第3版2002年11月19日
第2版2000年9月16日
初版2000年7月4日
RAIDとは?


 RAID(レイド Redundant Arrays of Independent Disks / Redundant Arrays of Inexpensive Disks)
は、もともと「高価格・高容量・高速」のハードディスクを「低価格・低容量・低速」のハードディスク複数個
で置き換え、かつ「信頼性をあげる」ため出てきた技術です。
しかし、結局RAIDで置き換えられるような高価格ディスクがなくなったため今では Inexpensive(安い)
→ Independent(独立 の) に変わりました。

<RAIDの種類>

[RAID1]

 (1)ディスクを二重化したものです(ディスクミラーリングとかミラーディスクとか同じ意味です)。
 (2)一つのディスクと同じ内容のディスクをもう一個作成します。
   (通常の2倍のディスクを必要とします)
 (3)片方のディスクが壊れても、もう片方に切れ返れば運用を再開できます
 (4)アクセス速度はほとんど低下しません

データ A0 A1 A2

↓ 

ミラーリング
DISK1
DISK2
(ミラー)
A0 A0
A1 A1
A2 A2

 

[RAID2]

 (1)ハミングコード(ECCメモリと同じ)を使用して冗長化します。
 (2)データはビットまたはバイト単位に分割され複数のディスクに記憶されます
 (3)ハミングコードは複数のハミングコード専用ディスクに保管されます
   
(現在、ほとんど利用されていません) 

データ A0 A1 ・・・ An

RAID2
DISK1
DISK2
・・ DISKn
  ハミングCD用
DISK0
ハミングCD用
DISK1
  ハミングCD用
DISKn
A0 A1   An H0 H1 Hn

 

[RAID3(4)]

 (1)複数のデータ用ディスクと1つのパリティ用ディスクで構成します
 (2)データは(RAID3:セクタ単位等 RAID4:ブロック単位等)複数ディスクに分割して
   同時に書き込みます
 (3)データ修復用にデータのパリティをパリティ用ディスクに書き込みます
 (4)データ読み出しは高速です。書き込みは、パリティ生成があるため遅くなります
 (5)ディスクの一個が故障した場合、パリティからデータを修復し運用できます 

データ
a0 a1
B
b0 b1
・・・

RAID3(Px=パリティ)
DISK1
DISK2
DISK3
(パリティ)
a0 a1 Pa
b0 b1 Pb
 ・  ・  ・

 

[RAID5]

 (1)3個以上ディスクで構成します
 (2)データはブロック単位等で複数ディスクに分割して同時に書き込みます
 (3)データ修復用にデータのパリティをディスクに分散して書き込みます
 (4)データ読み出しは高速(なはず)です。書き込みは、パリティ生成があるため遅くなります
 (5)ディスクの一個が故障した場合、パリティからデータを修復し運用できます 
 (6)ディスク一個分パリティとして消費されます

データ
A0 A1
B
B0 B1
C0 C1
・・・

RAID5(Px=パリティ)
DISK1
DISK2
DISK3
(パリティ)
PA A1 A2
B0 PB B1
C1 C2 PC
  ・   ・     ・

 

<特殊なRAID>

[RAID0]

 (1)2個以上ディスクで構成します
 (2)データはブロック単位等で複数ディスクに分割して同時に書き込みます
 (3)データ修復もっていません
(RAIDなのに・・・)
 (4)データ読み書きは高速です
 (5)ディスクの一個が故障した場合、全て利用できなくなります 
  

データ
A0 A1
B
B0 B1
C0 C1
・・・

RAID0
DISK1
DISK2
A0 A1
B0 B1
C1 C2
  ・   ・  

[RAID0+1]

 (1)RAID0とRAID1を組み合わせたものです。RAID0構成のディスクグループ
   ごとミラー化します

 (2)メーカによってはRAID6の(3)のタイプを構成「RAID0+1」とし上記(1)をRAID10と
     呼んだりもしています

[RAID6]

 (1)パリティを2重化し二つのディスクの故障まで対応できるようにしたものです
 (2)RADI5風にパリティ分散させる方法とRAID3風にパリティ固定
   ディスクを固定するものがあります

 (3)RAID5のパリティをなくしデータブロックを2個ずつDISKに分散して書き込む
    ものもあります

[RAID7]

 RAID構成にしていない状態です(普通の状態・・)


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