雨 晴 海 岸
能登半島国定公園「雨晴海岸(あまはらしかいがん)」は、岩礁、白い砂浜、青松がつづく景勝の地です。
ことに、浜から眺める岩礁、そして富山湾越しに見る 3000メートル級の立山連峰の雄大な眺めは、四季それぞれに変化し、息を呑む美しさです。
万葉の歌人、大伴家持はこの雨晴の風景をこよなく愛し、多くの歌を詠みました。
また、雨晴海岸は日本海沿岸屈指の遠浅で、絶好の海水浴場として知られ、能登立山シーサイドラインの起点ともなっています。
平成8年には、雨晴海岸から松田江の長浜(氷見市)までが「日本の渚百選」の一つに選ばれました。
「雨晴」というめずらしい名前の由来は源義経が奥州に落ちのびる時、岩かげ(義経岩)に宿り、にわか雨を晴らしたという伝説によります。
海越しの立山連峰の景観は、晴れていても必ず見えるというものではない。冬を中心に年間30日から50日程度しか見えない。
今回も残念ながら雨にたたられ見ることができなかった。
海越しの立山連峰の景観を、天候に関係なく提供するため、横幅10mもある「立山連峰ビュウーパネル」が設置されている。
下の画像は雨晴海岸から富山湾越に見える立山連峰の想像図です。
左下の画像は義経が雨宿りしたと伝えられる義経岩、右下の写真は高岡鉄道部長名の
JR氷見線の線路内立ち入り禁止の標識です。
しかし、高岡市雨晴観光駐車場から雨晴海岸にでるには、信号機のない国道R160を横断し、この標識を無視して線路を渡るしかありません。