所在地:群馬県伊勢崎市曲輪町
竣 工:大正4年
設 計:佐藤嘉市(施工:佐藤建設)
横浜で貿易商を営んでいた伊勢崎出身の小林桂助は、中台寺から転用してきた釣り鐘を楼上部に持つ鐘楼を建てました。
時を告げ、市民に親しまれていた釣り鐘は戦時中の金属供出により失われ、また戦災により塔屋部分が焼失しました。
戦後、塔屋部分は寄せ棟造りに復旧され、火の見櫓として生まれ変わりましたが、市制施行50周年記念として、創建当時のドーム状の屋根に復元され保存されることになりました。
日本近代建築総覧では木骨煉瓦造となっていますが、現場の説明版には鉄筋コンクリート造煉瓦張りとなっています。
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