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 平成12年2月20日(SUN)

 大町では「湯けむり文化村」ということで、酒の博物館、大町郷土玩具博物館、ヘンリー・ミラー美術館、薬師の湯(アルプス温泉博物館)の4館をセットにしたお得なチケットを販売していました。  4館合計入館料2,000円のところ割引価格1,000円です。(今回の有効期限は平成12年4月24日です)。

◆酒の博物館◆

入口  ここが入口でーす。
 「酒」と書かれたのれんがなんとなくいいねぇ。
 上の方にあるのは雀蜂の巣かな?
 よくこういうところでは入口でパンフレットをいただきますが、ここのはそのスタイルが洒落ていましたよ。
 表紙に「大福帳」と書かれていて、ちょうどとっくりとお酒を持った狸のお人形が持っているような冊子の形状でした。

 階段を上って2Fに上がると、ここには長野県酒造組合さんのご厚意で102酒造所の代表銘柄が展示されています。
 壁一面に敷き詰めるように並べられたお酒はなかなか壮観です。
 この反対側(後ろ)にはスタンプが置かれていました。
 一緒に行ったかわさん達はお酒に見とれていてどうやら気が付かなかったようです。
 ここにあったスタンプは「水汲み」、「仕込み」の様子を書いたイラストでした。
信州の清酒

日本全国の酒  さっき「信州の清酒」を見て驚いたところなのに・・・。さらに「日本全国の酒」までありました。
 その数なんと1500本ですって。
 静岡の「華の舞」もありました。
 写真はストロボが反射してしまって見苦しくなってしまいました〜。

 酒造りの道具も展示してありました。
 この写真は上から撮影したのもですが、上からと下に降りてもっと間近にと見ることができます。
 ちなみに、この樽は周りに比較するものがなくて分かりづらいとは思いますが、私の身長(157cm)よりも高かったです。
 ここでは他にお酒に関する年譜もありました。それによると未成年者の飲酒が禁止されたのは大正7年ですって。それまでは飲んでもよかったってことですね。そうか・・・お酒を飲んで暴れた未成年でもいたのだろうか・・・?
道具

看板  長野県内でこういうのってよく見かけませんか?
 そうそう、この辺の酒造は「寒仕込み」といって、雑菌の繁殖の少ない冬季のみに仕込みを行っているそうです。
 設備は近代化されつつあるものの、厳冬期の作業はなかなか大変そうです。
 新酒は12月中旬から各蔵で出揃ってきますが、この時期には冬季限定の「生酒」が楽しめます。
 通常のお酒は「火入れ」という加熱処理を2回行い酵母の活動を止めるのですが、「生酒」はそうした処理をしていないものだそうです。
 かわさんが帰りに売店で買い求めたのですが、先週で終わったとか。ほんの2ヶ月ほどしか存在しないのですね。

 地酒の試飲もできました。私は飲めないのですが・・・。
 甘口、辛口、中間(?)を取り混ぜて5種類が置いてありました。
 おちょこ代わりに新幹線の中でお茶を買ったときの蓋くらいの大きさのものが置いてありました。
 係りの人が立っているわけでもないので、好きなだけ飲めそうです。(^_^;)
 「試飲のため、おつまみの持ち込みはお断りします」という張り紙がありました。
 持ち込んで宴会でもやった人がいるのかな?
試飲"


所在地  〒298-0001 長野県大町市大町温泉郷
開園時間  AM9:00〜PM5:00(4月25日〜10月31日はPM6:00まで開館)
休館日  毎週木曜日(祝日と重なる日は開館、翌日休館)
 4/25〜10/31 無休
入場料  大人(中学生以上)400円 小学生以下 無料
 大町郷土玩具博物館との共通券 大人 700円
 小人のみの入場不可
交 通  JR大糸線・信濃大町駅下車 バス扇沢線・大町温泉郷下車(約13分)
 長野自動車道 豊科ICから北アルプスパノラマロード
電話番号  0261−22−1942
FAX  0261−22−1342


◆大町郷土玩具博物館◆

 それぞれの地方の信仰や生活習慣の中から生まれてきた郷土玩具。  ここにはそうした日本全国の郷土玩具約2400点が展示されています。  しかもこれらは郷土玩具愛好家・平沢長久さんが約40年かけて収集されたものと言うから驚きです。
信濃の玩具  こちらは信濃の玩具のコーナーです。
 長野の善光寺参詣人向けの土産玩具、城下町松本の手鞠や姉様人形、野沢温泉のアケビの蔓細工、中野の土人形などがありました。
 手鞠や鳩車の作り方も手順を追って解説されていました。

 こちらは年賀状に使われた玩具です。
 右側のは神農(しんのう)さんの張り子の虎です。
 前の会社が薬品会社だったから、なんだか懐かしかった〜。
年賀状の玩具 年賀状の玩具

所在地  〒298-0001 長野県大町市大町温泉郷
開園時間  AM9:00〜PM5:00(4月25日〜10月31日はPM6:00まで開館)
休館日  毎週木曜日(祝日と重なる日は開館、翌日休館)
 4/25〜10/31 無休
入場料  大人(中学生以上)400円 小学生 200円
 大町郷土玩具博物館との共通券 大人 700円
交 通  JR大糸線・信濃大町駅下車 バス扇沢線・大町温泉郷下車(約13分)
 長野自動車道 豊科ICから北アルプスパノラマロード
電話番号  0261−22−1942
FAX  0261−22−1342


◆ヘンリー・ミラー美術館◆

 20世紀を代表するアメリカの文豪・・・とのことでしたが、無知な私は知りませんでした。(^_^;)
 著作の傍ら水彩画家としても活躍され、その作品が展示してありました。彼の作品が常設展示されているのはここが世界で唯一だそうです。
 水彩画、シルクスクリーン、リトグラフ約110点を展示。自由で素朴な絵で、かわいい色使いのものが多いかな?という印象を受けました。
 しかしこの人すごいね。5回も結婚していて、死ぬ間際には愛人がいたんだって・・・

チーズケーキ  美術館に併設された喫茶「北回帰線」のケーキセットです。(「北回帰線」というのはヘンリー・ミラーのデビュー作だそうです)
 自家製ケーキはチーズケーキ(スフレタイプ)とショコラの2種類。私が頼んだのはチーズケーキです。
 コーヒーは水出しコーヒーでした。いずれもおいしかったです。
 ママさんは気さくな方で、チーズケーキの作り方も教えてくださいました。
 お値段は700円でしたが、メニューには「ケーキセット 700円〜」となっていたので、ケーキの種類によって値段が違うのかもね。

残念ながらこの美術館は2001年10月末で閉館となってしまいました。
喫茶店もなくなってしまったのかなぁ・・・。ケーキおいしかったのに。
所在地  〒298-0001 長野県大町市大町温泉郷2811
交 通  JR大糸線・信濃大町駅下車 バス扇沢線・大町温泉郷下車(約13分)
 長野自動車道 豊科ICから北アルプスパノラマロード (約30分)


◆薬師の湯(アルプス温泉博物館)◆

薬師の湯  入って左手に靴箱がありました。靴を入れてどんどん中に入っていきました。
 「温泉博物館」ということもあって、中央に位置したラウンジには温泉に関することが書かれたパネルがかけられていました。リクライニングのイスもあってくつろげました。
 お風呂は入口入って右手のが新しく、左手のが古いのかな。そんな感じがしました。
 人の入りは右手の方が多かったのですが、左手の方は空いていました。左手のお風呂に向かう廊下は冷え込んでいたからねぇ・・・。それに右手の方は北アルプスを望む露天風呂もあります。
 その代わりということでもないと思いますが、左手のお風呂の方はちゃんとロッカーがありました。右手のはザルだけでした。
 ところで・・・せっかくチケットを持っていたのに、どこで回収していたんだろう?これってヘタすると無料で入られちゃうんじゃないのかな??

所在地  〒298-0001 長野県大町市大町温泉郷
開園時間  AM4:00〜PM9:00(4/25〜10/31)
 AM8:00〜PM9:00(11/1〜4/24)
休館日  年中無休
入場料  大人 500円 小学生以下 300円
交 通  JR大糸線・信濃大町駅下車 バス扇沢線・大町温泉郷下車(約13分)
 長野自動車道 豊科ICから北アルプスパノラマロード (約30分)
電話番号  0261−23−2834
FAX  0261−23−4190


◆おまけ◆

 近くに電車が落ちていました。
 森林鉄道と書かれていました。昔、この辺で活躍したのかな?
 解説の看板らしきものがあったのですが、雪が深くて近づけませんでした。
 春になったらどなたか見てきてください。(^_^;)
森林鉄道




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