旭山動物園に行ってきました。
今回はANAのツアーから出ているバスに乗ったのですが、こんなかっこいい専用バス〜旭山動物園号というのがあるんですね。
でも、この日は希望者が多くてバスが6台ということで、私が乗ったのは普通のバスでした。
バスは8:05にセンチュリーロイヤルホテルを出発し、途中砂川ハイウェイで休憩を取りながら進み、11:15に動物園に到着しました。
■ペンギンのお散歩(1回目)■
この日の1回目のペンギンのお散歩は11:00から。もしかしたらまだ見られるかも・・・とダッシュしたら見れました。お散歩するペンギンはキングペンギンです。
なかなか落ち着いて風格のある態度。これがキングってことかな?
ペンギンは本当に間近を歩くので手を伸ばせば触れそうな感じです。あ、でも手を出すのはNGですので絶対にやらないようにね。
■あざらし館■
もぐもぐタイムが11:45。11:35に到着したときにはすでにプール前には人がいっぱいでした。
餌を求めてあざらし達がプールの方に集まってくるので、この時間はあざらし館内のマリンウェイなどではあざらしの姿を見ることができません。
但し、先に進んであざらし館屋上のバルコニーまで行くとプールの様子が見渡せるので、もぐもぐタイムより早目に館内に入ってここで待機するのも良いかもしれませんね。
なお、プール前では車いすや背の低い子どもさんは優先的に最前列に案内してくれていました。
■ほっきょくぐま館■
ここは館内から見るところは非常に混んでいましたが、どんどん先に進んで屋上まで行くとゆったり見ることができました。寒かったからかな?
ちなみに、この日の旭川の最高気温はマイナス10度でした。
ここはこの後の13:15からのもぐもぐタイムの時にも行きましたが、15分前ではすでに館内に入れない状況でした。ということは30分くらい前から入って待機していないとダメかなぁ。
このもぐもぐタイムのときは屋上から餌が投げられるそうですが、豪快に水中にダイビングして餌をとる様子を見たければ館内から見た方が良いとのことです。
■ホッキョクギツネ舎■
ホッキョクギツネは夏と冬とで風貌ががらりと変わるそうです。
私が見たのは冬なので真っ白で毛がふさふさですが、夏はグレーでひょろんと細いとのことです。
今のホッキョクギツネ舎は昨年5月末にリニューアルされて北極周辺のツンドラ、海岸地域に生息する彼らの環境を再現した岩場になっているそうです。
この写真ではそんなイメージは分からないけど・・・。
■レッサーパンダ小獣舎■
レッサーパンダは夜行性の動物なのであまり動かないかな・・・と思っていましたが、ちょこちょこと走り回っていました。
その様子は動くぬいぐるみといった感じで、かわいい〜。
■オオカミの森■
この写真は白と黒のオオカミが仲良く並んでいる姿ですが、この数秒前には一発触発みたいなシーンもあってお客さん達の中から「わぁ」、「おぉ」と驚きの声が上がっていました。
噛みつきそうに思ったけど、その後でこんな風に寄り添っている姿を見ると、単にじゃれていたのかな・・・?
そして、この写真の数秒後には2頭の遠吠えがありました。
■エゾシカの森■
エゾシカの森は、オオカミの森の出口から右手に入口があります。でもって、エゾシカの天敵はオオカミです。なんとも微妙な配置ですね。
その天敵のオオカミが減ったことと温暖化の影響で北海道ではエゾシカが増え、特に世界遺産である知床では木の樹皮を食べられて枯れてしまう・・という困った状況にあるそうです。
そのため、エゾシカの数を抑制し生態系を保つ目的で、エゾオオカミを再導入する検討もされているようです。
そうそう、エゾシカが頭上を通るブリッジがありますが、ブリッジは金網みたいなものなので「下を通るときはその上でエゾシカが糞尿をすると大変なことになるので気を付けてください」と飼育員の方が何度も言っていました。きっと被害者がいるんだね。
■こども牧場■
ここにはウサギ、モルモット、鶏などがいて、ふれあいタイムには実際に動物たちに触れることができます。
私は怖くて近づけなかったのですが、アオダイショウもいて、アオダイショウもなでなでできると書いてありました。
まだ生まれて間もないウサギもいて、飼育員のお姉さんが抱っこして足の裏を綺麗にしていました。
■もうじゅう館■
ここにはライオン、ユキヒョウ、クロヒョウ、エゾヒグマ、そして絶滅寸前のアムールヒョウ、アムールトラがいます。
特にアムールヒョウは日本に数頭、世界でも数十頭しかいないので見られるというのはとてもラッキーです。
写真はアムールトラです。昨年オスが亡くなって、今いるのはメスのみとのことです。 早くお婿さんが来ると良いね。
■ペンギンのお散歩(2回目)■
2回目のお散歩は14:30。14:15の時点でぺんぎん館からかなり離れたところまで人だかりができていました。最後尾までたどり着くのに100mくらい歩いたと思います。
さて、2回目はキングペンギンだけでなくジェンツーペンギンも加わりました。このジェンツーペンギンが好奇心旺盛な性格らしく、先頭を突っ走り、コースを外れてその辺の雪山に突っ込んだり、お客さんに近づいて下から顔を見上げたりと、見ていて爆笑してしまいました。
そうそう、近くにいた人がもう10回くらい来ていると話していたのですが、なんでもペンギンのお散歩は全員参加ではなく散歩する気分のペンギンだけがするそうです。
だから、お散歩の30分以上前くらいからペンギン館にいて、散歩に行くペンギンを集合させるところを見るのが一番おもしろいと言っていました。
園内には無料の休憩所もいくつかあり、そんなに広くはないのでゆったりと回れます。
それでもバスの場合滞在時間が4時間しかないので車内でパンを食べ、お昼ご飯の時間を節約したのは正解だったかな?と思いました。
ま、寒かったので終盤「豚汁」を食べて暖まりましたが。
旭山動物園の魅力は、従来の動物の姿形を見せることに主眼を置いた「形態展示」ではなく、行動や生活を見せる「行動展示」を導入したという点で、これがこの動物園の再生を実現したことは有名な話ですね。
また、園内の展示施設には手書きの説明板があり、その手作り感がまた暖かさを感じました。
旭山は標高295.2mの小さな山です。そこに作られた動物園ですから坂道も結構あります。冬季は滑り止め対策をした方が良いと思います。但し、金具の付いた滑り止めは「あざらし館」は禁止なので入る前に外す必要があります。また、入口で「滑り止めに靴に巻く縄を貸して欲しい」と言ったら、在庫があれば貸してくれると聞きました。
マイナス10度は珍しくないそうなので、防寒対策として帽子、手袋は必須だと思います。
所在地 旭川市東旭川町倉沼 開園時間 夏 期 9:30〜17:15 (入園は16:15まで)
冬 期 10:30〜15:30 (入園は15:00まで)休館日 開園期間外(ホームページにてご確認ください)と年末年始(12/30-1/1) 入場料 大人(高校生以上)800円
中学生以下は無料交 通 ホームページにてご確認ください 電話番号 0166-36-1104 FAX 0166-36-1406
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