緑濃いエルムの学園 北海道大学

「青年よ大志を抱け」 ( Boys, be ambitious ! ) の言葉で有名な、ウィリアム・S・クラーク博士の胸像が中央ローンにある。
広大なキャンパスには、ハルニレ(エルム)やイチョウ、ポプラなどの巨木が生い茂り、四季それぞれに美しい表情を見せる。
学内の小道の両側に、約40本のポプラの古木が連なっているが、現在は保護のため通行が禁止されている。

 


クラーク像

中央ロ−ン北西角(古川記念講堂前)

青銅製胸像

初代像:大正15年4月14日除幕
     田嶼碩郎製作
     昭和18年戦争のため献納

二代目:昭和23年10月18日再建
     加藤顯清責任製作

明治9年(1876)、北海道開拓人材を育成するため札幌農学校が開設され、マサチューセッツ農科大学学長 W.S.クラークが着任。

僅か9ケ月の滞在だったが、精力的に農学校の基礎作りに励み、キリスト教に基づいた教育は学生達に大きな影響を与えた。

帰国に際し残した
    
” Boys, be ambitious ! ” 
の言葉は、今なお深い感銘を与えている。

<ポプラ並木

至る所にある憩いの場>

北大構内には、全部で5か所クラーク像があります。

クラーク先生の原像

加藤顯清製作のオリジナル石膏製胸像
    昭和33年頃製作され、和加子未亡人からの寄贈により、昭和53年2月24日除幕。
事務局大会議室に設置されている。

クラーク先生像

オリジナル石膏製胸像から2体を鋳造し、1体はクラーク会館2階展示場に設置。昭和53年8月18日除幕。
もう1体は、平成10年9月マサチューセッツ大学に寄贈。

クラーク像

畑 満製作の青銅製胸像
保険管理センターのロビーに設置され、昭和60年6月4日除幕。

クラーク像

石膏製胸像。製作者などの詳細不明。大正15年6月29日除幕。
附属図書館北方資料室に保管されている。

札幌市南東の「さっぽろ羊ヶ丘展望台」にも、W.S.クラーク博士の銅像があります。