AKIKOが見たおたくの生態 part3
〜ぶしつけなおたく達


「おたく」というと、ひとり自分の世界に入っているものと思いがちだった私。しかし、世の中は広い?
複数のおたくが徒党を組んでShopを闊歩していることもあるのだ。「おたく」の複数形...つまり
「おたく達」とでもいうのだろう。(ヘンなの)
私が見たおたく達は、ちょっと失礼だったのである。ある日、行き慣れた店で主人はパンツを探していた。
なかなかピンとくるものがないらしく、試着に次ぐ試着をしていた時に事は起きていた。フィッティング
ルームの横、レジカウンターの周りでは、おたく達が好き放題に商品を広げていた。(買いもしないくせに)... そこへ、一本目のパンツをはいて主人が出てくると、奴らの視線がサーっとそちらに動いたのだ
続いてニ本目のパンツ。やっぱりサーっと視線がやってくる。確かに他人がフィッティングルームから出て来ると興味が湧いて見てしまうものだけど、あくまでも一瞥、チラっとじゃない。でも奴らの視線はじーっと人の試着の一部始終を追っていたのだ。さすがに当人は気分を害し始めていたし、離れて見ていた私でさえ、その視線は気になった。主人はタイプの違うちょっと変わったデザインのパンツを幾つか試着させて貰っていたので奴らの興味を引いたのか?三本目の試着の時、腹が立っていた夫は、店員さんに事情を話して奴らのぶしつけな視線を遮る位置に立ってもらったのだった。普通ここまでさせるか?
おまけに最後、こちらが会計をし、包装をして貰っているというのに奴らカウンターから離れず随分大きな態度でおしゃべりなんぞしているではないか!  ひとこと言ってやる。


 『おたくさん?
  
買わないのなら、出てってくれないかナァー』



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