ADSLについて
スガ
平成13年に入り、政府の「IT化政策」により、インターネットへの接続環境は「INDS」から「ADSL」を
中心としたブロードバントへ大きくシフトしてきています。
そこで、このページでは「ADSL」に付いての簡単な説明と、加入方法・設定方法について説明いたし
ます。
「ADSL」とは
ADSLとは「Asymmetric Digital Subscriber Line」=非対称ディジタル加入者線=の略語で、従来
のアナログ電話回線を使用し、通常の低周波の「電話」の上に「高周波」のデータ信号を乗せて、これ
で高速のデータ通信を行います、このため距離による減衰が激しく電話局から2KMを越えるとスピーと
が大きく低下し、4KMが限度といわれています。
そして、各家庭の端末において「スプリッター(分配機)」を通すことによって、「電話」と「データー信号」
を分離しするため、同時に電話とデーター通信が使用が可能となります、また最大ケーブル長は「スプ
リッター→モデム」間は5m程度、モデム(ルータータイプ)→端末間100Mまで可能です、「USBタイプ
の場合は3M程度」です。
=スピードはISDNの20倍程度=
データーのスピードは、非対称というように、下り(インターネット上のデーターをパソコンへ)と上り
(パソコンのデーターをインターネットへ)ではスピードが異なり、1.5Mタイプで下り「1.5M」・上り
「512K」となっています。
また13年の後半から「8Mタイプ」が実用化され、これは「下り8M」・「上り1M」のスピードとなってい
ます、ただ8Mタイプは1.5M以上に距離による信号の減衰が大きく、実用距離は2K程度のようです。
加入方法
ADSLはNTTのサービスですので基本的にはNTTに申し込むことになりますが、これとは別にプロバ
イダーがサービスの一つとして第二種通信事業者(イー・アクセス、アッカ等)と契約し、プロバイダを通
して申し込む方法の2通りあります。
いずれの方法で申し込んでも、申し込み後NTTにおいて「回線適合検査」が行われ、利用の可否の
連絡があります。
=現段階ではプロバイダー経由での申し込みの方が安いです=
BIGLOBE申し込み=http://www.biglobe.ne.jpの画面中央の「ADSLサービス」からは入れます=
詳細はBIGLOBEカスタマーサポート 0570-00-0962 で確認してください。
加入に当たり、通信方法としてモデムのタイプの指定をすることが出来ます。
1 「USBタイプ」(1.5Mタイプのみ)
スプリッターに後に「USBタイプのモデム」を接続し、そこから直接「USB」ケーブルで゜パソコン
のUSBに接続するだけで通信が可能です、ただしこの場合「windows98 Se」又は「windows
Ms」のプリインストールマシンであることが前提で、バージョンアップマシンは動作保証していな
いようです。
2 「ルータータイプ」
モデムからLANケーブルを使用して、パソコンの「LANポート(ノートの場合はLANカード)」に接続
します。
注 NTTの場合は「ブリッジタイプ」の為、複数台接続の場合別にルーターを用意する必要があ
ります。
=LANポートと(ハブと)ケープルは自分で用意する(設定の要あり)=
ルーターとHUB(ハブ)を介して複数のパソコン・プリンター等のLAN接続や、複数のパソコンでイ
ンターネット利用が可能となります。
=「USBタイプ」は簡易接続版で「ルータータイプ」がこれからの主流しなると思います=
注意 「NTT」への直接申し込みは「ルータータイプ(ブリッジタイプ)」のみとなり、「USBタイプ」は
有りません。
利用料金(1.5Mタイプ)
1 NTT
初期費用 DIYタイプ 2800円 NTT工事 14000円
月額使用料 モデムレ(ルータータイプ)ンタル料 550円
ADSL利用料 2900円+プロバイダー料金(2000円前後)
2 プロバイダー申し込み(BIGLOBE)
@ イー・アクセス
初期費用 USBタイプ 11700円 ルータータイプ 17500円
回線申込手数料 4000円
宅内モデム設置工事 13000円で依頼が出来る
これとは別にNTTから2000円にの請求あり
月額使用料 2980円(プロバイダー利用料を含む)+187円(NTT回線使用料)
9月30日までの申込者 月額使用料 3月間 2830円
A アッカ・ネットワーク
初期費用 USBタイプ 14000円 ルータータイプ 18000円
回線申込手数料 2500円 8月31日まで無料
これとは別にNTTから2000円の請求あり
☆ 15000円で別途宅内モデム工事の依頼が出来る
=USB・ルータータイプの接続まで=
月額使用料 3980円(プロバイダー利用料を含む)+187円(NTT回線使用料)
接続設定の方法
NTT・プロバイダーからの申し込みを含めて、設定のための「CD−ROM」が添付されているのでこれを
使って設定を行いますが、指示通りに進めて行けばほぼ間違いなく設定が出来るようです。
なお、ルータータイプの場合、LANケフール(=ストレート=)及びLANボード(カード)を事前に用意する必
要があります、USBタイプについてはケーブルが付属されているようです。
ADSLの接続には「ID」・「パスワード」が必要ですが、「ID」については接続のIDにプロバイダー名をつけ
たものとなります、パスワードは接続に使用しているものをそのまま使用します。
=shf48031@biglobe.ne.jp
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1 パソコンに「LANボード」を取り付ける
@ 「LANポート」はパソコン本体のケースを外し、PCI拡張スロット(通常2つある)のどちらかに挿入しま
す、これ結構堅いですので確実に挿入してください。
A カバー取り付けた後、電源スイッチを入れます。
B 「新しいハードウェアの追加ウイザード」が表示されますので「次へ」をクリックします。
C 続いて「検索方法を選択してください」となるので、「使用中のディバイスに最適なドライバーを検索す
る」にチェックを入れて、「次へ」をクリックします。
D FDD装置にメーカーから提供された「FD」を挿入し、検索場所の指定にチェックを付けて「参照」また は▼をクリックし、A:¥を指定します。
=メーカーによってはFDの中でフォルダー分けされている場合がありますので、その場合は
「検索場所の指定」の▼でそのフォルダーまで指定します=
E 「新しいドライバーは・・・・次の場所から検索されます」の画面となるので「次へ」→「次へ」をクリック
します。
=なお、この途中で「windows95/98のシステム」の要求がある場合にはc\windows\option\cabs
を指定します=
F これで完了です、「完了」をクリックします。
ここで「再起動」の要求が出た場合は再起動してください。
G 続いて正常に動作しているかの確認です、「スタート」→「設定」→「コントロールパネル」で「システム」
をダブルクリックします。
表示された画面から「ディバイスマネージャー」タブをクリックし「ネットワークアダプタ」をクリックしま
す、ここに取り付けた「メーカー名のFastEthernetAdapter」が表示されているはずですので、それを
選択して、したの「プロパティ」をクリックします。
H ここで表示された画面で「このティバイスは正常に動作しています」と表示されていることを確認して
ください。
続いて「リソース」タブをクリックし「競合するデバイスはありません」と表示されていることを確認
します。
更に「電源の管理」タブをクリックして「節電のためにコンピューターでこのデバイスの電源をオフに
出来るようにする」のチェックを外す(方がいい場合がある)。
I 続いて「電送モード」の設定確認です、「マイコンピューター」→「コントロールパネル」→「ネットワーク」
をクリックし「ネットワークの設定」タブの中で「・・・・EthernetAdapter」を選択して「プロパティ」をクリッ
クし、更に「詳細設定」タブをクリックします、ここでプロパティの中から「ConectionType(リンク速度/
二重モード)」をクリックし「値」に「AutoNegotiation(自動モード)」となっていることを確認または指定し
てOKをクリックします。
2 パソコンに「LANカード」を取り付ける
@ パソコンのカードスロットに「LANカード」を挿入して(カプラレスの場合は上)パソコンの電源を入れま
す、後は「LANボード」と同じです。
=工事依頼された方はこれで完了です、後は業者の作業となります=
スプリッター・ルーターの取り付け
1 スプリッター
スプリッターは、電話線で送られてくる「電話の信号」と「インターネットの信号」を分離する物です。
このため、各家庭に引き込まれている電話線の一番前に取り付けます、1本の電話線を1階と2階に
分けている場合、分けているところの前につり付けます。
スプリッターより前に「電話」・「電気・ガスの自動検針装置」等がある場合は、スプリッターより後に取り
付け替えします。
☆ スプリッターから電話機までの距離は自由です。
☆ スプリッターから「モデム」までも自由の筈ですが、メーカーは3〜5Mと言っています。
2 モデム
「USB」タイプの場合、モデムから「USBーブル」でパソコンの「USB」に接続で電源供給も含めて完了
です。
「ルーター」タイプ
提供されたモデムは通常そのままで使用出来ますが、次の点は確認してください。
☆ ディップスイッチ
「MID=クロスケーブル用=」・「MID−X(ストレートケーブル用)」を「MID−X」となっているかを
確認する。
ルーターのインストール
機器と一緒に提供された「マニュアル」により「CD−ROM」でインストールを行います、「ルータータイプ」
の場合「ID・パスワード」はルーターの中に記録されます、設定の途中で「ID・パスワード」の要求があり
ますので「ADSL用のID(abc12345@biglobe.ne.jp)」と「従来のパスワード」を入力します。
詳細はルーターのメーカーにより異なりますのでマニュアルを参照してください。
「ルータータイプ」で用意するもの
1 「LANカード(ポート)」
LANカードには10BACE(10M対応) 100BACE(100M対応) 1000BACE(1000M
対応)と3つの規格がありますが、将来に備えて100BACE対応が無難と思われます。
金額的には「PCIスロットタイプ」で2〜3000円程度、「PCカードタイプ」で3〜4000円程度です。
☆ PCIスロットタイプはディスクトップの拡張スロットに取り付けます(多少設定が必要)。
☆ PCカードタイプは主にノートのPCカードスロットに挿入して使用します(多少設定が必要)。
=カプラ付きとカプラレスがあります、「カプラレス」の方が部品が1つ少ない=
2 「LANケーブル」
100BACEでも使用可能なストレートタイプのカテゴリー5を使用するのが無難でしょう、金額的には
5Mで800円程度です。
3 「HUB(ハブ=分配器)」 =ルーターの後ろに複数のパソコンを接続する場合=
ハブには「リピーターハブ」と「スイッチングハブ」がありますが、個人使用ならばリピーターハブで十分
で10BACE又は10BACE100BACE両対応モデルで5ポート程度のものを使用します、金額的に
は3000円程度です。
これで終わりです(^_-)