河津桜・雛のつるし飾り・熱海梅園
雛のつるし飾り
伊豆稲取の『雛のつるし飾り』は、九州 柳川地区の『さげもん』、山形
酒田地区の『傘福』と並んで日本三大つるし飾りの一つです。
|
|
|
酒田 『傘福』 |
稲取 『つるし飾り』 |
柳川 『さげもん』 |
つるし雛の風習は、江戸時代後期〜明治初頭に稲取村より江戸に行儀見習を習得にいった娘さんが稲取に伝えたとの説があり、
雛節句のお祝いの一環として、わが娘の幸せと健康を一針の糸、古い端切れに想いを託し祈りを籠めて手作りした和裁細工のさげものです。
江戸時代には雛飾りを購入できるような裕福な家庭はまれで、せめて雛飾りの代わりに愛する子供や孫の為に
手作りの心のこもった雛飾りで初節句を祝おうという、切ない親心から生まれたのが
伊豆稲取に伝わる雛のつるし飾り 発祥の由来と言い伝えられています。
展示会場 |
展示物 |
文化公園『雛の館』 |
比較的新しいつるしを展示 |
雛の館『むかい庵』 |
明治、大正、昭和初期の飾りを展示 |
稲取地区では、娘が成人した後は1月14日に行われる『どんど焼』の際に、雛人形と吊るし飾りを燃やしてしまう風習があった為、
それ以前の物を見つける事は非常に困難で、現存する 100 年前後の飾りも、地元の蔵屋敷の奥にしまいこんであった物や、
各家庭の納戸から見つかった物がほとんどだそうです。
河津桜 (カワズザクラ)
学名:Prunus lannesiana Wils. cv. Kawazu-zakura
河津桜は、寒緋桜と早咲き大島桜の自然交配種と言われており、樹形は広卵状で樹皮は紫褐色で光沢がある。
花形は平開形で一重のやや下向きであり、花弁は5枚の円形で無毛である。
色は蕾の時は濃紅色だが、満開時は淡紅色になる。
開花時期は、その年の気候に左右されるが、例年は、1月下旬から蕾をつけだし2月上旬から花を咲かせ、
ほぼ1ヶ月間の長期間にわたり、ひと足早い春の訪れを感じることができます。
河津桜の原木
河津桜の原木は、伊豆急河津駅から天城方面に向かって1.2kmの地点、飯田氏の庭にあります。
現在は、樹齢約55年・樹高約10m、樹巾約10m、幹周約115cmです。
この原木は、河津町田中の飯田勝美氏(故人)が1955年頃の2月のある日に河津川沿いの冬枯れの雑草の中で芽吹いている桜の苗を見つけて、
現在地に植えたものです。1966年から開花が見られ1月下旬頃から1ヶ月にわたり咲き続けました。
この桜は、河津町に原木があることから、1974年に河津桜と命名され、1975年に河津町の木に指定されました。
河津川沿いのお花見ハイキングコース
下田プリンスホテル
下田プリンスホテルは、伊豆のなかでももっとも美しい遠浅の海岸を持つ白砂青松の地、白浜海岸に位置している。
ホテル前は遠浅の海、白い砂浜、すべての客室と温泉大浴場からの雄大な太平洋の眺望がお楽しめる。
太平洋に上る美しい日の出、晴れた日には雄大な太平洋や伊豆七島の島々が一望出来るオーシャンビューがすばらしい。
十三夜月(2009/2/8/18:41)
青白く海面を照らす十三夜の月明かり。予報では明日は晴れとのこと楽しみにしていた日の出が期待できそう。
日の出( 2009/2/9/6:36)
昨夜まで天気予報は晴なれど、期待した日の出は雲の向こう。
大きな雲がすっぽり空を覆い、僅かな隙間から漏れる陽光。雲の隙間をこじ開けて日の出。
南伊豆町 『みなみの桜と菜の花まつり』
今年で11回目を迎える“みなみの桜と菜の花まつり” が2月5日(木)から3月10日(火)までの約1ヶ月間、下賀茂温泉周辺にて開催されています。
青野川沿いに約4キロメートルに渡り植裁された千本桜とも呼ばれる河津桜の並木は人混みもなくゆったりのんびりと桜を楽しむことが出来ます。
日野菜の花畑
日野と書いて「ひんの」と読みます。
約30,000uに渡り、黄色の絨毯を敷き詰めたような菜の花畑。
出会橋を渡ると目の前には広大な菜の花畑が広がっていて、菜の花の甘い香りが辺りに満ち満ちています。
花祭りのメインイベントとなった菜の花結婚式も今回で9回目を迎え、多数応募された中から、審査により1組を選び、
鮮やかな黄色一色の菜の花畑の中で結婚式をあげられます。
下賀茂熱帯植物園
下賀茂温泉の熱を利用した温室で、南国の花や樹木、果樹、サボテンなど、約2000種以上を栽培している。
ハイビスカスやブーゲンビリア、洋ランなどが咲き誇り、バナナやパイナップルが実るトロピカルパラダイスだ。
鉢植えの販売もしており、みやげ選びも楽しい。
熱 海 梅 園
熱海梅園は 1884年、内務省の初代衛生局長 長与専斎の提唱に賛同した横浜の豪商茂木惣兵衛をはじめ、中山神奈川県議会議員、
地元の日吉、小松、露木の諸氏が造成に乗り出し1886年に開園した。
毎年11月下旬〜12月上旬に第一号の梅の花が開き「日本一早咲きの梅」で知られる。
樹齢100年を越える梅の古木を含め60品種(454本)の梅が咲き誇り、
早咲き→中咲き→遅咲きと、順番に開花していくので1月から3月下旬までの長期にわたって楽しめる。
今年も第65回熱海梅園梅祭り(1/17〜3/22)が開催されている。