横須賀市☆町・地域猫活動記録45

2001/9/1
キジトラ女の子お見合い。
ノラ☆パパが休日出勤で車を使えないため、キャリーバッグに入れて、杉並区まで電車で出かけた。事前に子猫にとって一番負担がなさそうなルートをチェックしておいたので、そう混雑した電車や雑踏を移動することもなく、チビ子も終始とても静か。最寄り駅に橋爪さんとお父様が車で迎えにきてくださっていて、お家に案内されると、今度は妹さんとお母様が待ちかねたように満面の笑顔で迎えてくださった。先住猫のポン太ちゃん(都内の保健所から引き取った女の子)を刺激しないよう、まずはそ〜っとお披露目。チビ子はキャリーバッグの中に座っていれば落ち着いた様子。隣の部屋の奥〜の方から、ポン太ちゃんも興味津々「なに、なに?なんかいるの〜?」とのぞいている。ゆっくりお話をうかがい、しばらくポン太ちゃんとの相性を見ていただき、大丈夫であれば、正式に家族に迎えていただくことになった。帰りの電車は空のキャリーバッグを持って一人きり。ちょっぴり寂しい。チビ子、幸せになるんだよ☆彡

夜遅く、はなりんさんが子猫たちへの支援フードを届けてくださいました。どうもありがとうございます。

2001/9/2
北谷さん経由、藤沢の某動物病院で知り合ったネット環境にない方からの依頼で三毛猫の里親さん募集を始める。ゴミ袋に乗せて川に流されていたところを保護された猫ちゃん。保護した方はひどい猫アレルギーの持ち主で、「保護しても自分で一生面倒を見るのはできないし・・」と迷いつつも、目の前で流されていく子猫を見て放ってはおけず、川から救いあげてくださった。見放されていたら消えていた命。助けてくださって本当にどうもありがとうございます。

某スーパーに貼られた里親募集のポスターを見た男性から電話あり。完全室内飼いをするのは無理だというのと、くちゃくちゃ何か物を食べながら話しているだらしない雰囲気が嫌だったので、丁重に辞退して電話を切ろうとすると、さんざん八つ当たりされてしまった。気分悪っ!!

2001/9/4
友達の真弓ちゃんが先月保護した子猫、里親さんが決まった矢先に死んでしまった。まだほんの小さな子猫は初乳の免疫がきれる頃こんな風に突然発病して息絶えることがある(T_T)

仁美さんから電話。避妊・去勢手術キャンペーンの場所が決まったとのこと。3日間で約100匹の手術と同時に、街頭募金活動をする予定。

2001/9/5
週末のキャンペーンの件で、武澤さん、仁美さんから電話。今回は横須賀市内初の街頭募金活動ということで、横浜市内で街頭募金活動をした経験を活かし、わたしはそちらのお手伝いに回ることになっている。人手が足りないので、協力者も探さなくては。

ゆかりちゃんちに預かってもらっている鎌倉市◇町の猫たち、相変わらず目の具合が悪く、身体中にこびりついたしらみの跡もなかなか取れない。

子猫希望のメール3通届く。中には怪し気な内容のものも(T~T)
江戸川区のCHOさんから相談メールあり。まちょんぷさん経由、ご近所のボランティアさんを紹介していただく。

2001/9/6
会社のMさんに頼んで、かかりつけの動物病院に里親募集の貼紙をしていただく。
街頭募金の時に使用するパネルのコピーを武澤さんへFaxし、内容を確認していただく。 今回手術をする地域の猫たちは、武澤さんが春以来ずっと気に懸け、根回ししてきた場所。無事に終了するよう出来るだけ応援したい。ネットで知り合ったSさんからもご夫婦揃って8日の募金活動に参加してくださると連絡があった。どうもありがとうございます。

葉山在住の写真家が引越を理由に借地内で暮らす全ての猫の里親探しを始めた。それも雑誌「NEKO」創刊号の巻頭特集で、だ。呆れた。写真の猫たちの中には病気っぽいひどい顔をした子もいる。この写真家は、昨年「猫びより」創刊号で"猫の楽園"をテーマに特集記事が載って以来、「産めよ、増やせよ、敷地から出て行くなら勝手にどうぞ」式の飼育方法にあちこちから批判の声が寄せられていたのだが、自分達ではどうすることもできなくなり、とうとう引越を余儀無くされたのだ。「精一杯手を尽くしてきました」だの 「無責任じゃないから里親探しをしてるのに、どうして怒るんですか?捨てることだってできるのです」だのトンデモナイ的外れの釈明をしているが、この夏に生まれた子猫がいるのはどうしてだろう?やはり問題を解決するには避妊・去勢手術しかないと思う。 今まで少なからず猫で利益を得てきたのだから最後くらい開き直らずにもっと真剣に猫を大事にする姿勢を見せてほしかった。多頭飼い崩壊家庭の飼い主さんに共通してると言えばそれまでだけど、自分の置かれている状況が全く見えてない(当人は見えてるつもり?)。先月手術した鎌倉市◇町も似た様なものだった。ただひとつだけ違うのは、お金の問題さえクリアできれば手術をして、これ以上猫が増えたり、死ぬのをストップさせたいという気持ちがあったことだ。ほとんど何の手も打たずに、家を追い出されることになったから猫は連れていけない、ではお話にならない。被害を受けるのはいつも罪のない猫だ。 葉山で活動しているボランティアさんを存じ上げているだけに、なおさら腹が立つ。

2001/9/7
朝、誰かが掛け布団におしっこ。トイレ砂を変えたのが気に入らなかったのかな。
先日メールを頂いたきじとら〜ず兄弟希望の野村さんと電話でお話する。
2001/9/7〜9

<地域猫対策フォーラム☆活動報告>

横須賀・三浦市は、長年にわたり、多くのボランティアが地道に活動を続けている地域だ。 その点々とした活動をネットワーク化し、牧島県会議員とも力を合わせ、行政へ働きかける会として、 武澤さんや中川さん達が中心となり、今年の5月に「地域猫対策フォーラム」が発足された。 7月には横須賀市保健所・生活衛生課や横須賀市動物愛護協会担当者と議員、ボランティアの初の合同ミーティングがもたれている。 今週末は、会の発足当初から問題とされていた市内某所で繁殖した猫たちの手術と街頭募金活動を同時進行で行った。

参加ボランティアは総勢約20名。
某学校の理科室をお借りし、市外ボランティア獣医のご協力で、金曜日から今日までの3日間に84匹を手術。 お揃いの黄色いTシャツを着て頑張った土日の街頭募金(汐入・横須賀中央駅付近)には92,596円の善意のお気持ちを頂戴することができた(^o^)v

短期間に多数の猫の手術をすることは以前にもあったが、横須賀市内でボランティアが合同で街頭募金活動をするのは初めて。最初は町の方々からどの程度の反応があるのか不安もあった。 でも、実際にビラを持って町に立ち、大きな声で呼び掛けてみると、予想以上に多くの方が関心を持ち、足を止めてくださったことに感激(*^-^*)

小さな手におサイフを握りしめて駆け寄ってきてくれた小学生、「こういう活動をしている人がいるのが分かって本当に嬉しい」と声を弾ませるおばさん、「暑いのに大変だね」とアイスを差し入れてくれたホームレス風のおじさん(大変なのはおじさんだよ〜^^;)。一人一人に感謝の気持ちでいっぱいだ。

あいにくの雨降りで日曜日はほとんど募金活動が出来なかったのがちょっぴり残念。わたしは横須賀芸術劇場周辺に立ったのだが、雨を避けて建物側に寄ったら、 ちょうど開催中の吹奏楽東日本大会のお客さんたちが目の前にずら〜っと並んでしまって、それも6列、まさに壁!!横須賀中央駅前組みは「カレーの町・横須賀」の黄色い旗印の下に、黄色いTシャツがマッチしてかなりの注目度だったみたいだ(笑)

行政、町内の皆様への周知活動を十分に行ってからの活動だったのに、今日になって獣医師会より「こういうことをするのを町の人達に知らせる必要はない」というわからんちんなクレームもあり、獣医師サイドとの深〜い溝も実感した一日だったが、それ以上にたくさんの町の方たちの気持ちを、ずっしりとこの手に感じることができ、非常に有意義な体験だった。

ねこだすけさんからお借りした地域猫啓蒙用パネルがカラフルでとても分かりやすく、目をひいたのも街頭募金成功の大きな要因だったと思う。ねこままさん、ありがとうございました。そして、一緒に街頭募金活動をしてくださったSさんご夫妻、かおるさん、てんママさんご夫妻、福田さん、仁美さん、お疲れさまでした!!