ザ・チャペル・オブ・アドレーション

 所在地:千葉県市川市
 竣 工:大正初期
 設 計:

 この一帯の大地主であった浮谷家の邸宅があった場所です。
 当時の当主・洸次郎は日本ポルシェクラブ設立時の副会長になるなど、何台もの高級車所有で知られていました。また、自動車販売、自動車教習所経営など自動車に関わる事業に携わっていました。
 長男・東次郎は昭和40年に鈴鹿サーキットで事故死した伝説のレーサーでした。東次郎の遺品である2台のレーシングカーは昭和51年の火災でも奇跡的に助かり、昭和54年にそのカーポートを建て、その2階が礼拝堂になっています。教会は国道沿いの白い建物ですが、この煉瓦の建物は教会の厨房として使われているそうです(元の用途が判りませんが、車を整備する為の作業場で、オイル等を保管する為に耐火構造にしたのではないか、と勝手に推測しています)。

 浮谷邸に教会が建つに至ったいきさつは、和栄夫人の手記に詳しく書かれています。


煉瓦博物館に戻る
ZeroZone マップに戻る


Copyright(C) Shinichi Takahashi