第5版2000年11月3日
第4版2000年10月20日
第3版2000年8月20日
第2版2000年7月17日
初版2000年6月27日 第6版2000年12月23日
NTTの「フレッツ・ISDN」サービスは、どういうものなの?/MacでフレッツISDNに接続するとすぐ切断されてしまうのですが・・?
NTTの「フレッツ・ISDN」は、ISDN定額接続サービスです。
1.概要
(1)NTT東日本・西日本がもつ地域IP網経由にてインターネットに接続するサービスです
(本当は・・企業向けにインターネットを利用しないことも可能です)。
(2)2000年11月末 現在は、ISDN 1契約につきBチャネル1ch(64kbps)のみ利用できるよう
になっています。
(3)NTTから提示される番号に接続します。
<<ユーザからプロバイダまで>>
ユーザ−−−ISDN(Bch)−−−NTT(地域IP網 64kbps/8ユーザ)−−−◎POI−−−1.5Mbps ディジタル専用線/0.3M〜135MbpsATM専用線−−−プロパイダ
2.料金
(1)月額利用料 4,500円(定額)
(2)工事費
基本工事費 1,000円
(1工事ごと)
交換機等工事費 1,000円
(注1)
インターネットのご利用にあたっては、月額利用料のほかISPの利用料金が必要となります。
(企業向けにインターネットを利用しないことも可能です)
(注2)通常通話・NTT指定番号以外への通信には、INSネットの通信料が必要となります。
3.プロパイダへの接続
普通のダイヤルアップ接続は、プロパイダの用意したアクセスポイントにダイヤルアップ接続
します。しかし、IP接続サービスでは下記のようになります。
アクセスポイント:NTTが用意する契約者専用番号
接続ID : (プロバイダからの接続ID)@プロパイダ識別子
例 abcd@biglobe.ne.jp
パスワード : プロバイダからの接続パスワード
プロバイダへの接続:NTT地域IP網を経由し接続します
4.いままでにみつかっている不具合・制限事項
(a)Macを使うとつながらない
→ Apple
リモートアクセス 3.0以降では地域IP網にはつながるが、プロバイダ認証を通らない。
PAPなのにこの不思議・・?
追記(11/3)2000年9月1日付けでApple社ホームページ原因が公開されました。
認証方式がPAPのみのプロバイダで発生します。Apple
リモートアクセス 3.0以降の仕様
は接続の際にCHAPでダメならPAPの順に自動切換えで認証しようとします。
[しくみ]
(1)フレッツISDNでは、地域IP網に入るときNTTがCHAPで認証します。
(2)プロバイダはPAP認証しようとします
(3)Apple
リモートアクセス 3.0は、(1)でCHAPになっためそのままCHAPで
プロバイダ認証(2)を受けようとします
(4)プロバイダは認証をPAPでしか受け付けないため「不可」として接続をきってしまいます
対策
(1)ファームウェアバージョンアップにて対応しているTAもあります
(2)TAでの接続をあきらめてダイヤルアップルータを使う手もあります
((3)フリーソフト「FreePPP」をつかうといいらしいです)
(b)地域IP網につながらない
→ファームウェアバージョンアップにて対応しているTA・ルータもあります
(c)接続IDが長すぎて指定できないルータがある
(d)長時間つなぐと切れてしまう
→ファームウェアバージョンアップにて対応しているTA・ルータもあります
(e)iナンバー追加番号とダイヤルイン追加番号からの発信はできません