所在地:兵庫県姫路市八代
竣 工:昭和4年4月
設 計:沢井準一(大阪市水道部長)
男山配水場と同じ姫路市の創設水道で、昭和2年7月に着工し、4年4月に竣工しています。姫路城に近いこともあって空襲を免れ、現在も一日に2万立方mもの浄水を送水しています。
沈殿池、濾過池の傍らには制水井上屋と思われる八角ドームが4棟並び、屋根にドーマー窓を持ち、壁にはステンドグラスを思わせる円形の飾り窓があるポンプ棟が建っています。鬱蒼と繁る建設当時に植えられた樹々の間には、マンサード屋根で山荘風の建屋があり、ここが水道施設であることを忘れさせます。
いつものように金網フェンスにしがみついてカメラを押し当てていると(^^;)、近所のおじさんに声をかけられました。あからさまにアヤシかったので「ヤバイ・・・」と思いつつ身構えていると、「それって写真に撮るほど珍しいの?」とのこと。なぜかおじさんはこの水源池の竣工が昭和4年であることを知っていたのですが、「うちと同じ年に出来たからね」と指差したところに2階建てL字型入母屋の立派な民家があり、納得しました(^^;)。
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