新日本海フェリー「ゆうかり」乗船記

7月13日(木)

 7/13上越新幹線「とき305号」(東京発7:08)で出発。心配された天気も問題なさそう。
朝早かったので、うとうとする間に新潟駅に到着(9:33)。台風の余波で新潟はどしゃぶりの雨。
   

末広橋から見た「ゆうかり」 、 新潟港フェリーターミナルに行ってしまうとフェリ−の大きな船体をみることができない。
  

ゆうかり 
就 航 2003年
旅客定員 892名
全 長 199.9m
総トン数

約18,300トン
航海速力 22.7ノット
車両積載台数 トラック/146台 乗用車/58台
就航時間 新潟(10:30AM)→小樽(翌日4:30AM)

乗船手続きをして乗船時間を待つ。乗用車は9時半、徒歩客が 10 時から乗船開始。
徒歩客はフェリーターミナル 2F の乗船口でチケットの半券を係員に切り取ってもらい(残りの半券は下船まで保管)、
エスカレーターに乗って 3F へ登り、ここからタラップを渡って船内へ。
 

モニュメントを中心に広々とした吹き抜けのエントランスロビー。
案内所でルームキーをもらい、部屋の場所を教えてもらいます。特等A洋室は5階にあるので、案内所前にあるモニュメントの裏にある階段を登り5Fへ。
     
 

特等Aは、バス、トイレ、洗面所、テレビ、冷蔵庫付きでまさに「洋上ホテル」と呼ぶにふさわしい優雅な空間です。
   

専用のテラスが付いているので優雅な船旅が楽しめます。
 

専用テラスから眺めた2階の乗客脱出集合場所

売店とカフェ

カフェではソフトドリンクからパスタまで気取らずお手軽な食事が楽しめます。
 

ぐりる Sagano

   
 
 出航から1時間半ほどで新潟沖に浮かぶ粟島を通過。ちょうどフェリーの右舷側に見える。
   

 フォワードサロンでは船窓から日本海の展望を眺めながら読書など気ままな時間を過ごせます。
   

真っ青な空とさらに青い海に向かって進んでいくフェリーがすごく良い感じ。船尾のデッキではまっすぐに後方へ伸びているフェリーの軌跡がこれまたすごく良い感じ。 

夕日。船から見る夕日はとにかくきれいだ。船旅ならではの楽しみの一つと言えるだろう。残念ながら雨模様のため期待はずれ。

 部屋に戻ってくつろいでいると「もうすぐ新潟に向かう僚船の「ライラック」と行き交います。」との船内放送が入り、右舷側のプロムナードへ。
照明を着けたライラックの姿を発見。汽笛がぼーっ。一抹の寂しさを感じます。
 

7月14日(金)

まだ夜中とも言っていい朝3時の「皆様おはようございます」という船内アナウンスで目が覚めました。
窓の外を見ると小樽フェリーターミナルはすぐそばに見えていました。海の向こうに北海道の灯りがチラホラと見えています。

 案内所前には下船を待つ乗船客達でごったがえしていました。チケットの半券を渡して4時30分から下船開始。
長いブリッジを渡って小樽フェリーターミナルに向かう。
 
 
 

今回乗船した新潟→小樽航路の所要時間は18時間。実際に乗ってみると実にあっけなく過ぎ去ってしまいます。揺れもなく動くホテルに乗っているような感じでした。
あいにく台風が近づいていて雨模様だったので日本海に沈む夕日が期待はずれだったのと、
船室が右舷だったので専用テラスからの本州山並みが見られなかった事は残念でした。
天気のよい日にもう一度反対コースで乗ってみたい気持ちです。