アブダビの情報ノート

(2018年4月末)

ギリシャ行きの航空会社にアブダビをベースとするエティハド航空を利用したため、アブダビに立ち寄りました。ギリシャ行きのエティハド航空は値段は安いのですが、成田からの便は乗り継ぎが悪く、夜中の0:30にアブダビに到着して朝9:30に出発となってしまいます。空港で長時間待機するのは面倒なので、出発を1日先にして、シェイク・ザイード・グランド・モスクやルーブル・アブダビなどを訪れるのがお薦めです。
空港にはホテルも隣接してあるので、夜中に到着しても歩いて行けるので安心です。


両替
日本円からUAEディルハムへの両替は、レートはやや悪いですが成田空港でも可能です。アブダビの空港の両替所は更にレートが悪いので、成田で少額だけ両替して行って、現地ではカード払いにするか、数日滞在するなら街中の両替所で両替した方が良いです。

2018年4月末の為替レート 1ADE≒29〜30JPY
成田空港両替所 1ADE=33.88JPY
アブダビ空港両替所 1ADE=39.06JPY
アブダビ市内 未調査


気候
日本の真夏のような暑さです。日焼け止めなどの対策も必要です。


交通
(バス)
アブダビではバスが色々な路線を走っているので路線とバスの番号さえ調べておけば、空港から市内へ行く場合や、市内の移動もバスだけで可能です。バスを利用する利点は、格安なのと自分がどの辺にいるのか常に意識するので、街をより理解した感じになれる事です。欠点としては、タイミングが合わないと待ち時間がある事と、グランドモスク周辺のバス停は少し歩かなければならない事、そしてその待ち時間やバス停までの移動の時間が暑くてたるいという事です。アブダビではタクシーも日本より安いので、いろいろ面倒ならタクシーでもいいとは思います。
今回は空港→シェイク・ザイード・グランドモスク→ルーブル・アブダビ→空港への移動にバスを利用しました。

空港からシェイク・ザイード・グランドモスクへはA1のバスと054のバスを利用して行きます。A1のバスは日中でも30分から1時間毎と時間帯によって運行間隔が異なります。054のバスは30分間隔です。
A1のバスはモスクが見える所を走りますが、すぐ近くには停車しないので、モスクを過ぎてSaif Ghubash Stの最初に停車したバス停で降りました。そこからモスクまで1.5Kmくらいの距離なので、A1のバスだけでもグランドモスクまで行けないことはないのですが、日陰のない炎天下を歩くのはちょっと大変です。歩いていたらちょうど054のバスのバス停があったので、少し待って054のバスに乗りました。バスは、すぐにグランドモスクの裏側のバス停に到着しますが、グランドモスクの全景を正面から見たかったので、モスクの向かいにあるモニュメントで下車しました。ここからだとモスクの入り口までまた少し歩くことになりますが、モニュメントのところには浅い水たまりのような池があるので、水面に写り込んだモスクの姿を見ることができます。

グランドモスクからルーブルアブダビへは054のバスで一度バスステーションまで行き、そこから094のバスを利用します。バスは30分間隔で、ステーション内ではなく、前の通りで乗り降りします。
ルーブルアブダビから空港までは、A19のバスが利用できます。A19のバスは途中でヤスモールにも停車するので、ショッピングやフェラーリワールドに立寄る場合にも利用できます。運行間隔は1時間毎ですが、ルーブル・アブダビが始発なので、見学時間とタイミングを合わせましょう。

往路と復路のバスは同じ番号なので、進行方向を変えれば逆回りで廻ることもできます。
また、空港に隣接しているプレミアム・イン・アブダビホテルでは利用客用の無料のシャトルバスも出していたので黄昏時のシェイク・ザイード・グランドモスク見学にはそちらを利用しました。

アブダビのバスを利用するにはハフィラットスマートカードというカードを購入して乗車時と降車時に改札機にかざすようになっています。
運賃は、空港→市内が10ユーロ、市内の移動90分以内が1.4ユーロでした。カードはチャージして再利用できます。
アブダビのバスの路線図や時刻表のページ
http://dot.abudhabi.ae/en/info/Abu_Dhabi_Region_Bus_Services
※バスは、路線図に記載されているバス停以外にも停車するバス停があります。


観光
(シェイク・ザイード・グランド・モスク)
比較的新しい建物ですが、この先、何世紀も残っていくと思われる歴史的建造物の風格を漂わせた、見た目にも美しく豪華なモスクです。見学は無料で一般に公開されていますが、入場の際に服装や荷物のチェックがあります。入り口の場所は、プレハブだったので変更されることがあるようです。
また、グランドモスクは東側を向いて建っているので、午後になると次第に逆光になってしまうので、白く眩しい姿を見るなら昼ぐらいまでに訪れた方が良いです。また、黄昏時から夜にかけてもライトアップされた姿も美しいので、出来れば昼と夕方の二度訪れてみてほしいところです。
シェイク・ザイード・グランド・モスクの写真はフォトギャラリーへどうぞ

(ルーブル・アブダビ)
ルーブル・アブダビは、フランスのルーブルがアブダビに建てた博物館です。有名なルイ・ダヴイットの「アルプスを越えるナポレオン」、クロード・モネの「サン・ラザール駅」の他、アベル・グリマーの「バベルの塔」など中東らしい絵画やペルシャの弓兵のレリーフなど考古学的遺構も見ることができます。
また、建物自体も光の雨の降り注ぐドームなどアートを感じる空間となっています。

弓兵 バベルの塔 アルプスを越えるナポレオン 光の雨の降り注ぐドーム