第4版2001年9月29日
第3版2001年9月25日
第2版2001年9月23日
初版2001年9月22日
ウイルス「Nimda」対策


多数のユーザが感染したワーム Nimda の対策です。
(なお、本情報は2001年9月28日までの情報によりかかれたものです)


◆対策を検討すへき環境◆
 1.InteretExplorer5/5.01/5.01SP1/5.5/5.5SP1がインストールされている
  (4.Xも対象となるという情報もあります)
  注意! 「利用の有無」ではなく「インストールされている」ことで検討の対象となります

 2.Internet Information Server 4.0および5.0がインストールされている
  注意! 「利用の有無」ではなく「インストールされている」ことで検討の対象となります

◆対策◆
 1.InteretExplorer5/5.01/5.01SP1/5.5/5.5SP1がインストールされている場合

  (1)InteretExplorer5.01SP2/5.5SP2/6にアップグレードします
    注意! InteretExplorer6の最小構成インストールではダメです。

  (2)アップグレードできないならInternetExplorerのパッチを適用します
   不適切な MIME ヘッダーが原因で Internet Explorer が電子メールの添付ファイルを実行する (MS01-020)

  (3)アンチウイルスソフトのパターンファイルや定義ファイルをNimda対応のものに更新する

    トレンドマイクロ  パターンファイル941以上(駆除は942以上) エンジン5.200以上
    McaAfee      ウイルス定義ファイル4159以上 エンジン4.0.70以上
    シマンテック    2001年9月18日よりダウンロード可能になったもの
    F-Secure      2001年9月19日17:12リリースパターンファイル以上
    CA          InoculateIT 4.x:シグネチャ28.06以上  InoculateIT 6.0:シグネチャ23.46.06以上

 2.Internet Information Server 4.0および5.0がインストールされている場合

  マイクロソフトのセキュリティパッチを適用します

  Windows2000: 2001 年 8 月 15 日 IIS 用の累積的な修正プログラム (MS01-044)
               (SP1ないしSP2適用後に利用します)

  WindowsNT  : SRP (セキュリティ ロールアップ パッケージ)
          2001 年 8 月 15 日 IIS 用の累積的な修正プログラム (MS01-044)

◆対策の注意点◆
 1.対策済みInternetExplorerで感染サイトにアクセスすると、「readme.exe」ダウンロードの警告がでます。
  「キャンセル」をえらべばよいでが「上記の場所から開く」を選び「OK」を押すとやっぱり感染します。

 2.サーバにもInternetExplorerが入っているので対策を忘れないでください

 3.アンチウイルスソフトにより駆除が成功しても、破壊されたファイルは戻りません

 4.新規に買ってきたPCやOSを再インストールするときにも対策を忘れないでください。対策をしてからインター
  ネットに繋ぎましょう

◆不幸にしてNimdaに感染したら◆
  速攻駆除しましょう。

 1.アンチウイルスソフトベンダーから駆除ツールと駆除方法が提供されています
   トレンドマイクロ 日本ネットワークアソシエイツ シマンテック

 2.破壊された「riched20.dll」(ワードパッドで使用するファイル)をインストールしなおして復旧します

 注意! エクスプローラ等で nimda によって作成されたファイルを削除するときは、InternetExplorer対策
     後か、「フォルダオプション」→「全般」タブの「Webの表示」を「従来のWindowsフォルダを使う」にしてから行い
     ましょう。でないとクリックした自転で発症を繰り返すため、きりがありません・・(^^;)

 3.Windows2000/NTでは、Guestアカウントの権限も直しましょう。

 4.フォルダ共有もなしましょう

◆ありがちな感染◆

 1.InternetExplorer未対策状態でNimdaメールをOutlookやOutlookExpressで見てしまった(プレビューウインドウで開かれてもダメです)

 2.InternetExplorer未対策状態でNimdaが作成した xxxx.eml ファイルをエクスプローラ等で選択(クリック)してしまった

 3.InternetExplorer未対策状態でNimdaにより改ざんされたホームページを見てしまった

 4.IISにセキュリティパッチを適用していなかった


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