Underwater Sunlight - ログブック - 番外編 [ PREV ] [ NEXT ]

日付:1998/07/23
天候:曇

今回はダイバー仲間とではなく、会社の同僚との三宅島旅行である。といってもメインの目的はイルカと泳ごうドルフィン・スイムである。
週の頭に器材を全部会社の倉庫に放り込んで出張に出かけ、上司より一足先に帰ってきて家に戻ることなく竹芝桟橋に向かう。
あまり天気はよくなさそうだ。ま、最悪の場合でも温泉につかってるだけでいいか、とビールを飲んで寝る。やっぱ海の状態もあまりよくないようだ。結構揺れる。
日付:1998/07/24
天候:曇

午前5時。三池港に到着。なんてこったい。雨が降っているではないか。とりあえずバスにのって阿古の民宿「阿蘇」へ向かう。
天気の様子を見ながら休憩。先輩がゴルゴ13を見つけて読み出した。以降3日間ずっと読みつづけることになるとは思いもしなかった。
少しだけ晴れ間が見えるような見えないような...。ゴルゴ13を読みつづけていても埒が開かない。長太郎池に行ってみることにした。

長太郎池は大き目のタイドプールで絶好のスノーケリング・ポイントである。おぅ。ちょっと晴れてきた。子供連れやカップルがスノーケリングをしている。誰もウェットなんぞ着てないが、そこはダイバー、完全武装で長太郎池に乗り込む。
いるいる。かわいいのがたくさんいる。なるほどねー。お子様ばっかりだ。オヤビッチャ、スズメダイ、ニシキベラ、ソラスズメダイ。タカノハダイにホンソメワケベラ、ウツボ、カエルウオ、チョウチョウウオ、カゴカキダイ、ちっちゃなハナミノカサゴ。タイの子供はマダイだろうか。なんかハギみたいのはなんだろう。派手なベラの幼魚もいたがこれまたなんだかわからない。
いやいや、よいではないですか。結構気に入った。一日いても飽きないなここは。また来よう。
なんだかんだいってなかなかいい天気になった。気温30℃。水温も24℃。

遅目の昼飯を食べてまたしばらく長太郎に勤しんだ後、とっとと帰って温泉につかる。ふるさとの湯。これまたとっとと引き上げて宿に戻り読書の時間。当然ゴルゴ13。刺し身とサバの煮付けの夕食の後、またしばらくゴルゴタイム。日もとっぷりと暮れてようやく我らの時間。宿の目の前にある「ココナッツ・ガーデン」でビールやらカクテルやら飲んでさわやかに談笑したりなんかする。
さて明日の天気はいかに。

夜中。大雨が降ってる気がする。うーむ。むにゃむにゃ。
日付:1998/07/25
天候:曇

やな天気だ。朝方はやはり大雨だったようだ。午後からは御蔵島に行く予定である。大丈夫だろうか。やむなく午前中はゴルゴタイム。
午前11時。これではいかんと伊ヶ谷に向かう。港の奥まで行きたかったがライフセーバーのおねぇちゃんに止められてしまった。
浜のところでは何も見えん。ウミスズメとボラがうろうろしているだけである。
宿に戻ると御蔵島のドルフィン・スイムは中止とのこと。びぇ〜ん。

とりあえず温泉に行き、そのままバーベキューで昼飯。ビール飲み放題、肉食べ放題。している間に晴れてきた。いい天気ではないか。どうなっとんねん。食ったら伊ヶ谷じゃあ。
で、再び伊ヶ谷。アオリイカの子供が10匹くらいで群れている。あとはやっぱりボラとウミスズメしかいない。
午後5時。ライフセーバーさんのお仕事終わり。そりゃあ。奥へ奥へ。...。暗い。見えん。底まで行けばお魚はたくさんいるが、のんびり見るにはちと深い。それでもツノダシとハナミノカサゴとゴイシウミヘビを確認して満足しておく。

宿に戻って電話をしてみると明日の午前の御蔵行きの船が空いてるらしい。で、早速予約。というわけで今日は酒は飲まずにゴルゴ13読みながら寝る。ぐー。
日付:1998/07/26
天候:晴れ

晴れてるよ。いい天気だ。坪田港から御蔵島へ出発。途中、鯨の目撃情報が入る。みんなで探すが見つからない。トビウオが飛んでいく。
御蔵島。イルカさんはどーこだ。いたいた。それー。ザブン。わりとゆっくり泳いではいるが、あまり相手にしてくれない。遊んでくれー。
それでも20頭くらいの群れと泳げた。目の前をゆっくりと乱舞するように反転していく。あー幸せ。また来るからねー。



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