POGの殿堂(裏) |
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ドラフト上位に推されつつも、著しくスベった馬を紹介するページです。
Last Up Date 5/12 1998.
長いことお待たせしましたが、ようやく裏殿堂のページをUPすることができました。次回は世代別ベスト5の形式で、より充実したランキングにする予定です。
ところで現在、須田鷹雄商店は馬のビジュアルが不足しています、というか全くありません(笑)。そんなわけで、ここはご来店された方のお力を借りようではないかという結論に至りました。お願いします! あなたが撮った馬の写真の画像データを、ランキングの馬の画像として貼らせてください。詳細はメールにて受付予定です。
順位 | 推薦馬 |
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1 | ビバカーリアン |
2 | メジロディザイヤー |
3 | リーディングスター |
4 | ジンガロ |
5 | プレミアート |
6 | パルシファル |
7 | ミラクルアドマイヤ |
8 | マザーウィッシュ |
9 | トレアンサンブル |
10 | キングフラダンス |
※まだPOG期間中ゆえ、現4歳馬のコメントは保留とさせていただきます
ビバカーリアン 牡(後にセン馬)
96−97シーズン 鹿毛 伊藤雄厩舎
5戦0勝 入着総賞金189万円
父Carleon
母リンダスト(母の父Lyphard)とりあえずこの馬を入れなくては話が始まらないという、裏POG界の巨匠。カーリアンの持ち込み、伊藤雄厩舎、北海道デビューといったファクターが全て諸刃の剣であることを我々に教えてくれた。3歳末に中央の登録を抹消され道営に転出。噂では97年現在2勝をあげたとか。転出後セン馬となっている。
ところで、語り尽くされた感のあるビバカーリアンだが、新ネタをもうひとつ。あの悪夢のデビュー戦(96年1回札幌初日6R)に出走していた馬は、なんと、ビバカーリアン以外は1度は連対を果たしたのである。テイエムトップダン=毎日杯勝ち
タヤスリアリティー=コスモス賞勝ち
マイネルリーガル =折り返しの新馬優勝
コインドグラス =97年6月中京で2着
ユーセイフローラ =97年2月小倉で未勝利勝ち
オニタイジ =96年9月中山で2着ビバカーリアンは未勝利3着が最高。そう、あの新馬戦に出ていた7頭のうち、ビバカーリアンは「最大のハズレ」だったのだ。オニタイジ未満。悶絶。
メジロディザイヤー 牡
96−97シーズン 青鹿毛 奥平厩舎
4戦1勝 入着総賞金969万円
父サンデーサイレンス
母メジロラモーヌ(母の父モガミ)メジロリュウモン、リベーラ、テンオーと来た段階で、「メジロラモーヌの友達やめるべきか否か」という問題に直面していた人は多かったはずである。その悩みに答えるべく、サンデーサイレンスを迎えた最終兵器、メジロディザイヤー。結果は、POG期間に1コだけ勝つという中途半端な成績。メジロらしく障害に転じて現在1勝。テンオーよりちょい弱ってとこですか。競走次代のラモーヌは大好きだったが、繁殖牝馬としてのラモーヌとは友達やめた方がいいのかも。
リーディングスター 牡
97−98シーズン 鹿毛 伊藤雄厩舎
2戦1勝 入着総賞金840万円
父トニービン
母パワフルレディ(母の父マルゼンスキー)※まだPOG期間中ゆえ、コメントは保留とさせていただきます(正式アップは6月)
ジンガロ 牡
97−98シーズン 黒鹿毛 宗像厩舎
4戦1勝 入着総賞金800万円
父サンデーサイレンス
母マガロ(母の父Caro)※まだPOG期間中ゆえ、コメントは保留とさせていただきます(正式アップは6月)
プレミアート 牡
96−97シーズン 黒鹿毛 藤澤厩舎
2戦0勝 入着総賞金134万円
父サンデーサイレンス
母ナイトライト(母の父Northern Dancer)社台・サンデー・藤澤厩舎。そんなブランド好きに正義の鉄槌を加えた馬(正義なのか?)、プレミアート。私もあやうく鉄槌に頭カチ割られるところだった馬、プレミアート。POGの期限からさらに1年が過ぎようとしている馬、プレミアート。
新馬戦(いまにして思えばサイレンススズカ、パルスビートと豪華メンバー)のパドックを見た瞬間、「ひょっとして、頭よくない馬?」という予感がしたのだが、その見立ては当たってしまったようだ。典型的な「素質はあるが気性が」のクチ。馬って難しいもんですね。
パルシファル 牡
97−98シーズン 鹿毛 鈴木康厩舎
3戦2勝 入着総賞金1940万円
父サンデーサイレンス
母ダイナフェアリー(母の父ノーザンテースト)いや、この馬を「イケてなかった」とするのはかわいそうでしょう。生きていればクラシックで掲示板くらいはあったはず。まだ子供子供している時期の死だけにことさらかわいそうだった。冥福を祈ります。
ミラクルアドマイヤ 牡
97−98シーズン 鹿毛 小林稔厩舎
1戦1勝 入着総賞金510万円
父トニービン
母バレークイーン(母の父Sadler's Wells)※まだPOG期間中ゆえ、コメントは保留とさせていただきます(正式アップは6月)
ただ放牧に出たらしいので勝負は99%決まったと言えましょう。とりあえず、よそにも書いたことですが、「責任者は俺じゃなく後藤さん」ということを強調しておきます。
マザーウイッシュ 牡
93−94シーズン 鹿毛 栗田厩舎
4戦1勝 入着総賞金1090万円
父モガミ
母チヨダマサコ(母の父ラバージョン)調教師がうっかり吹いてしまったために「イケてなかった感」が増してしまうケースは多々あるが、この馬はまさにそのクチ。ま、取材に行く我々マスコミの側も悪いのだが、確か栗田師が「この馬には英才教育を」かなんか言ったんだった。今となっては「なに? 鎌倉特別2着するための英才教育?」って感じである。
もうひとつこの馬について感慨深いのはその血統。モガミにチヨダマサコ。80年代POGの定番×定番。それがこの結果(ま、期間内1000万くらいは稼いだが)となったことで、POG新時代を意識せざるをえなくなったのだった。
トレアンサンブル 牝
97−98シーズン 鹿毛 渡辺厩舎
2戦0勝 入着総賞金0万円
父トニービン
母ダイナアクトレス(母の父ノーザンテースト)ステージチャンプ、プライムステージときて、3段オチのようなランニングヒロインを出した母ダイナアクトレス。「冗談きついなー、もう」とか思っていたところ、さらなる大オチとしてこのトレアンサンブルが控えていたとは。着差ベースで見ると、ランニングヒロインの方がナンボか強いではないか。
また、人様のことを言うのはなんだが、このトレアンサンブルは競馬K社(イニシャルにした意味なし)のPOG本において、猛烈な勢いでプッシュされていた馬でもあった。私は血統音痴であることをコンプレックスに感じてきたのだが、トレアンサンブルについてだけは「よかった」と思う。なんていうか、トニービン×ノーザンテーストのニックスを一人で否定したような馬だ。
キングフラダンス 牡
96−97シーズン 鹿毛 小島厩舎
1戦0勝 入着総賞金0万円
父サンデーサイレンス
母ダンシングキイ(母の父Nijinsky)腰が甘くてフラフラしてるからキングフラダンスと命名されたとかされないとか。「じゃ、今年のスリリングサンデー(母スカーレットブーケ、伊藤雄厩舎)はなんかスリリングな問題でもあんのか!?」と焦っている人もいるでしょうが、ま、この馬の場合はすっかりフラダンスと決まってから入厩したわけで、その辺の差はあるから大丈夫。
ところでこのキングフラダンス、噂では(あくまで噂っすよ)小島師が入厩時「間違いなく走る!」と言ったとかで、それは調教師としてはどうかと思うが小島太ストーリーの一節としてはグーだ。でも、「佐藤吉でデビュー」というあたりを見るに、調教してるうちに気づいたんだと思う。
皆様からのアンケートから
ビバカーリアン1位指名したにも関わらず今は道営馬・・・
マザーウイッシュナリタブライアンと同期で、栗田調教師が「ダービーを意識した英才教育をしている」とか「モノが違う」とか言ったとかで大評判だったように思います。いつだったか大井でこの馬の名前を見かけましたが今はどうしているんでしょう。
キングフラダンス全姉・全兄とあまりにもギャップの激しい馬。小島厩舎に鞍上が佐藤吉。でも、血統がゆえに種牡馬入りして大活躍したらやだな。
テンジンショウグン 牡
92−93シーズン 黒鹿毛 矢野照厩舎
新潟の新馬戦を勝った後無理せず休ませるとかいって、放牧から戻ってきたらただの弱い馬だった。今も障害戦で奮闘中、名ジャンパーになってくれ。
な〜んて願っていたら、日経賞勝っちゃったじゃないか。馬券もちろん買ってません(笑)。
バトルライン 牡
95−96シーズン 鹿毛 松田博厩舎
オジジアンって勝負弱い血統なのか!
ハギノグランドール 牡
91−92シーズン 鹿毛 伊藤修厩舎
札幌3歳Sのグリグリ人気は何だったんだ!
ダンシングボーイ 牡
96−97シーズン 鹿毛 伊藤修厩舎
ハギノグランドールの仇をこの馬で、と思って指名したが、返り討ちされた(笑)。
フサイチキャプテン 牡
96−97シーズン 栗毛 小林稔厩舎
アドラーブルの初仔・父トニービンで人気も中京3歳惨敗後骨折、以後福島で特別を勝ち菊花賞エントリーも抽選落ち、自己条件で同じく抽選落ちした同厩のオースミジャイアンの3着と敗れる。
そもそも中央デビューでない時点(哲三乗せたかったの?)にも疑問があった。全弟エモシオンは既に2勝、兄も出走したレースで同じ1番人気、愚兄賢弟の誕生か?
サクラアガシ 牝
96−97シーズン 鹿毛 境勝厩舎
トニービンの黄金配合(母父ノーザンテースト)で牝馬、兄姉GTウイナーとくればいくらサクラの牝馬が走らなくても人気にはなるやろ。同期のビッグスターも仲々勝てなかった(勝ってないんだっけ?)ローレルの世話で若駒まで目が届かなかったの?
アラマサブレーヴ 牝
96−97シーズン 鹿毛 阿部厩舎
競馬○強の法則の馬体診断で、オークスでいい存在みたいな事を言われながらようやく中山ダ1200で未勝利勝ち、その後夏の北海道で連戦するも牡馬・古馬相手では...暮れになって美浦の坂路で好タイム出していますが冬のダートで復活するの?牝馬限定戦あったっけ?POGが終わっての激走ほど虚しく、それも人気での好走はさらに物悲しい。
ノーブリー 牡
96−97シーズン 鹿毛 上原厩舎
最弱のカーリアン産駒(本当にジェネラスの3/4兄弟か?)
マイネルランサム 牡
95−96シーズン 黒鹿毛 河野厩舎
デビュー前にファンファーレ誌で派手に紹介され安田富男に10場重賞制覇をプレゼントする馬として話題になり、デビューの新馬戦でエアグルーヴを粉砕しましたがその後3走して勝てずに骨折して終わりました。1年以上後に復帰した後もいいところ無く地方に行ったようですが地方でも凡走していたようです。休養中にラフィアンのテレホンサービスで「もうエアグルーヴには勝てないでしょうけど・・・」とレポートされたという噂です。
しばらくはエアグルーヴに先着した唯一の牡馬でした。今でもエアグルーヴに先着した牡馬はピルサドスキー、マーベラスサンデー、シルクジャスティスとこの馬だけです。
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