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D.Iとプリアンプの違い
日時: 2010/10/02 21:40
名前: nesuca

パッシブタイプのM1にlr baggsのpara acousticをつないで音作りをして使っています。

 先日出たライブハウスでいつも通りpara acousiticからPAに音を送ろうとつないでいると音響担当の方に「せっかく持ってきてもらって申し訳ありませんがD.Iは使わないで下さい」と言われました。

このような事を言われたのは初めてなのですが、音作りもできず少しやりにくかったのです。

para acousiticにはD.Iとしての機能が付いていると思うのですが、正直D.Iが何なのか分かりません。

D.Iとプリアンプの違いはなんですか?また、このようなライブハウスでpara acousticを使いたい場合何と伝えばいいでしょうか?

あまり分かっていないので不適切な言い回し等あるかと思いますが、よろしくお願いいたします。
メンテ

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Re: D.Iとプリアンプの違い ( No.1 )
日時: 2010/10/03 08:27
名前: ハウルの動くギター


ダイレクト・ボックス は単純にインピーダンスを変換して、PAに楽器を送るためだけのデバイスで
プリアンプはそれに加えて、音質の調整も出来ます。
僕もライブでプリアンプ使って音作りしてますがそんな事一度も言われた事はありません。
PA側で音質の調整をしたいんじゃなかったんでしょうか?
あとはPA側が調整した後に、
ご自分の足元で音質や音量の調整をしたりしませんでしたか?
PAやる人によりますが、相手の意見も聞かないで勝手に音作っちゃう人もいますからね(それが良いか悪いかは別にして)
別にDIを使ってPAに負担が掛かったりする事はないと思うんで、何かしらの理由で面倒だったんでしょうか?


メンテ
Re: D.Iとプリアンプの違い ( No.2 )
日時: 2010/10/03 10:50
名前: nesuca

ハウルの動くギターさん

ありがとうございます。

>あとはPA側が調整した後に、ご自分の足元で音質や音量の調整をしたりしませんでしたか?

 そこのライブハウスは初めてだったのですが、PA側につなぐ前につなぐ場所を確認した時点で、質問のような事を言われました。

 場面によって、音量の調整はしたいのでプリアンプがないとできないと伝えたのですが、「ギター本体のボリュームで調整してください」と言われまし
た。本体にボリュームはないのでプリアンプを使いたいと伝えると「そうしたらこちらでアルペジオやギターソロの時だけ音量をあげます」と言われました。

 来週もそこのライブハウスに出るのですが、不安です。
メンテ
Re: D.Iとプリアンプの違い ( No.3 )
日時: 2010/10/03 12:42
名前: ハウルの動くギター

PAの人がアコギのDIを理解してないみたいですね。
>「ギター本体のボリュームで調整してください
PARA DIがそれですからね。
ゆっくりと丁寧に伝えてあげたほうがいいんじゃないでしようか?
メンテ
Re: D.Iとプリアンプの違い ( No.4 )
日時: 2010/10/03 14:02
名前: YAMAGUCHI
参照: http://www.jazz-musician.jp/yamaguchi/

持ち込みのDIを使わなかったとすると、どうやってPAに送ったのでしょうか?

PAさんの用意したDIでしょうか?
だとするとパラアコのLine Out (普通のジャック)から用意されたDIにつなぐのがいいんではないでしょうか?

それもいやだと言われたらちょっと困りますね。
その場合はとりあえず理由を聞いてみるしかないですね。
「過去持ち込みのDIでトラブッたことがある」
なんてことかもしれません。

パラアコのLineOutから取るのならパラアコのDI部分は使わないことになるのでそれでもダメなのか?とか、いろいろ交渉の仕方はあると思います。
メンテ
Re: D.Iとプリアンプの違い ( No.5 )
日時: 2010/10/04 20:26
名前: 気になりました

nesuca さま

想像なんですが、P.Aさんはライブハウス側が用意してるD.I.を使って欲しいのでそう言ったのでは無いでしょうかね?

ギター→パラアコD.I.→D.I.→ミキサーになるとD.I.が二つも接続する事になりますから、P.Aさんはライブハウス側のD.I.使用を優先させたかったのだと思います。

その理由が、こだわりの機材で纏めてるので配線周りのセッティングを弄りたくないとか、単に面倒だとか色々有りますが、P.Aさん本人しか解りませんね。。

YAMAGUCHIさまの仰ってる通り「D.I.」じゃなくて「これはプリアンプ、言わば音作りのエフェクターとしての使用なんですよ(この言い方も語弊が有りますが)」とか言えば良いんじゃ無いでしょうかね。

それよりもパラアコD.I.の説明書を持参して説明した方が早いかも知れませんね。


確かにD.I.って積極的に音が変化するモノでは無いので、何のために有るか解かり難く誤解をしてる人が多いです。

プロのP.A屋さんならともかく、ライブハウスなどでは使用する意味を解って無い人も見かけるのが現状です。

とあるライブバーで「D.I.使うとハウるんで使わないで下さい」って言うカン違いをP.A担当者の口から聞いた事も有ります。

ましてやパラアコD.I.は「プリアンプ付きD.I.」と言うよりも「D.I.付きの気の利いたプリアンプ」って感じで使用してる人が多い気がしますので、商品名的に余計ややこしいです。

コレはギター弾きでも楽器屋さんでもこの手のモノに興味が無いと理解して無い人は多いと思います。
エレキでも無く、アコギでも無く、「ピックアップを付けたアコギ」を使う人だけが解ってる世界かもしれません。


そもそもインピーダンスをマッチングさせる為のD.I.が無いとどうなるか?

ギターの信号を「D.I.(ダイレクト・インジェクション・ボックス)」を使ってミキサーが対応出来るインピーダンスに変換します。

お互いのインピーダンスが合って無いと「マトモな音が鳴らない」「実力が発揮できない」のです。

例えるなら、エレキギターを直接ミキサーに繋いで音を出したり、昔のラジカセに付いてた様なマイク入力
にエレキギターを繋ぐとペラペラの音しか出ないと言う感じです。

ただ、偶然にギターの出力とミキサー入力とのインピーダンスが合っていればD.I.は必要有りません。


今度その会場に行く時は、理屈っぽく言っても鬱陶しいのでw、菓子折りの一つでも持って「こうなってるから大丈夫と思うんですよねぇ。○○さん、どうでしょうか?」とパラアコの取説を見せながら和やかに言えば、お互いに気持ち良くライブに望めるんじゃ無いでしょうかね?(笑)

メンテ
Re: D.Iとプリアンプの違い ( No.6 )
日時: 2010/10/05 08:55
名前: nesuca

みなさま。本当にありがとうございます。

>ハウルの動くギターさん

みなさんのアドバイスを参考にもう一度丁寧に話してみます。

>YAMAGUCHIさん

いつもはLINEOUTにシールドを指してPAの方に渡してDIジャックを向こうが渡してきた場合はそちらで出力していました。今回はLINEOUTから出力したシールドを渡した時点でダメと言われました。

>パラアコのLineOutから取るのならパラアコのDI部分は使わないことになるのでそれでもダメなのか?

ここの部分をもう一度話してみます。PAの方でも機材に詳しいわけではないのですね。

>気になりましたさん

PAさんは皆機材には精通しているという思い込みがありました。今までは完全に任せきりだったのですが、こちらが最低限の事を知っておけばコミュニケーションもとりやすくなると思いました。
DIの機能とかわかりやすかったです。

みなさん本当にありがとうございました。

メンテ
Re: D.Iとプリアンプの違い ( No.7 )
日時: 2010/10/06 02:49
名前: 気になりました

nesuca さま

それと、アコギ用のピックアップは特に色々なタイプ(アンダーサドルピエゾ、貼り付けピエゾ、コンデンサーマイク、マグネット、など・・)が有るので、当然ながら出力インピーダンスはモノにより様々です。

「アコギのインピーダンスはこんなもの・・」って先入観は禁物です。
あくまで個々のケースと考えた方がイイです。

ついでに蛇足ですが、プリアンプも当然アンプですので基本は増幅装置です。



メンテ
Re: D.Iとプリアンプの違い ( No.8 )
日時: 2010/10/28 09:34
名前: nesuca

改めましてみなさまありがとうございました。同じラ
イブハウスで再度のライブを終えての報告ですが、結
局パラアコを使う事ができませんでした。

パラアコのラインアウトに挿しPAの方にシールドを
渡すとやはり「ごめんなさい。DIは使わないでくだ
さい」と言われ、アドバイスを基に「ここのLINEOUT
から出力した場合はDIの部分は使わない事になります」と言い説明書も見てもらったのですが渋られてしま
い、もう顔も覚えられていてしつこくするのも苦手な
のであきらめました。

音量の調整ができないのが大変でした。他の方はZOOM
のエフェクター(緑の)を使っている方がいてその方
は音量の切り替えとうもそれを使ってこなしていま
した。

なのでパラアコは知らない人から見たら見た目と名前
で完全にDIだと思われてしまっているような気がし
ます。しかもわざわざ持ってこなくても大丈夫なのに
というような感じでした。

拙い文章で申し訳ありませんが報告でした。また、
同じライブハウスでライブをさせていただくので
対策を考えます。

本当にありがとうございました。
メンテ
Re: D.Iとプリアンプの違い ( No.9 )
日時: 2010/10/28 10:02
名前: 気になりました

nesucaさま
ご報告有難う御座います。

しかし、まぁ何と言っていいのやら・・って感じですねぇ。。

ZOOMのヤツはD.I.機能を使う場合はキャノンOUTを使うので、多分フォーンOUTでD.I.に入れたんでしょうね。

ならば状況はパラアコ使用と同じなんですがねぇ・・・
見た目の違いでの判断でしょうね。

ハコ側の都合も有るでしょうが、ラインで接続の場合演奏者の楽器はギターだけでは無いですよね。
ギターに接続するモノはケーブルも含めてミキサーやスピーカーまでが全て楽器の一部です。

有る意味P.Aさんも演奏者の一部や楽器の一部とも考えられなくも無いです。

その事を考えると、P.Aさんは勉強して通常考えられる事には対応をすべきだと思います。
(nesucaさまがレアなケースとは思えません)

「無いモノを出せ!」って言ってるのでは無いのですからね。

ここではハコ側の意見を聞いて無いので断言は出来ませんが、状況的にnesucaさまの認識と行動は間違って無いと思います。

この際割り切って、少しアタマの固い人は放っときましょう。。

メンテ
Re: D.Iとプリアンプの違い ( No.10 )
日時: 2010/11/02 10:12
名前: nesuca

>気になりましたさん

再度ありがとうございます。ほかの出演者でエレアコを使っている人が少ないので、アコギを使うケースが少ないのかも知れません。

>その事を考えると、P.Aさんは勉強して通常考えられる事には対応をすべきだと思います。

おっしゃるようにもっと向こうが知っていてもらえたらとも思います。自分ももう少し頑張ってみます。


ところで、弾いている時に気になったのですが、E音F音が音が大きい(特に2弦5、6フレット、3弦9、10フレット、
1弦12、13フレット辺り)のですが、パラアコで調整できるのでしょうか?一応過去の書き込みを調べて太郎八さんのパラアコ
の調整のコツを参考にやってみたのですが上手くいきません。コツがあれば教えてください。よく使う音なので困っています。

ギターの生音だと強くないです。1弦開放、6弦開放、4弦2フレ辺りは強くないです。
メンテ
Re: D.Iとプリアンプの違い ( No.11 )
日時: 2010/11/02 13:25
名前: 太郎八

nesuca さん

こんにちは、太郎八といいます。
なにぶんシロートなもので、トンチンカンなことを書いているかもしれません。

生音だと違和感なくても、ラインで出すとピークやディップが目立つことは自分も経験あります。
今回、特定のフレットだけ音が大きいとのことなので、M1 のポールピースの問題じゃないようですね。

パラアコの場合、「2弦5、6フレットの音」と、そのオクターブ上の「1弦12、13フレットの音」を
同時にカットするのは少し難しいかもしれません。
ふたつの周波数ポイントのカットが必要になるわけで、パラアコの場合、NOTCH と MID とで
一応二つの周波数ポイントに対応はしています。

ところが、
NOTCH で調節可能な中心周波数ポイントは約100〜250Hz、つまり下は6弦3フレットのGくらいから
上は2弦開放のBくらいまでの音で、一番ハウりやすいところですよね。

MID で調節可能な中心周波数ポイントは約400〜1.6kHz、これだと1弦3フレットのGくらいから、
その2オクターブ上の音までをカバー。

ということは、「1弦12、13フレットの音」は MID でカットできるけど、
「2弦5、6フレットの音」には対応できないことになります。

ただ、「2弦5、6フレットの音」も、その倍音はかなり出ていると思います。
「1弦12、13フレットの音」もその倍音にあたるので、MID でこのあたりをカットすれば、
「2弦5、6フレットの音」も幾分すっきりするかもしれません。

MID ノブをマイナス側に絞りきり、KHZ(周波数可変)ノブを回して「1弦12、13フレットの音」が
最も引っ込むポイントを探し、少しずつ MID ノブを右に戻していき、ほかの音とバランスするポイントを
見つければいいと思います。すでになさったかもしれませんね。

ちなみにPAさんの世界では、コンプレッサーを使ってピークとディップを均すなんて方法もあるようですが、
そのへん、くわしくないのでごめんなさい。

もっと明るい方のコメントがあると思いますので。。

p.s.
あと、これは参考までですが、
BOSS PQ-4 っていうパラメトリック・イコライザーを使っていたことがあり、
これだと、100〜1.6kHz と 500〜8kHz というふたつの中心周波数に対応していて、
nesuca さんのようなケースにも対応できました。
ただ、音質的にはパラアコに分がありました。
メンテ
Re: D.Iとプリアンプの違い ( No.12 )
日時: 2010/11/02 18:12
名前: おんきょうや

書き込み失礼します。
現職の音響を生業としているものです。

今回のような事例の場合は、音響オペの勉強不足及び、リスクへの音響オペの恐怖心からでしょう。

パラアコなどを使わず、会場のD.Iを使ってほしいという事は単にライブハウスのシステム結線の関係であり
リハーサル時にレベル等も含めパラアコを使っても問題は無いはずだからです。

もう一方で、リスクと書きましたが。
パラアコなどのプリアンプ式D.Iの場合、音量が手元でアップ出来る訳です。
多分音響オペは、音量を上げられてしまう=ハウリングのリスク、が高いと考えたのでは無いでしょうか。
又、ライブハウスなどの多数の対バン状態での出演の場合は、
極力接続転換の時間を短くしたいなど小屋側の思惑で転換時間が限られていますので、
通常使用機材と違う形だと時間が掛かるという判断も有るかもしれません。

しかし。

今回のように、一方的に使うなという音響の態度には同業者して擁護する気にもなれません。

様々な理由で使って欲しくないので有れば、それをちゃんと出演者に説明するべきですし
それを怠って、素人(失礼)出演者だからといって一方的に物を言うべきでは無いからです。
出演者がそれを音の「肝」として使っている事実を見て、そこも楽器の一部と見るべきだからです。
妥協点として、ラインアウトから会場D.Iでもインピーダンス的にも音的にも問題無いはずです。
それで問題が有ると言っているので有れば、単なる勉強不足。

パラアコに関しても、じゃぁ名の有るプロが相手でも同じ事を言うのかという。

本当にこのようなオペレーターが多いという話しを聞く度にプロの音響ならちゃんとやれと言いたくなります。


何にせよ、出演者に出演して頂いてこそライブハウスの経営は成り立つ訳で、
機材的制約は有るにせよ、お互いで妥協点を見いだせないようなライブハウスは敬遠されて淘汰されていくのでしょうね。





メンテ
Re: D.Iとプリアンプの違い ( No.13 )
日時: 2010/11/02 23:52
名前: nesuca

>太郎八様

詳しい説明ありがとうございました。再度MIDをカットする方法で試してみましたら1弦12、13フレットのバランスが良く
なり2弦5、6フレットもバランスが良くなりました。本当にありがとうございました。とても参考になりました。


おんきょうや様

実際、現場で働いている方のご意見ありがとうございます。おっしゃる通り納得のいくように説明が欲しかったです。
あと、数回そこのライブハウスでやらせてもらうので少しでも納得いくように出来るようにしたいです。ありがとうございました。
メンテ

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