクターとしてとりあげているだけです。

1つのファクターとして取り上げていることを、このファクター=生産台数のみを理由としているかのように解釈されるのは、まあ曲解でしょう。

個体差などあたりまえのことです。ビンテージのすべてがよい、現行のすべてが悪いなど誰もいっていないのに、どうもビンテージの相対的なよさを否定したい人々は、微妙に論理を摩り替えることが多いですね。

個体差を理由に、ビンテージの相対的な優位さを否定するのは自由ですがね。わたしには、自分に言い聞かせている、= Make believe の響きが多分に感じられます。

現行品とビンテージを有る程度の固体を弾けばおのずとわかる単純な事実なんですがね。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.5 )
日時: 2010/05/21 16:46
名前: pon

66!!さんに1票です
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.6 )
日時: 2010/05/21 18:00
名前: 古都

>微妙に論理を摩り替えることが多いですね。

摩り替えていない
>今の新品のギターも同じ
だから
>ビンテージ=良い音は伝説
と書いているでしょ?。

これは問題ないよね?

あっれ!
生産台数の比較じゃなかったの?
紛らわしい表現だね。

66!!さん
では「ビンテージのはっきりした差」とは何か?
「品質を左右するファクター」とは何か?
ご教授おねがいします。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.8 )
日時: 2010/05/21 20:12
名前: 京たろう

現在より30〜40年後の近未来、ある楽器店で交わされる会話を
想像してみました。

お客さん・・ 「70年代以降のMartinギターありませんか?」
店主・・・・ 「ありますよ。でもお客さん、ディーラーものしか無いんですよ。」
お客さん・・ 「そうかぁ〜 本国アメリカものがほしいんだけどなぁ・・・」
店主・・・・ 「そちらの(ねいろ)のほうがお好みですか? カラッツ、カラッツ 
        といい音で育っていますもんね。

お客さん・・ 「ええ、当時の新品ディーラーものも、いいんだけどすこし音色が
        重い気がするもので。」
店主・・・・ 「日本の気候環境の中で育てられたディーラーものとは、また音色が
        違いますものね。  当時は作られた材料が変わってしまって音色
        が変わってしまったと思われていましたけれど今となって思えば気
        候、風土が全く違っていたんだから音色も違ってくるのも当然たっ
        たのですよ。

お客さん・・ 「なぜ当時材料の違いだけでは音色はそんなに変わらない・・・と言う
        ことが解らなかったの?」
店主・・・・ 「比べようが無かった。と言われていますね。例えば、69年までの
        D-28はすべてがブラジリアンだった。そして当時、日本も買える人も
        買える場所も殆どなかった。
        インデアンに変わって14〜5年して買える人も、買える場所も増え
        てきた。その頃には、ブラジリアンのギターを買おうと思っても、
        中古の楽器をアメリカから輸入するしか無かったのです。
        そしてそれを弾いて人々はビックリしたんでしょう。『今あるインデ
        アンD-28の音じゃない。すばらしい。きっと材料がブラジリアンたか
        らだ。』・・・・・・ここで少し誤解したんでしょう。        
        
お客さん・・ 「インドローズの28もビンテージに入って音の違いは気候環境の違い
        ということが一般的に浸透しましたものね」
店主・・・・ 「ええ。でも当時の新品ディーラーものも、その音色が大好きなお客さ
        んも大勢いられますよ。」
お客さん・・ 「そうですよね。好みの問題ですよね。」
つづく
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.9 )
日時: 2010/05/21 20:14
名前: 京たろう

つづきより

店主・・・・ 「はい。 30〜40年前のビンテージが評価されていた頃、
        ブラジリアン、インド、アデロン、トシカ・・・なんて材料の違いで
        古いギターも、新しいギターも評価が分かれていた時代が懐かしいで
        すね。 今のMartinの評価を当時の愛好家がタイムマシンこられたら
        ビックリされるでしょうね。」
お客さん・・ 「そうでしょうね。だって、ブラジリアンも、インドローズもトシカも
        アデロンもアメリカで育ったギターは、音色が変わらないんだもの。」
店主・・・・ 「日本は、当時のMartinギターを育てるにはいささか厳しい環境ですものね。        
        でもね、この30年前のディーラーものの日本で育ったMartinを弾いて
        みてください。」
        
お客さん・・ 「ス、ス、スゴイ!」        
店主・・・・ 「そうでしょう。そうでしょう。当時、Martin社が、世界中どこでも
        マーチンサウンドを育てられるよう、いろろいろ新しい技術を投入した
        D-28なんですよ。これが当時からのMartinのすごさなんですよ。」

お客さん・・ 「いいなぁ・・この28!」
店主・・・・ 「でも当時は、いろいろ、批判やちょっとした悪口もあって、
        叩かれていたみたいで接着材がニカワから・・・に変わってしまった。
        とか継材だからどうのこうの大量生産だから・・・・材料の産地が
        ・・・・・なんて。」
お客さん・・ 「そうか、今はあまりそんなこと言わないよな。よし、決めた! 
        これにする。」

店主・・・・ 「お買い上げありがとうございます。 え〜と2007年製ディーラー
        ものの日本で育ったのD−18Vですね。 これはきれいな音で良くな
        りますよ。前のオーナー様は50前からちょっと疲れた感じのオヤジ
        さんで、亡くなる前日までお酒を飲んでこのギターを抱えていたらし
        いですよ。」
お客さん・・ 「・・・・・・・・ちょと コワイ!!」


       なんてね。・・・・
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.10 )
日時: 2010/05/21 22:51
名前: 通りすがり

ギターを置いてある部屋の環境って、日本と米国でそんなに違うものでしょうか…。

日本であっても、ほとんどのMartinは、エアコンで不快にならない程度には
温度や湿度がコントロールされた部屋にあるように思います。

「昔は違った」とおっしゃるかもしれませんが、60年代以前の日本でMartinを買えた
皆さんは、今と違って相当に裕福な皆さんでしょうから、その点でも今以上に、
管理されていたように思います。

それと、米国でカントリー&ウエスタンの過酷な環境で鍛えられてしまったギターの
場合、多くはヴィンテージになる前に楽器としての寿命を迎えているように思えてなりません。

今でも弾けるヴィンテージの多くは、コレクターが大切に保管していたものではないでしょうか。

(ここで言うヴィンテージとは60年代以前のものを指す話しですが)
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.11 )
日時: 2010/05/22 00:13
名前: うさタンぴ

うさタンの主観でお話ししますと。。。
69年製のD28と70年製のD28の間には明確な傾向の違いを感じます。

そこで。

日本と言う国の経済状態が69年から70年にかけて劇的に向上したのであれば、
『日本で育ったブラジリアンは少ないため』という構図も成り立ちそうですが、
現実的には69年の実質GDPが約102京、70年が約109京ですので、
まあ、そんな劇的な成長って感じでもなさそうですよね。。。
ということで、おそらく今現在日本にある69年モノも、70年モノも
同じぐらいの割合で長年海外で育ってきたモノであるかと思います。
で、その二つの傾向は違うイメージです。

あと、
ブラジリアンとインドローズの音質の傾向の差が顕著な楽器の出音が、
外界環境からの影響によって判別不能なほどに薄まることはないと思います。
たとえば、ホワイトアルバムのアコギは67年製D28というお話ですが、
うさタン的には今、お茶の水の楽器屋にある60年代製の楽器とほぼ、おんなじような
音が出てるように思います。そう思いません?
(関係ねえですけど、ロンドンってすごい湿度高そうですね。。。)
要するに、『音質はあんまり変わって(成長・変化)ないんじゃないか?』と思うのですが。。。
ちなみに、この『モデルが同一であれば、大体同じ音が出る』というところが、
D28の評価されたところじゃないかと思ってます。
大量生産の工業製品であるラインによる流れ作業のマニュファクチュアで
これをやるのは、徹底した品(音)質管理が不可欠でしょうし。。。

それと、
アメリカと言っても。。。
アラスカとグアムとサイパンとテキサスではかなり気候が違うようです。
日本だって札幌と仙台と群馬と広島と佐賀では気候が違うと思います。
さらに、楽器ってたいてい、野ざらしにはされないんじゃないかと思います。
人間がたたずんでいてそれほど辛くないような環境に置かれることが多いと思いますので、
日米のように住環境が充実した地域において、野ざらしの気温や湿度がどれほど
保管されている楽器に影響するかは。。。すごく影響するかもしれませんが。。。

結論として、
『育った気候環境の違いで後々音質が変化することはあるかもしれないけど
材の差を吸収する方向に音質が変化することもないんじゃないかなあ。。。』
と思います。

まあ。。。
こういった、不確定要素がたくさん絡んでくる因果関係というのは
その性質上、例外も多いことでしょうし、非常に証明が難しいので、
将来的にも『通説として一般に浸透するほどの説得力を持つ』ようにはならないんじゃないかな。。。
と思います。

ただ、世界各地で数多くヴィンテージ楽器に触れてきた楽器商が、経験則で
『涼しくて乾いたとこの楽器のほうがレスポンスがいいな』
なんて、印象を持つようになる。なんてことは、往々にしてありえそうですが。。。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.13 )
日時: 2010/05/22 07:32
名前: オールド探索者

ビンテージギターの定義は、
お店が「これはおいしい商売になる」と
判断するか否かでしょうネ。

音なんて極めていったらキリないしサ、
確かに「古い」のはいい音するのもあるけど、
全く終わってしまった鳴らないのもあるしネ。

先日も楽器屋で店員さんと「シリアル#がどうだ、
アデイロンどうだ、ハカがどうだ」と熱心に話込む
客を見たけど自分から見たら「ゲッ!」だネ。
あーいやだ!嫌だ!イヤダ!
こんな客には死んでもなりたくねえ!



メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.14 )
日時: 2010/05/22 12:18
名前: 古都

ヤフオクなんかでも
「ハカランダ」「ビンテージ」なんてもので検索すると
合板だろうがなんだろうが結構な値がつくね。
まして、弾くこともなく落札だ。

当事の3〜4万の'70年代のギターに
「ジャパン・ビンテージ」とか「幻の名機」なんて
訳分からんタイトルも多いし、でも有効なんだろうね
引っかかる人も多いからね。

そういう人種も多いという事実だよね。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.18 )
日時: 2010/05/23 22:55
名前: 通りすがり

業界でヴィンテージという場合、骨董品的な側面から言っているものだと思っています。
古くて、世の中に出回っている本数が少ない。
基本的にはそれだけの意味ではないでしょうか。

「ヴィンテージだから良い音がする」ということではなくて、
「ヴィンテージの中には、とんでもなくいい音がするものもある」
ということだと認識しています。

ギターショップも音で値段を付けているわけではないようですので、
ヴィンテージ独特の「いい音」が出るギターを選ぶためには、
その音の特徴を経験して理解していないと無理なような気がします。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.19 )
日時: 2010/05/23 23:12
名前: うさタンぴ

古都さま


えーとですね。

合成ルビーっていうのがあります。
これは、化学組成、結晶構造、モース硬度ともに、まったく天然ルビーと一緒です。
要するに、天然ルビーと一緒ですので、『ルビー』です。
『これは、本物のルビーだ!』って言っても嘘じゃありませんし、ほんとにルビーです。

でも、価格は天然のルビーの100分の一ぐらいです。

さて、原子とか電子の電荷状態だとか、とにかくそういう細かいレベルで同一のモノを作れる装置が開発されたと考えてください。
それで作られたレプリカは、本物と全く同じ性質を持ち、将来的にも(後天的な影響を除いて)同じ耐性を持つものだとします。
そして、複製元に付着したり染み込んだりした、元所有者の汗だのなんだのの老廃物までも完全に複製できるものとします。

科学者が所有者の史実調査を行うためDNAだとか血液を採取する際、『どっちでも一緒だから構いませんよ?』
というようなレベルで『まったく同じもの』ということにします。
まあ、ここでは一応、そういうもんだということにしてください。

ゴッホのひまわりも、エジプトのミイラも、義経の頭蓋骨も、1941年製D-28も天然ルビーも複製できるわけです。
ここで、1941年製D-28と全く同じD-28レプリカを作ったならば、(制作完了時点では)それは楽器的には全く同じものです。



さて、ここで問題です。
本物とレプリカは同じ値段でしょうか?

人によって意見は異なるでしょうが、うさタンの想像で言いますと、
『はっきりと世間的に真贋が分かるようになっている以上、同じわけがない』
と思います。

そう思いませんか?
『漢委奴国王金印』のレプリカの価値は、金の価値プラス、調査研究資料としての価値プラス費用止まりだと思います。
ここに、『本物と混ざってしまったため、どれが本物か今となっては分からない』ロマンが加われば、
もっと高くなるとは思いますが……

ということで、ヴィンテージの(本物の)所有権の価値と言うのは、そのものの実用的な価値とは異なります。
むしろ、無関係と言ってもいいとすら思います。




ところが、アコギはどんな楽器でもワンキャラクターでオンリーワンです。

新品1円の楽器であっても、その楽器の出す音がほしければ(所有したければ)、金出して買わないといけません。
誰かに買われ、『1円で買ったけど、100万円以上じゃないと売らない』と言われたならば、
100万円以上出して買い取らない限り手に入りません。

『そんな金を出してまで手に入れる必要はない』と言う人がいるかもしれませんが、
それは『その金を出してまで手に入れる必要はない』と言う人の主観にとってはそうだという事であって、
『どうしても手に入れたい』と思う主観にとってはどうでもいいことです。

ちょうど、われわれが同僚たちに『趣味でしかないギターに30万なんて馬鹿げてる』と言われるのと同じ感覚でしょう。


以上の理屈から言いますと。

たまたま、気にいった音を出す楽器が『ヴィンテージ』だった場合、相場的にバカげた値段であってもその金額を出さなきゃ買えません。
本人が、その音じゃなきゃ納得いかない以上、他の解決策はありません。

つづく
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.20 )
日時: 2010/05/23 23:14
名前: うさタンぴ

ちなみに、うさタンには『古いのを持ってる自分が好き』というような感じもあります。
そういうミーハーなところがあるってことですねー

逆に、たとえ話ですが。。。
私が10代の頃『ヴィンテージはアホらしい。俺はこれで十分』と、ヤマハのきれいな音の出る楽器を手に入れ、
寿命尽きるまでヴィンテージ楽器や流行などとは縁のない人生を送るとします。
そして、皆から『それは正しい!それが一番賢い!立派だ!』と評価され、自分でもそう思って死んだとします。

それでも、うさタンは、そんな試行錯誤のない、失敗のない、最初からゴールみたいなの、まっぴらごめんです。
煮え湯を飲まされながら、流行に流されながら、失敗しながら、自分の粗忽さや自分の拙さに辟易としながらも、
悔しかったり嬉しかったりいろんな経験をして死んでいく方が好きなので、うさタンはこれでいいです。

ヴィンテージ楽器に特別な価値を見出さない人も多いでしょうし、そう思うのも勝手です。
でも、それはあなたの感性が勝手にそう思っている事であって、それを振られてもいないのに
むやみに主張するのは人間的にどうかと思います。
鎌倉時代、『法華経を知って離れたものは無間地獄に落ちる』と言った名僧がおられますが、どう思われますか?
誰が何を信じようが、本人の勝手だとは思いませんでしょうか?

どれだけヴィンテージ楽器に否定的な感情を秘めておられるか存じ上げませんが、
ひとさまの趣向に口を出すのはいかがなものでしょう?
大きなお世話です。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.21 )
日時: 2010/05/24 00:44
名前: 古都

長文ありがとうございます。
礼として返答いたいます。

>ひとさまの趣向に口を出すのはいかがなものでしょう?
私の知らない世界をどのような内容で賛美するのか知りたいだけなのですが?
つまり、ビンテージでも現行でも良い音のするギターはあるのですが
単に「古いのがかっこいい」と言ってのけられる人がいれば未だ可愛い。

でも、やたら
>ビンテージと近年もののマーティンにははっきりと差がある
と言い
>単純に考えて、2009年のD-28の生産台数と、例えば64年とのくらべてですね、当然数寿分のいちだと。
言ってのけ
>1つのファクター
と言い訳し、最後に
>現行ラインだとGE,Authentic などのプレミアラインですね、ビンテージと肩を並べるのは。
となる。

私の知らない世界?として
>結論として、ビンテージと近年もののマーティンにははっきりと差がある
それは何?
>ビンテージの相対的なよさ
それは何?
>ビンテージの相対的な優位さ
何が優位?

それらの答えに口出しは余計なお世話だろうが
答えがないんですからそれ以前の問題ですな。

私は上にも書きましたがビンテージ自体否定をした覚えはありません。
しかし、「噂を信じちゃいけないよ」って
現行品以上に駄目なビンテージも多いということ

つまり
>今の新品のギターも同じ
だから
>ビンテージ=良い音は伝説
これが私の意見。

それを否定されたと過剰反応されるんだな。
「じゃぁ、どんなの?」・・・と。


つづく・・・・。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.22 )
日時: 2010/05/24 00:45
名前: 古都

通りすがりさん
>業界でヴィンテージという場合、骨董品的な側面
私もそう思います。
しかし、経年変化で今のものに出せない音もあるのは確かですから
それが好きなら仕方ないですね。
でも、千差万別だから
>ヴィンテージ独特の「いい音」が出るギターを選ぶためには、
その音の特徴を経験して理解していないと無理なような気がします。
これも、その通りだと思いますね。

でも、うさタンぴさんの例にあるように音で選んでいない人もいると言いますから
読んでる方はそれも知っておいて欲しいですよね。

私もヤフオクなんかの例を出しましたがそういう人も多いのだと実感しました。
つまり、そういう人と、音について論議は出来ないですよね。

------------------------------------------------------------
うさタンぴさん
>本物とレプリカは同じ値段でしょうか?
>『はっきりと世間的に真贋が分かるようになっている以上、同じわけがない』
>ヴィンテージの(本物の)所有権の価値と言うのは、そのものの実用的な価値とは異なります。
むしろ、無関係

これは、つまり骨董品的な、あるいは希少性のことを言っているのですね。
分かりますよ。
ギターにたとえれば音や実用性に関係ないという事ですな。
そして、それを手にするには新品が¥1であっても売り手が¥1000と言えばそれでしか手にいれられないのも
分かります。
その段階では音や実用性、耐久性は関係なく購入者が
いると言うことですね。

摩り替わったようですが
音に対してもそれが気に入ったらその値段でしか手に入らないのも分かりますよ。
音で選んでいる人もいるという例えでしょうか?

>『古いのを持ってる自分が好き』
他者が読んでいて冒頭に書いたような誤解をしなければ・・・。
ギターが好きでなく自分が好きなだけだから
それはそれで、いいんじゃない?

>いろんな経験をして
そう!
それが大事だよ。
だから通論とか無闇に信じるな!
自分で確認せよ!と言っているだけなのだが・・・。

その上でビンテージ今一でも最高でもいいよ。
その経験があれば良さをもっとアピールできるとも思うよ。

>誰が何を信じようが、本人の勝手だとは思いませんでしょうか?
勝手ですよ、
交流の場として考えを知りたいと思うのは駄目でしょうか?

>大きなお世話です。

法華経か・・。
世話などやけんよ、凝り固まった信者だろ?
改心したとしても何もメリットないよ。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.23 )
日時: 2010/05/24 01:22
名前: うさタンぴ

古都さま


返信ありがとうございます!

ちょっと言葉足らずで不明瞭な文章の組み立てだったので誤解させてしまったようです。

私は、

@『他者の決めつけや通説を決して信頼せず、いい加減な噂などにも一切惑わされないで』、
『自分の価値観を後生大事に抱え、他論への歩み寄りを見せず、それと心中する形で』一生を終える、
つまり、持論が自分にとって完全無欠の正論だという信念とともに他の通説などを一顧も(試しも)せず、決してぶれずに生きていくよりも、

A『他者の決めつけや通説を無暗に信じたり、いい加減な噂などに惑わされて』後悔したり、
『自分で経験しないことを、他者から結果だけ聞いて近道したりすることで』浅い知識なのに自分で『分かった気分』になったり、
当面の問題を『教えてくん』で解決したり、また、それに感謝したりしながら、自分の価値観を固定せず色々な経験によって変化させつつ一生を終える、
つまり、持論を絶対視せず、世間の眉唾な噂や流行を即座に否定せず、あれこれ多くの経験をしながら(つまり他人と交わって)生きていく方が

『豊かな人生』だと思っております。ということです。




むろん、世界に放たれたワールドワイドウェブ上において、あまりに偏った見解が通説として流通するのは公序に反するものかもしれませんが、
現状、このスレッドが(うさタンには)そんなに偏っているようにも思えません。


古都さまの『ヴィンテージ=いい音ではない』というのはごく正論(と思う)でかつ、常識だと思います。
しかし、それに反して『ヴィンテージはすべていい音がする』なんて言ってる人、このスレッドにいませんよね?
いるとしたら、どなたですか?

というように、ご自分のお考えを述べるにあたって、手近なところにある他者の発言を利用することに異論を覚えます。
他人の気に入ったものにまでケチ付ける必要はないですよね?
と言いたかったのです。

つづく
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.24 )
日時: 2010/05/24 01:22
名前: うさタンぴ

ここで66!!さまの発言についてうさタンの思うところを書かせていただきますが
(もし不快であればお申し付けください)

>ビンテージと近年もののマーティンにははっきりと差がある
これは、66!!さまにとってはそうだということで、古都さまにその差がきちんとわかるよう説明する必要はありませんよね?

>結論として、ビンテージと近年もののマーティンにははっきりと差がある
これは、66!!さまにとってはそうだということで、古都さまにその差がきちんとわかるよう説明する必要はありませんよね?

>ビンテージの相対的なよさ
これは、66!!さまにとってはそうだということで、古都さまにそのよさがきちんとわかるよう説明する必要はありませんよね?

>ビンテージの相対的な優位さ
これは、66!!さまにとってはそうだということで、古都さまにその優位さがきちんとわかるよう説明する必要はありませんよね?

とか思います。

古都さまが『ヴィンテージと現行品には差なんて存在しない』と思ってるのでしたら、
たぶん、多くの人とは違った、希少な感性をお持ちだとも思いますが、それはともかく、
共感できる人は共感する書き込みをすればいいと思いますが、共感できない場合、
過度に反応すると今回みたいになるという事をいい加減学習してほしいと思います。
これはうさタンが、『古都さまがそういうところを学習してくれたらうさタン的に都合いいなあ』
という意味です。



あと、他の66!!さまのご発言ですと。。。
>単純に考えて、2009年のD-28の生産台数と、例えば64年とのくらべてですね、当然数寿分のいちだと。

これは言い訳でもなんでもなく、通常、No2の66!!さまによるご発言を読んで
『ヴィンテージギターと現行品における音質の差はすべて生産量に起因する』
と書かれていると読むほうがどうかしていると思います。

通常『生産量も無視できないファクターのように、私(66!さま)は思います。』
くらいに読みとる方が多いと思うのですが。。。
わざわざ言うまでもなく、『ファクターの一つとして』という表現に読みとれるところを、
『明示していない』という理由で拡大解釈するのは『言いがかり』と判じられても仕方ないかと思います。

うさタン的に懐疑的なのは
>現行ラインだとGE,Authentic などのプレミアラインですね、ビンテージと肩を並べるのは。
というご発言で、これはちょっと断定がきつい気もしますねー

『現行ラインだとGE,Authentic などのプレミアラインあたりがビンテージと肩を並べるのかな?なんて思います』
ぐらいの書き込みだと文句が出にくいかもしれません。

66!!さま、引き合いに出してしまって申し訳ありません。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.25 )
日時: 2010/05/24 01:44
名前: 古都

そうか、
貴方も私がビンテージを否定し
66!!さんにケチをつけていると読み取りましたか・・・。

っま、いいか。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.26 )
日時: 2010/05/24 01:48
名前: うさタンぴ

古都さま

外していたらごめんなさい。

世間一般的に通用する表面的な知識など鵜呑みにしている人を皮肉りたいだけだと思っております(笑

でも、それならもっと別の方法でやりましょうと言いたいのです。
相手も違うと思います。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.27 )
日時: 2010/05/24 02:58
名前: YAMAGUCHI
参照: http://www.jazz-musician.jp/yamaguchi/

「本国(アメリカ)で弾かれたマーチンギター」というのは興味あるし、マーチンに限らず「アメリカだといい音するんだけど」的な話は何度も耳にしてます。
実際にはアメリカと言っても広うござんすで、日本より過酷な気候変化のある地方もあるかもしれません。
だけど、カリフォルニアなんかは年間通じて温度湿度が変化少なくギターによさそうですよね。
実体験として、LAに住んでいる親戚の家にあった古いHarmonyのアーチトップ、実に枯れたいい音してました。板も作りもチープな感じだったけど。
ただし、Harmonyがギブソンみたいに化けるというわけじゃなかったから、やっぱり製品差の方が大きいような気もしますね。

もうひとつ体験例でうちのマーチンは買ってから2年くらいですが、PUもついてないので、仕事で持ち出す頻度は非常に低く(月1回もない)、年間通じて湿度40−50%の環境に首吊りで置いてます。
大きな変化はないけど、多少抜けがよくなったような気がします。ま、これもチューンしたりとか弦を変えたりとかいろんなファクターがあるから経年がどのくらい利いているのか謎ですけどね。

ビンテージに関していえば、自分のもっている楽器で音が本当に気に入っている楽器3本は1970年以前のものばかりなので、「ビンテージにいいものが多い」という経験則には賛成します。「なぜそうなのか?」はなんとも言えませんね。経年のファクターがどのくらいかは非常に微妙だけど、関連は多少はあると思っています。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.28 )
日時: 2010/05/24 22:33
名前: tomo

はじめまして、

最初から、ヴィンテージギター、古いギターが好きな方は、稀だと思います。
ほとんどの方は、新品のギターが好きなんだと思います。
有名人やスターは別として、ほとんどの方は、どこの誰だかわからない他人が使用したものに高いお金を出すなんて、ナンセンスに感じるんだと思います。
だから、新品で素晴らしいギターを求められる方が、多いのだと思います。
ヴィンテージギターを皆好きになったら新品のギター売れませんし、困られる方が、たくさんおいでになると思います。
D−28でもいろんな年代の最近紹介するように、
1957年までのD−28で探されると、あたりのギターに遭遇する確率がかなり上がります。
ほとんどギターの知識無い人が、実際に、自分で、判断して、ギターを素晴らしいギターを見つけようとすれば、数千万円の費用を投じないと、わからないことが、最近は、だんんだんと、少しづつ知られるようになってきたことは、喜ばしいことです。
D−28も年代別に、いろいろありますし、
音の傾向や品質は、各年代で特徴があります。
状態のよい1800年代のMartin 1−21やO−28のほうが、1937年製のOOO−28より、低音がよく出るし、最近のレギュラーのD−28なんかよりも音量もあるなんてことは、実際に弾いてみないと絶対にわからないですし、想像もつかないことだと思います。
新品のギターの領域で、ギター選びを続けると、よいギターに遭遇する確率が極端に下がるように思います。

プロのギタープレーヤーのほとんどが、レコーデイングでは、ヴィンテージギターを使用していることで、ある程度音はよいということは、想像はつくと思います。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.35 )
日時: 2010/05/25 18:51
名前: maho

GT3RS様 こんばんは

以前(ちょうど20日前)の別スレでpon様への
レスで

>ponさま

>こんにちは、オリジナルL-00について、作文
>している時間が長くなり、時間制限で、投稿
>できませんでした。
>残念ながら、作成文と説明すべて、消去して
>しまったので、また、順番に、投稿します。 
>すいません。

あれ以来ずっと待っておりますが今だに投稿を
して頂けておりません。私も楽しみに待っている
ところですので投稿宜しくお願いいたします。

メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.36 )
日時: 2010/05/25 19:12
名前: pon

mahoさん、こんにちは。

そうなんです。私も楽しみに待たせていただいているところなんです。

GT3RSさん、宜しくお願いします
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.37 )
日時: 2010/05/25 21:00
名前: 京たろう

 わたしんち、1985年を過ぎてもエアコンが無かったんです。・・・
住んでいる場所は、1000年の都、なにしろ、暑いは寒いは、空気は粘り着くは、もう大変です。
そんな中、79年、YAMAH○の L-10を購入しました。買った理由は、これが買える現金を頭金
にしてD-28を買いに行くと簡単に断られました。だったらこれでと言うことで・・・・でした。
 そして30年以上の月日が流れた現在、頑丈さは、前にも増したように思えるくらいです。
その間には、エアコンも買うことができ、結婚して、家もなんとかローンで手に入れ、子育て、
仕事と忙しく、当時L-10を買ったとき、一番安かった、S、YAIRIのハードケースにしまい込ん
で、忘れて四半世紀がたってから玉手箱を開けたら、昔のまんま、チューニングさえ大きな狂
いが無いくらいでした。弦も緩めずにしまったみたい。弦だけ一人歩きして鳴っているような
感覚も昔のまんまでした。

 これからまた、ギターを弾こうと思い、今度こそはとMartinギターを探し始め、親しくさせ
てもらうようになったお店の好意で、いろいろな年代のMartinギターを弾かせていただきました。
                   (思い出せるドレッドノートスタイルの範囲です)
いい値段のするビンテージも含めて、  (年代は店主の申し伝えのまま)

D-28= 48,54,58,63,67,69年、・・・予算オーバー。お手上げ状態・・・
       75,77,80年、・・・かなり頑張ったら買える。妻には絶対内緒・・・
D-45=       75,90年 ・・・予算オーバー。
ここまでは全部アメリカからの近年輸入したものだそうです。

D-28=       67,69年、・・・予算オーバー。お手上げ状態・・・
D-45=         69年・・・・これは店主のお知り合いのもの
これは、新品の時から、この近所(1000年の都)で育ったものだそうです。
                             
最近のMartinでは、
D-50DX・・・・・・・予算オーバー。まるで豪華客船の独り占めみたい
D-28GE・・・・・・・予算オーバー。カジノで3回くらい連チャンで777が当たらなければ・・
D-18GE・・・・・・・予算オーバー。・・・・・ちょっとはカンバレヨ。
HD-28V・・・・・・・かなり頑張ったら買える。
D-18V ・・・・・・・かなり頑張ったら買える。
D-28 ・・・・・・・かなり頑張ったら買える。
D18 ・・・・・・・かなり頑張ったら買える。                つづく・・・
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.38 )
日時: 2010/05/25 21:00
名前: 京たろう

つづきより・・・・
店主様は、私の予算制限を無視して、「これさわってみたら」と貴重なギターの多くをを快く差し出
して下さって感謝!・・・です。(すべていっぺんにではありません。)

いろいろ触らせていただいて、感じたことが私の耳も良くないのかもしれませんが、アメリカから
輸入された(育てられた)ものはどれもカラッツ、カラッツに乾いたローレン・ローレンな音がし、
サウンドホールからテキサスの砂嵐が吹いて、枯れ草の香りがする。そんなように聞こえました。

最近のMartinは、あるものはキラビヤカでまた他も十分な迫力を持ち、また音がミストシャワー
みたいにパーッと広がり鳥肌が立ちそうな高品位な響きかたをしているように思います。

これらを弾いた後、全部が全部、「これ欲しい。」との衝動に駆られるものばかりでした。

でも、まあ、私の場合、大金を入れる大きな財布もなく購入できる範囲も狭いのではありますが、
でも、これらすべてMartinの音色がするんです。ビンテージ・この年代だから、また貴重な材料を
使っているからと言って、大きな違いはないように思えました。自分自身や他人様や風評やMartin
社の営業トーク等から自分の中に創られた枠を取り去ったほうが「これがMartinのすごさなんだ」と
素直になれるような気がして、このスレッドを立てさせてもらいました。

 大きな違いを感じた事は、簡単なもので・・・・・・メーカーが違う・・・・につきました。
ソモジ・ギブソン・サンタクルーズ・サカシタ・コリングス・ヤマハ・ヤイリ・モモセ・ヤマモト
どれもすごい個性のある音色でオーラを放っておりました。

ちなみに私は、D-18V ・・・・・・・かなり頑張ったら買える。を購入いたしました。
下手な私でも、指で弾いていたらウトウトと寝てしまいそうです。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.39 )
日時: 2010/05/25 21:53
名前: うさタンぴ

1000年の都の楽器屋って。。。
D50のあるところですか??

そこならば、以前、ES175をそこで購入したことがあります。

全然関係ないですけど、その楽器屋さんには、さんざっぱら、ありったけの楽器を弾かされた妙な経験があります。
私事で申し訳ありませんがなつかしくてつい書き込んでしまいました。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.40 )
日時: 2010/05/25 22:40
名前: 京たろう

はい、ある映画のワンシーンで登場した、楽器屋さんです。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.41 )
日時: 2010/05/25 23:55
名前: pon

京たろうさん、こんばんは。ponです。

あそこの親父さんって、本当にギターがお好きなのでしょうね。ギターは弾いてなんぼ、いろいろ弾いてみて自分の好みというか、自分なりの「耳」を持てと、お客さんを育てるようなところがあるように感じました
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.42 )
日時: 2010/05/26 22:18
名前: 京たろう

pon様
はい、その店主様には大変お世話になっております。
私が趣味としてギターを楽しむ上においてこのような縁をいただいたことは、、
(私が一方的なのかもしれませんが)幸せな事だと思っています。

店主様は、どうこうとあまり口に出して教えて下さる訳では無いのですが、いろいろ会話の節々に
『楽器として優れているギターを選ぶということ』を考えさせられたり、体験させて貰っています。
それは、高価だから、安価だから、貴重だから、ビンテージだから、新品だから、と言うものでは
ありません。まして、 ねいろが、とか音がよいとか個人が五感で感じ取る部分については、何の
コメントもアドバイスも私にはされません。音色には好き嫌いがあり、どんな音楽を奏でるかによ
っても『個々人の思い』だと、私は理解しています。

しかし、ギター、1本1本、個々の健康状態の診断方法や、これから長い付き合いをするであろう
ギターをどのようにして選ぶかを、教えていただいた気がします。

それらの要点をまとめて、レポートしたい気持ちでいっぱいなのですが、またの機会にした方が
良さそうですね。・・・・・残念!
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.43 )
日時: 2010/05/27 17:00
名前: pon

京たろうさま

今時、稀有なお店だと思います。

ぜひ、リポートお待ちしております
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.44 )
日時: 2010/05/28 15:23
名前: 66!!

うさタンぴさん、長々と引用していただいて
ありがとうございます。 基本的に長々と議論する
のは、それも掲示板のようなところでは、苦手と
いうか避けたいと思ってます。基本無益なので。

しかし、うさタンぴさんの論理構成は狂った議論の中の一抹の正気、一服の清涼剤でした。

しかし、同じような経路をたどってこられて
驚いています。わたしも、ビンテージって?
と思っていましたが、カジノを買いに行って、
店の人に進められるままに、オールド弾いて
コード一発じゃ〜んで十分でした。

つくりと材料のよさがメインで、変にビンテージ
ということばのせいで、、経年変化が過大に
受け止められている気がします。

いかはするめになりますが、ビーフジャーキーには
ならない ってところでしょうか?
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.45 )
日時: 2010/05/29 18:47
名前: roar mandorin

失礼します。ちょっと覗いていたら「ウサタンピ」さんの記事(11)に「佐賀」とあるのに反応し、最後まで見てしまいました。
私もマーチンのギター3本持っています。D-28('73年)、000-28('46年)、0-18('53年)です。どれも気に入った良い音だと思ってます。(上には上があるでしょうが)
ビンテージ・ギターって最終的には「好み」「思い入れ」「思いこみ」だと思います。
マーチンのギターって本当に良いギターですね!
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.46 )
日時: 2010/05/29 20:06
名前: 66!

ちなみにうさタンぴさんがNo.11 でおっしゃられた

>たとえば、ホワイトアルバムのアコギは67年製D28というお話ですが、うさタン的には今、お茶の水の楽器屋にある60年代製の楽器とほぼ、おんなじような音が出てるように思います。そう思いません?

これはまさにその通りだと思います。今手元に66年製D-28
から同じ音がでていると感じます。 Mother Natures Son,
I will などとはほんとに似た音がでます。
同様に62年製J-160Eからは、Cry Baby Cry と同じジャキジャキ
音ですね。 

やはりギターの音はその個体の作り込みで基本的なトーンは
決まっており、あとは経年変化、引き込みでその音の輪郭が
深くなる、という感じではないかと思います。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.47 )
日時: 2010/05/29 21:59
名前: pon

私はコアなビートルズファンではありませんが、私の28も67年製です。GT3RSさんが57年?でしったっけ、それ以前のものは・・・・とおっしゃっていましたが、67年製の28、音の深みも張りもすごくいいかんじですよ。66!さんがおっしゃる通り、ほんと同じ音しています
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.49 )
日時: 2010/05/30 08:42
名前: D35Br

確かにヤフオクとか覗くと「ビンテージ云々」って恥ずかし気もなく表記されてる『ヴィンテージ』の
持つ言葉としての本来の意味でない無知識丸出しな方々の多さと、またその言葉に踊らされてる人達の
多さに唖然としますね。
海外にあるのかどうかは存じませんが、マスター制を確立して音色の「好み」は別にした最低限の線引
きが「目安」としてつけられ、ヴィンテージって単語が独り歩きしない環境が出来ると良いかと、妄想
しちゃいます。
また言葉の本来の意味からしたら嘘に成る使われ方にチェックを入れないサイト管理側も同罪かと思わ
れますので、ユーザーである我々が気付いたならサイト側に苦言を呈しても良いかとも思います。

数字だけで語れないのがヴィンテージだとの私見は持ってますが。あくまでも個人的なモノです。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.50 )
日時: 2010/05/30 23:15
名前: FFM

「ビンテージ」の定義が曖昧なのですが、古い(取り敢えず60年代以前)ギターでオリジナルの状態の個体は、皆無に近く、誰かの手でネックがリセットされ、ナット・サドルが交換調整され、塗装も・・となると、育った環境が全てとも云えない気がします。それも含めて「環境」と言われれば、何とも言えませんが・・・でも、個人的に気に入った旋律を奏でるギターは、古いギターの中にあります。好きずきの問題だと思いますけど。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.51 )
日時: 2011/08/04 13:29
名前: キックマンのつぶやき・・

貴重な道具だが気にせず使い倒して壊れたら修理すればよい、という考え。
貴重な道具だから大切に使え、という考え。
間違いなく私は後者である。

打ちキズ、引っ掻きキズ、歪み、割れ、改造した、などなどの中古ギターをビンテージギターなどと言ってありがたがって大枚出す人達・・。
ただの使い古しの中古ギターにアマチュアがそこまで求める必然は何だろうか?
古いギターからしか聴けない音があるからとか、朽ちた貫録があるだとかはよく聞くセールストークだが、
私はどこの誰だかわからない人が使い倒した手垢がついた古ぼけたギターなんかいくら音が合格水準だろうとまっぴらごめんである。
そんなのが、往々にして新品よりはるかに高い値段がつけられ売られている事実。
何か勘違いしてしまった闇雲マニア(中古信者かな?)が買うからだとしか言いようがないではないか。
本来はもっと廉価であるべき状態の中古ギターが、どさくさに紛れて結構な値をつけている。
いつぞやのバブル期でもあるまいし。

自然な時間を経過した、新品とは言わないまでも、オリジナルのままの良好な保管状態のビンテージギター・・。
且つ感動に足る十分な鳴りを持つ“本物”のビンテージギター・・。
今までそう判断ができた個体は、私は何も言わず頭を下げて即座に買わせていただいた。
長い期間依頼して気長に待った紹介の個体である。
全部とは言わないまでも、店頭で陳列されているのとは隔世のグレードである。
大概のコレクターの方は同モデルを複数以上所有しており、鑑賞に値する素晴らしい個体と同時に、弾きまくり用を設けて楽しまれている。(それもちゃんとオリジナルできれいな個体でである)
演奏も上手い方が多い。

使いこまれた汚さと音の良さは比例しないということは、造詣が深い人はとっくに周知している。
実はどちらかというと、オリジナル相当で、きれいなビンテージの個体にこそ本来の音質を保ち良い鳴りをするものが多いのだ。
まずは、オリジナルの音と質を知ってこそのビンテージファンであって欲しいものだと思う。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.58 )
日時: 2011/08/04 21:38
名前: 黙句

キックマンさん

気長に待って購入された楽器というのは、どんなモデルでしょう?
その話、おもしろそうです。
よかったら、ぜひお教えください。

京たろうさん

私もたぶん同じお店に何度も出入りしています。
D-50も試奏させてもらいました。
おおきに!
Tree of Life を若返らせたような、華やかでツヤのある音色でした。
それから、私のオンボロ中古(ちゅうぶる)45のネックヒールに斜め下からストラップピンを打ち込んでもらったのも、そのお店でです。
知り合いも含め、そのお店にはいろいろとお世話になってます。
もし他のお店と勘違いしていなければ…ですが。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.59 )
日時: 2011/08/05 00:02
名前: キックマンのつぶやき・・

黙句さんもD-45をお持ちでD-45がお好きなようですから、D-45の話しにしてみましょう?
語ると取り留めなくなりそうなので短めにしますけど。

やはり探すのにいちばん苦労したのは69年製。(実は68年製だったけど挫折しました)
意外にも当時は多い本数の紹介を受けました。
大体はハカランダクラックとマーチンクラックの修理歴はじめ、何らかの手が加わったものばかりで、もちろん手抜きのない補修と思いましたが、全体的な雰囲気ではなかなか納得できませんでした。
音量の響き方や音色の傾向は、後のローズものほどにはバラつきを感じませんでしたね。
これはショップからの紹介はあきらめて、個人の伝手にて個人のコレクターの方からご厚意により譲っていただいて手に入れました。
ケースを含め完全なオリジナルです。

それより待った期間が長かったのが70年製。
制作本数が少ないせいもあってか70年製は紹介すらなかなかなくて、程度がよければ71年製まででもいいかと思った矢先の4年目に待望の連絡がきました。
紹介された個体も満足のいくものでした。
ただ手放そうとされていた方が直前になって売るのを迷われてしまって、その仲介ショップになんとかプッシュしてくれとはらはらしながらお願いした覚えがあります。

あと古いのでは76年製シトカD-45があります。
いつも弾き用としては73年製です。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.63 )
日時: 2011/08/05 21:44
名前: 黙句

キックマンさん

手に入れるときのハラハラとか真摯な努力とか、どれもとってもいい話です。
現在D-45は69年、70年、73年、76年の4本を持っておられるのですね。
しかも73年モノが「いつも弾き用」ということは、他の45は永く後世に伝えて行こう! という思いで大切に保管しておられるのですね。
下手っぴのくせに自称「プレーヤー」の私にとってちょっと衝撃的、かつ爽やかなコンセプトでした。
ほかに新しい45もお持ちでしょうか?

私が初めて45を意識したのは、シトカ&インディアンでノン・スキャのころです。
60年代末、70年代初頭、70年代中期以降で音がちがうのは分かる気がします。
それぞれトップやサイド・バックの材質がちがいますし、これまで弾いて(弾かせてもらって?)きた感触からも響きがちがうという手ごたえを持っていますので。
ですが、70年と73年でもまたかなりちがうのですか。
常弾き用の73年の45は、ひょっとして弾きキズとかでかなり迫力のある顔つきになって、すんごく枯れた音がしているんでしょうか?

キックマンさんにはコレクターの尊称がふさわしと思います。
へっぽこ自称プレーヤーですが、これからも書き込みを続けさせてもらいます。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.64 )
日時: 2011/08/06 11:44
名前: キックマンのつぶやき・・

いえいえ黙句さん、私はそんなこと言われるような良性な人間ではありませんので。
いつも刹那的に生きてるダメ人間であり、お恥ずかしいかぎりです。
ただ、自己の経験に基づいて感じたことを正直に書いており、理解してくれる人には誠意を、貶めるヤツには敵意で、というのがBBSの楽しみ方と決めています。

ギターも脈絡なく買う阿呆です。
本当のコレクターの方達はあらゆる意味で造詣の深さが違いますし、私など到底足元にも及びません。
D-45はあとスキャロップモデル83年のハカランダ45V、バック・サイドがコアのKLE、とんでもない板目模様のGE、です。
あとクロサワ企画のカスタム1本です。
ここまで明かすと友人には正体がバレてしまうかもしれませんが、まぁいいでしょう。

73年D-45はご想像のとおり相応のキズや打痕があります。
マーチンクラックの修理と、ピックガード、ナットとサドルも交換してます。
70年との音の比較は、ご存じのように同じジャーマンとインディアンローズではあるけれど、音質には微妙な違いを感じます。
しいて言えば、70年がより澄んだサスティーンに聴こえます。
修理の有無のせいか、元々の個体の特徴か、要因はわかりません。
基本的には同類の音色です。
枯れた音という言い方はD-45に合う表現なのかどうか分りませんが、70年も73年も、ぎーんという感じの硬質で鋭く曖昧さがなくレンジの広い音で鳴ります。
ちなみに69年は、それに輪をかけてふくよかで厚く悠々とした音で鳴ります。

近年スキャロップのD-45群とは、別のギターと理解したほうがイメージ的には無理がないでしょうね。

くだらない浅学野郎やひねくれ野郎やナルシスト野郎がでてこなきゃ、私もこのBBSにたまに書き込みさせていただいて盛り上げたいとは思っているのですがね・・。
黙句さんはたいした人だ・・。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.65 )
日時: 2011/08/06 15:14
名前: うさタンぴ

キックマンさま


ちょっと逸れてしまう話なのですが、失礼いたします。

実は、70年代のD-45は弾かせてもらったことがないのですが、
このところ、どうも最近70年代前半製のD-41が値下がりしているようで、
うさタンにも買えそうな値段になっているということもあって、
70年代前半製の3本ほど弾かせてもらったところです。

ところで、
>70年も73年も、ぎーんという感じの硬質で鋭く曖昧さがなくレンジの広い音
っていうのは、ジャーマンスプルースのクリアな音ってことでしょうか?

もちろんジャーマントップのD-45は予算の関係で無理っぽいのですが、
D-45の特徴的な低音とジャーマントップという組み合わせはちょっと興味あります。

ちなみに、69年製のD-45は駒場の楽器屋で弾かせてもらったことがありましたが、
その個体特有なのか、高音が痛い楽器で粘りのない音だったように記憶しております。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.66 )
日時: 2011/08/06 17:57
名前: キックマンのつぶやき・・

古いギターは、置かれていた環境で、個々の鳴りが(音響と表現させてください)違うのは常識だと考えます。
これは今までたくさん経験してきました。
ただMartinの上位モデルが、根本的な音質でそうは極端に変性するとは思ってません。
ここで音響の話にちょっと触れると、
たとえばライブとデッドの場所(部屋)の環境下では、同じギターを弾いても印象が違ってきます。
低音を吸収してしまう場所、高音がやけに響く場所・・、空間の広さや湿度も案外大きく影響します。
ですから人づての試奏の話しの一概に良かった悪かったは私はあまりあてにしません。

実は平均的なレンジの評価をする場合は、いっそのこと屋外の方が判断がつきやすいのです。
でも商品だったりするギターを外に持ち出すわけにはいかないですから、ちょっとしたコツを言いましょう。
可能なら壁に50cmぐらいの距離で正対して弾いてみることです。
板壁の反射がいちばんナチュラルに聴けて、レンジとバランスの評価がしやすいですよ。

うさタンピさんは、ジャーマントップに興味があるようですが、D-45はノンスキャロップにインデアンローズとジャーマントップの音がいちばんD-45のイメージに合致し、且つふさわしい音だと個人的には確信してます。
ちなみに、シトカトップとは音響的には差を感じませんがあきらかに音質が違います。

ただ、誤解がないようにしないといけないので、この辺りはもう思い入れやイメージや好みの範疇で選択してよろしいのではないでしょうか。

D-41のジャーマントップのモデルも、芯がしっかりした、クリアで鋭く飛んで鳴る傾向ではあると感じます。
けれどはっきり言いますと、もし脳裏にちょっとでもD-45のジャーマンがあるのであれば、慌てずにじっくりD-45を買う画策をされたほうがよいです。
D-41とはあらゆる意味で違います。
もしD-41が目的であれば、そのかぎりではありません。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.67 )
日時: 2011/08/06 20:14
名前: やっぱりブルーケース

新品、未使用、新古品、新品同様、中古品(セコハン)、ビンテージ…等など、言い方の違いで、随分イメージが変わりますよね。勿論、売り手にとっての話ですが。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.68 )
日時: 2011/08/06 20:29
名前: 古都

キックマンさん

ギター選びや音の聞き分けなんかでは、確かにあるよね。
楽器屋なんかでは特に部屋の大きさで左右されるね。
特にライブな空間で45を弾くと未熟な人はだまされやすいだろうね。

衝動買いは別にして高価なギターの購入を検討しているとき。
私はいつも弾いているギターを持参するよ。
後、できれば自腹切っても弦も同じ条件にしてもらうね。

やっぱりブルーケースさん

その変わるイメージに踊らされている人が、笑われているのだ。
単なる人気無かった中古ギターを
「レアなジャパンビンテージ」なんて書くんだよね。
でも、キャッチコピーとは良く言ったもので
食いつく人いるんだよね・・。
あと「ハカランダ??」なんて書いてるインドローズの板目。

当時を知っているものは笑うのであった。
知らぬが仏で本人が気に入ってそのつもりなら良いんだけどね・・・。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.69 )
日時: 2011/08/06 21:27
名前: うさタンぴ

古都さま

レアなジャパンビンテージギターでも高価な値段がつくものがありますねー

相場とかけ離れた値段をへんな売り文句で売ったりするのはうさタンもどうかと思います。

でも、TEISCOのレアなギターなんかが高価なのは、なんとなく分かる気がします。
あれは音が気に入ったからとか、そういうことじゃないような気がしますね。。。

日本が活気づいていた時代の、なんか未来に対する雰囲気がそこに読み取れたりとかするんでしょうか?
宇宙家族ジェットソンの登場人物が弾いているエレキギターみたいなのも、それはそれで素敵に思います。
ああいうのを愛でるという感性もまた、粋なもののような気がしますねー

>当時を知っているものは笑うのであった。
については、どうでしょう?
音さえ良ければいいという人もいれば、音なんかどうでも良いという人もいて、
どっちが正しいわけでも、どっちがえらいわけでもないでしょうから、
決して笑われるようなことでもないと思います。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.70 )
日時: 2011/08/06 23:43
名前: 古都

うさたんさん

それはそれでよいのです
例えば若かりし頃にはじめて手に入れたモーリスのW-20を購入しても・・・。

そうではなく無知ゆえに歌い文句に踊っている人たちのことです。
自分の意思考えの無い「ビンテージなんだ!」「レアなんだ!」と喜んでいる人たちのことです。
悪趣味な人が数人・・ってレベルじゃないですよね・・。
その文句にたかっている人はどう見てもこっけいであり、私は笑ってしまいます。

はなから、正しいとか偉いなどと突拍子も無いことは言ってませんね。
知らぬが仏であり本人は満足ならよいのです。

ただ、私にはうける〜。

メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.71 )
日時: 2011/08/07 00:13
名前: 黙句

キックマンさん

D-45の70年代初期モノも、83年のハカランダVも、GEも、コア45も、くろさわカスタムも、ほしいなぁ…とか、弾いてみたいなぁ…と思うモデルばかりです。
私が楽器を買うときは、傷がついていたりしても「自分はコレクターじゃないから」とか「転売するつもりはないから」と自分に言い聞かせて買ってました。
そして、弾くときも、管理するときも、ショップに調整してもらうときも、やっぱり「コレクターじゃない」と「転売しない」という言い訳を振りかざして、どうもあまり大切に扱ってませんでした。
見る人が見たら「ぎょえええぇぇ…」と思われるようなことばかりやっていると思います、きっと。
キックマンさんの行間に表れる姿勢は、私にとって一つの「啓示」です。

うさタンぴさん

70年代初期のD-41、たまたま先日某ショップで弾かせてもらいました。
28より洗練されて、45より荒々しい、独特の音でした。
何より麦わら色になったジャーマントップから出てくる枯れた響きがたまりませんでした。
あんなギターが「いつも弾き用」にできたらなぁ…という気分でした。
私のようなヘナチョコが言ったら、70年代初期モノの41に失礼ですが。
お店のご好意で、しばらくうっとりと弾かせてもらいました。
感謝! です。

古都さん

私は、70年代のギターは持ってません。
ですが、初めて本物のマーチンを見たとき以来の「刷り込み」で、その付属物であるブルーケースにもずっとあこがれてました。
井上陽水が上に座ってD-35を弾いている写真も、どっかで見たと思います。
マーチンにふさわしく、硬くてとっても頑丈そうです。
その後「ほしい、ほしい病」がますます嵩じて、ついにブルーケースだけを中古の単品で買ってしまいました。
そのケースに80年代の28を入れて、得々然と持ち運ぶ…というわけの分からない行為に及んでいたのです。
ところがある時、ブルーケースは倒したらネックが折れやすい! という衝撃の情報をキャッチ!
本当かウソか?
ブルーケースも80年代のブラックケース(?)も上に座れるほど堅牢なので、ひょっとしたら倒したショックがダイレクトにネックに伝わるのかもしれません。
大切なマーチンのネックが折れたら? と思うと、ひょええぇぇ…
せっかく買ったブルーケースに、楽器を入れて持ち運ぶ気がしません。
ならば何のためのケースか???
とうとう最新式のマーチンのケースを、またまた単品で買ってしまいました。
押すとへこみそうな柔らかい合成の素材でできたケースは、軽い上にバランスがバッチリです。
上に座りこそしませんが、万一倒しても衝撃をある程度吸収してくれそうで、なんとなく安心です。
でも、一度「あこがれ」という妄想に取り付かれた私としては、なかなかブルーケースを手放そうという気になれません。
あのケースを開けてマーチンを取り出す、という行為が好きなのです。
度し難いアホですね、我ながら。
今度は、最新のケースをもう一個買うべきか? それとも持ち運ぶたんびにひっかえとっかえ楽器をそのケースに入れ替えて使うべきか? とか、思案してます。
同時に、おそらく最新式より性能が劣っているであろう別の年代のケースもほしいなぁ、とかも思いはじめました。
う〜ん、矛盾してます、どうしようもなく。
こんなギターそのものとは無関係の悩みも尽きません。
メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.72 )
日時: 2011/08/07 00:35
名前: 古都

黙句さん
>あのケースを開けてマーチンを取り出す、という行為が好きなのです。
私のHD-28はブルーケースでした二世ですね、内部はブルーでなくベージュタイプです。
ブルーケースへの憧れは当時確かにありました
しかし、いかにも目立つケースは腕の無い私には負担となっていて当時は
ブルーケースで移動することはありませんでした。
そして、最近では重さが負担で移動時も大抵軟弱ギグバッグのこましな物になっています。
クッション材があるので、そうは問題ないと考えていますが、冬場だけは結露防止にボブレンケースです。

矛盾の件ですが、それを言い出すと私などは矛盾だらけです。

PS
個人的な美徳感ですが
ソフトケースのファスナーをあけて45が出てきたら
無条件に「こいつ!只者じゃぁねぇッ!」って思うでしょうね。
それがかっこいいと思うタイプの人間です。

メンテ
Re: ビンテージギター って? ( No.73 )
日時: 2011/08/07 01:27
名前: 黙句

関係ありませんが:
コフィン・ケースのドでかいのにウッド・ベース入れて何人かで持ち運んでたら…
ギョッ! こいつら、何者? って思うでしょうね。
カンオケそのものに見えて。
そんなモノが存在するのかどうか? 知りませんが。
メンテ
たまたま、上にあったスレで・・。 ( No.76 )
日時: 2014/04/25 20:33
名前: 古都

NHK総合 4/26 0:00〜1:30
ストバリ 魔性の楽器 300年の物語

以前放送された、未公開分含む内容
これも再放送だが、見ていない人は一見の価値あり。

これはバイオリンだがビンテージとして、よく比較に登る楽器。
ビンテージギターにバカな都市伝説を加える愚かさが良くわかると思うよ。

メンテ

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