所在地:広島市中区大手町
竣 工:大正4年4月
設 計:ヤン・レッツェル
昭和初期の写真が手元にありますが、楕円形のドームやファサードのコンパスで書けないような微妙な曲線が美しいです。玄関は元安川に面していて、船着き場みたいな階段がありますので、物産の搬入などはここからしたものと思われます。
使用されている煉瓦は讃岐煉瓦により明治30年以降(明治40年代と思われます)に製造されたもので、手前の噴水もヤン・レッツェルの設計によるものです。
昭和8年11月に改称されたので、被爆前の名称を「広島県産業奨励館」と書いてある文献もあるかも知れません。でも、今の名称はなぜか「原爆ドーム」なんですよね。
広島大学の建築意匠学の杉本助教授がホームページを開設していて、CGで原爆ドームを復元されています(^^)。
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