メイド・イン・ジャパ〜ン


今は昔...ロンドンに行ったときのこと。
まぁー当然ギャルソンには行くわな。ということでとことこ探し求めてお店に到着。
感激からか?ダンナは勢いをこめて扉を開けた、
ダーン!ガラスの振動音・・・鍵がかかっていたのだ。

ここは日本じゃない、しまった、恥。と、思う間もなく感じのよいスタッフが扉を開けてくれた。
あっ、そうか入り口に呼び鈴があったのか。
そんなこんなでお店に入った直後、典型的なメイドインジャパ〜ンオタクが私達の恥を利用してスマートに入ってきた。そういえば彼等あそこの角から私達の後ろにいたよ。うまいことやってくれるじゃん。

店内にはダンナの着ている服と全くおなじものが、信じられない程高価な値段で置いてあった。
ウワサに聞いてた通り海外のショップはめちゃくちゃ高い。
これじゃ記念に靴下の一つも買えないじゃん、と思っていたところメイドインジャパ〜ン達も顔から血の気が引いたような表情で私達の後をつけてきたのだ。私達だって怖いのに、あてにしないでよ。
地下に降りれば奴等もついてくる。おいっ、こんな所でだるまさんがころんだ..かい?
頼むっ、自分達のぺースで歩いてくれ。

結局何も買わずに店を後にした私達。出るときは何故か四人一緒だった。
しかも帰りの飛行機まで一緒だったとは。なんてことはない、私達もメイドインジャパ〜ンなのだった。



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