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LMHOSTSファイルの作り方


 LMHOSTSファイルは、IPアドレスとコンピュータ名・ドメイン名の名前解決に用いられます。

 作成するのに必要なもの : テキストエディタ

 ファイル名       : LMHOSTS   (拡張子はなし)

 ファイルを置く場所   : Windows95/98
                 → Windowsをインストールしているフォルダ(普通は¥Windows)
               WindowsNT/2000/XP
                 → ¥(WindowsNTをインストールしているフォルダ)
                   ¥System32¥Drivers¥Etc

  <構文>

   (1)各項目は1個以上の空白で区切る
   (2)「IPアドレス(空白)コンピュータ名」 で記述
      例 192.168.1.4 PASO1

   (3)大文字/小文字の区別はない
      注意! WindowsNT/2000で使用しPDCを記述するときは、ドメイン名を大文字で記述してください。Windowsの障害です。

         http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;JP262655

   (4)1行に1コンピュータ名 分を記述する
   (5)コメントは「#」を先頭につけて記述する
     ただし、特殊キーワードでも使用される

  <特殊キーワード>

   #PRE         : あらかじめ情報をNetBIOSネームキャッシュにロードしたい行につけます。
               ※必ず大文字で記述してください
               NBTSTATコマンドで情報を追加することもできます(「NBTSTAT -R」)。
               #INCLUDEキーワードには、必ずつける必要があります。

   #DOM:domain     : コンピュータとドメイン(ドメイン名はdomainに記述します)を関連付けます。
               ルータの先にあるドメインにログオンするとき記述します。#PREといっしょ
               に使いましょう(しかも、#DOMキーワードの前に記述する)。
               (Max 25メンバまで登録できます)               

   #INCLUDE filename  : filenameで指定されたファイルを検索します。ネットワーク上のサーバにある
               ファイルを利用するときは、サーバに関する記述の後の業に置く必要があり
               ます。
                #PREも記述する必要があります(ないと無視されます)

   #BEGIN_ALTERNATIVE  : 複数の#INCLUDEをグループ化します。複数の同じ内容のLMHOSTSファイルを
     〜         持つサーバを順に参照していき。1サーバでも成功すると、OKとなります。
   #END_ALTERNATIVE    例.
                 192.168.1.2 server1 #PRE #DOM:pdcever
                 192.168.1.2 server2
                 #BEGIN_ALTERNATIVE
                 #INCLUDE \\server1\public\lmhosts   #ソース
                 #INCLUDE \\server2\public\lmhosts   #バックアップ
                 #END_ALTERNATIVE

   \0xnn        : NetBIOS名の16文字目(特殊文字)を記述するときに使います。
               通常のNetBIOS名の後16文字目16進数の値を(nn)に記述します。
               記述の再には、ダブルクォーテーション(””)でNetBIOS名を囲み、
               16文字目になるまで空白で埋める必要があります。
               LANManagerでは、利用できないキーワードです。

                例.
                 192.168.1.2 "server2    \0x14"

                   (1)Windows9xセグメントマスタブラウザで「\0x1b」を指定したプライ
                     マリドメインコントローラ行を追加すると、ルータを超えてコンピュータ一覧を
                     取得できるようになります

                       http://www.microsoft.com/JAPAN/support/kb/articles/J030/0/16.htm?LN=JA&SD=SO&FR=0

                   (2)Windows2000において、WINSなしでルータを超えてWindowsNT
                     ドメインに参加するには、「\0x1b」を指定したドメインコントローラをコンピュータ行を大文字で追加します

   #MH          : 複数のネットワークアダプタをもつ(IPアドレスを持つ)コンピュータを
               定義します(Max 25アドレスを割り当てられます)

   #SG:group      : 特殊グループを追加します(Max 25メンバまで登録できます)

 

関連:Windows95/98でルータを超えた先のパソコンの共有フォルダを利用するには?


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