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ブリッジについて
日時: 2010/10/07 12:09
名前: バード

以前から思っているアーチトップのブリッジについての疑問です。
マーティンではなくて申し訳ありません。
アーチトップのブリッジベースの形状についてです。
二股(セパレート)型と一体(全面密着)型がありますが音の伝達性などは
一体型の方が優れている感じがします。
ルックスからも製作がシンプルだし、良い事づくめのような感じですね。

さて、二股型ですがギブソンなどは古くからL-5などにも使用されています(50年代辺りから
一体型も見られますが...ブラジリアン製)175などは1960年代でも金属製ブリッジ・サドルとのコンビで使用されていました。
製作もかなり手間が掛かる形状ですが音の伝達性がルックスからは?な感じです。
しかし長年に渡り採用していますね。

最近のアーチトップ(ビルダーも含めて)は、ほぼ一体型ばかりです。
いったいどちらが優れているのでしょうか?
メリット、デメリットはどうなっているのでしょうか?皆さん教えてくださいませんか?

メンテ

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Re: ブリッジについて ( No.1 )
日時: 2010/10/07 23:07
名前: ビンゴ

バードさんこんにちは。

私はアーチトップは不案内なんですが、興味深い話題なので書かせてください。
一体型のほうがブリッジの剛性が高くなると思うんです。そして剛性が高いほうが
振動をロスなく伝達できるのだと思います。
しかしながら、ロスがあるから音が悪くなるとは言えないとも思っています。
二股ブリッジは、比較の上では剛性が低いと思うのですが、その分軽くもあるわけで、
振動エネルギーをトップに速く伝えて速く減衰するという特徴があると思います。
これはギターやピアノのように、音が減衰する特徴を持つ楽器では結構重要な
「減衰の特性」を左右する要素になると思います。
つまり、
@一体型・・・剛性が高く重いため、澄んだ硬い音色でサスティーン長めの音になる。
A二股型・・・剛性が低く軽いため、温かく甘い音色で歯切れ良くパンチのある音になる。

という傾向を感じます。

もうひとつ考えられるのは、密着性能です。ブリッジとトップの接触面は全体が
ピタリと密着していないとまったく話になりません。この調整は大変高度な
調整能力が求められるそうです。バイオリン属ではこの作業がリペア職人の腕の
見せ所だと聞きました。

テンションがかかるとトップのアーチはわずかに緩やかになりますが、二股ブリッジは
この動きについていきやすいのではないかと思っています。つまり、二股ブリッジにも
捨てがたいメリットがあると、私は睨んでおります。
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Re: ブリッジについて ( No.2 )
日時: 2010/10/08 00:56
名前: バード

ビンゴさん こんばんは。
詳しい説明を、ありがとうございます。
なるほど...よくわかりました。
今までの胸のつっかえが取れた感じがします。
とすれば、私は二股型を支持したいです。

しかし大好きなベイシーのフレディーグリーンはグレッチ18インチに
ブラジリアンの一体型ですね〜悩ましい。。

固く重いエボニーとエボニーに比べると柔らかく
軽めのローズもこの説が当てはまるんでしょう。
そういえばD28とD18のブリッジやフレットボードも同じことが言えるのでしょうね。
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Re: ブリッジについて ( No.3 )
日時: 2010/10/08 10:02
名前: YAMAGUCHI
参照: http://www.jazz-musician.jp/yamaguchi/

私のL−5はオリジナルは二股でしたが、リペアショップで一体型に換えてもらいました。
圧力が分散されるため、トップへの負荷が少ないという説明でした。
ビンゴさんがおっしゃるようにアーチのフィッティングが大変だったそうです。

音はさほど変わらないと思いました。

フレディグリーンはコンサートではグレッチを使ってたようですが、50年代まではStrombergだったようです。これも一体型ですね。

http://www.freddiegreen.org/instruments/guitarphotos.html
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Re: ブリッジについて ( No.4 )
日時: 2010/10/08 17:08
名前: バード

YAMAGUCHIさん こんにちは。

負荷の分散ですか...またまた、納得です。
でも私のオリジナル6フィンガーTP付きのアーチトップは
一体型のエボニーですが、ある寒い冬の夜にトップが割れました。
今でも深夜の突然の「バキン」という音が耳から離れません(泣)。
自然に弦が切れたのかと思いました。

フレディーのHPは私もいつも見ています。
凄いコアなファンがいるのですね〜
彼のハードケースにはダダリオの056が入っていたと書かれています。

ヘビーゲージ、ハイアクションで有名な彼ですが実はミディアムぐらいだったのでしょうか?
それとも5弦に056が使われていたのでしょうか?

弦つながりで...今「2ちゃんねる」でウエスモンゴメリーの話題がでています。
何と1.2弦が014と018のフラットワウンドを使用というお話し?信用できますか?

う〜〜ん恐ろしい!

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Re: ブリッジについて ( No.5 )
日時: 2010/10/08 21:49
名前: YAMAGUCHI
参照: http://www.jazz-musician.jp/yamaguchi/

フレディグリーンのサイトは釈迦に説法で失礼いたしました。私は始めて読みましたが面白いですね。

ウェスのヘビーゲージは、まああるかなと思いマス。
軟弱な私でも013-017張ってたこともありましたから。
(弦高は低めだったけど)

だけどパットマルティーノの016からのエキストラヘビーゲージというのはちょっと驚異。インタビューによるとピッキングのタッチが強すぎて細いと弦が切れちゃうということなんだけど...
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Re: ブリッジについて ( No.6 )
日時: 2010/10/08 22:04
名前: 2ch

L5の読み方は、エルご?エルファイブ?
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Re: ブリッジについて ( No.7 )
日時: 2010/10/08 23:32
名前: バード

パットマルティーノの016はプレーン弦ですよね?
ウエスは1、2弦ワウンド弦との噂に絶句してしまいました。
全くもって想定外でした。
でも2chの方々の言う事ですので、あくまでも「噂」ですよね。
しかしHPで語っている方もいましたね。
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Re: ブリッジについて ( No.8 )
日時: 2010/10/08 23:45
名前: YAMAGUCHI
参照: http://www.jazz-musician.jp/yamaguchi/

え、1,2弦が巻き弦という噂なの?
それはちょっと聞いたことありません。ガセっぽく感じます。ウェスのインタビューで「楽器は標準品を使っている、何かあったときにすぐ代替が用意できるから」というような意味のことを言ってます。(と言っても晩年の愛器は1PUのカスタムですが)
弦もそんな聞いたことないような(全弦巻き弦の)セットは使わなかったんじゃないかなあ。
フルハウスのLP盤のジャケットあとで確認してみます。
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Re: ブリッジについて ( No.9 )
日時: 2010/10/09 00:42
名前: バード

どうやらココがネタもとみたいです。
http://kairaku-jazz.seesaa.net/article/139857553.html

宮之上さんはダダリオのECG26(013〜056)でウエス演奏だし..何を根拠にしているのでしょうか?正直びっくりしました。
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Re: ブリッジについて ( No.10 )
日時: 2010/10/09 02:00
名前: YAMAGUCHI
参照: http://www.jazz-musician.jp/yamaguchi/

うううん。聞いたことない話ばっかり。
この記事はなんか誤解に基づいてるような気がします。

フラット巻きとラウンド巻きの組み合わせではなく
プレーン弦と巻き(多分フラット)じゃないのかな、
メンテ
Re: ブリッジについて ( No.11 )
日時: 2010/10/09 22:52
名前: バード

そう願いたいですね〜。
それに彼のサウンドはジャラジャラしていないのでワウンドタイプはフラットだと思っています。

あるアメリカの古い雑誌の表紙にお顔とヘッドのアップが載っていました。
それを見ると3弦と同様に太く光っているので少し不安になりますが(冷や汗)。

いやはや、また胸につっえ状態です。ヤレヤレ
メンテ
Re: ブリッジについて ( No.12 )
日時: 2010/10/09 23:38
名前: 太郎八

こんばんは
バード さん、YAMAGUCHI さん

>1.2弦が014と018のフラットワウンド

ライトゲージだと3弦のワウンド弦が通常 024〜025 くらいですよね。
この3弦の芯線って1弦と同じくらい(あるいはそれ以上?)細いと思うんだけど。
ウルトラライトゲージでも3弦のワウンドは 020 くらいなので、
もしも1弦が 014 のワウンドだとしたら、芯線はいったいどれくらいの太さなのかなぁ??
おそらく細すぎて、強度面から実用にならないのでは?
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Re: ブリッジについて ( No.13 )
日時: 2010/10/10 00:15
名前: バード

太郎八さん こんばんは。
芯線ですよね。。わたしも、そう思います。
018のワウンドはあるそうですが、いくらなんでも014のワウンドはきついですよね〜
メンテ
Re: ブリッジについて ( No.14 )
日時: 2010/10/15 13:41
名前: バード

ビンゴさん、YAMAGUCHIさん、太郎八さん こんにちは。

別サイトで,
こんな書き込みを発見しましたので
一応ご報告までに紹介しておきます。

「真ん中の空いたブリッジベ−スの方が音量が上がる。
だけど生音が大きくなってもアンプからの音質は線が細くなる。
単純に効率的には真ん中が空いている方がそれぞれの足下にあるブレーシングに
圧力が多くかかるので良い。」

このコメントにたいしてレスで
「だったら、トップ落ちしやすくなるのか?」との
ご意見も寄せられていました。

う〜〜ん。。でもアーチトップビルダーやメーカーの殆どが
一体型なのでやはり何らかの意図があってのことでしょうね。

どう思います?....謎も秋も深まりますね。
メンテ
Re: ブリッジについて ( No.15 )
日時: 2010/10/15 23:24
名前: ビンゴ

バードさん、こんにちは。

「真ん中の空いたブリッジベ−スの方が音量が上がる。
だけど生音が大きくなってもアンプからの音質は線が細くなる。・・・」
との書き込みですが、私もそういう関係があるのだと思います。
ブリッジの接触面が広ければ、それだけトップを押さえこむ面積(トップ横方向の幅の長さ?)
が広がるわけで、二本足タイプのほうがトップの可動(振動)域を広く残せるので、生音の音量
が上がるのだと思います。

マグネット式のピックアップは弦の振動を拾うわけですから、弦が大きく、長く振動したほうが良い。
そうしたければ、弦の振動エネルギー一気にトップに伝えるよりも、トップの振動をを押さえ
こんだほうが、弦の振動が長持ちする・・・ということかもしれません。そういうことなら、
私は納得するものがあります。

一体型のブリッジは、PU付きのギターが多いのではないでしょうか?

メンテ

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