地上から立ちのぼる暖かなロウソクの明かりの中で、
虹の橋の番をしている神様がその腕に大空を包みこむと、
子供たちの可愛い手に、そして、動物たちの前に、聖なる贈り物が置かれます。
あふれんばかりの喜びに満ちてほどかれたリボンが、
優しい風にのって、降り注ぐ天使のきらめきの中に溶けていきます。
贈り物が入った箱の金色の蓋を開けると、
まばゆいオーラが天を満たし、地球のまさに中心に届かんばかり。
どの箱からも、なによりも素晴らしい贈り物が立ちのぼります。
それは − 永遠に変わらない、無償の、すべてを包み込む愛。
神様の祝福を受けたこの愛の贈り物は天国の大切な魂をくるみ、
その心をきらきらと輝くかがり火で暖め、
天使たちから、このうえなく素晴らしい歌声が流れ出します。
時計の鐘が真夜中を告げると、天と地の隔たりが消え・・・
クリスマスイブのこの瞬間、
神様とその子供たち、天使たち、そして虹の橋に集う動物たちからのメッセージが、
解き放たれた愛の翼にのって、地上の愛するあなたの元に届けられるのです。
さあ、心を開き、耳をすましてごらんなさい。
あの懐かしいあなたの天使の声が、
耳もとでそっとクリスマスのメッセージを囁くのが聞こえるでしょう。。。
「いつも、そして、ずっと一緒にこの気持ちを分かち合わせて。
必要な時は、すぐ側に、ここにいます。
あなたを残していったわけじゃない。いつも心の中に生き続けていますから。
虹の橋へ続く道をあかあかと照らすロウソクの灯のように、
この愛は永遠に変わることはありません。
いつか必ずまた会える、その日を辛抱強く待っています。
大好き、大好き・・・あなたを心から愛しています。」
(日本語訳/ノラのママ)
このお話の著作権は作者のTerri Onoratoさんが所有しており、
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