Re: 2000年以降の塗装・ウェザーチェックについて ( No.1 ) |
- 日時: 2010/06/10 12:49
- 名前: 泰明
- 2000年以降の固体で塗装のチェッキング入った方がいらっしゃいましたら教えて下さい。
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Re: 2000年以降の塗装・ウェザーチェックについて ( No.2 ) |
- 日時: 2010/06/10 14:18
- 名前: rasta
- 泰明様
想像で申し訳ありませんが、下地にウレタンサンジングシーラーを塗り、その上にニトロセルロースラッカーを塗っているのなら、ウェザーチェックは入りにくいと思います。
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Re: 2000年以降の塗装・ウェザーチェックについて ( No.3 ) |
- 日時: 2010/06/10 18:41
- 名前: ダン
- 泰明さん、はじめまして。
私の28Vは2000年以降ですが、今の所まったくウェザーチェックは入っていません。
ちなみに、70年代の私の所有するヤイリはバリバリにウエザーチェックが入ってますが、知り合いの同年代・同機種は全く入っていません。 使用状況としては、私は比較的野外に持ち出す機会が多く、知り合いはもっぱら部屋弾きメインでした。 野外ではなくても、南面の明るい部屋で使っているとかetc・・・・。 仕様状況も大きな要素かもしれません。
あっ!! そういえば28Vはかなり過酷な状態で紫外線にさらしまくってました。 ということは、泰明さんのお考えが正解かもしれませんね。
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Re: 2000年以降の塗装・ウェザーチェックについて ( No.4 ) |
- 日時: 2010/06/11 13:51
- 名前: 泰明
- rastaさん
ダンさん レスありがとうございます。
まずrastaさんのご意見ですが、ちょっと危険な遊びですが、 所有しているヘッドウェイの固体がその塗装手法でしたので、 いつものスプレーでシューッ!と試してみました すると・・・ まったく変化なし!! 導き出される答えはrastaさんの仰る通り下地にウレタンサンジングはチェッキングは起こらない と、言えそうですね。
て、事は現在のマーチンは下地にウレタンサンジングでは無いとも言えますね。
ナゼ、今のマーチンはチェッキングが自動修復されるのか・・・?? なぞは深まるばかりですね
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Re: 2000年以降の塗装・ウェザーチェックについて ( No.5 ) |
- 日時: 2010/06/11 15:45
- 名前: 古都
- 泰明さん
単純に塗装の経年変化に達していないだけで 未だ弾性が残っているのでしょう。 そして、セルロースラッカーの種類も販売の世界視野を考えて 割合をチェッキングが起こりにくい配合にしているのでしょう。 チェッキングを好む人もいれば嫌う人もいますから新品に近い状態を保つ ことをメーカーは優先したのでしょう。
それと最近のオーナーは環境管理やメンテに神経質すぎるほど 丁寧だからなおさらチェッキングはおこりにくいでしょうね。 いつまでも新品同様で素晴らしいことです
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Re: 2000年以降の塗装・ウェザーチェックについて ( No.6 ) |
- 日時: 2010/06/11 17:06
- 名前: 匿名希望
- ウェザーチェックがなぜ起こるのかという前提を
抜きにしての、お話しのようですが、 エアダスターで起こったウェザーチェックのような 現象と、古い塗装に起こるウェザーチェックは 同じ原因なのでしょうか?
何となく、思い込みが独り歩きしているような気が…。
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Re: 2000年以降の塗装・ウェザーチェックについて ( No.7 ) |
- 日時: 2010/06/12 21:20
- 名前: rasta
- 泰明様
>て、事は現在のマーチンは下地にウレタンサンジングでは無いとも言えますね。
下地からニトロセルロースで塗ったものでも、同じ実験をしないと断定できないと思います。
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Re: 2000年以降の塗装・ウェザーチェックについて ( No.8 ) |
- 日時: 2010/06/13 09:09
- 名前: 古都
- 昔のマーチンでもチェッキングが起こっているもの
いないものが存在しますから、さほど問題は無いように感じますが 同じ塗装でもメーカーで厚さや仕上げは違いますから 一概にそうだとは言えないような気がしますね。 チェッキングも経年変化のものと急激な温度変化に耐えれなかったときのものでは チェッキングの入り方も違いますからオールドを選択するときの 以前のオーナーの使い方が想像できる要素ではありますが・・・。
今回の件では正直10年くらいではそうそうチェッキングは無いと考えています
ただ、以前中古でECにチェッキングの入った機種を見ました(気に留めなかったので年式は不明)
冷却スプレーで、チェッキングを起こす方法は「なんちゃってビンテージ」のエレキ小僧で以前はやってましたね。 パーツを全て取り外し雨ざらしにするとか土に10日ほど埋めて後に乾燥させるとか・・・ まぁ、Gパン(古い!)もわざわざストーンウォッシュする時代だからね。
見る人が見れば一目瞭然なのですけど・・・。
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Re: 2000年以降の塗装・ウェザーチェックについて ( No.9 ) |
- 日時: 2010/06/16 13:23
- 名前: 0-18
- 泰さんの情報提供にまねして
96年の28にエアガンのスプレー噴出してみました。 出ました、くもの巣
でも、3日しても修復しません 部分的なのは格好悪いですね。 なので全体的にとも考えましたけど モザイク・ギターになりそうで余計格好悪いです。 大事に弾いていたので スクラッチも無く綺麗な状態だったのですけど 後悔してます
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Re: 2000年以降の塗装・ウェザーチェックについて ( No.10 ) |
- 日時: 2010/06/18 17:09
- 名前: 泰明
- >0-18さま
私のは2000年GEですが数分で直ぐ消えます… 先程も試してみましたが、かなり大きめのくもの巣でも5分程で完全に解らなくなります…。 先日近所のショップで96年のスタンダード18みましたが チェッキングは無かったものの、もの凄くラッカーが薄く導管剥き出しでした! 私のと4年程しか違わないのにこんなにも塗装が引くものかと… 色々個体差がありそうですね。
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Re: 2000年以降の塗装・ウェザーチェックについて ( No.11 ) |
- 日時: 2010/06/19 08:24
- 名前: 太郎八
- チェッキングを自己修復しちゃうとは驚きというか、おもしろいですね。
詳しいことはわかりませんが、塗装(塗料)のことは過去にも語られていたようです。 可塑剤の影響かと思うのですが、塗装、とくにネックのベタツキ等で話題になっていたと思います。
塗料に含まれる成分が環境問題だったか健康面での問題(トルエン系かな?)だったかで、 90年代後期に塗料が変更されたとのこと。またそれ以前の90年代初頭にも変更されているとか、、 幾度か変更をみているようです。 先の書き込みにあるサンディング・シーラー等も幾度か変更されてる可能性もありますね。 シーラーは、生地と塗料とを結びつけるバインダーの役もしていると思うので、これらが変ると 自ずとチェッキングの出方も変ってくると思います。
確かな資料にもとづく書き込みでなくてすみませんが、とりあえず参考まで。
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Re: 2000年以降の塗装・ウェザーチェックについて ( No.12 ) |
- 日時: 2010/06/20 09:13
- 名前: TK
- 2000年以前からマーティンは下地にウレタンをふいてその上にラッカー塗装をしています。ラッカーもチェッキングが出にくいように堅めのラッカーを塗っています。最近のギターはこの工法がよくつかわれているようで、工房系は柔らかいラッカーを20回前後塗り伽して薄く仕上げている工房もあり、そういったギターは1年もたつとトップにチェッキングが入ってきます。大手メーカーはなるべくチェッキングのクレームを無くすために塗装方法を変えてているようです。
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Re: 2000年以降の塗装・ウェザーチェックについて ( No.13 ) |
- 日時: 2010/06/21 11:50
- 名前: pon
- ゴールデンエラのモデルも、下地はウレタンなのでしょうか? ちょっと残念な気がします
昔、フェンダーのレリックのテレキャスターを使っていたのですが、レリック仕上げのはげ気味の指板をそのまま使っていると、下地のポリが出てきて、逆にぴかぴかの指板に。なんか興ざめしてしまい、売ってしまいました
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Re: 2000年以降の塗装・ウェザーチェックについて ( No.14 ) |
- 日時: 2010/06/21 20:27
- 名前: 泰明
- ponさま はじめまして
同感です…GEシリーズも下地はウレタンなのでしょうかね?本当だとしたら、 一生経年変化で味の出たラッカー具合を見る事が出来ないですね…ちょっと残念ですね…。 しかし本当かな?私がNo.4で実験した事例もありますし…真偽の程は?ですね…。
TKさま ご面倒でなければもう少し詳しく教えて下さい。
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Re: 2000年以降の塗装・ウェザーチェックについて ( No.15 ) |
- 日時: 2010/06/22 03:03
- 名前: dick
- 横から失礼します。
「ラッカー」って言葉を整理しますね。
ココを見ておられる大半の人は「ラッカーとはニトロセルロース・ラッカーの事である」と認識していると思いますが、それは大間違いです。
ニトロセルロース・ラッカーは木の呼吸を妨げないとか、塗膜が薄いので振動を殺さないとか言われますが、この利点ってギター等の楽器にしか通用しません。
ラッカー塗装を作業工程と表面保護の観点から見れば、完全な劣等生で過去の遺物と言っても過言では無いです。 (断りますが批判の言葉では無く、単純なシェアの話です)
そうそう、大切なのはラッカーって言葉は、塗装業界では単に「乾燥が速い塗料の総称」で材質を指す物では無いです。
だからホームセンターにアクリル・ラッカーとか有りますよね。 当然、ポリ・ラッカーも有りです。
「ラッカー塗装は乾き難い」って話も有りますが、ニトロセルロースは単に一度に厚く塗れない材質だからです。 実用的な塗装膜の厚みを稼ぐには、何度も重ね塗りをしなければならず、しかも重ね塗りの際に前段階の塗膜表面が溶けるので必然的に乾き難い状態になる為です。
また当然、ponさまのケースの様にトップ(上塗り)のみや、トップ&カラーのみラッカーのケースも有ります。
なので「メーカーに悪意が有るのか?」は冷静に考えてもイイのでは無いでしょうか?
「そんな事は知ってるy当然だ!」って人には蛇足で申し訳在りません。
因みに私はニトロセルロースの見た目の艶っぽさは好きですが、管理が大変なので薄いポリ塗装が丈夫なので好きかもしれません(笑)
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Re: 2000年以降の塗装・ウェザーチェックについて ( No.16 ) |
- 日時: 2010/06/22 10:08
- 名前: トン
- GEシリーズの製作ラインはスタンダードシリーズと同じです。塗装も同じですので、下地だけ特別ということはありません。ニトロセルロースラッカーを使用しているのは、現行ではオーセンティックとミュージアムシリーズのみです。
新品で経年変化の飴色やチェッキングを期待するのなら、オーセンティックを買い何十年待つしかありません。
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Re: 2000年以降の塗装・ウェザーチェックについて ( No.17 ) |
- 日時: 2010/06/22 22:11
- 名前: 泰明
- え!!!!!本当ですか!?
GEシリーズって製作ラインはスタンダードシリーズと同じなんですか!? では、謳い文句の熟練のクラフトマンだけが…とかはウソって事!? ラッカー塗装って以前に何か騙された感が…;; スタンダードとの違いは材と仕様だけって事!?
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Re: 2000年以降の塗装・ウェザーチェックについて ( No.18 ) |
- 日時: 2010/06/23 00:13
- 名前: 古都
- dickさん、
>薄いポリ塗装が丈夫なので好きかもしれません これは、全く同感です。 でも、たいていの兼価版のものは塗装が分厚いですね。 まぁ、薄いポリは設備と技術が必要なようですがK・Yairiのものは 木目の痩せも分かるくらい薄いですよね。 皆さんも一度、色眼鏡を取ってみてみてください。 なので、ルシアーで例えば音響的にサイド等を合板にするとか ポリを使わないのは音だけの問題でもなく設備的な問題が大きいような気もしています。 とはいっても、ポリも最強ではなく経年変化で白濁と言う問題もありますが・・・。
ちなみにセルロース系の塗装でもカタログ表示にラッカー塗装ってのと ラッカー仕上げと言う表示があり後者はたいてい下地はポリですね。 マーチンの場合DM系とか、あとネックは全てラッカー仕上げだったかな今は。 スタンダードクラス以上のボディーは一応、ラッカー塗装だったと思うよ 混和材は都度変わっているようですけど・・・。
トンさんの話は初耳ですね。 何処で仕入れた情報でしょうか?オーセンティックとて マシーン塗装の同じブースなので言っている意味からするとオーセンも同じと思いますけど?
泰明さん >熟練のクラフトマンだけが…とかはウソって事!? 残念ながらそのようですね 確か?45の触れ込みもそうでしたね。 45にふさわしい材が・・・ バンバン45量産してんじゃん!マホガニーの入手すら危ぶまれている この材質難に・・・。 ただ初期物はGEはハイエンド機種扱いだったのでそうだったのかもしれませんね。 現在は少し様子が違うようです。 ただ、熟練したクラフトマンならブレーシングくらい しっかり加工すると思いますけど・・・・。 それは、さておいても18GEは素晴らしいコストパフーマンスであることは周知の事実で名器だと思います。
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Re: 2000年以降の塗装・ウェザーチェックについて ( No.19 ) |
- 日時: 2010/06/23 00:57
- 名前: YAMAGUCHI
- 参照: http://www.jazz-musician.jp/yamaguchi/
- GEシリーズはラインはスタンダードと同じだったと思います。
Authentic だけ別。Authentic 出る前はもしかしたらGEだけ別だったかもしれません。
GEのラッカー塗装はトップコートだけという話も聞いてましたが、見た目の仕上がりは素晴らしいと思います。しっとりした高級感が漂います。 「音にいい塗装」なのかは分かりませんが。
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Re: 2000年以降の塗装・ウェザーチェックについて ( No.20 ) |
- 日時: 2010/06/23 01:32
- 名前: 古都
- そうか!
と言うことはトンさんの情報が 現在ではただしいということですな。
マーチンもついにラッカー塗装から ラッカー仕上げになったのですね。
これでは何年たってもチェッキングは入りませんね。
ただひとつ解せないのが、私の見たECですね、あれはクラックでなく 紛れも無いチェッキングだったと思います
それと、28にチェッキングが入ったと言う書き込みからも ラッカー仕上げになったのは未だ日が浅い(ここ十年くらい) かもしれませんね。
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Re: 2000年以降の塗装・ウェザーチェックについて ( No.21 ) |
- 日時: 2010/06/23 21:38
- 名前: 泰明
- 追加ご報告
本日、ギターを磨いておりましたところ な!なんと!なんと!自然発生のチェッキングを発見!! 箇所はブリッジ周辺に僅かに小さな3本の集合した線を発見しました!
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Re: 2000年以降の塗装・ウェザーチェックについて ( No.22 ) |
- 日時: 2010/07/11 22:57
- 名前: 泰明
- 更に追加でのご報告です
先日GEを磨いておりましたら光の加減で、チェッキングが数箇所にかなり多めに走っているのを発見。 光の角度でハッキリ浮かび上がるポイントがありました。 結果。2000年D−18GEは自然に発生するチェッキングは起きるようです。
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Re: 2000年以降の塗装・ウェザーチェックについて ( No.23 ) |
- 日時: 2010/07/15 06:32
- 名前: 名無し
- じゃぁ最初の報告は何?
自然チェッキングは起こるけど スプレー冷却は自然復帰すると?
チェッキングの原理って知ってる?
にわかに信じがたいね。
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Re: 2000年以降の塗装・ウェザーチェックについて ( No.24 ) |
- 日時: 2010/07/16 17:54
- 名前: ビンゴ
- こんにちは。
ウェザーチェックの話題ですね。 初めて覗いてみたんですが、少し書かせて下さい。
まず、ギターに使われる塗料が硬化した場合、一度でも割れたら、もう癒着しません。 ですから、塗料の自動修復などでは決してありません。スプレーで入ったヒビは無くなっていません。 ただ、見えないだけです。 おそらく木地と塗膜との応力が少ない状態のギターに、スプレーで無理矢理塗膜 を収縮させたために「蜘蛛の巣」が入り、徐々に塗膜がもとの面積に広がり、ぴたりと 合ったんだと思います。いずれ木地が変形しますので、現れてくると思います。 自然に入ったウェザーチェックは、木地と塗膜とが収縮率や膨張率の違い、また木地の変形 によって、起こります。こういう場合、木地にも塗膜面にも内部の応力が解放され ますので、皹(ウェザーチェック)は2度とぴたりと合わず、塗膜と塗膜の隙間ができるわけです。 その隙間を通る光は屈折率の違いから線となって見えるのが比較的狭いヒビ。こうい ウェザーチェックは光の当たる角度や見る角度で見えにくくなったりします。 広いヒビはヒビの面での乱反射が増え、どこから見ても見えるウェザーチェックになります。 2000年以降のマーチンでも、ウェザーチェックは出ていますが、入りにくいだけ、 また入っても目立ちにくいだけです。 下地がポリウレタンでも、全面ポリウレタンでも入る時には入ります。 ただ塗膜が薄い場合は入りにくいようですね。 ご参考まで。
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Re: 2000年以降の塗装・ウェザーチェックについて ( No.25 ) |
- 日時: 2010/07/19 12:11
- 名前: 泰明
- 大変解りやすい情報を教えて頂き有難う御座います。
ビンゴ様のご意見に間違い無いかと思います。 天井の照明を消して色んな角度からアレコレ見ていたら 以前、シューッとやったところにチェッキングありました
>ただ塗膜が薄い場合は入りにくいようですね。 2000年以降のモデルは塗膜が薄いのかな…?
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