燃える 高砂の秋祭り

高砂市内各神社で盛大に秋祭りがおこなわれる。正月には帰らなくても祭りには
帰ると言われるくらい祭り好きな地方である。古来より伝わる伝統的な祭りは歴史と
重さを感じさせる。
絢爛豪華な屋台、威勢の良い掛け声、太い太鼓の響き、優雅で厳かな神事等見所
たっぷりな秋祭りを紹介します。

 
10月第二土曜日・日曜日 荒井神社(山陽電車荒井駅西)

荒井神社でおこなわれる祭りの主役は「にわか太鼓」とよばれる屋台である。歴史上の出来事を唄と踊りで綴る絵巻物。辻つじで披露される芸をみると、昔がしのばれる。

 
 

10月10・11日 高砂神社(山陽電車高砂駅南)

播州三台祭りに数えられる高砂神社の祭りは、豪華な屋台7台と厳かな神事で知られる。
3年に1度の神輿船渡御の年は特に見ごたえがある(平成22年)。神様の乗られた神輿を船に乗せ川を下り、海から神社に戻る。その積み方、揚げ方に特色があって見ものだ。

そして圧巻は屋台の7台練りだ。宮出し後2台、3台と練り合わせ、最後に別れを惜しむかのように絢爛豪華におこなわれる。迫力のある掛け声や優雅に揺れ動く様は一見の価値がある。

 
 

10月13・14日 曽根天満宮(山陽電車曽根駅前)

曽根神社はふとん屋根の屋台が珍しい。菅原道真公をまつる天満宮で、菅公をのせる船をかたどったとも言われている。竹割、一つ物神事等往時の歴史を伝える物も興味を引く。きらびやかな大型屋台が宮入する様子は圧巻だ。

昔のままの様式をそのまま残した「一つ物」神事が兵庫県重要無形民俗文化財に指定された。

 
  10月14日・15日 大塩天満宮(山陽電車大塩駅前) 

何と言っても「毛獅子」、県の無形文化財に指定されている。宮入りへの道中舞は実に素晴らしい。若い衆が肩車をして伸び上がった姿は、まさに立ちあがった獅子そのもの。そして境内で舞う獅子は各町それぞれに特色があって見ごたえがある。今年は神社が山陽電車の南に移転し、新しくなった宮での初めての祭りではりきっている。もちろん屋台も出て荒々しく練り合わせがおこなわれる。神社は姫路市だが高砂市からも参加する地区がある。

  10月第三土曜日・日曜日 生石神社 

石の宝殿で知られる生石(おうしこ)神社でおこなわれる祭りは、神輿をぶつけあうケンカ祭りだ。当番町が二基の神輿をぶつけあって禊をおこなう。又「あか」と呼ばれる化身が大暴れして、最後には退治される神事もおこなわれる。


その後播州地方の西へと秋祭りは移って行く・・・・

詳しい予定等は高砂市観光協会へ 079(443)0500

戻る