オロロンラインを南下
オロロンライン
とは、
小樽から稚内まで日本海に沿って、4市11町3村にまたがって2本の国道(231・232)と1本の道道106)で結ばれるルートです。
このルートの一部、厚田村から増毛町間の46qは長い間「幻の国道」といわれたほど難攻不落のルートでした。
この間に取り残されていた雄冬地区は陸の孤島と呼ばれ、雄冬港と増毛港を結ぶ一日一便の海上航路のみでした。
昭和56年11月、最も難所といわれた雄冬岬トンネルの完成で国道231号線が全線開通した。
しかし、その40日後に山崩れが起こりトンネルの一部が損壊し不通となった。
その2年後の昭和58年に復旧工事が完成し、改めて国道231号線の全線完全開通し、
昭和33年着工以来四半世紀をかけた難工事が完成し、国道231・232号線は、南北一本に結ばれた。
サロベツ原生花園
サロベツ原野は豊富町と幌延町にまたがる東西7キロ、南北28キロ、面積約2万3千ヘクタールにも及ぶ広大な原野で、
その約7割が湿原地帯です。原野にはいくつもの湖沼が点在し初夏になると100種類以上の野生の花が咲きそろう。
中でも6月下旬から7月上旬にかけて咲くエゾカンゾウが有名で、
サロベツといえばエゾカンゾウとのイメージがついてしまっている。
雄大な地平線、4月末は観光にはまだ早い。
サロベツの本当の魅力は何もないところなのだと思う。
案内板
ビジターセンターも5月にならないと開かない。
原生花園の案内
サロベツビジターセンターの横からは木道が設けられていて、1周30分の遊歩道となっており、花園の真ん中まで行ける。
サロベツ原野の向こうに利尻富士を望む
観光シーズンは未だ。レストハウスは封印されていて使えない。
旧花田家鰊番屋
明治38年に建設された鰊漁番屋で、漁夫宿泊施設を持つ番屋では最大。かつ、現在国内最北端の重要文化財建造物。
昭和46年12月28日、重要文化財指定とともに小平町(オビラ)が買収し、3年の歳月と約1億9千万円の費用を投じて解体、修復したもので
内部の半分は漁夫(ヤン衆)の溜まり場所で、ほかに親方の居間などを備えた古代民家建築物鰊番屋の代表的な遺構である。
花田家の先祖は安芸の国の人といわれ、この地で本格的に鰊漁場を経営していた。
鰊漁最盛期には米蔵、網蔵、船蔵、粕蔵、作業場など 100棟近い建物を所有し、蒸気機関を設置しウインチ、トロッコの使用とともに
各漁場間に私設電話を設置するなど当時としては最新の近代化漁法を駆使していた大鰊漁家。
平成13年10月「北海道遺産」に選定
旧花田家鰊番屋。内部の写真撮影禁止されている。
観光料 350円(大人)
小平町道の駅「おびら鰊番屋」周辺案内図
トワイライトアーチ
鰊番屋の前の道路を隔てた日本海側に海と空の青さを背景にして立つ銀色のトワイライトアーチ。
脚下にアイヌ紋様の陣羽織を着た「北海道」名付けの親松浦武四郎翁の像が立っている。
立派なレストハウス( トイレ)です。もちろん無料。