初版2000年9月3日
LANのアクセス方式
現在主流LANのアクセス方式は、CSMA/CD方式(Ethernetで用いられている)と
トークンパッシング方式(トークンリングで用いられている)です。
[CSMA/CD方式]
CSMA/CD(Carrier Sence Multiple Access With Collision
Detection:搬送波感知多重アクセス/衝突検出方式)方式は、イーサネットLANで用いられ、もっとも
普及しています。
1 各ノード(各PC等が該当します)は、ケーブル上にデータが流れてないかリンクパルスにより検知します
2 データが流れていないときデータを送出できます
3 送出データには、宛先アドレスと送信元アドレスが吹かされています
4 送出データは、LAN上のすべてのノードに流されます
5 各ノードは、宛先アドレスを見て、自分宛なら、受信します
6 タイミングにより複数のノードが同時にデータを送出することがありえます。
→ケーブルまたはHUB上でデータの衝突・破壊(コリジョン)がおこります
7 データの衝突・破壊は、ジャム信号によって各ノードに通知されます
8 各ノードは、ランダムな待ち時間待機し、データを再送します
[トークンパッシング方式]
リング型LANでのアクセス方式です。FDDIでは改良型のアペンドトークンプロトコルを用いています。
1 フリートークンがLAN上を巡回し、フリートークンを取得できたノードが送信できます
2 送信元は、送信元アドレスと送信先アドレス・ビジートークンをつけたデータを送信先に送ります
3 受信元はね自分宛のデータをコピーします
4 受信元は、受け取り印をデータに付加し送信元に返します
5 送信元は、データが返ってくると、データを開放しフリートークンを巡回させます